昨日は終電帰りで睡眠3時間というoktさんは、移動中の時間を無駄にしないために、入念にストレッチをしている。さすがサブスリーランナーである。
サングラスの奥の瞳は、熱い闘志で燃えたぎっているに違いない。
ただし、一歩間違うと終電逃して始発で帰る残念なオジサンにしか見えない危険な技だ。特にだらりと伸びた両手が。
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2/11 6:26
昨日は終電帰りで睡眠3時間というoktさんは、移動中の時間を無駄にしないために、入念にストレッチをしている。さすがサブスリーランナーである。
サングラスの奥の瞳は、熱い闘志で燃えたぎっているに違いない。
ただし、一歩間違うと終電逃して始発で帰る残念なオジサンにしか見えない危険な技だ。特にだらりと伸びた両手が。
暖房が全然効いていない始発のバスで、すっかり体が固まってしまったが、陣馬山高原下に着いた。気温はマイナス5度!寒い!
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2/11 7:30
暖房が全然効いていない始発のバスで、すっかり体が固まってしまったが、陣馬山高原下に着いた。気温はマイナス5度!寒い!
林道をしばらく歩き、和田峠の手前から登山道へ入る。思いの外雪が残っておりいい感じ。
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2/11 7:55
林道をしばらく歩き、和田峠の手前から登山道へ入る。思いの外雪が残っておりいい感じ。
過去2回の山行は丹沢主脈縦走、檜洞丸-蛭ヶ岳周回と我々にしては大変ハードな登山であり、達成感は得られたが「山、楽しんでますか? 」と問われると素直にイエスと答えられない自分がいる。
我々のパーティは会社も職種もバラバラだが、皆第一線で活躍する企業戦士である。荷物以外にも、プライドとか、看板とか色々なものを背負って歩いていたのかもしれない。
今回はそんなの関係無しで楽しく行きたい。
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2/11 8:09
過去2回の山行は丹沢主脈縦走、檜洞丸-蛭ヶ岳周回と我々にしては大変ハードな登山であり、達成感は得られたが「山、楽しんでますか? 」と問われると素直にイエスと答えられない自分がいる。
我々のパーティは会社も職種もバラバラだが、皆第一線で活躍する企業戦士である。荷物以外にも、プライドとか、看板とか色々なものを背負って歩いていたのかもしれない。
今回はそんなの関係無しで楽しく行きたい。
50Lのザックを背負うnozawakiraさん。厳冬期の八ヶ岳にでも行くつもりだろうか?
前日「陣馬山は強風だ」としきりに唱えていたので、きっとザイルやピッケルを担いでるに違いない。
「高尾山にそこまでひつよ・・」
と慌てて言葉を飲み込んだ。
そうだ。リスクを先読みするプロである企業戦士に素人が口を挟む余地は皆無だ。きっと陣馬山山頂は大荒れに違いない。
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2/11 8:13
50Lのザックを背負うnozawakiraさん。厳冬期の八ヶ岳にでも行くつもりだろうか?
前日「陣馬山は強風だ」としきりに唱えていたので、きっとザイルやピッケルを担いでるに違いない。
「高尾山にそこまでひつよ・・」
と慌てて言葉を飲み込んだ。
そうだ。リスクを先読みするプロである企業戦士に素人が口を挟む余地は皆無だ。きっと陣馬山山頂は大荒れに違いない。
高低差が少ないとは言え、陣馬山までは標高500mを一気に登る。以前だったらお互い腹を探り合いながら、ハイペースで歩いたが、今回はゆっくりと歩みを進める。
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2/11 8:23
高低差が少ないとは言え、陣馬山までは標高500mを一気に登る。以前だったらお互い腹を探り合いながら、ハイペースで歩いたが、今回はゆっくりと歩みを進める。
トップ・オブ・マウント・陣馬
う〜ん、良い響きだ。
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2/11 8:35
トップ・オブ・マウント・陣馬
う〜ん、良い響きだ。
こちらはトップ・オブ・重量で苦しむnozawakiraさん。
息づかいが荒く苦しそうだ。やはり雪山用の重装備が重いのだろう。
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2/11 8:38
こちらはトップ・オブ・重量で苦しむnozawakiraさん。
息づかいが荒く苦しそうだ。やはり雪山用の重装備が重いのだろう。
見よ!この景色を。こうして見ると、とても高尾山に向かっているとは思えない。
装備的にも。。
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2/11 8:39
見よ!この景色を。こうして見ると、とても高尾山に向かっているとは思えない。
装備的にも。。
後ろから何やらチューチュー音がするので振り返るとkurimemfさんが立っていた。
ハイドレーションのホースの部分が凍ってしまい、水を飲むために相当の吸引力が必要だったようだ。。
いつの間にか、視界が開けてきた!
