過日、笹子トンネルで大崩落が起こり、九名の方がお亡くなりになるという痛まし事故があった。首都圏在住の山屋としては、これまでに何度となく通ったルートであり、自分が遭遇していても不思議が無かった訳で、他人ごとでは済まされない思いがする。
無事であった下り線でも安全点検に最低六日、上り線に至っては復旧の目途も立っていないとのことである。
とはいえ、甲信方面には魅力的な山も多いので、登りルートの迂回路を考え、或いはWEB上で検索もしてみた。下りルートは間もなく開通するであろう。
中には大菩薩峠を超えるなどという馬鹿馬鹿しい案まであった。大菩薩峠は車では超えられる訳もないので、上日川峠を越えて塩山方面から甲斐大和方面をつなぐルートの意味であろうが、一度でも通った者なら、あんな道を迂回路として一般車が大量に雪崩れ込んだら大変なことになることは明白だ。第一もうじき冬季閉鎖になる。WEB上には無責任な奴が大量に跳梁跋扈しているので、鵜呑みにするとえらい目にあう。
現実的には次の3ルートくらいしか思いつかなかった。尚、小生は東京に戻ることを前提としているので雁坂道は初めから除外している。
1.大渋滞を覚悟の上で、一宮御坂から大月までは甲州街道(R20)を走る。
2.一宮御坂から御坂道(R137)で河口湖に向かい、中央道河口湖線で大月に向かう。
3.一宮御坂から極力R20を回避して塩山市街に向かい、青梅街道(R411)で柳沢峠を越えて奥多摩方面に抜ける。
さて、これからの季節を考えると、一番走りたくないルートではあるが、甲州街道が一番現実的なルートかも知れない。
一宮御坂ICは標高350である。御坂トンネルの入り口は標高1000である。水平移動距離も短い。柳沢峠は御坂トンネルよりは水平移動距離は多いが標高は1500もある。
ヤマレコユーザはこの時期はスタッドレスを用意している方が大半であろうが、東京に帰る一般ドライバーはノーマルタイヤが大半であろう。冬道の峠越えなどもしたことが無いであろう。
これから本格的な寒さをむかえて、すり減ったノーマルタイヤで峠越えの迂回をされると道自体が身動きが取れなくなってしまう危険性がある。
甲州街道ならば標高もそれ程ないので、スタックの心配は減ると思うが、決して走りたい道ではない。どなたか良いルートをご存じないであろうか?
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