先日、家族で晩ご飯を食べてる時に高校生の長女が「今日の帰りに電車で寝ちゃって、起きたら扉が閉まりそうになってて、階段に見覚えがあったから急いで降りたんだけどひとつ手前の駅だったよ(?◍?•?ᴗ?•?◍?)テヘ」と話すのを聞いた時にパッと閃いた事があるのですが、ひょっとしたら山の安全に繋がるかもしれないこの発見を、いつもお世話になっているヤマレコユーザーの皆さんと共有したいのでここに書かせて頂きます。
極限まで集中する事で感覚が研ぎ澄まされ、普段よりも優れたパフォーマンスを発揮する状態をゾーンと呼ぶそうですが、武道家や格闘家やスポーツ選手でしたら幾度か経験した事がある筈です。たぶん。
かく言う僕も高校時代、サッカーの試合中にゾーンらしきものを3回ほど経験した事があるのですが、突然全てがスローモーションになり、体の操縦を放棄してるのに勝手に動くような、高い所から自分を見ているような、自分が自分でないような不思議な感覚でした。
まあ、僕の場合は単なる幽体離脱かもしれませんが、その瞬間は今でも鮮明に覚えています。
ゾーンと似たような状態を表すもので、火事場の馬鹿力や走馬灯があります。
どちらの場合も共通するのは死の危険が迫った時に起こりやすい事です。
火事場の馬鹿力は、通常時は身体が壊れるのを防ぐ為に働いている脳の安全装置が外れることで100%近いパワーが出るようですし、走馬灯は脳がその危機を脱する為に過去の経験から解決策を見つけようとフル回転するからだと言われています。
周囲がスローに見えるのも、脳がフル回転する事でいつもより認識速度が早くなるからだそうです。
このゾーンや火事場の馬鹿力や走馬灯のように、普段抑えている脳と身体の潜在能力を自由に使いこなせるようになれば、初心者ハイカーの僕でも登山中の事故や怪我を防ぐ事が出来るのではないか?それどころか憧れの劔岳にも登れるのではないか?ひょっとしたら夢の槍ヶ岳北鎌尾根も行けるかも?と、山が大好きな僕はついそんな事を考えてしまいます。
ただ、武道家や格闘家やスポーツ選手がゾーン突入時に勝手に身体が動くのは、普段から繰り返し厳しい練習をしているからであって、それを想定した練習などしない日常生活での交通事故や登山中の事故では、脳はフル回転してもきっと身体は硬直して動かないんでしょうね。
ですので、例え今の僕が山でゾーンに入っても事故や怪我のリスクが大幅に減ることは無いと思われます。
大事なのはゾーンに入った時に無意識下で身体が動くように事故を想定した過酷なトレーニングをする事ですが、今更苦しい事はしたくないのでそれは無理な相談です。
しかし、無意識に身体を動かす事は無理ですが、脳がゾーンに入っている状態を体験したい時に、命を落とすような危険な目に遭わずに誰もが簡単にゾーンに入れる方法を見付けてしまいました。
やり方は簡単です。僕の場合ですと、仕事帰りに居酒屋でしこたま飲んでフラフラになるまで酔っ払い、終電に乗って座って帰るだけです。
そんな酩酊状態で電車に揺られれば、瞬く間に眠ること間違いなしです。
そしてどこかの駅の発車ベルの音で目が覚めたあと(僕の経験では98%の確率で発車ベルが鳴ってる時に目が覚めます)の僅かなまどろみの後に訪れる
(あれっ?今どこの駅?降りる駅の手前なのか通過後なのかはたまたここで降りるのか?見覚えのあるようなないようなホームだしここから見える範囲には何処にも駅名が書いてない。思い切って降りるか?いや、まだ早いんじゃない?でももし降りる駅を通過してたらここで降りないとタクシー料金が上がってしまう…いやっそもそも僕の財布にタクシーに乗るお金なんか入ってない。歩いて帰るしかないか…それとも野宿するか…もう明日の仕事休もうかな……ってそんな事考えてる時間は無い!マズイ!もう扉が閉まりそうだ……よし!取りあえず降りよう! [この間0.8秒] ふー危なかった、って2つ手前の駅じゃねーか!)
