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2021年07月20日 15:03未分類全体に公開

ある日の山行記録(2008年夏、遠見尾根経由・五竜山荘)

随分前の話で恐縮ですが、五竜岳-鹿島槍ヶ岳に行った時の初日の記録です。
単独登山のご参考になればと思い、2008年にHPに載せたものを再掲しました。
以前読まれた方は再掲をお詫びします。
この記録は、スマホやヤマレコのシステムが無かったか、まだ加入してなかった時期で、独りの山行きの不安がより強かったことを付け加えます。

2008年7月28日(月)

とおみエスカルプラザ(8:10)−アルプス平(8:20)−地蔵ノ頭 1673mから歩行開始(8:40)−見返り坂(9:09)−小遠見山 2007m (9:50/9:58)−中遠見山 2037m (10:11/10:18)−大遠見山 2106m (10:43)−西遠見山 2268m (11:08)−白岳 2451m (12:20)−五竜山荘(12:25)
歩行所要時間 3時間45分

前日パッキングはほとんどしていたし、テレキャビンの始発は7時30分だからそんなに早く起きる必要はない。
朝、5時起床すると、なんと大雨が降っており、雷がすぐ近くでピカピカドンと荒れ狂っている。
今日は止めようか、栂池やその他のちょっと高いところに行くだけの観光にしようかと考えた。
7時、朝食は済ませたが、まだ考えがまとまらず、とりあえず白馬駅まで行ってみた。
相談する人も無く、予定の八方尾根は行きたかったが雷がひどい可能性がある。まだ遠見尾根経由の方が良いかもしれないと思い、白馬駅前から、五竜とおみの駐車場まで行った。
ここは8時始発の予定だが、雷のため運行をためらっているという。昨日からの雷で、五竜などの尾根筋で10数人立ち往生しているという情報もあった。
迷っているうち、雷や雨がすこし収まりつつあって、テレキャビンが動き出した。登山者は誰もいない。あなたが最初ですよと言われる。不安だが、天気不良ならまたテレキャビンで降りてこようと思って乗り込んだ。
アルプス平に着くともちろん従業員が何人かおられるだけで静まり返っている。
雨がまだ降っているのでとりあえず雨具を上下着て、散歩だけでもしようかと思っていると、地蔵ノ頭下までいくリフトが動き出したので、上の方が展望が少しはいいかと思って乗り込んだ。
降りたところで、一人の従業員の方がおられて、結構詳しく、「うーん安全とは言えないけど、雷雲はもうあそこに行ったし、今からなら、行けるとこまで行っても大丈夫では。」という言葉に励まされ、もちろん自己責任は肝に銘じてとにかく行けるとこまで行こうと歩き始めた。風は強いが、雨は降っていない。

地蔵ノ頭から登り始めて、女性二人のパーティを最初に何十人いや百人くらいの人とすれ違った。
その何人かの人との会話を記す。但し、1はテレキャビンの始発の駅で、2は地蔵原ノ頭下の従業員の方から言われた言葉である。

1.尾根だからこんな天気では歩くのを止めた方が無難です。
2.雷雲は南に下がった、注意しながら行けば、木々のない八方尾根より安全だろう。
3.あなたが登ってくる最初の人だよ、勇気あるね。
4.風は強いとこもあれば弱いとこもある。
5.風は猛烈に強かった。
6.8時まで山荘にいたけどガスで大変だよ、天気に注意して行きなさい。
7.五竜岳は強風とガスでとてもいけそうも無かったから止めた。でも五竜山荘までは普通に行けます。

この中のどれを信じるか、答えてくれた人の実力・知識を想像しながら、自分のそれらとを比べて、自己責任で判断する。

私が信じたのは、2、4、7であった。
3では、勇気なんてとんでもない、びくびくしながら登っていった次第である。
1,5,6は、言動からやや山慣れしていない感じの人に見受けた。
結局7が一番勇気付けられた。答えてくれた人の装備と年齢から、大学の山岳部の方のように見えたし、
よし山荘までは行けると自信を持つことが出来た。

白岳手前の急登はかなり苦しかった。白岳を巻いて山荘に行くかと思ったら、ほとんど山頂を経由してほんのわずか下がったら、唐松からの縦走路と合流した。ガスで視界は10mくらい、五竜山荘はまだかと思っていたら、すぐぼんやりと山荘の赤い屋根が見えてうれしかった。
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