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http://www.yamareco.com/modules/diary/88619-detail-92505
結論から申し上げますと、今の条例では規制はできない、という宮城県環境保護課の回答でした。
JSSAの「都道府県立自然公園の特別地域内の指定区域内には乗り入れることができません」という部分について確認したところ、船形連峰はこの「指定区域」にはなっていないので、禁止はできないということです。特別地域内の指定区域というのが難しい点です。
県の担当の方には状況を詳しく聞いていただき、丁寧な対応をしていただきましたこと、あわせて申し添えます。再度検討し進展があれば連絡しますということで、私の氏名電話番号をお教えしました。
ブナを守る会などの環境保護団体でも、今後なんらかの対策を検討されるかもしれません。また知り合いのガイドさんにお話したところ、しかるべき組織に事例報告をしましょうというお言葉をいただきました。個人としては全く無力ですので、団体・組織のお力に期待するばかりです。
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最後です。県の条例では、県立自然公園内で以下の行為が「禁止」されています。
＜禁止されている行為＞
特別地域，海域公園地区又は集団施設地区内における次の行為 【法第３７第１項，条例第１６条第１項】
1. 当該自然公園の利用者に著しく不快の念を起こさせるような方法で，ごみその他の汚物又は廃物を捨て，又は放置すること。
2. 著しく悪臭を発散させ，拡声機，ラジオ等により著しく騒音を発し，展望所，休憩所等をほしいままに占拠し，嫌悪の情を催させるような仕方で客引きをし，その他当該自然公園の利用者に著しく迷惑をかけること。
最低限、これに該当すると判断された場合、「柔らかく」一言申し上げることは、構わないのではないかと個人的に思います。また、「環境保護」という大きな観点から、動植物へのストレスが多大と判断される場合も、一言申し述べることも必要かもしれません（指定植物の損傷は「指定区域」以外でも「許可を要する行為」となっています）自分としては、極力そのように行動したいと思います。
大変残念な報告となりました。ただまだこれから進展があるかもしれませんので、お読みいただいた方はお心にお留めくださいますように。また、時間がありましたら、宮城県の「自然公園内行為規制内容」にお目通しいただければと存じます。
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/sizenhogo/kiseisizennko-en.html
コメント、メッセージをいただいた方々、お読みくださった方々にあらためて感謝申し上げます。
cheezeさん、こんにちは。
やはりコノ問題は彼方此方であるんですね。
青森でも確実に禁止地域まで入り込んで来ている人達がいらっしゃいます。
私もタマにそんな方々と山で遭遇し、気持ちに少し雲がかかりますが、実はその方々の気持ちもわかり、複雑な気持ちになっていました。
私は子供の頃に近所の人が持っているスノーモービルの後ろに乗せてもらい、近所の田んぼの中を楽しんだこともありますし、若かりし頃に一度、安比高原で係員の指導と監視の下、付近の牧場？を思いっきり自分の運転で走り回った事があります。
正直に言って、すごく楽しかったです！
帰宅後にスノーモービルと牽引用の台車を調べまくり、購入の寸前まで行ったことがあります
結局シーズンの短さで諦め、その後はジェットスキーへと目が移りましたが、こちらも免許取得まで行ったものの、免許取得後は熱が冷めてしまいました
決まり事に違反するのは良くない事ですが、よく考えると沢登りや山歩きも微妙な時があります。
結局何が言いたいのか自分でもわからないコメントになりましたが、出来るだけ世の中に波風を立てないようにし、平穏無事に過ごして行きたいと思う今日この頃です
意味不明でつまらないコメントでごめんなさい
shun-sさん、コメントありがとうございます。貴重なご意見です。お気持ち非常によく理解できました。北東北では日常に必要な地域も当然あるでしょうね。爽快感も想像できます。指定された場所でのスノーモビルの使用は、生活および趣味の自由と言う点で、特に意見はありません。
一方で、自然景観を誇りその環境を守るべく定められた自然公園法などに指定される山頂稜線へのスノーモビルの乗り入れについては、動植物への影響、騒音、排ガスなど、登山者の比ではなく大きなネガティブインパクトをもたらすと思うのです。お互いに自然を楽しみたいという思いは変わらないはず、お話をする機会があればわかっていただける可能性もあります。その機会があれば穏やかに対応したいと思います。異なった文化、価値観に対し、何も言わず顔をしかめるだけでは多分何も伝わりませんね。ただできるのは極めて個人的なことだけですけど。
