山の春はヒトツバナから…。

ヒトツバナ。一つの枝に一つの花しかつけないので、この名がついたそう。アカヤシオのことだが、この呼び名の方がずっと郷愁を誘う。そう、「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」的な。(*_*)

平地では、桜が咲いて春が来たなと感じるが、自分はGW前に桜よりほんのりピンクなアカヤシオが山に咲き誇っているのを見て、あ〜、山にやっと春が来たなと感じる。という訳で、GW前にはいつも上州の山に出かけている。

今年は、南牧村の毛無岩に行ってみた。登山道に着いたのが午前１０時。日曜日だというのに、４台ほどの駐車スペースに１台も車がない。沢沿いの登山道から上がっていったが、シャワーのような打たせ湯のような滝行をするのに丁度よい素晴らしい滝があった。 踏み跡も目印テープもはっきりしないので、ケルンを積んだり、バンダナを何本にも裂いて木に縛り付けながら登っていった。

尾根に出て少し登ると見事なアカヤシオが咲いていた。ガイドブックでは花の見どころになっていないが、なかなかである。山頂直下は、戸隠山の蟻の戸渡を思わせるようなナイフリッジで、少しビビる。戸隠ほど細くもないが斜度があるので、雨天でここを降りるとなったら、自分には無理かも。
でも今日は、背中の晴レルヤ君と帽子につけた、貴船神社の雨除けのお守りのおかげで、風もなくど快晴でその心配はない。霊験あらたかだなあ。

この貴船神社のお守りは、何度か山にも連れて行ってあげた大好きな女の子がお土産にとくれたもの。でも、今はその時一緒に行った彼氏と結婚してしまい、新婚ホヤホヤ。効果があって天気は良い方がいいが、心の中は土砂降りであーる。

さて、山頂についたものの誰もいない。群馬百名山であっても、こんなものか？普通はたいがい誰かと山談議を楽しむことができるのだが、今日は３６０度の眺望を一人占めし、コンビニのおにぎりを食べ、降りることとした。登ってきながら、バンダナで目印を付けて登ってきたが、引き返して小ピークを登り返す気にもなれず、周回コースを選択した。3か月振りの山行で少し疲れが脚にきたようだ。
（※写真の標高は補正をしなかったので、正確ではありません。）

コメント

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RE: 山の春はヒトツバナから…。
おはようございます
我が家もこの時期は、南牧村へのひとつばな山行が恒例になっています

ゆるゆるハイカーなので、gottyamanさんのように毛無岩には行けませんが・・・

今年は花数が少ないようですね
皆さんのレコを拝見してもそんな印象を受けます

山に咲く花々はどこか控えめで可憐で良いものですよね
花目当ての山行もよいものです