静寂の御射鹿池から硫黄岳へ（御射鹿池〜渋の湯〜黒百合平〜天狗岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜美濃戸口）

2016年12月02日(金) 〜 2016年12月04日(日)

• GPS: 56:00
• 距離: 20.1km
• 登り: 1,542m
• 下り: 1,565m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:30
• 合計: 5:10

9:40 御射鹿池
11:00 11:20 渋御殿湯
12:40 12:50 八方台分岐
14:50 黒百合平・テン場

2日目

• 山行: 7:20
• 休憩: 0:50
• 合計: 8:10

6:30 黒百合平・テン場
8:15 8:25 東天狗岳
9:10 9:20 根石岳
10:20 10:40 夏沢峠
12:40 12:50 硫黄岳
13:05 13:05 赤岩の頭
14:40 赤岳鉱泉・テン場

3日目

• 山行: 2:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:30

7:00 赤岳鉱泉・テン場
8:00 8:00 堰堤広場
8:40 8:40 美濃戸山荘
9:30 美濃戸

天候

2日（金）：快晴
3日（土）：絶好の縦走日和り
4日（日）：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

2日（金）：JR茅野駅〜御射鹿池、タクシー、約40分、5,700円
4日（日）：美濃戸口〜JR茅野駅、アルピコ交通バス、約40分、930円

コース状況／危険箇所等

☆☆渋の湯〜黒百合平☆☆
樹林帯の登山道で雪は少ないですが、凍結している箇所が多くあります。
私はノーアイゼンで登りましたが、下りてくる皆さんはアイゼンやチェーンスパイクを着けてました。展望はありませんが途中青空の広がる所もあり気持ちよく歩けます。

☆☆☆黒百合平〜天狗岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉☆☆☆
中山峠と夏沢峠の近くは樹林の中の歩きとなります。樹林を抜けると稜線は素晴らしい展望が広がる絶好の縦走路です。
八ヶ岳ならではの風の稜線と樹林の中の落ち着いた歩きを交互に楽しめます。
特に危険な箇所はありませんが私は黒百合平からアイゼンを着けました。ピッケルを使用するほどの急斜面、凍結はありませんでしたが、せっかく持参したのでトラバース気味の箇所が多い硫黄岳の登りでは手に持ちました。

☆☆赤岳鉱泉〜堰堤広場〜美濃戸口☆☆
樹林帯の登山道です。沢沿いで凍結箇所もあると思い赤岳鉱泉からアイゼンを着けました。雪が無くなる堰堤広場の手前で外しました。堰堤広場からは林道歩きです。展望はありませんが林道の空を見上げながらの歩きを楽しめます。

その他周辺情報

＊黒百合平テン場
黒百合ヒュッテの正面から中山峠側に20張位は張れそうな平坦なテン場です。テン場に飲料水はありません。冬季は雪を溶かして使ってくださいとのことです。ペットボトルの天然水を350円で販売してました。
トイレは山小屋のを無料（キャンプ代に含む)で使用できます。外から靴のまま入れます。清潔です。
キャンプ代は１人１日1,00円です。

＊赤岳鉱泉テン場
山小屋周囲の緩斜面に段を切ってあるテン場です。60張位は張れそうです。飲料水は小屋に入ってすぐの所にあるタンクの水を無料で使用できます。
トイレは山小屋に併設されている外トイレを無料（キャンプ代に含む）で使用できます。
キャンプ代は１人１泊1,00円です。