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2/11 8:51
後ろから何やらチューチュー音がするので振り返るとkurimemfさんが立っていた。
ハイドレーションのホースの部分が凍ってしまい、水を飲むために相当の吸引力が必要だったようだ。。
いつの間にか、視界が開けてきた!
目の前に広がる紺碧の奥高尾ブルー!
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2/11 8:50
目の前に広がる紺碧の奥高尾ブルー!
陣馬山山頂のシンボル、白いウマ君が見えてきた。
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2/11 8:52
陣馬山山頂のシンボル、白いウマ君が見えてきた。
着いた!
白いウマ君お久しぶりです。今日も元気そうだね!
少し風は出ているものの、ザイルでビレイが必要なほどでは無さそうだ。
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2/11 9:02
着いた!
白いウマ君お久しぶりです。今日も元気そうだね!
少し風は出ているものの、ザイルでビレイが必要なほどでは無さそうだ。
正面には富士山が雪煙を舞い上げながら鎮座していた。
手前の森林限界を超えない山々が、雪によってコントラストが強くなり、立体的に波を打っている。
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2/11 8:58
正面には富士山が雪煙を舞い上げながら鎮座していた。
手前の森林限界を超えない山々が、雪によってコントラストが強くなり、立体的に波を打っている。
丹沢方面も美しい。
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2/11 8:58
丹沢方面も美しい。
景信山を目指して移動する。これからが緩やかに行動を下げていく縦走の始まりだ。kurimemfさん曰く「ボーナスステージ」←うまい!
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2/11 9:28
景信山を目指して移動する。これからが緩やかに行動を下げていく縦走の始まりだ。kurimemfさん曰く「ボーナスステージ」←うまい!
関東ふれあいの道に合流。
ここまで来ると風もほとんど無くなったが、登りも少なくなるためダウンを着込んだ。
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2/11 9:31
関東ふれあいの道に合流。
ここまで来ると風もほとんど無くなったが、登りも少なくなるためダウンを着込んだ。
ちょっと進んだ陽だまりでカンパーイ♪
気温は低いが太陽が出ているおかげで、ビールがうますぎる。
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2/11 9:51
ちょっと進んだ陽だまりでカンパーイ♪
気温は低いが太陽が出ているおかげで、ビールがうますぎる。
ビールで喉を潤し縦走を再開。稜線上は雪が柔らかめ。
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2/11 10:11
ビールで喉を潤し縦走を再開。稜線上は雪が柔らかめ。
気付くとnozawakiraさんがはるか後方に。
前回と比べ気楽なコースとはいえ、50Lの荷物を担いでいるのだからキツイのは当たり前である。
いくら強風予報が出てたとは言え、ザイルとピッケルは少しオーバースペックだったのかもしれない。
下山後の反省会では、装備について改めて考えてみたい。
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2/11 11:04
気付くとnozawakiraさんがはるか後方に。
前回と比べ気楽なコースとはいえ、50Lの荷物を担いでいるのだからキツイのは当たり前である。
いくら強風予報が出てたとは言え、ザイルとピッケルは少しオーバースペックだったのかもしれない。
下山後の反省会では、装備について改めて考えてみたい。
景信山に着いた。風も穏やかなため、ここで大休憩としよう。
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2/11 11:22
景信山に着いた。風も穏やかなため、ここで大休憩としよう。
ちょうどお昼時という事もあり、山頂では多くの方が休憩されていた。楽しみにしていた野草の天ぷらは本日お休みしているとの事。この雪ではしょうがない。
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2/11 11:21
ちょうどお昼時という事もあり、山頂では多くの方が休憩されていた。楽しみにしていた野草の天ぷらは本日お休みしているとの事。この雪ではしょうがない。
野草の天ぷら食べたかったな。。
旅の目的の一つを失った寂しさを景色で紛らわしていると、背後から何やらどよめきが。
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2/11 11:21
野草の天ぷら食べたかったな。。
旅の目的の一つを失った寂しさを景色で紛らわしていると、背後から何やらどよめきが。
!!
