硫黄岳敗退、夏沢峠にも行けず・・(みどり池・本沢温泉経由)


- GPS
- 09:50
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,133m
- 下り
- 1,120m
コースタイム
天候 | 午前中は風もなく空は紺碧!昼過ぎから曇りがちに。気温は結構低め? |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的に予想どおり雪は結構多かったです。 ■クルマでのアプローチ 国道はもとより、小海リエックスリゾートの先までノーマルタイヤでOKな路面。凍結箇所もありませんでした。が、目指す駐車場まであと2.6kmくらいでさらに細い山間部の道に入りますが、その区間のみ全面雪道でした。僕の場合はその手前でチェーンを装着。最強の亀甲型で着実に進めました。 ■みどり池駐車場ーしらびそ小屋 出だしから雪はなかなか豊富で先が思いやられる感じ。トレースは普通にありましたが、今日最初に歩いたのは僕のようでした。。。(途中、駐車場で一緒だった後発の方に抜かれましたが) 雪質はそれなりにサラサラではあるものの、やや足にくっついてくる感じでちょっと歩きにくかったです。帰りはしっかり踏み固まった感じに。 ■しらびそ小屋ー本沢温泉 ここも僕が今日最初の通過者らしい(途中僕を抜いた方は中山峠へ)。踏み跡はあったがだいぶ薄くなっており、ここ数日(?)はあまり人が歩いていなかった模様。この区間、不必要にアイゼンを履いたですが、これが失敗で雪ダンゴが凄かったし、足がズボズボ(と言っても膝下までですが)いって歩きづらかったです。 で、ワカンは履いたのですが、足が沈みにくい代わりにワカン大の雪ダンゴとなり足が重いのなんの・・・。かなり疲れました。 帰りはやや雪が締まり歩き易かったものの、ヘトヘトでとても長く感じました。。。 ■本沢温泉ー夏沢峠 小屋のスタッフさんに「この先トレース無くなりますよ」と声をかけられ緊張感アップ。 歩き出してしばらく後、確かにノートレースに。。。ルートファインディングと雪ダンゴに悩まされつつ頑張りましたが稜線に出たところで体力と時間のリミットに達し、あえなく敗退・・・。 下りは自分のトレースがあるのでズンズン行けました。 |
写真
感想
いやあ、近年稀にみる疲労度でした。。。
雪ダンゴの重さ、本沢温泉以降のノートレース。これらが想定外でしたが、まさか夏沢峠までも行けないとは。。。
しかし今ルートを記入してみると、夏沢峠の直前で逸れ、硫黄への登りを少し進んだ時点での撤退だったようですね。
忸怩たる思いはまた明日にでも・・・。
とにかく疲れました。
一夜明けました。昨日は「こりゃあ明日はひでえ筋肉痛か?」とか思ってましたが、結構普通、でした。あの途轍もないバテバテ感は何だったのか・・・。
本沢温泉としらびそ小屋の間は緩いアップダウンが細かにあるのですが、帰りはそのホントかすかな登り返しでもキツく十数歩歩いては止まり、という繰り返しでしたので。。。
今回は実はワカンをつけての歩行が初めてなど結構未体験ゾーンが多かったのが敗因でしょうかねえ。しらびそ小屋から先の区間は夏道を歩いたこともなく、こういうのは原則としてしないのですが、全く歩いたことのないルートでのノートレース&ルートファインディングに手間取りすぎでした。まあ当然の帰結だったようにも思います。ですが、あと1時間早く、夏沢峠付近の稜線に上がれて、且つ体力が温存できていれば天狗への縦走もなんとか出来そうだっただけに、ちょっと残念。まだまだ修行が足りませんな。
今回最大の収穫は・・・もしや初代ピッケル君発掘、だったかも。1月に失くした直後はしらびそ小屋に電話して届出みたいのがあれば連絡欲しいだの、ヤマレコの質問欄に書き込みしたりとアレコレ手を打ちましたが音沙汰無し(しらびそ小屋からは「ないみたい」との連絡はあった)。そりゃそうだよね、新しいご主人と仲良く・・・なんて思ってましたから、今回の奇跡の発掘劇にはビックリです。
戻った駐車場で疲労困憊のなか、そのまま帰宅するか、駄目モトで掘ってみるか考えましたが、万に一つの可能性にかけ、2代目ピッケル君を鎌のように構えて雪をカッティングするようにザクザク掘りましたが、誰かがみたらさぞ異常な光景だったでしょう。とりあえず地面を掘り当て、面を広げるようにカツカツ掘ると「カツン」とした金属音が!そして写真の最後3枚目となります。いやあ、やってみるものですね♪
ちなみに、初代は65cm、2代目は55cmなので行くコースによって使い分けることとします。あー、良かった。
こんばんわ、honsamaさま
深雪の中の山行、お疲れさまでした
今日は予備日でしたが・・
私もちょこっと
で・・!!
