記録ID: 1076965
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積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊
【白毛門】ラッセル三昧で大岩壁の絶景を堪能
2017年03月04日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 10:11
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 1,227m
- 下り
- 1,215m
コースタイム
天候 | 快晴 山頂で下山開始時に風が出始めるまではほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
夜間も点灯されトイレも開放されており感謝 駅舎内に登山届けポストもありました |
コース状況/ 危険箇所等 |
降雪後の初トレースだったものの重い湿雪。厳冬期の雪質とは異なります。 部分的に腰ラッセルとなるものの、雪下に埋もれた古いトレースを探れば大部分は膝ラッセル。 雪庇では雪下に大きなクラックが隠れているので注意が必要。 白毛門直下ではクラストした斜面。 多くの方が登ってこられたので下山時は遊歩道状態でしたが、一晩の降雪で全て消えるのでご参考程度に。尚、下山時は気温上昇でかなり雪が緩んで春の残雪状態になってました。下部樹林帯は踏みぬきだらけ。 |
その他周辺情報 | 近くのお気に入りの温泉である「鈴森の湯」が路上にまで車が溢れていたのでスルー。少し遠いもののお気に入りの猿ヶ京温泉「まんてん星の湯」で汗を流し、食事も頂きました。広々して綺麗で素敵な施設です。 詳細はこちらのWebサイトをご参照ください。 http://www.mantenboshinoyu.com/ |
写真
4時頃には土合駅を出発したのに、土合橋を越えて行き過ぎてしまい。戻っても登山口が分からずウロウロ(^_^;
無雪期の記憶と地図とヤマレコmapのGPS情報を確認して登り口を特定。
無雪期の記憶と地図とヤマレコmapのGPS情報を確認して登り口を特定。
掘り起こして登山届提出。
でもこの状態の登山ポストに投函して届け出たことになるのか。。(^_^;
下山後に分かったのですが土合駅の駅舎内に登山ポストがあるのでそちらで提出する方が良いでしょう。
でもこの状態の登山ポストに投函して届け出たことになるのか。。(^_^;
下山後に分かったのですが土合駅の駅舎内に登山ポストがあるのでそちらで提出する方が良いでしょう。
橋の上には動物の足跡のみ。
無垢の雪面にトレースをつけていけそうです。
ちなみにこの黄色系のヘッドライトはmilestoneのもの。雪山では雪の起伏が分かり易い暖色のLEDを愛用しています。
無垢の雪面にトレースをつけていけそうです。
ちなみにこの黄色系のヘッドライトはmilestoneのもの。雪山では雪の起伏が分かり易い暖色のLEDを愛用しています。
橋を渡って尾根に取りついた辺りまでは埋もれたトレース痕が分かったのでそれを辿りました。尾根に乗ってからはこんな感じの無垢な雪面なので、雪下の踏み跡を足で探りつつトレースをつけて行きます。
雪面のうねりを乗り越える際に雪庇に寄り過ぎてしまい、雪面下に隠れたクラックに転落。写真はよじ登ってから後続の方に分かるように雪を落としたもの。クラック下から青空を見上げたのは初めての経験でした。恥ずべき大失態。
振り返った転落ポイント。急斜面を登り上げた場所で、登っている際は雪庇に見えなかったのでした。言い訳です。雪下のクラックは予想できたはずだし、雪庇踏みぬきは最も警戒しなければならないのに。。
ここはやや急斜面だったので腹ラッセル。膝で雪面を押し下げて、そこに足を乗せると言う動作が入るので、楽しいのですが一気にペースダウン。。胸ラッセルだと横にしたピッケルで雪面を崩すという動作が入ってさらに遅くなるのでまだマシですけれど。
疲労困憊、ヨレヨレ感が露骨に分かる姿を撮って頂きました(^_^;
続々と追いつかれた方が皆さん先頭ラッセルのお礼を言って下さるので、有難いやら、嬉しいやら、気恥ずかしいやら。。
