能郷白山


- GPS
- 10:00
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,462m
- 下り
- 1,462m
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
能郷白山には深い思い出がある。山名を発見したのは、深田久弥の書物にあった。彼が荒島と能郷のどちらを百名山にとるか選択を迷ったとの一説がある。しかし、彼は故郷である荒島を百名山に選んだ。白き山の名前を戴く奥美濃の山に積雪登頂したいという計画が頭に浮かんだのはそのときからだった。
温見峠から気楽に登るコースがあることは前から知っていたが、あえて能郷谷からのクラシックルートで登ることが条件とした。1度目は2007年12月だった。初冬ではあったものの、林道は真っ白。チェーンタイヤでゲートまで辿り着くのが精いっぱい。登山口まで辿り着く事も出来ず、敗退。
2度目は翌2008年4月。ネット仲間の皆さんと集合し、イワウチワの咲く尾根を登って前山で時間切れ。そして、今回で3度目の正直となるかが掛かっていた。
前日の仕事を終え、一路大垣へ走る。うすずみ温泉のある根尾の道の駅で仮眠。翌朝、夜明けと共に村の深部にある能郷谷ゲートまで入る。今年は雪が多く、残雪を通過する部分も何箇所かあった。未だ履いていたスタッドレスタイヤが活きた。ゲートから奥にも駐車場らしき跡地はある。しかし、この数年における落石の影響で手入れされていないせいだろうか。徐々に廃道に近付いている。
登山口までは良好なタイム。ここで雪解けによる水量が多く、渡渉出来ず、堰堤を周る方策をとることを余儀なくされる。3年前に見かけたイワウチワは、まだ雪の中。林道に再度合流する地点から、アイゼンとピッケルで臨む。
前山までは前回の復習。今年の山行のなかで最も青と白のコントラストが映えた。風は稜線に近づくにつれ、やや強くなる。ゴーグルでしっかりと雪目対策をするも日焼け止めクリームの持参を忘れてしまう。
前山到着から能郷白山までの稜線歩きが指呼の距離というには長かった。雪庇に注意しながら尾根を下降気味に下り、200Mほど標高を稼ぐ。
大きくなだらかでドッシリとしたその山容は、6時間近くにわたるアルバイトを忘れさせてくれるほど広くそのすそ野を広げていた。頂上から程ない距離にある祠でランチをとる。
山スキーであれば、帰りは快適であろう。白谷という方面へドロップするのも楽しいかもしれない。遠くに雲海の奥に浮かび上がる盟主白山を楽しみながら、帰りは3時間30分かけてゲートに到着。
すれ違った登山客は6名。団体客もおらず、10時間近くにわたって静かな春山歩きを楽しむことが出来た。3度目にしてリベンジは成功した。ただ、最後の渡渉地点でドボンしてしまったのが唯一の失敗だったが。
6:00 能郷谷ゲート
6:50 登山口
7:50 林道との合流地点
10:00 前山
11:50 能郷白山
(ランチ〜12:15)
13:30 前山
14:50 登山口
15:50 能郷谷ゲート
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