チャンバラ世代(と思っている)私は、子供の頃「木枯らし紋次郎」が大好きで、よく紋次郎役をやりたがり、真似をしていました。
ニヒルで、アウトローな感じが大好きでした。
1972年に初放送で、当時7歳の私にとって何故ということもなかったし、放送内容も理解していたとは言い難い。
今回BSジャパンの放送で昨年の4月からの18話、9月から「続・木枯らし紋次郎」を見続けて2月16日に最終回(20話)をむかえました。
見終わってから、あらためて思ったのですが、「何故にこんなに惹かれたのか」
ちょうどこの放送がはじまった頃の私の家庭は、あまり恵まれているものではなく、諸事情もあって幼稚園の頃に岡山の山奥の田舎の祖父母宅に預けられた時もあって「自分は本当に小学校に行けるのかなぁ」なんて思ったこともありました。
やがては片親で育つこととなり、あまり「家族」ということを実感することも薄かったと思います。
今でも職場の会話では身内の「誕生日だから」、「結婚記念日だから」、「入学(卒業)式だから」休みたいなんて話には、「そうだね」なんて言いながら…実は「なんで?」と思ってしまいます。
私の人生にはほとんど縁がなかったから…。
あらためて「木枯らし紋次郎」を見て…
「明日のねえあっしに、思い出す昔なんかござんせんよ」
「渡世人の世界には、味方はいねえ。 信じられるのは、自分だけでござんす」
「おてんとさんに、甘えてえ気持ちになると、困りやすから・・・」
「旅なんてものは、どこにも落ち着くことを許されねえ人間のすることでござんすよ」
「借りはつくっちゃならねえ、つくった借りはかえさなくちゃいけねえ。
渡世の掟と決めておりやす」
「あっしは、恩とか義理とかに縛られたくねえ」
等々のセリフになんとなく子供の頃に自分が思っていた気持ちにピッタリだったと思いました。自分の登山スタイルや旅好きもこんなところから来てるんだろうと思います。
「上州新田郡三日月村の、貧しい農家に生まれたという。
十歳のときに故郷を捨て、その後、一家は離散したと伝えられる。
天涯孤独な紋次郎が、なぜ無宿渡世の世界に入ったかは、定かでない―。」
なにかと不自由(不思議と不幸と思ったことはない)を感じていた当時の私はちょうど10歳前後でした。
主題歌「誰かが風の中で」に
「傷みは 生きているあかしだ」とあります。
登山をするようになってから、いつもそう思い、機会があれば職場の人にもよく言います。
一昨年前に「赤城山」を登ろうと計画し始めてからいろいろ調べていて、テーマパーク「上州 三日月村」があることを知り、いよいよ計画が実行できそうだと思った昨年からこの放送が始まったのも何かの奇縁だと思いました。
【上州 三日月村のサイト】
www.mikazukimura.com/
【昨年に訪れた記録】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1121579.html
【主題歌:誰かが風のなかで】
https://www.youtube.com/watch?v=89gGvMGuz3Y
「あっしには関わりのねぇこって」と言いたいところですが…それでも関わってくれる仕事仲間にはそうも言ってられないのも現実ですねぇ。(ありがたいことでもあります )
Osan様、はじめまして。
時代劇の主人公というと、ほとんどが幕府の要職に有る人達がほとんどです。
変わったところでは子ずれ狼の拝一刀でも元公儀?介錯人という要職にあったという設定でした。
反体制派では無いのですが何か引っ掛かるものが有ります。
時代劇では木枯らし紋次郎と魚屋の一心太助が好きです。
笹沢左保の木枯らし紋次郎全集を読みましたが時代考証が凄くてリアリティーが有りとても恐持ての時代小説でした。
リニューアルの番組制作を望みたいものです。
子ずれ狼も見てました 破れ傘刀舟なんかも好きでした。
時代性というものか、当時はアウトロー的なものが多かったような気がします。
1970年代と言えばアメリカ映画なんかもニューシネマの時代で、そんな影響もあったのかも知れませんね。
口に咥えたあの長楊枝は何のためにあるのだろうかと、不思議に思っていました。歯に挟まったものを取るには、ちょっと長すぎるみたいだが。。。必殺仕置き人のような武器とも思えないのだが。
麦わらストローでは、さまにならないからだろうか。
チャンバラごっこをしていた当時、稲の茎をくわえて…フッと飛ばして遊びました
当時はあまり意味を理解して見ていた訳ではなかったですが、第1シリーズの第12話「木枯しの音に消えた」で紋次郎が楊枝を使いはじめたくだりがあります。
木枯らし紋次郎、大好きでした。
高校の頃で、山で雨になると縞のカッパならぬ黄色いポンチョを着て「幾ぅ〜つ峠を越えた〜♪」なんて悦にいってる馬鹿野郎でした。
最近、ウォークマンなんてものを持ち歩いたりもする時がありますが、先日「有馬富士」というところに行った時に林を通る道々で主題歌 を聴いてみました。
気分は紋次郎になれますよ
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