この一升瓶は??
実はnozawakiraさんの50Lの理由はこれだったのだ!
「みんなに呑んで欲しくて担いできた」
・・・
私は立ち上がり、心の中で45度のお辞儀をした。
「完敗です。。」
照れくささを隠すために、売店へ逃げた。
売店への道すがら心のなかでつぶやいた。
テント泊装備過剰とか言ってゴメンナサイ!
厳冬期八ヶ岳の装備プププとか思ってゴメンナサイ!
苦しい思いをして担いでくれた、大事な日本酒ありがたく頂きます!
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2/11 11:29
!!
この一升瓶は??
実はnozawakiraさんの50Lの理由はこれだったのだ!
「みんなに呑んで欲しくて担いできた」
・・・
私は立ち上がり、心の中で45度のお辞儀をした。
「完敗です。。」
照れくささを隠すために、売店へ逃げた。
売店への道すがら心のなかでつぶやいた。
テント泊装備過剰とか言ってゴメンナサイ!
厳冬期八ヶ岳の装備プププとか思ってゴメンナサイ!
苦しい思いをして担いでくれた、大事な日本酒ありがたく頂きます!
サプライズの日本酒でおおいに盛り上がり、1時間半も滞在してしまった。そろそろ次の宴会場、いや山頂に向けて出発しよう。
正面の大山が存在感ある。
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2/11 12:54
サプライズの日本酒でおおいに盛り上がり、1時間半も滞在してしまった。そろそろ次の宴会場、いや山頂に向けて出発しよう。
正面の大山が存在感ある。
小仏峠に着いた。
いい感じに酔いが回り、小仏バス停に降りたくなったが、すっかり荷物が軽くなったnozawakiraさんにもっと縦走を楽しんで貰いたかった。あの日本酒への恩返しに何ができるだろう。私なりのホスピタリティを考えた。
そうだ、休憩を取りすぎて時間的にあきらめたお風呂へ連れて行こう。重い荷物で汗をかいただろうし、長い休憩で体も冷えているはずだ。
私は先頭を買って出て、みんなの風除けとなりペースを上げた。
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2/11 13:16
小仏峠に着いた。
いい感じに酔いが回り、小仏バス停に降りたくなったが、すっかり荷物が軽くなったnozawakiraさんにもっと縦走を楽しんで貰いたかった。あの日本酒への恩返しに何ができるだろう。私なりのホスピタリティを考えた。
そうだ、休憩を取りすぎて時間的にあきらめたお風呂へ連れて行こう。重い荷物で汗をかいただろうし、長い休憩で体も冷えているはずだ。
私は先頭を買って出て、みんなの風除けとなりペースを上げた。
どんどんどんどん歩いて城山へ着いた。
景信山では計画から30分遅延していたが、何とかキャッチアップしてオンスケまで持ってきた。
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2/11 13:41
どんどんどんどん歩いて城山へ着いた。
景信山では計画から30分遅延していたが、何とかキャッチアップしてオンスケまで持ってきた。
皆で記念撮影する時間がもったいないので、とりあえず像の写真だけ撮って先を急いだ。
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2/11 13:42
皆で記念撮影する時間がもったいないので、とりあえず像の写真だけ撮って先を急いだ。
頭の中は完全にお風呂一色となり、夢中で高尾山目指して歩みを進めているころ、ふと後ろを振り返ると・・・
苦しそうなnozawakiraさんを、気の毒そうに眺めるkurimemfさん。
しまった!
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2/11 13:51
頭の中は完全にお風呂一色となり、夢中で高尾山目指して歩みを進めているころ、ふと後ろを振り返ると・・・
苦しそうなnozawakiraさんを、気の毒そうに眺めるkurimemfさん。
しまった!
