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加賀白山の、岐阜県側登山道「平瀬道」の登山口である、白川村平瀬温泉

平瀬温泉から西に延びる林道を車で行った先の白水湖から白山に登る人も多いと思いますが、平瀬温泉で1泊して白山に向かう人、下山してから温泉に入る人も多いと思います。
この集落の国道沿いにある「道の駅 飛騨白山」の、公衆トイレと屋根付き駐車場の工事監督を、kojotaが担当しました。kojotaが今の職場に就職して初めて任された現場です。
公衆トイレは木造、駐車場は鉄骨造ですが、どちらも新築の現場に立ち会うのは初めてで、上司先輩や業者さんにいろいろ聞きながら仕事してました。
大変だったのは、雪です

現場は、多いときで深さ2mの積雪になりました。白川村の人達にいわせるといつもの冬の光景だそうですが、現場に行くときに車が国道でスリップしてスピンしたり(対向車がいなかったので助かった)、急な積雪で車が立ち往生して除雪車に引っ張ってもらったりと、大げさかもしれませんが後から考えると命がけの仕事でした

工期も予定より少し伸びたです。
そんな大変な現場でしたが、やりがいが持てることがありました。
それは、内装と、外装の一部の色決めがkojotaに任されていたからです。
トイレの内装色は、先輩や業者さんと相談して決めたkojotaオリジナルです。
(居酒屋のトイレみたいになってしまいましたが(;・∀・) 、オープン式典の時は好評だったみたいです…。)
外装色は村民との事前協議で、集落の住宅の壁の色と同じ黄白色と決まっていて、隣に建設中の村の物産館と色を合わせることになっていました。
塗装工事前の色合わせのときは、大きめの壁板に候補となる色調の塗料を塗って、晴れた日の屋外で物産館の外壁色と見比べて合わせるのが基本ですが、その時期はずっと雪降りで晴れる日がなく、見比べても色が合っているのか違っているのかわからなくて、止む無く物産館の壁の塗料番号と同じ番号を選択して決定せざるを得ませんでした。
塗ってみた結果…、物産館は下地が塗り壁・公衆トイレと駐車場は下地がボードだったため、同じ色番号の塗料なのに色合いが違ってしまいました。
大失敗です

でも式典に出席した村の人達から「私達の集落のためによく頑張ってくれたね」「この色でも充分、平瀬のイメージが外部の人に伝わるよ」とねぎらいの言葉をいただき、とても救われました。
完成から現在まで7年くらいたちましたが、道の駅のホームページを見ると結構繁盛しているようで、胸をなでおろしています。
現在では物産館の壁の色が退色して白っぽくなり、トイレと駐車場は黄白色のままになっていますが、登山や観光で此処を訪れるたびに、あのときの村の人の暖かさを思い出すのです

道の駅の東側の庄川沿いに、平瀬の温泉街があります。
黄白色の外壁が綺麗な街並みですので、みなさんも是非来てください!
(写真左:公衆トイレ入口、一番右側に物産館の外壁が見える)
(写真中:工事中の写真 3月ごろ)
(写真右:トイレ内部)
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