備前楯山 (有越山・文蔵沢コース)

2016年12月30日(金) [日帰り]

• GPS: 05:47
• 距離: 13.5km
• 登り: 918m
• 下り: 932m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:14
• 休憩: 0:34
• 合計: 5:48

距離 13.5km 登り 932m 下り 932m

7:52 スタート地点
10:14 10:48 備前楯山
11:46 小滝の里
13:40 ゴール地点

適度に休憩を挟みながら歩いています。
過去のブログコースから外れて歩いている時もあるので、トレースは参考にしないでください。

…参考ブログ…
『足尾の風景』
http://www.shorebook.jp/ashi/yamabizen.html#%96%B3ko
『足尾町備前楯山登山ガイド』
http://ashio.shokokai-tochigi.or.jp/bizentateyama%20Tozan/kikaku.htm

天候

曇晴れ…強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場…足尾歴史館

コース状況／危険箇所等

後日…追記予定です

全ルートバリエーション的なので、登山の際は自己責任で臨んでください。
○駐車場〜有越山
駐車場上の作業道ブロック積み部分が取付き。
登山道は踏み跡あり。
部分的に足場の悪い箇所あるので注意です。
有越山付近には、過去の銅山鉄索(索道)跡が多数あります。ゆっくりとみて回るのも面白いかと思います。
○有越山〜水山
尾根筋を忠実に歩くと良いと思います。
作業用モノレール終点部より、笹原の直登又は尾根伝いで山頂を目指してください。
○水山〜備前楯山
水山(奥水山)からは、アップダウンのあるルートとなります。途中、目印多数あり。
黒岩(添付参考資料参照)を登る途中振り返ると、水山3つのピークが確認できます。
○備前楯山〜小滝の里
雨の日や雨の後は使用しないほうが得策です。
舟石峠駐車場に向かう一般登山道より、沢筋に向かって下降します。今の時期は、落ち葉で滑りますので注意です。沢筋ぬ入るとガレ沢歩きとなります。
途中、砂防堰堤ありますが左右岸に巻く事ができます。
途中、写真は撮れませんでしたが…坑道跡や鉄索基地跡など、繁栄時期の名残を見る事ができると思います。
鉱山入口跡からは、作業道歩きです。
かなり荒れた道となっています。
○小滝の里(文蔵沢)取付き〜駐車場
時間があればゆっくり、小滝の里跡地を巡りながら帰るのも楽しいと思います。
車道歩きとなるため、一般車両注意です。

その他周辺情報

温泉情報は、写真をご確認下さい。

写真

【備前楯山登山ルート】
正規ルートではない所もあるので参考にはならないかもしれませんが、こんな感じだと思います。

12/30 7:54

足尾歴史資料館駐車場からスタート。赤い鳥居をくぐりました。

12/30 7:58

取付きは明瞭な踏み跡。

12/30 8:08

気持ちの良い登山道。
第1第2と鉄索支柱が途中あるはずなんですが…スルーしてしまったようです（ ; ; ）

12/30 8:16

大きな石の前に「山の神」さま

12/30 8:16

静かに祠が1つあります。

12/30 8:22

引続き踏み跡は明瞭でした。部分的に目印あり。

12/30 8:32

鉄索第一ステーション跡。
この後、第二・第三ステーション跡があります。
…備前楯山登山道ガイドより…
http://ashio.shokokai-tochigi.or.jp/bizentateyama%20Tozan/arikosi/matubara.htm
ここはかなり大きな跡地でした。

