始めに:
これは私流儀のため他の方には適さないかも知れません。
あしからずご容赦の程宜しくお願いします。
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今更ですが基本的な歩き方の説明です。
⚫歩き方 その1:
【行動不能を避ける】
歩幅は小さくする。
脚を伸ばして歩く。
足下・頭上の危険に気をつける。
まっすぐ歩く
ちょい斜め右向きに歩く
ちょい斜め左向きに歩く
上記の歩き方を組み合わせて歩く。
呼吸は静かにゆっくり「ふ〜〜〜っ」と吹くと自然に新鮮な空気が入ってくる。
◇解説:
【救助隊の手を煩わせない】
体調不良時は入山しない。
高齢化により関節のひねりに耐えられなくなってくるため注意する。
大股歩きは疲れやすい。
脚を伸ばしきるとあとは自然に曲がる。
脚を伸ばしている間反対の脚はちょっとだけ休める。
転倒や転・滑落の防止と頭上からの落下物回避を心懸ける。
マムシは保護色により発見しにくいので要注意!
利き足の関係からか骨盤の左右どちらかが若干前に出ていたり、上下位置がズレていたりするため片側の脚に負担がかかる。
無理のない範囲で意識的に骨盤の向きを変えて疲労を分散させる。
ゆっくりと吹く呼吸法は肺の換気効率が良い?
⚫歩き方 その2:
【掴めるものは何でも掴んで支点にする】
脚だけに負担をかけないように手も使う。
(周囲に影響を与えない範囲で)
枯れた野イバラが刺さるとトゲの先端が皮膚に残り除去し難いため、野イバラは避けて通る。
山行にあった手袋を着用する。
下りで急ぐとヒザダメージの蓄積となる。
更に低体温の継続により身体全体へも悪影響。
何十年も後に症状のあらわれる場合がある。
難所の通過ルートを見定めてから行動する。
拾った木の枝を一本杖として使うときは、左右に持ち替えて体への負担を分散させる。
疲れる前に30秒〜1分ほど立ち止まって休憩をかねて周囲をよく観察する。
疲れ切る前にエネルギー・水分補給する。
パーティーメンバーを気にかける。
高速移動時にはクマ等の遭遇リスクが上がるため周囲への警戒を怠らない。
天候予測により危険回避。
天候により同じ道でも危険度が変わる。
時間管理をしっかり行い活動時間内にその日の行動を終える。
下山に未踏ルートを使うときは時間的余裕を持つ。
事前に地図をよく確認しておき、古い標識の分岐・地図に無い分岐・新しすぎる標識の分岐では再度地図と照らし合わせる。
設置者側のメインルートとして標識・目印が設置される場合があり、登山用のメインルートとは異なることがあるため要注意!
進んでいる方向と地図の方位が合っていることを確認する。
行きつけの山を数カ所持っておくと、ペースの好・不調や休憩ポイント、四季の山の変化を感じやすい。
サポーター・サポートタイツ・高機能ソックス・高機能な靴の中敷き・トレッキングポールを組み合わせて疲労を分散させる。
山行スタイルに合わせた周辺装備を忘れない。
【安心装備により気持ちを落ち着かせる】
【迷う前、迷いそうになったら戻る】
【立ち入り禁止地には入らない】
危険があるので立ち入り禁止としているため本来は罰則金対象となる。
侵入するなら、かなりの説教や謝罪書・宣誓書の提出を求められるくらいは覚悟する。
公助も危険度が上がるめ色々な影響が発生する。
休業施設への侵入利用は論外!
◇林道について:
樹木の伐採作業等により林道が新設されても作業期間中の利用は制限されることがあります。(稀に私道として立ち入り禁止もあるため注意)
伐採作業が終了した後の道を利用して今まで登山道のなかった山頂へのアクセスが簡便となります。
このような林道は地元情報以外には電子地図により確認可能のようですが、使われなくなった林道はどんどん荒れてくるため現況については現地確認するしかありません。
基本的に林業作業車用の道のため自家用車で無理に進入しても立ち往生・迂回不能等の危険があります。
自身の責任において歩行か車か判断して下さい。
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Garmin FT601 表示例
┏━━━━┳━━━━┓─
┃TP ┃TP ┃
┃積算距離┃合計時間┃
─┣━━━━╋━━━━┫④
┃ 高度 ┃進行方向┃
③┣━━━━┻━━━━┫─
┃ 経緯度 ┃
─┣━━━━━━━━━┫②
┃ 校正気圧 ┃
┣━━━━━━━━━┫─
┃ ┃
┃ 時間 ┃①
┃ ┃
┗━━━━━━━━━┛─
(○内数字は画面表示項目数)
昔からのGPS使い向けの表示設定だと思います。
用途別向けに表示項目のメモリー機能(x3)が欲しくなります。
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◇緊急行動について…
遭難投稿を閲覧させて頂いていると救助事例にまじって遺体発見を拝見することがあります。
遺体の素通りは腹立たしいものですが、『第一発見者を疑え !!』なのか通報者が犯人扱いされた事例を拝見すると複雑なやるせなさが溢れてしまいます。
半世紀以上前の噂話として、等間隔での人員前進によるエリア捜索の時に敢えてコースズレをして遺体発見の回避をする人がいたとかいないとか…?
その場に魂を残すよりは『魂となってでも帰宅』して貰うための手助けは、残された家族にも遺体にも救いとなる筈です。
困っている人がいたら助け合い、遺体発見場所の通報を心懸けているならきっと自身が本当に困ったときに思いもかけない救いの手がさしのべられると信じて入山しませんか ?
【天知る、地知る、我知る、子知る】
あなたが登っているその山の景色は、お山の御霊みんなとしてあなたを見つめていますよ ?
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