「中年なのに”若気の至り”」 伊吹山＆霊仙山
滋賀県
gg_
- GPS
- 10:38
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,936m
- 下り
- 1,933m
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- 山行
- 7:53
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 9:07
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
登山口上（旧ゴンドラ前）駐車場 300円 ※トイレ 洗い場あり 霊仙山 樽ヶ畑登山口駐車スペース |
| コース状況／ 危険箇所等 |
伊吹山 下山時2合目あたりからドロドロ〜 3合目以降は積雪十分 霊仙山 5合目〜7合目はドロドロ〜 7合目からの台地は何とかまだ雪原状態 |
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感想
※面倒くさくなって途中でレコ書くの止めてたけど、もったいないからやっぱりアップ
◆怒涛の伊吹山編
とうとう雪山も終わりに近づいた来た。先回連れて行っていただいた奥美濃の山はとても美しかった。できればもう一度行ってみたいところだが、あのエリアは道先案内人がいないと少々不安。
ということで、王道の雪山を検討。先般フォローしているヤマレコさんから霊仙山を推薦していただいた。冬のシーズンに是非とも行っておきたい山だ。一方で伊吹山も捨てがたい。山頂に向かってそびえる急登は是非とも経験してみたい光景だ。もう雪山ハイクのチャンスは最後になるかもしれない。散々悩んだ挙句、伊吹山へトライすることにした。
快晴の空の下、慣れ親しんだ登山口からスタート。一応スノーシューも持っていく（結局歩荷となり果てる）。2合目過ぎた辺りから凍結が出てきたので早々にアイゼン装着。3合目付近では本日もう一つの候補だった霊仙山が綺麗に見える。そして本日のボス 伊吹山山頂への雪の壁がそびえ立つ。「俺こんな壁みたいな雪の斜面登れるのか...」危険を感じたら即撤退と心に決め、いざ出陣。
6合目の避難小屋から徐々に斜度が増していく。最後はなかなかの高度感で多少恐怖も感じるが、沢山のハイカーさんも登られているので心強い。ステップが沢山あったこと、雪質が良かったこともあり、なんとか軽アイゼンのまま登り切ることができた。滑落して止まらなくなるような危険も感じなかったので「この様子なら何とか下山もいけそうだ」と目処も立ってホッと一息。
山頂は思いのほか穏やかだったので、山頂をぐるっと一周することにした。ノートレースの白銀は美しく、奥美濃の山々は神々しい。頑張って担いできたデジイチで写真撮影に興じる。そして山頂南側まで来たところで、本日何度も眺めた霊仙山を今一度望む。そう、その時耳元で山の悪魔がささやいたのです！「急げば霊仙山も登れるんじゃねぇ...」と。
そして怒涛の速攻下山が始まる。こんなこともあろうかと、尻セード用に準備した銀マット。これでスススイ〜と滑り下りる予定だったのだが、うまく滑らず悪戦苦闘。スキー跡のツルツル面を探し出して滑ると、今度はスピードがつきすぎてほぼ滑落状態。「丁度いい感じの所はないのか！」これなら普通に下りた方が速かったな。
雪が無くなると予想通りのマッドロードに変わり果て歩きずらい。シューズは泥だらけと化し、今からもう一座登る気が失せてしまいそうだ。1合目からは林道にコースを変えたお陰で泥から解放されたのは良かった（でも距離は長い）。何とかタイムリミットギリギリで下山完了。泥を適当に落としてそそくさと霊仙山に向かう。
【伊吹山からの眺め� �
【伊吹山からの眺め�◆�
◆後悔の霊仙山編
樽ヶ畑登山口で急ぎ支度を整えて登り始める。悩んだ末一応スノーシューは持っていく（午前と同じく歩荷となり果てる）。本当は周回コースで登りたいところだが、時間がないのでとりあえずピストンにする。近江展望台からの尾根歩きが最高だということは聞いていたが、まぁ仕方ない。時間は心もとないが体力と足はまだ何とか残っているのでガツガツ登る。