12/30 8:38

索道跡地より、備前楯山南陵の稜線が見えました。以前あの場所から、K-azmさんとこのルート(有越山コース)を眺めていた事が思い出されます。

12/30 8:38

雪のチラつく中、神々しい索道跡でありました。

12/30 8:39

ここにも沢山の銅山関係者が働いていたのだな…と思いつつ過去の遺産をゆっくり眺めてきました。

12/30 8:42

有越山への登山道
尾根筋を真っ直ぐ北方向へと向かいます。

12/30 8:45

有越山(南有越山)　P1025
手前と奥に1本づつに石標あり

12/30 8:46

北側展望地より
備前楯山方面を望みます。

12/30 8:49

北側展望地より
簀子橋堆積場と金龍山コースの尾根が見えます。

12/30 8:57

たぶん、この辺りが北有越山(P1030)だと思われます。

12/30 8:58

山頂より…

12/30 8:58

ここも鉄索跡がありました。

12/30 9:00

これから向かう水山(奥水山)ピークが右奥になります。

12/30 9:02

南有越山を振返ります。

12/30 9:05

今は使われないであろう鉄索施設あり。

12/30 9:04

12/30 9:05

ワイヤーが下の方に延びていました。

12/30 9:05

廃ブルドーザー
時代を感じます。
建設業関係の仕事なので興味ありです( ^ω^ )

12/30 9:05

名前が可愛い！！
『カブトムシ』

12/30 9:05

いたるところに、過去の遺産あり。

12/30 9:09

休憩所あり。
モノレール施設あり。

12/30 9:10

休憩所内

12/30 9:11

作業用モノレール線路沿いに進んでみました。

12/30 9:13

この辺りで、線路は下に向かい続いていました。簀子橋堆積場へ続いているのかなぁ…と思いを巡らせながら、自分は尾根筋をP1114水山(奥水山)に向けて進みました。

12/30 9:14

途中の石標

12/30 9:14

良く意味がわからないマークあり…

12/30 9:20

『水山』P1114.5
石標が仲良く2本並んでいます。

12/30 9:21

四等三角点「古足尾」

12/30 9:21

12/30 9:21

もう1本の石標

12/30 9:21

…備前楯山周辺概念図…
確認しながら歩きました。
各ピーク・鞍部に名前が付いているようです。
繁栄当時はどのような様子だったのか気になりました。

12/30 9:28

「P1120 大水山」付近だと思われます。
ピンクリボンあり。

12/30 9:35

「P1095 小水山」付近だと思われます。

12/30 9:44

「黒岩」を登ります。

12/30 9:45

振返ると…
奥水山・大水山・小水山ピークが三つ並んで見えます。

12/30 9:59

進む方向を確認です。
左から…
備前楯山・備後楯山・手前のピークが黒岩

12/30 10:15

『備前楯山』
薄っすら雪がありました。
ここで大休止です。

12/30 10:16

いつもの景色
今日は雪混じりの強風…

12/30 10:30

暖かい珈琲&ドーナツ（笑）
今年最後の山歩き…ゆっくり景色を楽しみつつ最高の時間を過ごしました🍀

12/30 10:56

舟石駐車場へ向かう一般的なルートから、文蔵沢を目指すために斜面を下りて行きます。
落ち葉が滑りやすい(＞人＜;)

12/30 11:07

沢筋が確認できるようになってきます。

12/30 11:14

崩落部も時々あり。
横穴(昔の坑道跡?)も確認できましたが、熊でも出てきそうなので早足で通過。写真撮れませんでした(>_<)

12/30 11:18

段差が大きい所は、左右どちらかに巻けます。

12/30 11:20

古い砂防堰堤あり

12/30 11:23

ここも索道基地だった場所でしょうか？
平らな場所あり。

12/30 11:28

砂防堰堤あり
昔の石屋さんはセンスが素晴らしい！
天然石だと思われる石を隙間なく見事に積んでいる…
仕事柄こんなものを見て楽しんでいる自分であります（笑）

12/30 11:31

昔の坑道入口でしょうか?