ラストから3枚目の
な〜んて
ラスト
嬉しかったでしょう
ほんと良かったですね
そんなことってあるんでしょうかね?
初代ピッケルくん、めちゃめちゃ寒かったでしょうね
でも。。良かったよかった
honsamaさん
硫黄岳までは行けなかったようですが、お疲れ様でした。
最近、八ヶ岳の山行記録がほとんどアップされていないので、状況が気になっていました・・・
予想通り、まだたっぷり雪が残っているようですね。
このルート、honsamaさんが1月に歩いていて気になっていました。
もちろん、ピッケルのことも・・・
そしたら、起こるんですね奇跡が(笑)
あの雪の中から、現れるなんて感動的ですね。
そろそろ、八ヶ岳の様子を見に行ってきたいと思います☆
star
pikachanさん
こんにちは♪pikachanさんも行かれましたね。まだちゃんと見れてませんので、後で改めてそちらにコメントします。
で、今回の硫黄ですが、実はそのまま天狗まで行く気でした。
もちろん例の未遂計画が念頭にあったわけですが、おりしも「予備日」でしたね。
昨日の八ヶ岳、午前中は本当にすばらしい紺碧の空!風もなく、気温は低めでしたが日照充分で縦走日和だったのですが・・・残念。
しかし今回は良いベンキョーになりました。あまり関心なかった(というか必要性を感じていなかった)独りラッセル技術も多少身につけないと、ですね。
そう、それとピッケル発掘について。感想欄を追記しましたので是非。まさかとは思いましたがありましたネエ♪
しかし、「やらせ」はひどいでわないですか・・・。
starさん
どもども♪
八ヶ岳の記録、確かに震災後めっきり減って様子がなかなか分かりませんでした。
数日前に降雪があった、結構雪ありそう、くらい?てな感じでぶっつけ本番だったのは今回の敗因の1つでしょうねえ。
でも、今回のようなえげつない雪ダンゴはものすごく体力を消耗させることが分かりました。自身では初体験ですね。
と、まあ、まだまだ勉強になることがいっぱいです。
そしてピッケル、まさに奇跡でしたよ〜。猛烈に感動、です。追記した感想欄にも書きましたが、ピッケルで雪を切り刻んでいる姿はけっこう猟奇的だったと思います。
まあ、だれもいないからイイんですが、一台だけクルマが横を通り一瞬ドライバーと目が合いました!きっと怖かったと思います。
starさんも是非、八ヶ岳の様子を直にお確かめください。まだ雪歩きが楽しめそうです♪
やらせ。。と思うほど、そんなことあり
本気で思ってませんから・・
すいません
でもでも、ホント良かった
ちょうどそこ!を掘り当てて・・奇跡
結構怖いですね
ピッケルの発掘、おめでとうございま〜す
発見、じゃなくて「発掘」という所がまた最高ですよね
まだまだ残雪期なんてあなどれない積雪があるんですね。タイトルを見て驚きました
撤退、は残念ですが今回は収穫が大きくて良かったです〜
昨日はスペシャルな青空の下を歩きながら、今頃honsamaさんも赤岳へとりついていらっしゃるかなぁと思っていました。
今回は天狗への縦走も狙ってたんですね。お互い成功してたら山頂でお会いしてたかもですね
<ワカン大の雪ダンゴとなり足が重いのなんの・・
同感です。私の場合は不用意にはいたアイゼンですが。
山行の登りラストあたりでアイゼンについた雪団子に気づき、このせいで足が重かったのか!!と雪団子に怒りをぶつけたくなりました
<あの途轍もないバテバテ感は何だったのか・・・。(略)かすかな登り返しでもキツく十数歩歩いては止まり・・・
ほんとに。私も今日は肉離れ状態かと思いきや意外にふつうです。帰りはまさにかすかな登り返しで・・自分の体じゃないみたいでした。
それにしても私がたくさん落し物をしたのに比べて、honnsamaさんはピッケル発掘!おめでとうございます
pikachanさん
いやあ、マジで嬉しかったですよ〜。なにせ苦楽を共にした「マイ・ファースト・岳人の魂」ですから。
しかし、、、氷結した雪の中からスピッチェが現れたときは「
jimsonさん、ご無沙汰でーす♩
そうなんです。カモシカ君、今回もガン見です。
雪の状態がよろしくなく、新しい踏み跡のない足元を見ながら進んでいると。唐突に「ストックの突き跡」みたいなものが目に入り、これは獣の蹄ね、と気づきふと目を上にやると、、、カモシカ君がガン見だった訳です。中森明菜の「セカンド・ラブ」ばりに伏し目がちに進むと(分かんないですね。。。)、それでもじーっとこちらを見ています。
これ結構コワいです
そしてピッケル君発掘。これは感涙モノでした
僕にしてみれば冒険の末に「ロトの剣」発見に相当するビッグイベントです
いずれjimsonさんのシャー専用ネパール君と対決させましょー
tamaoさん
かー