しかし、汗ふき峠あたりから徐々に泥との格闘がはじまる。「伊吹山で散々やられてきたのにまたか...」少しづつ心がすさんでいく私。すれ違う下山者さんに「泥はまだまだ続きますかぁ？」と質問すると「これからが本番ですよ」とのこと。そう5合目からが本当の今日イチ核心部”マッドマックス 涙のデスロード”が始まるのであった。
”泥の一級河川”と化した登山道。斜度がキツイ場面では、多くの下山者が転倒しながら下りてくる。これこそまさに修羅場。この時には無理して霊仙山まで来たアホな私をかなり後悔していた。下山にも時間がかかりそうだし『撤退』の2文字が頭を何度も横切る。
何とか7合目まで登り切ると、そこには雪原が広がっていた。「せっかくここまで来たのだから山頂だけでも踏んで帰るぞ！」よせばいいのにもうひと踏ん張りしてしまう”生き急ぐ中年ハイカー”。しかし、トレースが多すぎてどこを歩くのが正解なのか良く分からない。ウロウロモタモタしているうちに時間も過ぎていく。「とりあえずあの山頂っぽいピークに登るのだ！」と直登を決意する。さすがに足が重たくなってきて休憩を挟まなければ登れない。気合い一発「ぐおおおおお」と雄たけびととも登りつめると、「→山頂」という道標を見つけホッと一息。
泥との格闘、時間との闘い「こんな慌ただしいのは駄目だな」と中年なのに”若気の至り”をしてしまったことを反省。そんな気分で山頂から台地を眺めると、ところどころ雪が剥げて土も見えていて真白の雪原とは言いずらい。「最高点も経塚山も踏んでない、近江展望台までの尾根歩きもできない、完全に消化不良だな」霊仙山のポテンシャルはこんなもんじゃないはず！また来シーズンのリベンジを心に誓い下山する。
危惧していた”マッドマックス 後悔のデスロードリターンズ”は思ったよりもスムーズに歩くことができた（さすがに泥慣れしたのだろうか）。何はともあれ「無理はいかんな」という大いなる反省が残る山行となってしまった（後悔＆反省はこれで何回目だ？）。
【霊仙山からの眺め】
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ggさん、おはようございます。
伊吹と霊仙、1日2山。ggさんのポテンシャルならそれぐらいはできると思ってましたよ。流石の若気の至りですね。霊仙が消化不良気味で可哀想な気もします。
霊仙は毎年自問自答して今年は登れるだろうかとトラウマに縛られている山なんです。恥ずかしながら、未だに登頂したことありません。
そうこうしてるうちにとっくに3年以上過ぎてしまいましたので今年こそ登りたいと思っています。
higurasiさん コメありがとうございます
若気の至り...でした
最初から予定していたら
もっと計画的に進めることができたと思うのですが、
思いつきで動いてはいけないことを学びました
（というか、もう何度も学んでるはずだけど）
霊仙山は未踏なんですか
今年は登れるといいですね...ヒルが出る前に
お疲れ様です。
積雪期の山2座ですか！
思いつきで行けるような山ではないと思いますが…
流石は若気の至りだけあり、goldengateさんのスケールはデカいですね！
霊仙山のドロ道には苦労されたようですが、雪が少なくなる時期は、避けた方がいい山なのでしょうか？
私、この辺りの山は興味だけはありますが、つい長野方面に行ってしまい全く分からない山域です。
昨年と比べ今年の伊吹は、雪は多くありますね。
伊吹に登るといつも思う事があるんですよ！
森林のない八合目以降や山頂台地の雰囲気、山頂から眺める琵琶湖や鈴鹿の峰々はアルプス級の山かと思いほど素晴らしいものがあります。
とても低山＋α程度の1300m級で、あの壮大な景色、高山に登った雰囲気が味わえることが不思議で仕方ならないです。なんだか得した気分になれる山です。
ただ今年は登っていません。昨年の雪の少なさと泥道に、少し懲りてしまいました。
改めまして、2山お疲れ様でした。
rupmoさん コメありがとうございます
伊吹山の後、霊仙山登っちゃいました
次の冬まで雪の霊仙が見れないと思うと、「なんか長いなぁ」とか思っちゃいまして...
結果的に言えばやめておけば良かったです
スピードハイクとは言え、やっぱり忙し過ぎるのはNGですね
伊吹山いいですよね
奥美濃や鈴鹿の峰々、琵琶湖、米原市街と360°眺望もいいですし
山頂は広くてお花一杯だし
登山者も多くて道中も安全安心だし
（これはデメリットと感じる人も多いか）
そして雪の伊吹山は確かに格別でした
鈴鹿や伊吹山の泥道にもうんざりしますが、
今回の霊仙山は身の危険を感じましたね...