写真

12/2 9:39

御射鹿池へ

12/2 9:38

薄氷の張る岸辺

12/2 9:40

東山魁夷画伯の「緑響く」のモチーフとなった池

12/2 9:32

静寂の御射鹿池を見て出発です。

12/2 9:54

県道を渋の湯へ

12/2 9:58

少し歩くと中央アルプス

12/2 9:59

御嶽山

12/2 10:00

槍・穂高岳が望めます。

12/2 11:01

渋御殿湯

12/2 11:04

渋の湯バス停

12/2 11:04

今の時期は土・日・祝日のみ運行

12/2 11:23

登山届を出します。

12/2 11:24

先週の雪はほぼありません。

12/2 12:43

八方台への分岐

12/2 12:45

少し雪が出てきます

12/2 12:48

ここで休憩

12/2 12:52

雲一つ無い青空

12/2 14:08

岩と雪のミックス。唐沢鉱泉分岐で道を間違えました。

12/2 15:01

やっと到着です。下山する方に撮って貰いました。ありがとうございます。

12/2 16:03

今シーズン初めて雪の上に設営。夜はマイナス12℃

12/2 16:04

今日はテントは2張、宿泊者は3名との事です。

12/2 18:07

小屋の上に星が輝きます。

12/2 18:26

テン場の北極星を撮りました。

12/3 6:40

中山峠で日の出

12/3 6:44

今日の晴天を約束してくれます。

12/3 6:45

いつ見ても感激の光景です。

12/3 6:46

朝日の射す登山道

12/3 6:55

東天狗と西天狗

12/3 7:17

御嶽山

12/3 6:56

乗鞍岳、焼岳、槍・穂高岳

12/3 7:17

さらに鹿島槍へ続く山稜

12/3 7:09

浅間山

12/3 7:50

東天狗岳分岐（すりばち池からの登山道との合流点）

12/3 7:51

少し登ると

12/3 8:16

最初のピーク、東天狗岳と青空

12/3 8:17

硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳の展望に圧倒されます。

12/3 8:17

西天狗岳への稜線

12/3 8:19

硫黄岳への稜線

12/3 8:26

緑の桟橋へ

12/3 8:39

山頂を下り最初の足跡をつけました。

12/3 9:08

本日2番目のピーク、根石岳と私のザック

12/3 9:09

北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳

12/3 9:09

硫黄岳と爆裂火口

12/3 9:09

硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳

12/3 9:20

眼下に根石岳山荘

12/3 9:20

振り返って見下ろす縦走路

12/3 9:43

箕冠山、ここから150m下って320m登るのか〜

12/3 9:41

樹林の中を歩きます。

12/3 10:18

山小屋が見えてきました。

12/3 10:19

夏沢峠

12/3 11:24

硫黄岳への登り

12/3 11:36

風があり、ここで休憩です。

12/3 12:04

夏沢峠を一緒に出発した方が下って行きます。

12/3 12:31

テント・広角レンズ・カメラと欲張り過ぎましたがあと少しです。

12/3 12:31

最後の斜面を登り

12/3 12:37

本日3番目のピーク硫黄岳山頂です。素晴らしい展望が待ってました。

12/3 12:39

爆裂火口

12/3 12:38

奥秩父の山々

12/3 12:43

横岳への稜線と赤岳

12/3 12:37

赤岳と阿弥陀岳

12/3 12:41

御嶽山

12/3 12:40

乗鞍岳

12/3 12:40

穂高岳、大キレット、槍ヶ岳

12/3 12:40

蓼科山、天狗岳

12/3 12:41

再び北アルプスの展望を見て

12/3 12:41

山頂を下ります。

12/3 13:05

赤岩の頭分岐

12/3 13:05

硫黄岳を振り返ります。

12/3 13:06

赤岩の頭から赤岳

12/3 13:31

樹林の中を歩きます。

12/3 13:31

雲一つ無い青空

12/3 15:04

バテバテで赤岳鉱泉に到着

12/3 14:52

食事を作る気力もなくラーメンを注文しました。

12/3 15:51

石をペグ代わりに設営です。夜はマイナス10℃

12/4 5:10

夜明け前のテン場

12/4 5:31

稜線に沈む「オリオン座」真上に「双子座」右上に「ぎょしゃ座のカペラ」左上に「こいぬ座のプロキオン」

12/4 6:58

テントは40張位でした。

12/4 7:02

北沢を下ります。

12/4 8:02

堰堤広場

12/4 8:12

少し雪がある林道

12/4 8:36

山荘の営業は終了してました。

12/4 8:54

振り向いて見えたのは阿弥陀岳でしょうか？

12/4 9:03

雪のない林道

12/4 9:33

美濃戸口バス停、この路線も土・日・祝日だけの運行です。

12/4 10:16

ここでバスが来るまで休憩です。

12/4 9:50

暖炉に火が入ってました。

12/4 10:18

ネットで見た事がありますが八ヶ岳山荘の横にありました。

12/4 10:18

今後の参考に写真を1枚

12/4 10:22

茅野駅からのバスは乗客ゼロ、ここからの乗車も私1名でした。運転手さんに撮ってもらいました。

12/4 14:44

乗り換え駅で〆のざる蕎麦。最高の天気に感謝！感謝！

撮影機器：

EOS M CANON

LUMIX DMC-GM5 パナソニック

感想

soratokaze

　♪　御射鹿池から硫黄岳へ　♪
天狗岳から硫黄岳への稜線歩きがメインですが、初冬の御射鹿池を見たくてこのルートを決めました。緑の季節の御射鹿池は見た事があるので他の季節と思ってました。次は雪の季節でしょうか。

