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私も2年前からUTMFに出場できるよう出場条件を満たすためトレイルラン大会の実績を積み、抽選を経て出場権を得て、9月23日にスタートラインに立つことが出来た。
しかし、大会当日に富士宮で大雨警報が発令中のため12:00のスタートを15:00へ繰り下げされた。そして15:00のスタート前に、長期間に亘り雨が降り崩落危険性があるため、大会は第4エイドの麓(距離49km)までに大幅短縮を発表した。
競技開催中に雨が酷くなり、ゴール地点が麓(距離49km)まで行くことが困難でゴールを道の駅 朝霧(距離44km)へ更に変更となり、私は6時間36分でUTMFを完走した。
今回の事態を受け大会主催者は、今回のUTMF(44km)の完走者に限り、翌日のSTY(静岡から山梨 UTMFのコースを半周の距離72km)の参加を認めることとし、私も参加することにした。
雨が激しく、遠くで雷も落ちている悪天候の中、12:00にSTYはスタートした。雷は収まったが雨が激しく降り、登山道が沢になるほどであったため、沢の増水を大変心配していた。
私は、スタートから17kmの太郎坊エイドに到着した、エイドに大勢の選手がいた光景を見たときは何か起きたんだなと感じた。大会主催者は、15:03に悪天候のため選手は到着したエイドで待機の指示を出していた。
そして15:45頃に大会主催者は、沢の増水が激しく、落雷のリスクもあり競技中止を発表した。
これで私のUTMFは、169kmから前日の44kmとSTYの17kmの合計61kmで終了した。
選手の安全確保のため悪天候の状況を冷静に受け止めコース短縮や競技中止の判断した大会主催者は、大変な英断である。
しかし、UTMFは国際大会であり、参加者の三分の1の500名は遠く海外から来た選手である。今後は、このような大幅なコース短縮がないよう代替えコースを用意するなりUTMFらしい距離で大会を運営してほしい。
私は、UTMFの100マイル完走の証として配られるFINISHERベストに大変憧れを持っていた。今大会の44km完走者にFINISHERベストを配布されたが、私は、このFINISHERベストに袖を通す気すらならない。
来年のUTMFでどんな気象状況でも完走できるよう、体力や技術、装備の更なる向上に取り組んでいく。