雪解けの時期は避けた方が良いかもしれません
鈴鹿の山々もなかなか奥深くて面白いですよ
あちらの山に飽きたらこちらにも遠征してみてください
伊吹行ってから、霊仙行ったの？？？
そりゃ、体力ありまりすぎですね…
この時期、マッドマックスロードはすごいでしょう…靴重くなる…
鈴鹿の山は今時分はそれがあるからね〜〜〜
で、
福寿草は見なかったんですかぁ？
そんな余裕ないかな…
若気の至りとはすばらしい…
akakiriusagiさん こんにちは
体力余ってるというか
命削って登ってます.....”生き急ぐ中年”という感じですね
マッドマックスは大嫌いです
（まぁ好きな人はいないか）
半ば分かっていたのに行ってしまいました
（まぁ馬鹿ですので）
福寿草のことはレコでちらっと見ていたのですが
ルート上にあったのでしょうか？気づかなかったです
昨年は入道ヶ岳で福寿草みることできました。
今年は何処で会えるかなぁ
こんにちは。
またまた凄いことをやってますね。
私は昔、四駆のジムニーに乗って遊んでいましたが、
履いてたタイヤが、Ｍ＆Ｓ＝マッド(泥)＆スノー(雪)タイヤでした
goldengateさん、まさに人間Ｍ＆S仕様です
人間四駆ｇｇ号の誕生ですね
totokさん コメありがとうございます
「凄い」とか世辞でも有難いのですが...
”子供の心を持った大人”というよりは”大人になれない子供”なので
時々たかが外れてしまうのです（というか馬鹿なのです）
霊仙山のマッド状態は十分想定できてたのに、
我慢できずに行ってしまいましたよ
実際のところ、
伊吹山＆霊仙山の最短ピストンならそれほどハードル高くないと思いますよ
”人間４WD”ですかぁ
私、高速道路を自動運転派なんですけどねぇ
（＝一般登山道を分かりやすい地図＆親切な道標＆GPSで歩きたい派）
※「一般登山道は高速道路みたいなものですよ」とヤブ職人さんが言ってました
goldengateさん、まさかのダブルヘッダーお疲れさまでした。
この時期の霊仙の６合目〜7合目は、急登が泥の一級河川となってしまうんですよ
ここの部分はトラバースルートなのでまだいいが、近江展望台から笹峠の急斜面も泥の一級河川、コッチは岩があったりしてトラバースより直登となる。
霊仙は、泥と格闘しながら登山するイメージがありますね、ちなみにワタシ、伊吹山ってまだ登ったことが無いんですよ
gonta59さん コメありがとうございます
今さっきgontaさんのレコにもコメントしたところでした
お薦めいただいた言葉が脳裏から離れず
少々無理して行ってしまいましたぁ
雪の霊仙山はちょとタイミング遅かったかなぁ...泥に難儀しました
でも霊仙山のポテンシャルを感じる山行でしたので
次回は余裕を持って再チャレンジです
伊吹山まだなんですか？！ちょっと意外
トレランの方もたくさん走ってますよ
2往復する人とかもいます
そういえば、
ドMの祭典”奥三河パワートレイル”来月ですよね
焦点合わせて調整中でしょうか？
頑張ってください
剛の者を見学に行ってみようかなぁ
ggさん、はじめまして〜 (^^)
higurasiさんを通じてggｄさんのレコを拝見して一発でその文才に惚れてしまいました、すばらしい才能をお持ちで羨ましい限りです <(_ _)>
霊仙のマッドマックス 涙のデスロードは、アイゼンが有効です、私が使ったのは軽アイゼン擬きでしたが、他の下山者の５倍速早送り忍者になったことがあります。
機会があれば生ggさんに会いたいですね、では <(_ _)>
leonkun2000さん コメありがとうございます
「かなりの超人ぶり」とのお噂をblackさんから聞いておりました
そしてレコ拝見し「なるほどね ここにも奥美濃の猛者がいる」と合点
先日higurasiさんに連れてっていただいた奥美濃の美しい雪山
今年もっと行っておきたかったのですが、何しろ初心者の為一人では少々不安
仕方ないので王道の雪山2座登った次第です。
来年はleonkun2000さんのレコ参考にさせていただきますね
とはいっても、
leonkun2000さんのコースをそのままトレースしてしまったら
遭難して最悪天国に登頂しかねない...
よってあくまで簡易バージョンで
私の拙いレコを褒めて頂いて恐縮です
自身の”山登り備忘録”として始めたヤマレコでしたが、
最近ではネタを探しながらハイクしている始末
取れ高足りない時には「少し盛るか」などと敏腕TVディレクターの心境ですね
Mud Maxには軽アイゼン有効なんですね
凍結だろうと泥だろうと滑る斜面は苦手なものですから
次回は参考にさせて頂きます！
長文失礼しました
こちらこそご一緒できる日を楽しみにしております
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