そういえば、まだ空き瓶を背負っているのだ。
私は日本酒の瓶を代わりに持ちましょうか?と提案しようと思ったが、ザックが小さいため手に持って歩くことになる。その姿を想像すると、とても言い出せなかった。
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2/11 13:52
そういえば、まだ空き瓶を背負っているのだ。
私は日本酒の瓶を代わりに持ちましょうか?と提案しようと思ったが、ザックが小さいため手に持って歩くことになる。その姿を想像すると、とても言い出せなかった。
一丁平で少し溶けながらも頑張っている雪だるまは私の心情を現しているようだった。
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2/11 13:59
一丁平で少し溶けながらも頑張っている雪だるまは私の心情を現しているようだった。
その後は危険な賭けだがサブスリーランナーoktさんに先頭を交代してもらった。
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2/11 14:31
その後は危険な賭けだがサブスリーランナーoktさんに先頭を交代してもらった。
前々回ハイペースで皆を引っ張り実力の差を見せつけたoktさんは、今回は優しく皆を引っ張ってくれた。
さすが企業戦士、接待のプロである。
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2/11 14:35
前々回ハイペースで皆を引っ張り実力の差を見せつけたoktさんは、今回は優しく皆を引っ張ってくれた。
さすが企業戦士、接待のプロである。
高尾山からの下りは6号路を選択した。
今思えばこれは選択ミスだった。6号路は自然豊かな沢沿いを歩くコースだが、陽射しが当たらない箇所が多く、ところどころ凍結して危険な状態だった。
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2/11 14:52
高尾山からの下りは6号路を選択した。
今思えばこれは選択ミスだった。6号路は自然豊かな沢沿いを歩くコースだが、陽射しが当たらない箇所が多く、ところどころ凍結して危険な状態だった。
慎重に、でもいいペースで下っていく。
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2/11 15:17
慎重に、でもいいペースで下っていく。
計画より1時間も早く下山することができた。お風呂に行くには十分な時間だ。
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2/11 15:32
計画より1時間も早く下山することができた。お風呂に行くには十分な時間だ。
高尾山口駅へ下山した直後に、ちょうど停車していた「ふろッぴィ」の無料送迎バスへ乗り込み今回の旅は無事終了。
お疲れ様でした!
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2/11 15:40
高尾山口駅へ下山した直後に、ちょうど停車していた「ふろッぴィ」の無料送迎バスへ乗り込み今回の旅は無事終了。
お疲れ様でした!
naotomo-pさんも、登られてたんですね!雪の高尾も気持ちよさそうです。
山で酒盛り、サイコーですね!レコからも盛り上がってる様子がヒシヒシ伝わってきます。ボッチ登山の多い私には、羨ましい限りですね〜
nozawakiraさん、一升瓶かついでの18km、お疲れ様でした!
katsukaty さん
コメントありがとうございます!
期せずして高尾山でスノーハイクとなりました。
こちらはザイルとピッケル不要でした(笑)
以前高尾山で鍋パーティしているパーティの方々がいらっしゃいまして、
ずっと憧れておりました。
私もボッチ登山大好きですが、たまにはグループ登山もいいですね。
同行してくれる仲間に感謝です。
katsukatyさん
こんにちは!お久しぶりです!
そして労いの言葉ありがとうございます。
一升瓶は、実は皆のスピードについて行けないことの言い訳のための山岳装備です(^^)
今度一緒に宴会登山しましょう!ご家族も一緒に!
そうですね!暖かくなったら、ぜひ家族共々宴会登山にご一緒させてください!
naotomo-pさん、nozawakiraさんkurimemfさん、みなさん、こんにちは。
みなさんのヤマレコ、面白すぎます。
電車の中で読んで、クスクス笑ってしまいました。周りから危ない人に見られたかも。
(^^;;
企業戦士の皆さんが、ドタバタしながら山に挑むというコンセプトのヤマレコ(勝手ながら、そんな風に感じてしまいました(^^;;)、これからも楽しみにしています。
私も、去年、企業戦士の仲間と三人で富士山に挑んだ時、こっそり缶ビールをかついで登り、山頂でみんなと乾杯しました。このサプライズは誰もが喜んでくれるので担ぎ甲斐があります。さすがに、一升瓶は担ぐ気にはなれませんが。
(^^)
nozawakiraさんの偉業に脱帽です。お疲れ様でした。
m(_ _)m
Nobu00さん
こんにちは。長文読んで頂き恐縮です。。
家族連れの時とは違って、男同士だけだといろいろとふざけてしまいますね
これからも楽しんで頂けるようドタバタ?山行していきたいとお思います。
最近は暖かくなってきたので、山頂で飲むビールが美味しそうですね。
Nobu00さんも足お大事して下さい。
Nobu00さん、私も25年ほど前に仲間と富士登山したとき、山頂で盛り上がるためにスーパードライ2Lボトルをかついで上がりました。弾丸登山だったために高山病になり、何とか山頂にたどり着いたものの、自分だけが楽しめなかった苦い思い出があります(笑)。
宴会するなら低山に限りますね(笑)。
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