雪の丹沢主脈(大倉〜丹沢〜蛭が岳〜焼山登山口)
- GPS
- 08:13
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,068m
- 下り
- 2,064m
コースタイム
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 8:13
天候 | 晴れ一時曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路) 焼山登山口バス停→三ヶ木、三ヶ木→JR中央線「相模湖駅」(神奈川中央バス) 焼山登山口のバス便は土日16:38発の一本のみです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大倉尾根は堀山の家あたりから雪道。かなり泥んこな場所もありました。 塔ノ岳⇔丹沢は登山道に積雪 20-30cm。 丹沢⇔蛭が岳は登山道が雪で埋まっている場所が多く、笹原に迂回のトレース多数。 積雪40-60cm。 蛭が岳⇔焼山は積雪あるも、ほぼ夏道通り。 焼山⇔焼山登山口は積雪わずか。 いずれにせよ、軽アイゼン必須でした。 |
写真
感想
いよいよ冬を迎え、丹沢トレーニングの時期となりました。
先週は軽く高水三山&青梅丘陵ハイキングコースだったので、今週は久しぶりの丹沢主脈としました。ただし、通常の縦走では少し足が余るコースですが、なにぶん季節外れの大雪が2日前に降ったばかりですので、雪山見物がてら歩いてみました。
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朝から麓は快晴で、大倉バス停へのバスは満員。大倉スタート時は誰しも、塔ノ岳山頂からの絶景を疑うことなく、登り始めたと思います。
登山口手前の畑には残雪もあり、麓から眺める塔ノ岳も山肌は白くなっていました。積雪の影響で道はややぬかるむ箇所もありましたが、駒止茶屋まではほぼ登山道に積雪はありませんでした。
ご存知のように大倉尾根は木道や階段も多く、駒止茶屋をすぎた木道あたりから積雪が現れます。雪のため登山道が狭く、急傾斜の登りでは渋滞が発生。それでも、花立山荘まではアイゼンなしで行けました。
山荘前では多くの人が軽アイゼンを装着していましたが、とりあえず行けるところまでと、花立山荘をスルー。ただしこのころには天候変わっており、かすかに小田原や相模湾は見えましたが、富士山は全く見えませんでした。
花立の先は下りになっていることから、その手前でチェーンスパイクを装着。今日は蛭が岳まで行く予定ですので、いつかは必要だしね。
読み通り、下りは滑りやすくなっていて、アイゼン未装着のパーティーが急遽装備にかかっていて、プチ渋滞。さすがに、凍っている状況ではありませんでしたが、早朝は間違いなく凍っているでしょう。何度か冬の時期に塔ノ岳に登っていますが、こんなに雪が多かったのは初めてです。
塔ノ岳山頂は降雪2日後ということで、あまり座って休む場所もなく、みなさん早々に下山されているようでした。まだ11:00前でしたが、麓方向の一部を除き展望も得られないので、あきらめて下山されたのでしょう。
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塔ノ岳より先は、いつも人が少ない道のりですが、この日は意外に丹沢まで歩かれた人が多いようでした。塔ノ岳⇔丹沢は雪も深く、コース幅も狭いので、行き違いに苦労しました。階段の上にも雪が降り積もり、足元がよく見えません。下手の避けたら、木製階段から足を踏み外しそう。
大倉から丹沢山頂までは、だいたい3時間ですが、この日は積雪もあり3時間15分程度。暑い時よりもスムーズかもしれません。丹沢山頂は多少晴れていましたが、もともとここは富士山くらいしか展望がなく、その富士山は雲の中。それでも20人程度は山頂で休んでいましたので、なかなかの賑わいでした。
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丹沢を越えると、極端に人が少なくなります。積雪も増えており、とくにくぼんだ登山道は吹き溜まりになって、行くが深くなっていました。ラッセルをしていただいた先達の方は登山道ではなく、積雪の少ない笹原を選んで歩かれたようで、木道や階段を巧みにたどりつつも、夏道ではないコースにトレースがついていました。部分的にツボ足状態になっているところもまり、コース幅は40-50cmのところがほとんど。それでも10数人の方と、丹沢→蛭が岳間ですれ違いました。
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蛭が岳への稜線では、一時横殴りの風も吹きましたが、山頂手前で晴れてきました。蛭が岳山頂到着時には富士山は見えませんでしたが、待つこと数分で山頂部分が見えるようになりました。歩いてきた塔ノ岳〜丹沢〜蛭が岳の稜線もはっきり見えるようになり、頑張って登ってきた甲斐がありました。
しかしながら、焼山登山口からのバスは夕方1本しかありませんので、急いで下山開始です。蛭が岳に登る道すがら「もし焼山方面に下る道にトレースがなかったらどうしようか?」と心配していましたが、はっきりとしたトレースが残っていました。雪が積もった下り階段のコーナーの継ぎ目に注意しながら、ゆっくり目に下っていきます。途中、特に危険なところもなく、姫次へ上り返します。
姫次では富士山は×ながらも、蛭が岳はきれいに見えていました。東海自然遊歩道最高点を過ぎると、あとはひたすら下るだけ。天気の回復もあり、気温が上昇し、足元は腐れ雪に変わっています。途中「黍殻山」への登山道はトレースがなく、パス。焼山山頂の展望台も時間の関係でパス。
焼山下の急斜面を下ったところで、アイゼンを外して、ひたすらゴールを目指します。16:27に焼山登山口に到着。バスは16:48発と思い込んでいたので、あと700mなのでゆっくりと下りました。
バス停には先客が一人だけ。
「バスは16:48ですよね。」
と話しかけると
「16:38ですよ。ずいぶん良い時間に降りてくる人がいるなと思いました。」
との返答。
バス停到着時刻16:36。危なかったです。この唯一のバスを逃すと、1時間半ほど歩く羽目になるところでした。
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