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記録ID: 106511
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ハイキング
奥多摩・高尾

都内が雨なら山は雪 鴨沢 七ツ石山 石尾根 奥多摩駅

2011年04月20日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:33
距離
23.6km
登り
1,583m
下り
1,776m

コースタイム

07:45鴨沢バス停→08:05小袖乗越(のっこし)→08:10雲取山登山道入り口→
09:13水場09:18→09:34堂所(どうどこ)→10:05七ツ石小屋道標→10:28七ツ石小屋
10:47→10:54七ツ石山山頂とブナ坂、雲取山分岐→11:04七ツ石山と石尾根鷹ノ巣山分岐→11;13七ツ石山山頂11:15→11:44峰谷へとの分岐(千本ツツジ辺り)→
12:12高丸山→13:00鷹ノ巣山避難小屋13:05→13:34水根山→14;03将門馬場14:14→
14:55六ツ石山山頂への分岐→15:20三ノ木戸(サヌキド)分岐15:25→16:40鷹ノ巣山登山口入り口→17:16奥多摩駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往き;JR青梅線拝島駅05:39→奥多摩駅06:50 西東京バス丹波行き06:55奥多摩駅→07:33頃鴨沢バス停
帰り;奥多摩駅17:21青梅行き
コース状況/
危険箇所等
・堂所先、「七ツ石小屋近道、湧き水がおいしいよ」の道案内の手前から雪が残っていました。雪、というかひょう(雹)のつぶつぶ様ですので滑ることはありませんでした。
・七ツ石山山頂から鴨沢分岐の後、鷹ノ巣山避難小屋手前まで雪道9割、積雪3〜5cm、5cm〜8cm。石尾根防火帯はゲレンデ状態。
・六ツ石山の北側は本当にひどい泥濘です。
・トイレは鴨沢バス停、七ツ石山小屋、鷹ノ巣山避難小屋、駅。
・西武鉄道奥多摩ハイキングフリー切符は販売されていません。
・西東京バスは、待ったなしで定刻通りに発車します。
 運転手さんがどこからか現れて乗り込んで、わたしも乗ろうと思ってドア前にいましたのにピー、と鳴ったらドア閉まりました。わたし、閉まりかけたドアを足で挟んでとめました。バンバン叩いたらドア開きましたが…
登山靴でなかったら、危なかったかもしれないです。
とっととバスには乗り込みましょう。
鴨沢の集落を抜けて車道に出た所。
桜は満開だし、見ると祠もあるから行きがちですが、行ってはダメ。
まあ、行っていけないことはなく車道と合わさるのですが。
鴨沢の集落を抜けて車道に出た所。
桜は満開だし、見ると祠もあるから行きがちですが、行ってはダメ。
まあ、行っていけないことはなく車道と合わさるのですが。
七ツ石山山頂1757,3mから。
七ツ石山山頂1757,3mから。
高丸山への道。
深い雪ではないのですが、こう見えても結構な坂で滑って土を露わにしてきました。
深い雪ではないのですが、こう見えても結構な坂で滑って土を露わにしてきました。
撮影機器:

感想

西北の空にまだ浮かんでいるまんまるお月さまと一緒に出発。
電車が拝島駅に入る頃、朝日を浴びた山なみがぱああと見えてこころ躍る。

丹波行きバスはわたしの他に男性客ひとりで奥多摩湖バス停で降りられる。
御前山かなぁ?
峰谷橋からは高級そうなカメラを持った若い男性が乗って来る。

水位が下がった奥多摩湖は、深山橋過ぎた辺りは川状態だ。
浅瀬で動物が水を飲んでいるのが見える。

快晴が約束された今日は石尾根単独縦走 !!です。
迷わないように、迷わないように…。

鴨沢バス停に自家用車でいらしたのか、長野から来たという男性が昨日三頭山に行って、雷と雹(ひょう)に見舞われて大変だったとお国言葉入りで教えてくれました。
お話を要約すると、
雹が頭に当たってどうやら大変痛い思いをした、あちこち山へ身軽にしょっちゅう百も二百も行っている(百名山、二百名山のことですかね?)、今日は雲取往復する、行き5時間帰り3時間8時間で行って来られる、とのことでした。
じゃあ10分後に出発するかな、とか仰って駐車場のほうへ行かれましたが、わたしのスローペースでも何故か追いつかれませんでした。

ひんやりとした朝の空気の中、湿った山道が歩きやすい。
昨日の名残の雹はさらさらツブツブで、アイゼンの心配をするまでには至らない、って、置いてきちゃったし。

そろそろ七ツ石山小屋近くの、南側がひらけた尾根を上っている時に後方に何かキラキラしたものが感じられたので振り向くと、なんと、
富士山。
太陽に照らされてピカピカ光っているのでした。
木々の間からだから、さあ早く上ってきちんと見なきゃ。
雲も出ているから、急がないと。

