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天城山と言えば、百名山の1つでもあり、観光地の近くでもあり、都心からのアクセスもまずまずなので、おそらく一般ハイカーも含めて人も多いのかな?と思っておりましたが‥幸い?GW間の平日を利用できたので、案外人は少なくてすみましたが、八丁池を過ぎて万三郎岳に向かって戸塚峠を過ぎたあたりを歩いていた時のことです

このあたりでは、昼も過ぎて天城高原ゴルフ場側から入山した方々と複数人すれ違いましたが、そのうちの若い方からいきなり「○○さんご存じないですか?」と問われました。
「は?」と思わず言ってしまったのですが、そもそも服装や、持ち物、年齢や髪型、男女別の話もあって問われることはあっても、山中でいきなり名前を問われたのは初めてのこと。よくよく訊いてみると、その方も「そう訊かれただけなので」とのこと。
そしてさらに少し先に進んだあたりで、情報源というか60代くらいの当事者の方に遭遇、やはり名前を言いかけたあとで、ようやく特徴的なことを少し、友人と2人ずれの山行中にはぐれたと話されたのですが、慌てているせいもあるのでしょうが、どうも要領を得ない。警察にも連絡したとのことでしたが、あいまいな情報では状況が悪化する可能性もあり、私が「う〜ん記憶にないですが」というと「お〜い!○○」と呼びかけながら登山道から離れてあちこち移動をはじめたので

「お気持ちはわかりますが、不用意に道を離れないほうがいいですよ。警察にも連絡をしたのなら、慌てずに待ったほうがいい。」と私は言いました。
2重遭難を考えての忠告でした。また、過去に読んだ「ドキュメント 単独行遭難」(他、「気象遭難」「道迷い遭難」も読みました。)を思い出し、天城山の林に囲まれた山道を歩いてきた印象として、確かに道迷いの可能性のある山域かなとは思っていたからです

すると相手の方は「私は20年近くここに通っているので大丈夫だ!」と言われました。

「ベテランと言われる人でも遭難はします。むしろ多いかも‥現に(友人と)はぐれてるじゃないですか?」

「????」
ならば、そもそも私とすれ違っているはずもなく‥「???」とそうしていると、その友人と直接TELがつながったようで‥なんのことはない、自分が気づかないうちに追い抜かれ、先に八丁池あたりにでもいたらしい

このやりとりの間も何度かTELしていましたが、まるで街中とかわりのないような感覚なのか?と思いました。
その後私は、あまり時間に余裕のない山行だったので、その場をさっさと立ち去りました

【追記】
天城高原ゴルフ場のバス停でのこと、バイカーの方が「このコースは、私でも歩けるでしょうか?」なんてことを他のバス待ちの登山者の方に訊いていました。
登山者の方も少し返答に困っている様子でしたが‥そもそも行けるかどうかの判断が自分で出来ないのなら止めたほうがいいのに‥と内心思いました。
そう言えば八丁池でも道を尋ねられました‥。私も初めてのコースなんですけどねぇ

明日は我が身で安全登山を続けたいとあらためて思いました

【追追記】
山行記録の「山で会ったかも?」の表示を見る限りは、同じヤマレコユーザーの方ではなかったので、ちょっとホットしました

装備や標識の整備以前に、
入山の意識から遭難予備軍がいかに多いか、
ってのがわかるエピソードでした。
自分も開山前の富士登山の帰りに、
観光がてら六合目まで上がってきた
若者二人をすぐ日が暮れて道が見えなくなるからと
引き返させたことがありますが、
意外とこういう例は多いのかもしれませんね。
こういった話は、ちょこちょこ、あちこちの山でも過去にもあったのですが。
行方不明騒ぎともなると‥バスの時間を見送ってでも協力すべきかどうかまで考えたのに、けっこう高飛車に「私はベテランだ」と言わんばかりの応対(60代くらいの方でした。)に「それはないでしょ」と思いました。
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