12/30 11:31

アップで…

12/30 11:31

「山神さま」あり

12/30 11:33

荒れた作業道を県道に向かい進みました。

12/30 11:46

小滝の里(文蔵沢)コース取付きです。

12/30 11:50

参考までに…

12/30 11:54

東屋あり。
ここで、小休止しました。
ゲイターを外して車道歩きの準備です。

12/30 11:55

時間も早いので、少し歴史的遺物を見てから帰る事にしました。
精錬所跡は赤レンガ積の面影がありました。
もう少し奥まで歩いてみたいですね。

12/30 11:58

「坑夫浴場跡」

12/30 12:00

「旧小滝橋」

12/30 12:03

「小滝坑跡」

12/30 12:00

「旧小滝火薬庫跡」

12/30 12:01

アップで…

12/30 12:02

12/30 12:16

「小滝小学校・第三中学校跡」

12/30 12:17

坂を上ると跡地に到着します。

12/30 12:18

広い敷地に学校基礎の跡。
当時は大勢の子供たちで賑わっていたのでしょうか?
敷地を一周して、県道に戻りました。

12/30 12:28

県道の看板
※　要チェック！！

12/30 12:30

庚申川を挟んだ対岸に猿の群れが、日向ぼっこしてました。

12/30 12:46

「庚申ダム」

12/30 12:47

巣神山方面への取付き確認。

12/30 13:01

備前楯山南稜取付き。
庚申碑あり。

12/30 13:08

県道を有越山を眺めながらゆっくり歩きます。

12/30 13:12

「庚申山表口』石標あり

12/30 13:13

「磐裂神社」

12/30 13:16

今年一年…事故もなく登山できたこと感謝しました。

12/30 13:17

「栃木銘木百選　磐裂神社の御神木ひのき」

12/30 13:18

祠の一コマ

12/30 13:19

丁目石標
『1丁目』
庚申山登山道に並んでいる丁目標石のスタート地点。

12/30 13:27

銅山の繁栄を物語るレンガ積の壁あり。

12/30 13:28

以前…下山した場所確認。

12/30 13:32

今朝登った有越山…
南側は崖だったのですね。
ルート的には崩落地を巻きながら九十九折でした。

12/30 13:37

駐車場に到着(^^)/

12/30 14:27

帰り道、銅親水公園に寄りました。
朝の吹雪はどこかへ消えていました…。
でも、すごい風は相変わらず(>_<)

今年1年、幾度となく訪れた場所です。
また来年もよろしくお願いしますm(__)m

12/30 15:59

かじか荘さんが建て替えの為休館中なので、
きりふり温泉「ほの香」さんで汗を流しました。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 カメラ

感想

タカ

2016年最後の登山
自分に合っているような、地味で静かな山歩き堪能できました。
今年は『備前楯山』を少しづつ歩き、過去のコースを登覇できました(^^)
一つの小さな山でこんなに変化に富んだ各登山ルートがある事が驚きでした。

また、来年もこの山塊にお世話になると思います。
安全第一を心掛けて、歩いて行ければ良いと考えています。

来年も良い年になりますように…m(__)m

コメント

thoughtmay

お疲れさまでした。
こんばんはーっ。

ほとんどが拍手入れたくなるような写真ばかりだったので、
数枚残すのも何だかアレだし、全部の写真に拍手してしましました。
喧しくてすみません。
m(__)m

石垣の件でいちいち頷いたり、
「(1丁目の丁目石は)そこでしたか！」
などと声を上げたり、見てる私も忙しかった。
いいもの見させてもらいました。

タカさんの山行が来年もいいものでありますよう。

タカ

Re: お疲れさまでした。
thoughtmayさん！
今年もよろしくお願いします(^^)

備前楯山…なかなか面白い山です。
昔の登山コースから、歩いてみた結果こんな感じになりました。どのルートも歴史的な遺物が多数確認できるところではないでしょうか？
あまり人が入らないところにそそられてしまいます（笑）
機会があったら、是非オススメしたい『備前楯山』であります(●´ω｀●)