この瞬間こそゾーンに入っているのです。たぶん。
このように、長女の何気ない言葉から、何時でも簡単にゾーンに入る方法を思い付いたのですが、残念ながらこれを登山の安全に応用するまでには至っていませんし、この先は僕の空っぽの頭では無理ですので、再び閃くのを気長に待ちたいと思います。
まあ、電車通勤をされてる方なら終電で寝るのは珍しくも無いと思いますが、これをゾーンと結び付け、更に登山の安全に繋げようとしている姿勢を評価して頂けたら幸いです。
この終電ゾーンと同じような方法で、朝起きて寝坊に気付いた瞬間に脳をフル回転させて言い訳を考える寝坊ゾーンがありますが、こちらは仮病や親戚の不幸(ウソ)などの安易な出口があるのでそれ程深いゾーンに入れませんし、より深いゾーンを体験したければ、人生を左右するようなイベントがある日、例えば入試の日とか社運をかけた契約の日とか猛アタックをかけた女性と初めてデートする日、などに寝坊しないといけませんので、この場合は命の危機は無くとも心が破壊される恐れがあるのでお勧めしません。
その点、僕の思い付いた終電ゾーンは世の中には珍しいローリスクハイリターンなので安心安全です。たぶん。
ただ、寝過ごしても躊躇無くタクシーで帰るような財力の持ち主ですと、この終電ゾーンには入りにくいのでご注意下さい。
あと、終着駅まで寝過ごしてしまい高額なタクシー料金を払う羽目になったり、家まで夜通し歩いて帰る事になっても怒らないで下さいね!
こんばんは。
僕の勝手なイメージですが、鷲尾健さんはそんな凡ミスをしそうに見えませんが、何か考え事をしていたのでしょうか?若しくは単純に勘違いしての降車だったのでしょうか?
僕はスマホを夢中で見ていて目的の駅で降り忘れる事があります。
年齢を重ねるごとに注意力が散漫になってきてるのでしょうね。
でも終電でなければ折り返して戻れるので安心です😁
コメント有難うございました。
実は伏線があります
朝、自宅最寄駅の始発列車に乗ったら、どこぞの◯カが、私の乗る列車の発車間際にホームを爆走した結果遅延、その後全ての列車のアクセスが狂い、当初予定集合時間より30分遅刻する事になってしまったんです
相手を待たせてはいけない、と思い、最後の列車内(10分くらいしか乗車してない)で、直ぐ登山開始できるようにアダプタ身支度を整えて、駅到着と同時にホームに飛び降りた…ら、いっこ前の駅でした😭
多峯主山、飯能へ行った時の話しです
忘れ物無いか、降りる前に座席を見る余裕はあったのに駅名見る余裕はありませんでした😭😭
やはり事情があったのですね。
自分の事に関してはどんなアクシデントにも冷静に対処出来る人でも、人に迷惑をかけたくないと思うと焦ってしまうものですよね。
理由を聞いて納得しましたが、列車遅延の原因となったどこぞのバ〇の行動には納得出来ません!
心の狭い僕は、そんな〇カは鉄道会社から法外な損害賠償の請求をされてしまえ!とつい思ってしまいます😁
前回の自己責任はハイレベルでkotohiroの様な駄文コメントは、入れたら袈裟斬りにされそうなので控えていました。
🧑🚒ダイコウブツノウチクビジャ!!
