西上州/叶山(かのうさん) & 秩父/白石山(はくせきさん)
- GPS
- 16:00
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,189m
- 下り
- 1,193m
コースタイム
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 3:55
白石山のコースタイム
長合沢の林道入口発11:33→送電鉄塔154号12:11→白石山13:31〜13:46→送電鉄塔154号15:20→下山15:58 4時間25分(休憩込み)
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
叶山(961.5m、上州神流町)は登山地図に”鉱山開発のため登山禁止”とある。
国道462号から白水の滝までの車道は入ったことがあるが、そこから先はトンネルとなっており、普段は入口が閉鎖され、鉱山関係者以外は車も人も入れない。
禁止の理由は鉱山開発のためということで、採石作業中に登山者が登って来たのでは危険であり、作業の邪魔だからである。
禁止でなくても、北側からの登頂は極めて難しいと思う。
1月3日なら仕事をしていないだろうから…と思い、西側の国道299号から行く。
さざなみの岩(恐竜の足跡)のトイレ横駐車場に車を置き、少し北側に下り、ロープの張られた林道(地形図には表示なし)から入る。
林道がカーブした先に獣害防止ネットがあり、この手前から尾根に取り付く。
鉄塔巡視路か林業用作業路か、薄い踏み跡が鉄塔まで続く。
鉄塔から上は踏み跡はないが、立木の少ない歩きやすい尾根で、登り上げた地点は地形図に叶山と書かれた付近の北側だった。
山が削られる前はこの付近が1107mの最高地点だったのか、伐採された雑木が積み上げられ、その向こう側は作業用の車道。車道からは眼下に採石現場が見下ろされ、御荷鉾連山の眺めが素晴らしい。赤久縄には雪雲が掛かり、風が強そう。
普段なら土日でも誰かはいるかも知れないが、正月3日なので静まりかえっていた。
叶山最高点(地形図に980mの等高線)へも行ってみる。車道から高差十数mで、アルミ梯子の階段が設置されている。木に囲まれたピークで、アンテナか何かの鉄塔が1本立っている。樹間から逆光の中、二子山西岳が黒々とそびえている。
そこから、展望のない三角点経由で林道二子山線へ。途中に「関係者以外 立入禁止」の看板があったが、上りに歩いた尾根にはなかった。
林道二子山線はそのまま行くと志賀坂トンネル北西側のR299に出るので、ブルーリボンのある尾根から林道所ノ沢支線に下る。狭い林道支線から広い本線となり、瀬林集落でR299へ出て、念願だった叶山の周回山行が叶った(^0_0^)
参考資料 http://yamatabi.info/yokoyamaq92.html
http://www.ct-cement.co.jp/2jigyo_kanouyama.html
白石山は同じ神流町にもあるが、叶山下山後に行ったのは武州小鹿野町の白石山(997.0m)。地域的には秩父の山だが、山容は西上州特有の岩山。二子山を挟んで叶山とは反対方向にある。
西上州の登山道のある全山登頂を目指した当初は、登山地図にはルート表示はなかったが、2015〜6年頃から赤破線で表示有り。
標準コースタイムは往復5時間15分で、明るいうちに下山出来るかどうか気掛かりだったが、家を出る前から2座登頂は予定していた。
長合沢沿いの林道を車で奥まで入りたかったが、オフロード車でもないし、腹をこすってHVのケーブルを損傷すると厄介なことになるので、林道入口の廃屋みたいな建物の敷地に停める。
林道終点の奥で沢を橋で渡り、そこから送電鉄塔の立つ稜線まではピンクテープを追う。この目印が全くなければどこを歩けばいいのか、途方に暮れる不明瞭なルート。
尾根から白石頂上までは明瞭だったが、頂上西側のピーク直下(高差200m)は非常に急な土の斜面で、下りではチェーンアイゼンを装着する。
まだ、日暮山東側直下の方がマシな感じ。
白石頂上直下の岩壁基部にザックをデポし、空身で登ったが、ホールド&スタンス
は岩山の初心者向きという感じで、岩をよじる所は全くない。
頂上の灌木は小さく、360度のパーフェクトな展望。
甲武信とその南北の山、東西の破風や雁坂嶺も見えていた。
上りで汗が滴るほどに急いだので、下りではゆっくりと山を味わいながら下る。
ルートは弧を描く形で、下りでは右手の木の間から山を見上げ、感慨に浸りながら、静かな山の年始山行を終える。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する