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天気が不安定、雨がパラパラ、ジメジメ。
せっかくの休みも雨がふり、山にも行けない、行ってもテンション下がる。
早く、梅雨が明けないかなぁ、
てか、梅雨なんてなんであるんだろ、なければいいのに。
なんて、つい思ってしまう。
でも。。。
ちょっとまてよ?
ホントに梅雨がなくなったらどうなる?
なんとなく、わかってたけど、
ほとんどの方もわかってるんだろうけど、
某山小屋のご主人がご自分のホムペにも書かれてましたが、
山の雪を一番融かしてくれるのは「雨」だと。
もちろん、気温や太陽、風なんかでも融けて行くんだろうが、
雨にはとても及ばない、比較にならない。
ホントに梅雨がなかったら。
剣沢雪渓の雪はどうなるんだろ。
白馬大雪渓はどうなる?
涸沢はどうなっちゃうんだ?
そして、立山の雪の大谷は?
雪、消えないだろうね、夏になっても。
おそらく、北アルプスのほとんどの山は夏でも雪がたっぷり。
稜線の雪は消えるだろうけど、山腹には夏でも消えない雪に、冬になったらまた積もる。
文字通り、万年雪。
数年前、日本で初めて氷河が確認された。
三ノ窓雪渓、小窓雪渓、御膳沢雪渓。
梅雨がなかったら、おそらくこんなもんではなかったのかも。
剣沢雪渓も、白馬大雪渓も、涸沢も、槍沢も、みんな氷河だったかも。
ましてや、立山なんかは、氷河に覆われた、まるでアルプスの山々みたいな感じになるのか。
そもそも、氷河地形だもんね、涸沢や槍沢は。
そんな雪や氷河に覆われてしまったら、
今みたいなしっかりした登山道はずっと少なくなってたんだろう。
そうなると、比較的誰でも気軽に、安全に登れる山ってのはもっともっと少なくなってたのかもしれない。
北アルプスって、もっとエキスパートな山になってたのではないか。
さらに、植生もぐんと変わってしまい、今のようは色鮮やかなお花畑や、
色彩豊かな四季それぞれの表情もなく、
もっとモノトーンな世界だったのかもしれない。
すべて「かもしれない」の仮定の話ではあるが。
実は、梅雨ってのは、山を楽しむための、非常に大事な準備期間なのではないか。
梅雨があるからこそ、こんなにたくさんの人たちが、こんなにたくさんの山を楽しむことが出来る。
梅雨って、こんなにありがたい季節だったのか。
ありがたや、ありがたや。
などとぼんやり考えながら、ウイスキーを楽しむ梅雨の夜。
響 Japanese Harmonyは、美味いな。
豊かな色彩、表情、奥深さを持つ、日本の山にぴったりである。
梅雨の雨に、心から感謝と乾杯。
だらだらと、長文失礼しました。
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