　♪　最高の天気でした　♪
天気予報通りの素晴らしい天気に恵まれました。途中の県道からアルプスの展望は山頂への楽しみを倍加させてくれました。夜の星空と翌朝の日の出は感激ものでした。
さらに稜線を歩きながら目にする山々と、最後の硫黄岳からの景色はザックの重さを忘れさせてくれる喜びでした。

　♪　そして　♪
入山が平日だった事もあり赤岳鉱泉に下りるまでは会う人も少なく静かな歩きを楽しめました。その中でも途中で会えた方々と挨拶を交わし楽しく話せたのは素晴らしい天気だったからでしょう。
また、登山道・標識を整備された関係者の方々、テン場を整備された小屋の方々に感謝いたします。縦走を無事に終え帰宅できたのも皆様方のおかげと思っております。ありがとうございました。

コメント

today

青空と明るい日差し！！
soratokazeさん　おはようございます。
秋というには遅く、冬にもなりきれない・・そんな八ヶ岳の青空と明るい日差し！！ そして北八と南八の交わる山稜。いいですね~~
写真を撮りはじめたら、切りが無いって感じじゃないですか？！　
楽しませてもらいました。ありがとうです (^_-)-☆

soratokaze

Re: 青空と明るい日差し！！
TODAYさん　コメントありがとうございます。

本当に願ってもない快晴でした
来年の晴れの分まで使い切った感じですね・・・
この縦走路は楽しめましたね 。硫黄岳に着いた時は疲労感より
達成した充実感が上回りました
は300枚も撮ってしまいました
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるです。

小川わっしー

お疲れ様でした。
soratokazeさんこんにちは
素晴らしい稜線の景色、満天の星空などの写真、楽しませていただきました。
御射鹿池はとても綺麗で鏡のようですね 　以前行ったときは車で素通りしてしまったので今度は是非見たいです。
冬の雪景色の御射鹿池も良いでしょうね

テント、カメラ、3日分の食料など重い荷物を背負っての稜線歩き、本当にお疲れ様でした。
素晴らしい景色を見られただけに荷物の重さ以上の充実感があったと思います
でもこの時期、この場所でのテン泊は寒いでしょうね？
自分も今年中に一度テン泊したいと思うのですが… 。

soratokaze

Re: お疲れ様でした。
御射鹿池は「緑の季節」でなくても素晴らしかったですね。
さすがに画伯の選んだ場所と感心しました
この秋から駐車場と歩道の整備をしていると工事の方が
おっしゃつてました。
朝は逆光で写真が難しいですね 夕方がベストかも？

今回は寒さ対策を誤りました。モンベルの寝袋＃2+上下のダウンウェア
+ホカロン２枚では寒かったです
「やはり冬だ〜」と実感して帰ってきました。
まあ、それも楽しかったですがね
コメントありがとうございます。

hiyopa

青空の八ヶ岳、最高ですね
soratokaze さん、こんばんは♪　レコ、お待ちしておりました

前週よりも雪が減ってしまいましたね。でも低温だったようですから、締まった雪質で足元のコンディションはむしろよかったのかもしれません。

それにしても、３日間とも最高の天気！そしていつもながら素晴らしい写真です。
特に夜空 いつも、娘にもテント泊で満天の星空を見せてやりたいと思うのですが、なかなか天候と体力・気力の両方に恵まれることがありません

重装備で２泊３日お疲れさまでした

soratokaze

Re: 青空の八ヶ岳、最高ですね
hiyopa さん　こんばんは

縦走では雪がアイゼンに着かず気持ち良く歩けました
しかし登ってみて、初日に東天狗分岐まで登った娘さんに
感心しました。1週間前の雪と大石の続くルートを考えると
凄いことです
私は楽して中山峠のルートで登りました

決して 晴れ男 ではないのですが最近は天気に
恵まれすぎです。来年が怖いです

コメントありがとうございます。