ヤマノススメ巡礼登山 木曽駒ヶ岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 842m
- 下り
- 848m
コースタイム
- 山行
- 2:05
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:05
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:20
テント泊でもないし宝剣岳も登ってないけど冬山なので許してほしい(…誰に?)。
天候 | 両日とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
24日(金)
名鉄バスセンター8時30分発の高速バスに乗り駒ヶ根インターへ向かう。
バスは15分ほど遅れて到着したため予定していた路線バスに乗り損なった。
次のバスまで1時間近くあるので目に付いたラーメン屋さんで昼食をとってすごす。
案外あっという間に時間になりバスに乗る、途中チェーン装着のバスに乗り換えた。
ロープウェイ駅で自分の持っているクーポンをロープウェイ乗車券に交換する。
今回使ったのは『駒ヶ根まるごと・バリューきっぷ』という企画型のセット券。
高速バスプランで8000円、計算していないが別々に買うよりは安いらしい。
ロープウェイに乗り10分ほどで終点の千畳敷駅に到着、空がおそろしく青い。
まずは千畳敷ホテルへ行こうと一旦外へ出てみたが他に建物は見当たらない。
ロープウェイの駅舎と千畳敷ホテルは同じ建物であることがわかり再び入館。
チェックインの時間まで食堂奥の座敷で過ごし14時に受付をし部屋に案内される。
広めの角部屋で窓が二面にあり部屋から南アルプスと宝剣岳を望むことができる。
準備をし山へ行こうと思った矢先に友人から電話がかかってきてしばし世間話をする。
適当なところで話を切り上げて外に出てみたら今しがた2人滑落したとのこと。
電話がなければちょうどそのあたりを登っていた頃なので巻き込まれたかもしれない。
幸い滑落した人に怪我はなかったようだがこの日だけでも4人も滑落してるらしい。
明日の下見がてらカール内を歩いていると今しがた下りてきた女性とすれ違う。
坂の上にピッケルを忘れてきた、というので見つけたら回収しますと言って別れる。
稜線まで行くつもりはなかったがピッケル回収という目的ができたので行ってみる。
八丁坂は急ではあるが雪面がしまっていてアイゼンがよく効くため登りやすい。
ピッケルを回収し稜線に出ると右方向に尖がった頂があるのでちょっと行ってみる。
歩きやすいトラバースだが滑落したときのことを想像してしまい途中で戻る。
代わりに駒ケ岳の手前にあるピーク(中岳)まで行ってみることにした。
中岳まで来ると駒ケ岳もほんの先だが、すでに16時近いので戻ることにする。
駒ケ岳の右手には北アルプスらしき峰々、左手には特徴ある御嶽山の姿が見えた。
慎重にクライムダウンし戻るとホテル前の斜面でPV映像を撮っている若者達がいた。
ホテルに戻りピッケルの持ち主を探してみるが見つけることはできず、
てっきりホテル泊の方だと思っていたがロープウェイで下山してしまったのか?
フロントで問い合わせがあったか訊いてみるがやはりないようだ。
風呂に入り夕食とお酒を楽しみ再び風呂に入りお酒を飲んでたらいつの間に就寝。
25日(土)
浴衣のまま布団に入らずに眠ってしまい明け方の肌寒さで目を覚ます。
夜明け前の薄明かりに輪郭を現し始める山を眺めビールを飲みながら日の出を待つ。
部屋の窓は凍りついて開かなく、ガラス越しでない日の出を見たくて外に出てみる。
ちょうど日が出る寸前で。すぐに南アルプスの山影から日が昇り始めた。
朝の陽射しは背後の山々を赤く染めていきその厳かな雰囲気に思わず息を呑む。
魔法の時間帯は終了、朝食をとり部屋をチェックアウトし山へ向かう。
デブリを越え、八丁坂の下まで来たあたりですごい勢いで上から人が滑ってくる。
雪面にピックを打ち込んでるようだが止まらず、ようやく自分の足元で停止した。
一緒に流れてきたサングラスを拾って手渡す、思いのほか大丈夫そうだ。
上に相棒がいるらしいので無事を知らせてほしいと頼まれ自分も上に登る。
昨日も4人滑落したというが皆無事らしいし比較的安全な滑落ポイントなのか?
それであれば真に不謹慎な話ではあるが自分も滑落してみたいと思ったりもする。
八丁坂の上部では再凍結しクラスト状になった部分があるがここで落ちたのかな。
とか考えていたら右足に違和感を感じよく見るとアイゼンが外れてしまっていた。
そのまま登るか迷ったが滑落を目撃したばかりなのでアイゼンを装着し直す。
稜線に出ると結構強めな風が吹いていて、体感では10m/s以上ありそうな感じ。
あまりの寒さに駒ケ岳まで行く気が失せるが防寒着を重ね着し気をとり直した。
中岳を下り駒ケ岳山荘前の標識に余分な荷物をデポして駒ケ岳にアタック。
左側から回り込もうと思ったら突如崖状になったので少し戻って直登する。
山頂には二つの社殿があり、伊奈と木曽のそれぞれ駒ケ嶽神社であるらしい。
スマホなので写真を撮るたびにグローブを脱がなくてはならず指先が冷えて痛い
寒いのでぱっぱと下山、朝イチのロープウェイが到着したのか続々と登ってくる。
乗越浄土で少し休憩し八丁坂を下る、登ってくる人が多いのでより慎重になる。
坂の途中で話を聞くとちょっと前にも滑落者が出たらしい、いくら何でも多すぎ。
安全地帯までクライムダウン、滑り降りたかったが顰蹙を買いそうなので我慢した。
下まで下りて地元の登山者と話をする、雪崩の危険性は高まっているそうだ。
11時55分発のロープウェイに乗って下界に下りて路線バスで駒ヶ根インターへ。
待合所で名古屋行きのバスを待っていると今朝滑落した登山者がやってきた。
バスの予約を3時間ほど繰り上げてもらい夕方に名古屋に到着し電車で金山駅へ。
先日行きそびれた美術館に行くと土日は17時閉館(その時16時50分)でまたも空振り。
仕方ないので前から気になっていた金山駅近くの立ち飲み屋へ向かった。
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