昨日はホント、息も絶え絶えだったのですけど、今日もいつものように駅の階段も一段抜かしによる抜きまくり状態で「アレハナンダッタノカ」という感じです。
今回の雪ダンゴは非常に難敵でしたが、これからの奥多摩であれば泥ダンゴに要注意ですヨ
ということで、おいおい一緒に正拳突きしましょう
honsamaさん、こんにちは。
団子雪との格闘、お疲れ様でした
これからの季節は、覚悟ですね。。。
(足を上げると、靴底が10センチ以上アップ
みなさん、書かれていますが、奇跡の発掘劇!こんな
こともあるのですね。
嬉しいこともあってよかったです。
私も、厳しいラッセルの後で、筋肉痛になったことは
ありません。体力的には厳しいですが、筋肉の瞬間的
な力としては、あまり使っていないからかな?と
思ったりしています。
今年、冬の北八にもう一度行きたいと思っていたの
ですが、なんやかんやで4月です。
次の週末あたりは、近場のお山へと思っています。
honsamaさん
駐車場からこんな景色ではテンション上がり過ぎて
しまいますね。
ここ数日は登山者も少ないようで、
思いっきりラッセル楽しめましたのでは
稜線には行けずとも、発掘有りですべて良しですね。
まさに転んでもただでは・・・ってやつですね
ピークは踏めずともきれいな空と真っ白な登山道は
気持ち良さそうです。
私のよりはぜんぜんましですね
自分はカモシカ遭遇したことないので
一度ガン見されて見たいです
youtaroさん
ご無沙汰です!やはり震災後はなかなか山に気が向かず、、でしたが3週間も経つとやはりムズムズしてしまいます。
ということで、中2回おいての八ヶ岳!でしたがあえなく敗退です。
ですが、やはり晴天の雪の八ヶ岳はサイコーっす。
今回の雪ダンゴはこれまでで最高水準の出来映え(?)でした。
これからは要注意ということがよーく分かりました。。。
ラッセルは筋肉痛になりにくい??んですかねえ。筋繊維がブチブチ切れるのが筋肉痛と言いますが、もはや切れまくっているのでしょうか
そしてピッケル君救出劇!忘れた際、雪に刺したけど浅くて倒れたのを覚えており、もしやそのまま埋まっているのでは?という可能性を抱いていました。今回みどり池駐車場に行くにあたり、ちょっと探してみようと思っていたのですが、あまり期待はしていませんでした。なので、まさかのドンピシャ!ラッキーでした
まだ八ヶ岳は雪が多かったです。今週は暖かいのでこの先怪しいですが、、、降雪を狙ってコースを選べばまだ行けそうな気がしました。
kankotoさん
どーもです!
ラッセルを楽しむ!という発想は実は僕になく、人様のトレースが大好きなので苦行荒行という思いでした
ですが、紺碧の空と雪を纏った山々(天狗やら稲子岳やら硫黄やら)を間近に見るのはやはり良いですね〜。行きの車中も八ヶ岳遠景も良かったです
ピッケルとも再会できたし、まあ敗退も許せます。
でも、もう1、2回八ッに行きたいなー
mic726さん
土曜の蓼科、なかなか辛そうでしたね
天気予報はそんなに悪そうじゃなかったと思いましたが、、、。
確かに日曜日は空の青が格別でした
でも、、、次はやはりガツンと登頂したいと思います
なお、カモシカ君ですけど、僕は結構遭遇してまして、かれこれ6、7回目?でしょうか。いずれも「ガン見」ですよ〜。しかも1回は出会い頭で僕も彼(?)もビックリして逃げ出したあと、十数メートル先で立ち止まり、ジトーっと見られました
jimsonさんへのコメントにも書きましたが、結構コワいですヨ
こんばんは、honsama様
ピッケル発見のコメントをいただいたので、
どこに載っているのだろうと、アップページを見ました。
いやぁ〜めでたしめでたしですね。
それにしてもよくぞ見つけ出したものです。
これで、佐久方面の印象も良くなったかな?と嬉しいです。
後は、雨池峠下のサングラスを発見できれば言うことなしですね。
山行と宝探し、ダブルで楽しめる?なんて最高ですね。
aonuma1000さん
いやあ、見つけちゃいました
この日、本沢温泉の往復で散々疲れたので発掘しようかしまいか相当悩みましたが、人間、諦めてはいけないということを痛感した出来事でした!
ここ2回の天狗はこの初代ピッケル君で敢行しています。
初代は長めで杖代わりに通用するのが特長でして、天狗のような、あまりガリガリ登らないルートでは重宝します(2代目は短めで阿弥陀岳の急斜面みたいなところでの扱いがラクというのが特長です)。
あとは更に難易度の高いサングラスに挑戦ですっ
ちなみに、佐久方面には家族で毎年キャンプに行っており、松原湖高原オートキャンプ場は大変気に入っています。ということで、佐久は大好きです
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