急坂をひと上りすると屋根から滴る水の音が聞こえて、そこが七ツ石山小屋。
昨年、雲取山へ行ったときはあいにくの天候で眺望ゼロでしたが、遮るもののない展望良好の山小屋。
肘掛の出来る展望デッキからは富士山独り占め。

頂いた湧き水とで焼きカレーパンをモグモグしていたら、若い男性がみえました。
雲取山からの帰りで鴨沢へ下りられるとのことでした。
気温8℃、わたしも出発です。

山頂まで、聞き取り済みのアドバイスのおかげか道標のおかげか迷わず到着。

雲取山が目の前に広がっている。
きれいに続く尾根道は人が歩いてたら見えそうです。
威圧的なのが飛龍山でしょう。
白い山なみが南アルプス。
富士山はそろそろ雲に隠れそうです。
初めて来られました。
展望ベスト10圏内です。
こんな風景が広がっていたなんて。

本日もうれしい貸切ですが、風が強くて長くいられず石尾根、石尾根。

サクサク進むと、また綺麗に富士山が現れるものだからその度ごとに立ち止まって写真を撮ってしまいます。

うまいこと巻き道を進んでいて、写真を撮っている時に男性に道をお譲りして、そうだ、この人の足跡辿れば間違いない、と思って雪道を進んだのですが、ふと気がついたら上りの足跡が付いてない…。
写真を撮っている時に前方に姿は確認したのですが、足跡がどこかで消えてしまっていて…
下りの足跡が付いているわけだから、まあ間違えたわけじゃないし。

ところがこれが防火帯。
目の前に立ちはだかるわ、急降下だわ、快適な筈がいきなり雪中訓練に駆り出されたようなものでした。

逆コースから来た方は、わざわざこっちを選ばれたのかなぁ?
それともわたしのようなマヌケかなあ?
でも、そのおかげでまっ青な空とどこまでも続く白い道を見渡せました。
動物の足跡が横切っています。

巻き道を発見して、下りの足跡も見つけてザクザク下ります。

人の声がするなぁと思ったら、そこが鷹ノ巣山避難小屋でした。
7,8人の男性グループがのんびりしていました。
小屋の内部を覗いたら一生懸命ラーメンを食べている男性がいまして…失礼しました。

雲も出てきたので鷹ノ巣山山頂はパス。
雪は少なくなり、それも、泡のような塊りで、踏むとふにゅん、とあぶくのように広がる。

誰にも追いつかれないし、誰にもすれ違わないから少々の不安もありましたが、
えらい急傾斜を下りて、なんとか将門馬場らしきところまで来ました。

そのあとの巻き道が、信じられない泥濘の道で。
ストックを刺して抜くとスッポン、と音はするし、泥水溜まり(…って、これが道)は水が湧いていてポコッポコッと噴出しているし、谷側にチョロチョロ流れおちていってる。
山側に足を置いても20cmくらいズルズルッと横滑りする。
先に通った人も試みたのか、横滑りえぐれが何箇所も見受けられます。

ほうほうのていで六ツ石山分岐まで来ました。
山頂へ行って、水根バス停に下りてしまおうか考えましたが、バスを逃したら延々待つことを思って奥多摩駅へ。
ガスも出て来たから山頂もパス。

この先の分岐が悩むところでした。
「絹笠経由 奥多摩駅」か、
ま新しい道標の「三ノ木戸林道経由 奥多摩駅」か。
地図を広げていたら、若い二人連れがザッザッと下りてきて、迷いもせずに林道方向へ進みましたので伺ったら、来るときこちら側から来ましたので、とのこと。舗装道路で単調かもしれませんが、とも。
見たら、ゴミを拾って、手持ちの袋に入れている。
ありがとうございます。

私は地図にも記載されている旧ルートを選びました。
だけれどこの道は本来の道は雨でえぐられていて脇の林の中の踏み跡を通るしかありません。
人の背丈ほど深くなるまで放っておかれた穴の道が延々と続きます。

整備するのは誰の仕事なんだろう?
何かの柵に東京都、ってあったから都の仕事じゃん。
都の予算、回しなさいよ、都の1年間の予算って、フィンランドの国の1年間の予算と額が一緒だっていうじゃん。
きちんと整備していないから丹沢とかに登山客持ってかれちゃうんじゃないの?
鉄道とバスのフリー切符なんて、奥多摩は充実していないじゃん。
わたしが都議に立候補したらいいのかな?!
誰が投票してくれるのよ〜、
…とかぷりぷり怒りながら下る。
下っても下っても氷川の町は遠かった、です。

やっと車道に出てもうねうね進むし、道標は出ていますが神社の広場からは右か左か?・?
左をとりましたが、正解かどうかは、わかりません。

お山では、疲れた、などと汚い言葉を使ってはいけません、とはいいますが…
青梅線のシートに座ったら、もう言ってもいいかしら?

疲れたー
46799歩。






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コメント

お疲れでした。
miketamaさん。
良くがんばった
2011/4/28 16:06
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