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Yamareco

記録ID: 1090037
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

七面山〜希望峰(表参道コース)

2017年03月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:57
距離
15.6km
登り
1,840m
下り
1,832m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:02
休憩
2:47
合計
9:49
9:05
9:15
50
10:33
12:14
22
13:35
14:24
102
16:06
16:13
4
16:17
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道甲府南インターから表参道登山口まで40キロ強。中央道上り線の利用者には、中部横断道の増穂か六郷インターの方が近いと思います。
登山口横の駐車スペースには限りがありますが、坂を少し下った地点に広い駐車場があります。
コース状況/
危険箇所等
敬慎院に至る表参道コースはしっかりとした参詣道で、ひたすら急坂が続きますが、大変歩きやすい道です。一丁目から五十丁目までの標識が設けられているので、ペース配分のよい指標になります。
中間地点付近から登山道に雪が出始めて、三十丁目を少し越えた辺りからは固い氷結箇所が増えてきたので、軽アイゼンを装着しました。本格アイゼンやピッケルは不要なコースです。
敬慎院〜七面山間は、ぐっと登山道らしい雰囲気になりますが、トレースはしっかりついており、特に難しい箇所はありません。
七面山〜希望峰間は、いったん下ってから急な登り返しをこなしますが、表面を覆う柔らかい雪の下に軽アイゼンの刃が利きづらい固い氷が所々で隠れていたので、下りの際は注意が必要だと思いました。