今回はムスメさんのほのぼのエピソードで完結と思いきや、ゾーンの世界にご招待ありがとうございます。
ゾーンどころか日々の閃きも来ないですねぇ〜。
ゾーンに入ったら真っ先に無想転生(最近そればっか⚡👹⚡)会得出来そうなんですが…。そもそもが邪念邪心の塊なのでムリそうです😭
そんなkotohiroですが、乗り物に乗るとアドレナリンが出て眠るどころか👀になります。
人並みには飲めるのですが、寝過ごした事はありません。
👏👏👏ドウモドウモ、イヤソレホドデモ
閉まるドアとの🐔レースどころか、いつも開くドアに一番乗り😆
ぜひ、緊迫の一瞬に遭遇してみたいものです。(都会と違って、田舎の静岡ですから、23時40分に静岡駅から最寄り駅に向けて発車する終電🚋でも寝過ごしたらオシマイ、という恐怖からかもしれませんよ😅)
因みに若かりし頃には前日深夜まで飲みすぎて寝坊し仮病で会社にズル休みしたことは2度ほどあります。
🙇ゴメンナサイ
両方ともベロベロになりながらカラオケで歌い過ぎて、電話越しの声がガラガラでしたのでか総務の人は直ぐ信じてくれて、お大事に…でした😆
では。
しろちゃんさん、失礼して返信します
「ゾーン」と聞くと、♬銀河をジャンプ、宇宙を走り〜、と脳内に音楽が流れます
全然関係ないお話し、失礼しました
おはようございます。
言われてみますと、お金持ちの他にも電車が好きで乗るのが楽しい人は終電ゾーンに入りにくいかもしれません。
ひとつ勉強になりました!
常人は30%しか使えない潜在能力を100%使える北斗神拳の使い手は、食事中やトイレタイムも含め四六時中ゾーンに入っているのでしょうね。
子供の頃友達と修得を試みましたが、舌が回らず「アタタタタタ・・・」がどうしても言えなくて泣く泣く諦めました…そもそも一子相伝ですし噂によると眉毛が太くないと使えないらしいですよ!
寝坊して仮病でズル休み、の経験はみんな一度はしてますよね。たぶん。
僕は寝坊して遅れても必ず仕事に行くのですが、起きて携帯の着信履歴の量を見て驚き、折り返しの電話をする時が一番の恐怖でしたね。
今では「寝坊したので遅れます。スミマセン」とメッセージを送るだけで良いので助かってます😉
コメント有難うございました。
おはようございます。
歌詞に見覚えが無いので検索したところ、やはり知りませんでした。
流星人間ゾーン、子門真人が歌っているのですね。
子門真人と言えば、契約を間違えてあれほどヒットしたのに印税が貰えない「およげたいやきくん」しか知りませんでした。ホントもったいないですよね!
僕はゾーンと聞くと、夏の終わりに秘密基地で10年後の8月にまた会えることを信じてみたくなります!
すみません、マイナーな番組でした😅
他所の星からやって来て、自分達を追いやった敵から地球を守るという筋書きは、ザンボット3に通じます
ひょっとしてザンボット3をご存知なければ…すみません🙇♀️
ガンダムの富野由悠季氏の、ガンダム以前の作品です
ドラえもんの声を担当した大山のぶよさんが主役です(すみません、ますます余計な情報を入れました)
いつも駄文レポをご高覧頂きましてありがとうございます。この場をお借りして御礼申し上げます。
おやおや、富野氏も出てきてしまいましたね。北斗の拳ゾーンからガンダムゾーンに引き込まれそうです…ゾーン違い!?
もしかして、自分のバックボーンとなっているアニメの世界へ山行中に引きずり込まれて行くのもゾーン入り?なのでしょうか😆
それでしたら、時々無我の境地(ゾーン!?)に入り込んでます。
👹オヌシダケジャ⚡
失礼しました😅
私は本格的にスポーツ競技をしたことがないのでゾーンなんて体験ないなぁって思ってたんですけど、ふとこれって一種のゾーンかもって思う山行中の感覚がありました。
私は粗忽で基本バタバタしてるんですけど、危険・判断が大事と思うとこでは冷静になれるんですね。不思議なくらい。そして、安全の為に待つことが出来ます。今、急いでも危険だから一晩待ってみよう的な。
こんにちは。
ゾーンは日本語で超集中状態とも言われてます。
ゾーンに入る条件の1つに、適度な緊張状態とリラックス状態が適切なバランスを維持できている、というのがありますが、1人静かに山を歩きながら(リラックス状態)、危険を察知するため緊張感を持っている時は自然と集中力が高まり、結果ゾーンに入っているのかもしれませんね。
ですので、minislopeさんもゾーンに入っていると思います!
僕が想像するに、minislopeさんが1人で山を歩いている時や、テントの中で静かに過ごしている時は、ゾーンを通り過ぎて自然と一体化してるのだと思います。
だからこそ、自然の一部としての自分を俯瞰出来るのではないでしょうか。
結果、退くべき時は抵抗無く退けるでしょうし、焦らず冷静に待つことも出来るのだと思います。
なんて、知った様な事ばかり言ってスミマセン!
