なかなかハード 鳩ヶ湯〜赤兎山〜上小池


- GPS
- 07:17
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 1,732m
- 下り
- 1,741m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳩ヶ湯からのルートは下半分が滑落しやすく注意が必要 たんどう谷の渡渉は滑りやすい岩と豊富な水量で難易度高く注意が必要 CTはかなり頑張った結果です |
その他周辺情報 | 鳩ヶ湯の日帰り温泉600円 内湯のみ、洗い場あり(5人分くらい) |
写真
感想
実はこの計画は9/17に行く予定だったのですが、色々あって伸び伸びになってようやく実行できるようになりました。
時期は紅葉シーズン、出発も出遅れて上小池着が7時過ぎ、もう上小池の駐車場はいっぱいで下小池の駐車場に停めました。スタッフ2名で対応される大盤振る舞いです。
気温は3℃、防寒テムレスに雨具も着込んで自転車で鳩ヶ湯まで降ります。最初だけ少し登りになってますが、あとはひたすら下りです。登ってくる車が多いのでスピードは抑えて行きます。
鳩ヶ湯には登山口らしく公衆トイレも備えられています。自転車もここに置かせていただきました。もっともここから赤兎山に登山される方は極少だと思いますが・・・。
九十九折の林道は最初のところだけショートカットの踏み跡がありました。夏季には藪が茂ってそうです。
林道を歩いてると九頭竜森林組合の方々の車が登ってこられました。我々登山者は山にお邪魔させていただいている身分、挨拶して通り過ぎます。
登山道は登山者が少ない割には比較的手が入ってる方だと思いますが、それでもギリギリ安全に歩けるかというレベル、重い荷物を持っているときやバランス感覚の良くない人、初心者、といった場合にはところどころ固定ロープを張って安全を確保したほうがいいでしょう。無論万が一のためにヘルメットも。
有名なたんどう谷の渡渉、やはり水量は豊富で岩も滑りやすいものでした。ドボンすれば靴の中まで浸水します。私は一部四つん這いで通過しました。
渡渉を無事通過すればしばらくすると斜度も緩み、笹のルートを歩きます。ところどころ登山道がぬかるんでいてるので注意が必要です。
すると白くなった白山、別山が時々見えるようになりました。これはそろそろ山スキーできるくらいか?!とばかり興奮状態、休憩するのも止めてそのままガンガン登ります。最近はストックで漕いでよりペースを上げることを覚えたので、登りでも上半身も使ってガツガツ登ります。
赤兎山直下はさすがに急でしたが、何とか3時間少々で到着。破線ルートでCTは載ってませんが、通常は5時間くらいのルートでしょうか。とにもかくにも静かに赤兎山にたどり着くことができます。
赤兎山の山頂は結構賑わってました。鳩ヶ湯から登ってきたというと、ハードだったでしょうとか、小原林道から来たら近いよとか色々声を掛けてもらえます。
山頂は早々に後にして、避難小屋に向かいます。小屋内部ではお昼ご飯に休憩されている方が多かったです。トイレも確認しましたが避難小屋としては綺麗な部類でした。残雪期にここに泊まるのもいいでしょうね。取立山から縦走して小屋泊まり・・・あ、荷物が重そう(笑)
小屋から杉峠方面に少し歩くと、白山を正面に眺めながら休憩できるポイントがあります。今回はその下側のところまで行って白山別山を眺めながら静かな昼食を楽しみました。この時期カップ麺が美味しいですね。
さて今日は出発が遅かったのでゆっくりはできません。昼食が終わったら次は杉峠を目指します。急斜面部分にはほとんど雪は残ってませんでしたが、ここは慎重に下ります。コルまで下ると積雪はピークに、10cmくらいある感じで、もう冬山完全装備の準備が必要だと感じました。
六本檜までのルートでは3名の方々とお会いしました。みなさん思い思いのドMルートを歩かれています。全員単独行でしたが、ハードな計画はパーティーではなかなか実現しにくいものです。それはパーティー中のボトルネックが行動に制限をかけますから、ボトルネックの分散をすることが鍵ですが、それは実際にはよく理解しあった仲間でないと実現し得ないものです。
六本檜からの下りは最近練習中のヒラヒラと羽が生えたような歩きを考えて歩きました。重力に任せて下るのではなく、重力を分散して消化しながら歩く・・・という感じでしょうか。林道に着いてからはまたストックで漕ぎながらの歩きに徹しました。
北陸の山を歩いていると、地元の方々は子供の頃から山に接していたんだろうな、山に触れ合う教育を受けてこられてきたんだろうなということを感じられます。登山者に対して寛容で、登山とはリスクもあるが自然との対峙が楽しいもの、という深い理解をされているなと思います。
北陸の山は山深いところも多く、積雪量も多いですし、決して難易度が低いなんてことはないのですが、それでも北陸で遭難される方の数はとても少ないのではと思います。それが何故なのか、それを探るべく引き続きお邪魔させていただこうと思います。
コメント
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momochannさん、こんにちは。
お邪魔させていただきます。
雪の赤兎山でっか。
血が騒ぎますね〜。
冬期では鳩ケ湯からも取付けるの?
取付けたとしても家からめっちゃ遠いのでやっぱ小原からになっちゃうかしら。
ま、私の遠いというレベルはmomochannさんにしてみりゃ三軒先隣みたいなもんなんだろうけどね。
変な人たちが現れる前にPEAKに陣取って塩ラーメンすすって昼寝しなきゃ。
あと所々にほっかほかの地雷を仕掛けておくので気を付けてね
Millerさんこんばんは!
コメントありがとうございます〜赤兎山と言えば冬に2週連続で行く不思議な人が出没する山ですよね(笑)
冬季も鳩ヶ湯から行けると思いますが、最大の問題はどうやって鳩ヶ湯まで行くかですね〜勝原から通行止めですから小原林道より長い長い歩行が待っております!
かく言う私はいまドイツにいます〜日本も冷え込んでるようで楽しみにしてます\(^o^)/
このコースを日帰りはきついでしょうね。私には到底歩けません。石川県側の三ツ谷から小原峠、赤兎山、杉峠、三ツ谷のコースはやったことがありますが、はるかに楽ですね。
赤兎から六本ヒノキまで行かず、杉峠を下ると上小池駐車場の上に下ってきて、1時間以上時間短縮できます。ちょっと藪もありますが。
私も折り畳み自転車を使い一人縦走をいろいろやっていて、同じような登山をやっている人を見るとうれしくなります。
moyoroさん、コメントありがとうございます。
実は鳩ヶ湯〜赤兎山と、杉峠〜六本檜のルートは今回が初めてでして、つい2日前に大峯で25kmくらい歩いたということも無視してこのルートを歩きたかったのです
最近までは筋力で登りのスピードと下りの衝撃吸収をやっていたのですが、それだとどうしても足が攣ったり痛みが出てしまい、そうなると休憩して回復させることができなくなってしまいました。なのでいかに筋力を使わずに効率良く歩くかということを考えてまして、そうすると体力消費も少なくて済みます。なので是非研究してみてください
折りたたみ自転車な人は時々おられますね・・・もうその時点でかなりのマニアというかドMということが想像できます
登山口に折りたたみ自転車があるかよくチェックしておきますね
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