登山道に登山ポストは見当たりませんでした。
トイレは登山口と敬慎院で利用できます。
携帯電話(au)は、表参道の前半、敬慎院の展望台、希望峰では通信可能でした。
一丁目の鳥居から長丁場の参詣道がスタートします。
2017年03月19日 06:26撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 6:26
一丁目の鳥居から長丁場の参詣道がスタートします。
登山口にある案内図です。
2017年03月19日 06:27撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 6:27
登山口にある案内図です。
ちょうど半分の二十五丁目まで登ってきました。
2017年03月19日 07:32撮影 by  KYV35, KYOCERA
3/19 7:32
ちょうど半分の二十五丁目まで登ってきました。
二十六丁目の登山道の状況です。斜面の向きによっては凍結していて滑ります。
2017年03月19日 07:37撮影 by  KYV35, KYOCERA
3/19 7:37
二十六丁目の登山道の状況です。斜面の向きによっては凍結していて滑ります。
少し上に行くと展望が開けましたが、ものすごく霞んでいます。
2017年03月19日 07:47撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 7:47
少し上に行くと展望が開けましたが、ものすごく霞んでいます。
三十丁目の雪の状況です。この辺りから軽アイゼン装着しました。
2017年03月19日 07:50撮影 by  KYV35, KYOCERA
3/19 7:50
三十丁目の雪の状況です。この辺りから軽アイゼン装着しました。
随所で信徒の言葉が掲げられているのですが、この看板に書かれた「何度でも 初心に戻れる 七面山」が最も心に残りました。
2017年03月19日 07:52撮影 by  KYV35, KYOCERA
3/19 7:52
随所で信徒の言葉が掲げられているのですが、この看板に書かれた「何度でも 初心に戻れる 七面山」が最も心に残りました。
四十丁目まで来てあと一頑張りです。
2017年03月19日 08:28撮影 by  KYV35, KYOCERA
3/19 8:28
四十丁目まで来てあと一頑張りです。
敬慎院の境内入口まで来ました。身が引き締まる思いです。
2017年03月19日 08:54撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 8:54
敬慎院の境内入口まで来ました。身が引き締まる思いです。
社殿へと続く杉並木の階段を登ります。
2017年03月19日 08:56撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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社殿へと続く杉並木の階段を登ります。
七面山を背後に控えて建つ敬慎院にたどり着きました。静かで厳かな雰囲気が漂います。
2017年03月19日 09:03撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
1
3/19 9:03
七面山を背後に控えて建つ敬慎院にたどり着きました。静かで厳かな雰囲気が漂います。
五十丁目の立派な標識です。
2017年03月19日 09:06撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 9:06
五十丁目の立派な標識です。
風格のある敬慎院です。
2017年03月19日 09:07撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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風格のある敬慎院です。
隣に建つ宿坊です。院の方に休憩を勧められましたが、七面山登頂後にゆっくり参拝させていただくことにしました。
2017年03月19日 09:07撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 9:07
隣に建つ宿坊です。院の方に休憩を勧められましたが、七面山登頂後にゆっくり参拝させていただくことにしました。
参拝順序が逆になりましたが、富士山と向き合う随身門です。
2017年03月19日 09:10撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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参拝順序が逆になりましたが、富士山と向き合う随身門です。
随身門の前からは素晴らしい展望が広がるはずでしたが…。
2017年03月19日 09:12撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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随身門の前からは素晴らしい展望が広がるはずでしたが…。
今日は気温が高すぎて春霞がひどく、遠望がほとんど利きません。
2017年03月19日 09:12撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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今日は気温が高すぎて春霞がひどく、遠望がほとんど利きません。
晴れているのに、残念ながら富士山は全く見えません。
2017年03月19日 09:12撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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晴れているのに、残念ながら富士山は全く見えません。
まことに残念ですが、春先はこういうこともあるので、まあ仕方ありません。
2017年03月19日 09:12撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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まことに残念ですが、春先はこういうこともあるので、まあ仕方ありません。
随身門の横から七面山に向かいます。山頂まで40分とあります。
2017年03月19日 09:13撮影 by  KYV35, KYOCERA
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随身門の横から七面山に向かいます。山頂まで40分とあります。
荷揚げ用ケーブル施設付近から目指す七面山を望みます。
2017年03月19日 09:16撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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荷揚げ用ケーブル施設付近から目指す七面山を望みます。
表参道とはがらりと趣が違ういかにも登山道らしい雰囲気です。
2017年03月19日 09:18撮影 by  KYV35, KYOCERA
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表参道とはがらりと趣が違ういかにも登山道らしい雰囲気です。
凄まじいナイタガレの光景が眼前に広がります。
2017年03月19日 09:27撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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凄まじいナイタガレの光景が眼前に広がります。
崩れ方が半端でなく、ガラガラと石の崩れ落ちる音が絶えません。
2017年03月19日 09:27撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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崩れ方が半端でなく、ガラガラと石の崩れ落ちる音が絶えません。
ナイタガレの淵をたどるように進んだ先に七面山の山頂がありました。
2017年03月19日 10:04撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:04
ナイタガレの淵をたどるように進んだ先に七面山の山頂がありました。
標高の入った山頂標識です。八紘嶺まで4時間という表記はありますが、希望峰の記載はないようです。