shun-sさんのようなご意見がきけて、日記を書いた甲斐がありました。様々な考え方に接することができてよかったと思っています。登山者のもたらすマイナスインパクトについても考える機会となりました。真にありがとうございました
さすがcheezeさん！
「お互いに自然を楽しみたいという思いは変わらないはず、お話をする機会があればわかっていただける可能性もあります。その機会があれば穏やかに対応したいと思います。異なった文化、価値観に対し、何も言わず顔をしかめるだけでは多分何も伝わりませんね。」
その通りだと思います！
話せばわかってくれる人がいて、お互いにうまく共存して行けると思いたいです。
私は山でスノーモービルに乗っている人と遭遇した際に、直接世間話をした事が数度あるんですが、
話してみると結構いい人が多く、超カッコイイヘルメットを脱ぐと、フツ〜の農家のオッチャンが多いんです（笑）
スノーモービルはマシン本体の価格も結構高く、最近はそれを更に改造したりしているらしいので、乗り出しだと楽に普通乗用車が買えるような値段になるそうです
そんな趣味ですから、それなりの時間とお金＋運搬する軽トラなどが無いとできない＝こちらでは「冬は時間が持てる農家のオッチャン」と言う事で納得できるんです
ですから話せば結構わかってくれて、中にはスキーで滑走するナイスな斜面を外してくれる方もいらっしゃいます。
でも、さすがにその場で喧嘩を売るのも気が引けるので、立ち入り禁止地域の事に私は触れないようにしていますが、どうも立ち入り禁止地域が有る事自体も知らずに来てしまう人がいるみたいですね。
青森で国立公園と言えば十和田八甲田が一般的にも知られていますが、岩木山が国定公園だと言う事は、あまり一般には浸透していないと思います。
そして十和田八甲田の国立公園と言っても、範囲がどこまでなのかシッカリと把握している人は稀で、おそらく一般的には北八甲田の大岳周辺と十和田湖周辺だけだと思われているでしょう。ですから南八甲田の櫛ヶ峯周辺までいらっしゃる人がいるのだと思います。
ネットを見ると、立ち入り禁止地域の事を理解しているスノーモービル愛好者の方々も、それらを知らずに楽しんでいる人達の行動に危機感を持っている人は少なくないようです。
このような事は登山にも言える事ですよね。
ですから、話し合う事できっと分かり合える事ができるはずですよね
最後に、スノーモービル愛好者の方々をかばうわけではありませんが、皆さんが気になっていると思う、あの豪快な排気音について私が理解している事を書いておきます。
スノーモービルは結構な車体重量があります。ですから、ある程度のスピードと言うか勢いを付けないと新雪上や斜面の場合、埋まってしまって走り抜ける事が困難になると思われます。
その結果、ある程度アクセルを開けますが、開け続けると勢いがつき過ぎて一旦アクセルを戻す事になると思います。
これが例の ブゥワァオン！ブゥワァオン！ の連続になりつつ、それなりのスピードに乗って走り抜ける事になるのだと思います。
マフラーの事は別として（笑）、ゆっくり走りたけどそうは行かない事が有る事を知っておいて損はないと思います。
ですから私は山で気配を感じた時は、できるだけ自分の存在をアピールするようにして、樹林の陰に隠れるような事はしないようにしています。
彼らもそれなりのスピードに乗って緊張しながら運転しているはずですが、樹林の陰からいきなり人が出てきたらビックリすると思うので、私は自分を守る意味で自分の存在を盛大にアピールする事にしています
山でスノーモービルと会った場合、多少なりとも不愉快になると思いますが、それらとの事故に巻き込まれてもっと不愉快な思いをしたくないのであれば、この事を頭に入れておいて損はないと私は思います。
以上、例によって長々とまとまりのない文で失礼しました
shun-sさん、コメントありがとうございます。
スノーモビルの乗り手側のことを詳しく書いていただき、理解が（やや）深まりました。先日私がお会いしたうちの一人が多少年配の方で、お話の印象から、まさにshunさんがおっしゃる感じの方でしたね。暴走族を相手にするわけじゃないので、肩の力を抜いてお話するのがいいですね。でもさすがに国立公園はまずい（違法行為）と思いますので、shunさんも雑談の折にやんわり情報提供なさってください。コミュニケーションがとれる関係なら、こちらの話もすぐに理解してもらえると思います。同地区でもありますし、山岳会のつながりもあるでしょうから、ことを荒立てなくてもうまく共存できるのではないでしょうか。
船形については、上に書いたとおり規制範囲外ですし、ポッと出の雪山ハイカーの私が出る幕ではないと思います。どうしたらいいという提案をするつもりもありません。私個人として、目の前で目に余る行為があれば、穏やかに申し上げるということだけです。