僕もいつの日か1人で雪山テント泊をしながら自然と一体化したいのですが、流石にハードルが高すぎて無理ですし、自然にとって異物でしかない僕は排除されるのがオチなのでやめておきますね(笑)
コメント有難うございました。
私も過去にとても不思議な体験を一度だけしました。
もう30年も前、私が欧州の憧れていた山に登った時の事です。
登頂当日、フランス人ガイドとロープを結び、ひたすら頂上へと登っていました。チャンスはこの日、一度きりでした。
私はまるでスーパーマンのようにめちゃくちゃ足の速いガイドに食らいつき、何が何でも頂上に立つんだと無我夢中でした。
しかし全然苦しくも辛さも感じず、5000m近い高所にも関わらず息切れもしませんでした。
一体、自分自身に何が起こっていたのか。
厳しい訓練を重ねた一流のスポーツ選手が経験するような「ゾーン」に自分も入っていたのでしょうか。
いや、私もこの日のために苦しいトレーニングや富士山に何度も登って高度順応の訓練をしては来ましたが、所詮は私は素人です。単なるランナーズ・ハイのような状態だったのかも知れません。
そして微風快晴の頂上に立った時、退職した事や苦しかったトレーニングの事、そして天国にいる父親の事を思い出し、自然と目に涙が溢れて来ました。
父親が自分を見たら何と言うだろう。バカを貫き通した自分に笑いながら「呆れたやつだ」と言うに違いない。そう思うと余計に泣けて来ました。生まれて初めて経験した嬉し泣きでした。
正直な話、頂上に立てる自信など全然なかったのです。
しかし、こんな自分でもやれば出来るんだと、今でもつい昨日の事のように思い出します。
もうこんな経験は二度と出来ないと思います。再就職してからは苦労の連続でしたが、若い頃に思い切って冒険して本当に良かったと思っています。
あっ、私は山に行く時に乗った電車で居眠りし、寝ぼけて二つ手前の駅で降りてしまった事があります。
気が付いて慌ててまた乗車しましたが、恥ずかしかったなぁ〜(^_^;)
こんばんは。
今回もまた僕の琴線に触れるようなコメントを頂き、誠に有難うございます。
以前に仕事を辞めて山を選んだ事がある、とお聞きしましたが、その時に経験されたお話しでしょうか。
vt250zさんのなされた経験は、間違いなくゾーンに入った状態だと思います。
ゾーンにはいきなり入る訳ではなく、何段階かの精神的・肉体的な状態を経て入るそうですが、ランナーズハイはゾーンの前段階であって、ランナーズハイからより高い集中状態に上がることでゾーンに入るそうです。
最初は焦りや不安や疲労を感じた筈ですが、無我夢中で歩いているうちに登頂することだけ、前に進むことだけに集中するようになり、疲労感が軽減していき自分の足を運ぶリズムも心地良く感じられ、外界からの情報は遮断されそこには広大な自然と自分だけしか存在しないような多幸感に包まれ、このまま何処までも登っていけそうな感覚だったのではないでしょうか。
いやー、そんなvt250zさんを想像するだけで震えてきました!なんと素敵な光景でしょう!そして羨ましくて仕方がありません!
大げさな表現ではなく、vt250zさんにとってまさに人生をかけたであろう山行でそのような経験が出来たのは決して偶然ではなく、事前の高度順応訓練やトレーニングの賜物であり、色々な思いや覚悟を背負いながらも挑んだ結果だと思います。
察するに下山後に集中が切れて心も身体もホッとリラックスした時の疲労感はとんでもなかったのではありませんか?
ですが、それだけの事をやり遂げた後の疲労感は心地良かったでしょうし、どれ程辛くてもきっとプライスレスですよね!本当に羨ましいです!
僕の想像で色々勝手な事を書いてしまい申し訳ありません。少し興奮しすぎてしまいました(笑)
あっ、vt250zさんが寝ぼけて2つ手前の駅に降りる直前もゾーンに入りませんでしたか?😁
コメント有難うございました。
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