摩耶山 (行者尾根〜杣谷)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 782m
- 下り
- 763m
コースタイム
青山道登山口 9:41
行者尾根取付 10:21〜10:41
天狗道出合 11:40
掬星台 12:11〜12:31
杣谷峠 13:00
大ダム下渡渉点 13:57〜14:14
長峰橋 14:48〜14:56
阪急六甲駅着 15:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
感想
◆ 今日の天気と方は、晴れ後曇り。 気温 1〜9℃。
晴れているけど、冷えて、風も冷たい。午後はにわか雨か雪らしい。
◆ 先週は、東六甲縦走で7時間の歩きを試したが、今日は岩場の連続する、摩耶山で最も急な尾根を登って、バランスを確かめたい。
青谷道と旧道が合流する、行者堂の裏から取り付く行者尾根は、摩耶山で最も急な登りではないかと思う。約500mの尾根だが、高度差が280mあり、平均斜度が30もある。これは山寺尾根や東谷よりも急な斜度だ。
従って、その殆んどが岩登りと同じ様なコースだ。
◆ 都会に近い山では、登山口を見つけるのが大変だ。此処青山道でもいっぺんで間違わずに登山口に行ったためしがない。今日も出合ったおばさんに道を聞いた。
登山口のすぐ上にベンチがあり、南の海が良く見える休憩所がある。一休みして、登る準備をする。
◆ 最初は左岸に道があるが、間もなく橋があり右岸にわたる。そして雷声寺からの旧道と合する所に行者堂がある。その手前の左手に屋敷跡と思われる処から北に入ると、左手より沢が来ている。その沢を左に登って行くと、すぐ橋がある。左岸に渡ると、右(東)にジグザグに登って行く踏み跡がある。ここが行者尾根の取付だ。
地図に道が無いので、道標もない。ただ私製の道標が建っていたが、ベニヤ板が剝がれて、狗の字だけが見えていた。その根元には、小石を積み上げたケルン様のものがあった。
◆ すぐ尾根の上に出る。小さなコルになっていて、その先に下って行ってはいけない。ここから、左(北)に尾根に沿って登る。花崗岩の狭い岩尾根で、最初は松が多く、落ち葉も松が多い。次第に広葉樹が増えてくる。最初は広い尾根のようだが次第に狭くなってくる。決して尾根を外さないこと。
◆ 次第に岩が多くなる。中間地点あたりが、最も難しい処だ、しかし足場は確りしているし、三点支持を守り落ち着いて登る事。岩に手が届かない所や、確実な手掛かりを得られない所は、立木や木の根を利用する。
ただ、道が右か左か分からないような処もあるが、決して東(右)側の谷に下って行かないこと。概して西側の傾斜に比べ、東側の方が急に切れ込んでいる。
◆ 坂が急なので、西側の学校林道や、東側の青谷東尾根が、ずっと上に見えていたものが、半分くらいの処で追いついてしまう。後ろには神戸港が見えるようになる。
しかし、天狗道に出るまで気が抜けない尾根だ。天狗道に出た時はホッとする。
4年前に比べると、所要時間は丁度1時間で、5,6 分しか違わないが、難しくなったように感じたのは、矢張り歳のせいか?
合流地点は、直ぐ下りだして、二つ目のコルが地蔵谷への取付になる処だ。
◆ 天気予報通り、掬星台で昼食を終えると曇って来て、杣谷峠へ向かっていると、チラチラと雪が舞いだした。急に寒くなってきた。天気予報は当たるものだ。
これまで、下りは山寺尾根が続いたので、今日は意地でも杣谷か長峰山にしようと思っていたが、風が当たらぬ杣谷する。
◆ 杣谷の道は徳川道と言われ、明治維新のころ、武士や町人が外人と衝突するのを避けるため、幕府が造った道の名残だそうだが、今はもうその面影は無い。
大正時代頃から、神戸市民のハイキング道として、利用されるようになったらしい。
◆ 杣谷峠から上の方1/3は石段の道だ。その下には大きなダムが2〜3個あり、渡渉も数回あったりして、思ったより変化に富んでいて面白い。
冬場凍結している頃は、尚一層変化があって面白い道だ。技術的には長峰山コースより難しいと思う。
お疲れ様でした
急勾配は登りはいいですが下るときは注意が要りますね
久しぶりに歩いた生田川にもダムが出来ていて景観がすっかり変わっていたので驚きました
olddreamer さん、今日は。
コメント有難うございます。
行者尾根は、下りは難しいですよ。私は下る勇気はありません。
六甲山では、震災や台風での荒れ方が酷いですね。それは比良山でも同じです。所詮は、山も将来は浸食され、崩壊してしまい平地になるのでしょうから。
ただ、昔は美しい谷や滝が、倒木や崩落で通り難くなったり、無残な姿を見ていると、何となく輪廻を感じます。
生田川も昔が良かったですね。ほんとに、トエンティ・クロスと云ふ感じがしてましたよね。
ただ、六甲山に何十年と通っていて感じることは、国交省の出先機関に六甲山の専門部署があって、毎年予算の割り当てがあり、その為に毎年ダムが増えると云ふことがあるように思います。従って、中には無駄なダムも結構あると。
これは、本当は毎年国の予算を組み替えて、将来最も必要な所に予算を割り当てる事が、本来の政治であると思いますが、これは実に難しく、大変な事であるのも事実です。
役所と云ふのは、省益あって、国益はあまりありませんから。
役所 確かにそうですね
今回の某小学校の件もどちらを向いて仕事をしているのか疑いますね
明日は鞍馬の天狗さんの様子を見に行きます
old・・さん、今晩は。
天狗の鼻の修理は・・、もう出来ていますかね?
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