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今日の山ことばは、北アルプスの乗鞍岳です。
乗鞍岳ですが、実はkojotaは登山で乗鞍岳の頂上まで登ったことはありません。
ただ、2年前に岐阜県側の畳平バスターミナルで、公衆トイレ改築工事の工事監督をしに半年間通っていました。
30年以上前に建てられたコンクリートブロック造りの汲み取りトイレを、バリアフリーに対応した鉄筋コンクリート構造の簡易水洗トイレに建て替えるプロジェクトです。
設計のときからディレクター的な立場でプロジェクトに加わったのですが、海外から観光に来た人も気軽に使え、できうる範囲で清潔が保てるトイレを設計事務所の人達と一緒に考えました。
畳平には、電気も水道も通っていません。公衆トイレの電気は、バスセンターが昼間に自家発電している電気を分けてもらい、水は、6月から9月まで近くの不消池から水を引いています。春先と10月は、池が凍ってしまうので水は出ません。
そんな条件のもとで使える簡易水洗トイレを設計するのは大変でしたが、飛騨の冬事情を知り尽くしている設計者さんと工務店さん達のおかげで、低予算ながら1年半かけて立派な公衆トイレが完成しました。日本最高所の公衆簡易水洗トイレです。
kojotaは2012年の夏山シーズン中、岐阜市から2週間に1回現場に通っていましたが、畳平で降りた登山客は外の公衆トイレに寄った後で剣ヶ峰まで登り、下山後は外の公衆トイレで用を足されてからバスで帰られるのをよく目にしました。たぶん、バスセンター内のトイレが有料だからではないかと思いますが…(;^ω^)
だから、乗鞍岳は、「トイレに始まりトイレに終わる」イメージが付いてしまったのです。
kojotaが工事監督したトイレですが、凍結が心配される春と秋は、バスターミナルを管理している地元の方が、毎夕水道管に圧縮空気を入れて中の水を排出し、凍らないようにしています。みなさんも、管理者さんに感謝してトイレを使ってくださいね(^_-)-☆
初めまして8080です。
そーなんですかkojitaさんがつくられたんですね!!
去年8月使わせてもらいました、清潔なトイレと記憶しています。
周囲の皆さんのおかげで快適な山登り出来ている事をあらためて感じました。ありがとう
これからも宜しくです。
8080さま、お返事ありがとうございます
私は設計どおり建てられているかチェックする仕事と、工事がスムーズに進むための調整をしただけで、頑張っていただいたのは飛騨の設計者さんと施工業者さん、そして、トイレを管理されている観光会社さんです。
乗鞍岳は、春は雪渓スキー、夏は剣ヶ峰ハイキングと、楽しい事がいっぱいなので、また来てください!
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