願わくば、ですが：
� ー�然の中で遊ぶなら、自然保護についても、多少学んでいただきたい
�◆‘韻原�間に、静けさを楽しみにくる登山者、ハイカーがいることも考えていただき、常識的な行動をしていただきたい
いずれも、極めて平凡な要望があります。ここまでは言いたい気持。はてさてそんな機会があるかどうか。
話は変わりますが、昨年の船形周辺の林道でのこと。2台のモビルが通りすぎたと思ったら、カーブの向こうで停まってました。エンジントラブルのようでした。「ブースターケーブルもってませんか」と聞かれました。普通は登山者はもってませんね~。なんとか自己解決されたようでした。冬山登山者は、一応ビバーク装備は重いけど必ず携行します。モビラ―さん達はだいじょうかなと。そういうことも含めて、モビラ―のリーダーには、新参者に「教育」をしてほしいと思う次第です。
貴重なコメントありがとうございました。いろいろと考えが深まってきます。
私はもっぱら低地から、皆様のヤマレコを鑑賞・賛美させて頂くだけで、雪の高山から遠い身でありますが、一市民としまして、cheezeさんの問題提起に、激しく賛同致しました！
現地を実踏なさる諸先輩より先に、私如き者の出る幕では無いと躊躇いましたが、蕃山の違法伐採を見逃してしまった悔いから、この種の問題には幅広い思いの結集が大切と考え、突出してしまいました。
どうぞ、ご寛容ください。
現状法制のもとでは、必ずしも早急な規制が難しいとのご報告は残念ではありますが、この問題に対するcheezeさんの沈着・的確なご対応で蒔かれた種が、やがて結実してくれることを、心から期待致しております。
私事で、しかも規制論議の対象外でもあり、こちらでの論点からはずれて恐縮ですが、先日来、里山の林道がオフロードバイクの深い轍で抉られている惨状を目の当たりに致しまして、「何とかならんもんか」と思っておりますもので…
無策な頼りない声援を申し上げ、失礼致しました。
ayashi8139さん、コメント真にありがとうございます。私はたまたまその場に居合わせ、たまたまモービルが近くを通過した偶然があり、「やむをえず」対応せざるをえませんでした。zappaさんも22日に、直接お話をされています。ayashiさんもきっと同じように対応されたと思います。追いかけて行って文句を言うなんてとてもできません。
蕃山の伐採は不法伐採だったのですね。真に残念至極。林道へのバイク乗り入れのほうは多分もっと難しいような気がします。ただ、基本は同じで、自然を楽しむということで、その楽しみ方に違いがあるわけで、お互いの立場を直接話をすれば理解が可能なのではという思い。ただしこれは個人対個人の場合です。バイクにしてもスノーモビルにしても、それがトレンドになっていけば、個の力は無に等しく、何らかの政治力が必要になってくるでしょうね。利害もでてくるでしょうしね。
県の自然保護課の方とお話して、とてもよい印象を受けました。個人的対応より、本来業務の一つでしょうから、行政の力をお借りするのが早いと思います。動きは遅いでしょうけど、強力です。
＞無策な頼りない声援
とんでもありません。御意見を書いていただき、本当に嬉しく思います。私自身浅はかな人間ですし思いこみも多いと思いますので、いつでもアドバイスいただければ幸いです。
前回より日記、拝読しておりました。
私も先日、升沢より蛇ヶ岳の下まで若い人たちを連れて歩き、船形の豊かな自然を満喫しましたが、この問題を考えると心が痛みます。
環境問題は気づいた人が声を上げなければ、取り返しのつかない状態となってしまうかも知れず、cheezeさんが県の環境保護課にご相談された事は、大変意味の有る事と思います。
個人の力では難しい事で有るのでしょうが、種をまいたこの一粒から、新たな展開が生まれる事を期待したいです。
私もcheezeさんのお考えや行動をかみ締めて、自分の糧としたいと思います。
yonejiyさん、コメントありがとうございます。
スノーモビル利用者側の意見をお聞きしたい気もします。排除の論理だけでは膠着してしまうかも。きっと一致できる部分もあると思います。ただそういう場を作ることができるかどうか。
私が心配するのはトラブル発生です。極めてマイナーな冬の船形山頂で、何かトラブルが発生したら、世間的には「何やってんだ」「一律どっちも禁止しろ」と叱責されるかも（考えすぎ）。ですので、個人的対応はやめたほうがいいのかもしれませんね。特にかっかしちゃう人は当面近寄らないほうがいいかも。
この問題は私個人ではどうすることもできませんので、行政の調整などを期待するばかりです。
yonejiyさんと同じように、大崎出身の方にとっては、船形は母なる山の一つ。うちの子も学校のブナの森遠足に参加し、美しいブナ林とそれを守る活動のことを学習しています。静かな環境のまま残したいですね。
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