無垢の雪面に自身でトレースをつけるというご褒美が欲しかっただけなのです(^_^)
続々と追いつかれた方が皆さん先頭ラッセルのお礼を言って下さるので、有難いやら、嬉しいやら、気恥ずかしいやら。。
無垢の雪面に自身でトレースをつけるというご褒美が欲しかっただけなのです(^_^)
twitterなどのSNSに写真を上げたりしつつ、食事を摂り、エネルギーが身体に行き渡り、身体が少しでも回復するのを待つ大休止をした後、下山します。大勢の方が登頂、下山され、道がしっかりできたのでワカンは外しました。
撮影機器:
装備
個人装備 |
アウターシェル上(1)
アウターシェルパンツ(1)
フリース上(1)
バラクラバ(2)
ネックゲイター(2)
薄手タッチパネル対応インナーグローブ(2)
ウールミッドグロープ(1)
アウターシェルグローブ(1)
アウター/ミッドセットグローブ(1)
ポーラーテックタッチパネル対応グローブ(1)
帽子(キャップ)(1)
帽子(ニットビーニー)(1)
サングラス(1)
ゴーグル(1)
12本爪アイゼン(1)
チェーンスパイク(1)
ピッケル(1)
ワカン(1)
ストック(1)
ゲイター(1)
厚手ウール靴下予備(1)
地図(昭文社山と高原地図)(1)
地図(地理院地形図)(1)
コンパス(1)
ヘッドライト(2)
コンパクトデジカメ(1)
ミニ三脚(1)
GPS(1)
スマホ(1)
ガラケー(1)
USB予備電池(1)
ノート(1)
鉛筆(1)
日焼け止め(1)
リップクリーム(1)
マルチプライヤー(1)
水筒(3l)
予備水(プラティパス)(1)
テルモス(1)
健康保険証(1)
免許証(1)
現金(1)
小銭(1)
クレジットカード(1)
チタン二層カップ(1)
インスタントコーヒー(1)
ジェットボイル(1)
予備カートリッジ(1)
箸(1)
チョコレート(10)
普通の食べ物(1)
非常食(2)
アミノサプリ(3)
芍薬天草湯(2)
ツェルト(1)
補助ロープ(1)
救急セット(1)
予備靴ひも(1)
ロウソク(1)
ライター(2)
ロールペーパー(1)
IDホイッスル(1)
時計(1)
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---|
感想
ぐんぐん気温が上昇して春を迎える時期、もう一度雪山を登りたく、前週に雪山納めをしたいと考えていました。候補はここ白毛門、遠見尾根、唐松岳、阿弥陀岳北稜など。結果、白毛門に決めていたのですが、前週はあまり山の天気が思わしく無く、谷川岳や一ノ倉岳は望めない可能性が高いと思われたので見送りました。ここは大岩壁の展望台。それが望めないと魅力が無いと思われましたので。一週間先延ばしにした結果は写真の通り大正解でした。
白毛門は2015年10月に時計回りで馬蹄型縦走をした時以来。積雪期に登るのは初めてでした。
雪質は厳冬期と比べると湿雪ではありましたが、それでも綺麗な雪面。さすが日本海側気候の影響を受ける豪雪地帯、2,000mに満たない山なのにたっぷりの雪。
快晴の下、下山時に少し微風が吹いた以外は無風という天候にも恵まれ、ほぼ先頭ラッセル完遂という充実した山行となりました。
GWに残雪期登山をするとは思いますが、まずは雪山登山はこれにて締め。今シーズン雪山納めの完了です。
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山頂直下あたりで合流させていただいた ノッポです
登山口からのフルラッセルお疲れさまでした、途中で目視できた辺りからペースを上げラッセルに参加しようと思いましたが、なかなか差が詰まらずsunyouseeさんの健脚ぶりに驚かされました。
今日は谷川岳の雄姿が目に焼きついていていい感じです、これからも安全登山で楽しみましょう。
行動範囲が被ってる部分もあるようですので またどこかで!
ノッポさん コメントを有り難うございます。昨日はお疲れ様でした。天候に恵まれ絶景を堪能でき良かったですよね(^_^)
またどこかのお山で(^_^)/
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