追伸

丁目石標は、スタートが磐裂神社だって事は分かっているらしいのですが、庚申山登山道までの間が不明の石標が多数あるそうです。
自分も調べてる途中なので、なんとも言えませんが…。どこかの山に埋れてる石標あるかもしれません！なんだかワクワクするのは自分だけでしょうか？
以上、つまらない追伸でした(^^)

thoughtmay

Re[2]: お疲れさまでした。
ざっと100本くらい探せますね、
それは凄くいいアイデアです
いや、マジですってば。

K-azm

探索お疲れ様でした。
1年間探索お疲れ様でした(笑)

はいはい確かに対岸の尾根からみてましたよね。でもあちらは崖じゃなかったでしたっけ？行ってみたら意外と平和だったということですか？ 危ないとこ行っちゃダメですよ(笑)
今後どこまで探索なさるのでしょうか？ そこまでいくと、私は内部も興味津々なのですが、あいにく私は閉所恐怖症なのでダメですね(笑)
今年も怪我などせずに山歩きを楽しんで下さい。

タカ

Re: 探索お疲れ様でした。
今年もよろしくです(^^)

行ってきました！
崖はありましたが、全て巻き巻きルートになっていました。昔の面影が残る登山道ですね。「降りられないところは登らない！」この言葉単独で歩く時のセーフティラインにしているつもりです(^^)
安全第一で、今年も楽しくいきましょう👍

小滝の里(文蔵沢)ルートには多数横穴的な場所がありました。自分は黒い動物が怖いので速攻通過してきましたが、覗いてみたい衝動に駆られましたよ（笑）

k0t0r1

あけましておめでとうございます(^-^)
今年もよろしくお願い申し上げます！

建設関係のお仕事をされているため
マニアックに鉱山施設跡を楽しめる…
そこはずるいなぁと思います笑

僕も
足尾山塊、ちょいちょい出かけることになりそうです

タカ

Re: あけましておめでとうございます(^-^)
k0t0r1さん✨

今年もよろしく〜(^O^)

また、一緒に足尾山塊歩きましょ〜

popotopipi

こんばんわ☆
私のiPad調子悪くて全部の写真みることできてないんだけど、
見るからにたのしそうで歩いてみたい。

タカさんも石標には詳しくなさそうだね(*^◯^*)
まっ、私たちもサッパリわかりませんけどね（笑）
あの三角っぽいのは私も見たことあるけど、何だろうね⁈

タカ

Re: こんばんわ☆
写真無駄に多くてすいません💧

記録に残したくて、バシバシ撮ってしまった結果であります( ; _ ; )/~~~
石標…奥が深いです。Facebookで石標に詳しい方がいるので、そちらでいろいろ教えて頂いています。気になるのが丁目石標！
1丁目は神社境内にあります。そこから庚申山に続いているのですが、中間の丁目石標が見つかっていないものが沢山あるそうです。どこかの山に埋もれているかも…と勝手にワクワクしてたりします(●´ω｀●)

これも、山歩きの楽しみかもしれませんね🍀

MichitoKei

山一マーク
いつも楽しくレコ拝見させていただいてます。
随分遅いコメントで申し訳ありません。
昨日、足尾に行くにあたってこのレコも拝見しました。
石標で不明なマーク、わかりましたか？
まだ不明でモゾモゾしているのでしたら簡単です。
あれは通称「やまいち」マークって言いまして古河一族が使ってる屋号みたいなものです。
小山の古河鋳造（現：古河キャステックスかな）何回も社名が変更されてますが。
仕事の付き合いで３０年くらい前から知ってました。
パレットや容器、製品に付けるマークなど山一です。

タカ

Re: 山一マーク
こんばんは(^^)
メッセージありがとうございます！
やまいちマークって名前は知りませんでしたが、Facebookの友人からMichitoKeiさんのご説明と同じこと教えていただきました。
昔足尾が繁栄している時は古河一族の管理する山だったのですねぇ…。繁栄していた時期を見てみたかったと切実に思いながら、歩いています。拙い記録ですが、少しでも参考になれば良いかなぁ〜なんて思います。
ありがとうございました😊