夏の谷川岳で乗り物満喫

一昨日、谷川岳の天神平へ息子と2人で行ってみた。息子は初めて、私はご無沙汰の何年か振りの天神平である。
お盆は志賀高原の東館山高山植物園でお山を満喫し、リフト、ゴンドラ、バスにも乗りご満悦の息子だったが、翌朝熱を出して、中野市の総合病院にて手足口病であることが判明し、予定変更して家へ帰ってきてしまった。
旅行の帰り道、高速のICへ向かいながら、お山からどんどん遠ざかるので、熱がありながらも「おやま、いきたい〜　ゴンドラ、もっと〜のりたかった〜…」などと半泣きの息子だった。
保育園で流行中のがうつったらしいが、熱はすぐ下がり、その後は水疱ができたもののご飯をモリモリ食べ、元気良すぎになっていた。

今日も朝から暑いなぁ、公園行っても暑いな。パパは今日から仕事だし…などと考えてた朝9時頃、そうだ、谷川岳行こう！2人でロープウェイに乗って天神平でお散歩だ！！と突然思い立った。思いつきで、幼児連れで行ける涼しいお山があるのは素晴らしい。ビバ群馬県民！！とか思いつつ向かったら、高速も谷川岳も、けっこう混んでいた。
私1人で子連れのため、いろいろ準備があり11時過ぎにロープウェイに並んで乗った。早朝でも午後の下山時でもない時間に乗るのはいつ振りか。

直近で乗った東館山のゴンドラより大きなフニテルは速度が速く、距離も長く他のお客も乗っている。神妙な面持ちで乗る息子だが、天神平に着くと、あは！あははっ！おしゃんぽ！！と小石の上でも坂でも駆け出して、追っかけるのに一苦労である。2歳5ヶ月の息子は目の前の広い天神平を満喫している。
すぐに、天神峠へ上がるリフトを見つけ、乗るのが当たり前というように乗り場への階段を登り始めた。ここの夏山リフトは急傾斜のため乗る予定ではなかったので、親の方がビビる。
途中で怖くならないのか？など考える間もなく、リフト乗り場でヒャー！と興奮する息子を何とか抑えつけて往復チケットを買い、乗ってしまった。志賀高原で傾斜の緩い高天ヶ原リフトにパパと３人で乗って慣れたのか、当の息子は何の心配もなく、静かにリフトに座り「おもしょいねぇ（面白いねぇ）」などと言っているので一安心した。
リフト終点の天神峠は、友人と十ウン年前、山登りを始める以前に来たことがある。秋の紅葉真っ盛りの晴天の日で、谷川岳が赤やオレンジに染まっていた。それ以降は、山に登り始めてから来ていないし、子供の頃もおそらく来たが、記憶にはない。
ロープウェイも、最初のうち天神尾根から登ってた頃は往復乗ったが、そのうち西黒尾根が楽しくなり下山のみで使用、または西黒尾根〜山頂〜新潟に抜けて電車で土合駅へ戻るような時もあり、夏山で景色見ながら空中散歩をじっくり楽しむことは減っていた。もちろん残雪の頃はロープウェイに往復乗るのだが、夏山は下に流れる川の流れが見えたり、周りの山が青々として瑞々しく、新鮮な感動を味わった。
天神峠で記念撮影しようとして動き回る息子にあたふたしてたら、ご夫婦で来ていた旦那さんの方に、撮りますよ😄と声をかけられ、神！大感謝！！と心の中で叫びつつ普通にお礼を言い撮影していただいた。リフトですれ違っても息子に手を振ってくれたり、皆さん子連れに優しくて本当にありがたい✨
山へ来ると他人にも優しくなるのか、優しい人しか山や自然の中に来てないのか。子連れで山に来ると大変なこともあるが、出会う人には親切にしてもらい癒される。いろんな山が近くにあってちょっと遊びに来れたり、ロープウェイなど乗り物にも乗れる環境があるのは子供にとってもいいことだと思った。
天神峠の東屋でドリンク休憩、お菓子をたらふく食べ、リフト傍の展望台でまたもや当たり前のように、階段をどんどん登って一番上まで行き、景色が見たいと抱っこをせがむ。
あれが谷川岳だよ、もっとお兄さんになったら行こう！と言って抱っこで山を見てまわり、峠を満喫した。谷川岳は登山ばかりで、観光したのは久しぶりだが、天神峠も景色が綺麗で神社の祠や小さな池もあり、子供と一緒に私も楽しい時間を過ごした。
1人で子供を連れていくと荷物が多かったり、物理的にも余裕がないので、他の観光客の邪魔にならずに危険のないよう、あまりうるさくグズらせないよう…元気過ぎる息子を時に叱咤しつつ気を使いながらドキドキもの…(･_･;いつも一緒に行動してくれるパパの有り難みを実感しつつ、充実した経験になった。
峠から戻ると、天神平のレストハウスでご飯を食べ、谷川岳の美味しい水をたっぷり飲んだ。ロープウェイを下から眺め、「おぉーっ！」と感嘆の声を発する息子は、帰りのフニテルでは抱っこされたまま途中で寝てしまい、そのまま家の近所までの車中は爆睡だった(^^;;
お山の天気は晴れ〜曇りで涼しく、良き夏の思い出が一つ増えた⛰✨

写真　1枚目：展望台よりパノラマっぽく撮影した谷川岳方面
　　　2枚目：天神峠にて記念撮影
　　　3枚目：峠のカフェをしっかりCMする、ぐんまちゃん