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小さい頃に家族で来たことがあるのだが、全く覚えていない。地元なのに恥ずかしながら、初めての冬桜を鑑賞した。
まだ満開というほどではないが、山頂へ行く道中も山頂も、冬桜はたくさん咲いている。桜と紅葉のコラボも楽しむことができた。
見上げた紅葉に太陽の光が差し込み、逆光で赤やオレンジが輝いているその隣で、ピンクの桜が風に揺れている。色彩豊かな不思議な光景が美しい。春の桜に比べて花が小さい感じがする冬桜は、寒風に耐えて青空に映え、華やかだった。
例によって、おんぶで背負われた息子は、ポカポカの上着を着せられ熊の帽子をかぶせられ、景色をキョロキョロ見ながら山頂へ登った。すれ違う女性が言う、大きいですね、一歳ぐらいですか?もうすぐ8ヶ月です…いつもの会話にも慣れた(^_^;)
山頂の東屋でおんぶから解放されると、動かないのが退屈と見えて、ウーと唸ったので父ちゃんの高い高いでごまかした(笑)
公園というからには丘のような雰囲気で、桜も広場みたいな平らな場所にあるのかと勝手に想像していたが、駐車場から綺麗な庭園までは確かに公園、しかし山頂までの山道と丸太の階段、山肌に生える桜の木。これは山登りじゃん!山靴履いてくればよかった… とツッコミつつ、子をおんぶしつつの桜鑑賞である。
近場だからと、あまり調べずにとりあえず行ってみた我々がよくないのだが… 標高591m、なめてはいけない(^◇^;)おかげで、良いトレーニングになった。
午前中に着いた時はまだ空いていた駐車場も、帰りは満車になっていた。桜も、朝よりはさらに花たちが開いている気がした。大人になってから、気付けば高い山ばかり行ってこちらには来たことがなかったが、赤ちゃんも連れて登れる手軽さが魅力!晴れれば景色も良いし、冬桜の時期でなくてもまた来ようと思った。
午後は桜山の近くにある主人の実家に寄り、おじいちゃんおばあちゃんと猫と遊んだ。最初は寝ていただけの赤ちゃんが起きて、ずりずりと這い始め、追いかけ回されるようになった立場の猫としては、落ち着かない様子で面白い(笑)
あっという間に育休が終わり、仕事復帰してから、ゆっくりなんて言葉は特に平日は無いが、山の中にいるとそんなことも忘れる。息子にも、保育園とはまた違った刺激になっただろう。久しぶりに、プチ山歩きで気分爽快満喫した一日だった。
写真 1枚目 桜と東・西御荷鉾山
2枚目 山頂付近の紅葉と桜のコラボ
3枚目 朝、山頂へ続く道の冬桜
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