2017年03月19日 10:05撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:05
標高の入った山頂標識です。八紘嶺まで4時間という表記はありますが、希望峰の記載はないようです。
お馴染みの山梨百名山の標柱です。
2017年03月19日 10:05撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:05
お馴染みの山梨百名山の標柱です。
山名板がありますが、樹木に囲まれていて展望はありません。
2017年03月19日 10:06撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:06
山名板がありますが、樹木に囲まれていて展望はありません。
反対側から見た山頂全景です。
2017年03月19日 10:08撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/19 10:08
反対側から見た山頂全景です。
南アルプスの展望を求めて隣の希望峰に向かいます。七面山の山頂には全く案内がないので、事前に調べておかないと損をします。
2017年03月19日 10:18撮影 by  KYV35, KYOCERA
3/19 10:18
南アルプスの展望を求めて隣の希望峰に向かいます。七面山の山頂には全く案内がないので、事前に調べておかないと損をします。
顕著な希望峰のピークに躍り出ました。西半分が開けています。
2017年03月19日 10:30撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:30
顕著な希望峰のピークに躍り出ました。西半分が開けています。
慎ましい希望峰の標識です。
2017年03月19日 10:31撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:31
慎ましい希望峰の標識です。
やや霞んではいますが、お待ちかねの南アルプスの大パノラマが目の前にどーんと広がります。三角錐の塩見岳が格好いいです。
2017年03月19日 10:35撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/19 10:35
やや霞んではいますが、お待ちかねの南アルプスの大パノラマが目の前にどーんと広がります。三角錐の塩見岳が格好いいです。
右端にうっすらと白峰三山も見えています。
2017年03月19日 10:35撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:35
右端にうっすらと白峰三山も見えています。
前衛に笊ヶ岳と布引山を従えて、荒川三山と赤石岳が背後にどーんと聳えています。
2017年03月19日 10:36撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:36
前衛に笊ヶ岳と布引山を従えて、荒川三山と赤石岳が背後にどーんと聳えています。
巨大な山容の赤石岳をアップで。
2017年03月19日 10:37撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:37
巨大な山容の赤石岳をアップで。
奥に続くのは聖岳でしょうか。3000m級の稜線に憧れが高まります。
2017年03月19日 10:37撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:37
奥に続くのは聖岳でしょうか。3000m級の稜線に憧れが高まります。
おそらく聖岳の辺りをアップで。前衛の山もでかいです。
2017年03月19日 10:38撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:38
おそらく聖岳の辺りをアップで。前衛の山もでかいです。
さらに南部へと続く峰々です。
2017年03月19日 10:38撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:38
さらに南部へと続く峰々です。
順番が前後しましたが、北部から広角でぐるっと。
2017年03月19日 10:43撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:43
順番が前後しましたが、北部から広角でぐるっと。
笊ヶ岳の前後がここからの展望の白眉だと思います。
2017年03月19日 10:43撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/19 10:43
笊ヶ岳の前後がここからの展望の白眉だと思います。
深南部の山々が一望できる素晴らしい展望台です。
2017年03月19日 10:43撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:43
深南部の山々が一望できる素晴らしい展望台です。
下には車道も見えています。
2017年03月19日 10:44撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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下には車道も見えています。
ピークを少し下った地点からは、もう少し南の方まで望めます。
2017年03月19日 10:56撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 10:56
ピークを少し下った地点からは、もう少し南の方まで望めます。
ゆっくり南アルプスの大展望を楽しんでいるうちに、反対側に設けられた控え目な切り開きから、わずかにうっすらと富士山が望めるようになりました。
2017年03月19日 12:12撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 12:12
ゆっくり南アルプスの大展望を楽しんでいるうちに、反対側に設けられた控え目な切り開きから、わずかにうっすらと富士山が望めるようになりました。
随身門まで下ってきた時にも、ごくうっすらと富士山が見えました。
2017年03月19日 13:10撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 13:10
随身門まで下ってきた時にも、ごくうっすらと富士山が見えました。
写真だとぎりぎり限界の富士山をアップで。
2017年03月19日 13:10撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 13:10
写真だとぎりぎり限界の富士山をアップで。
帰りに敬慎院の宿坊に立ち寄って、ゆっくり参拝と休憩をさせていただきました。
2017年03月19日 14:14撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 14:14
帰りに敬慎院の宿坊に立ち寄って、ゆっくり参拝と休憩をさせていただきました。
随身門をくぐった辺りから見下ろす敬慎院はまことに壮観です。
2017年03月19日 14:20撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 14:20
随身門をくぐった辺りから見下ろす敬慎院はまことに壮観です。
下山後に登山口のすぐ近くにある白糸の滝を見学しました。
2017年03月19日 16:11撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/19 16:11
下山後に登山口のすぐ近くにある白糸の滝を見学しました。

感想

1月に身延山に登った際、3月の残雪期にぜひ登ってみたいという思いを強くした七面山に頑張って挑戦してきました。
せっかくお彼岸のダイヤモンド富士が見える時期と重なるというのに、敬慎院には泊まらずに日帰りというちょっともったいない強行軍登山だったかもしれませんが、久々に一日で標高差1500mを登り下りするハードな行程を無事クリアできたので満足です。
希望峰から間近に望む南アルプスはまさに絶景で、七面山の山頂に案内標識がないためか、訪れる人は少ないようですが、晴天であれば絶対に立ち寄るべき大展望台だと思います。
宿坊の方には、信者も登山者も分け隔てなく親切に接していただき、また、下山路で行き交った信者の方々からは「お疲れ様です」と声をかけていただいて、厳しい行程でしたが、大変すがすがしい気分に浸ることができました。
唯一富士山がすっきり望めなかったことだけが残念でしたが、今度は裏参道を通って敬慎院に泊まり、信仰の山の雰囲気を全身で味わい尽くしたいと思いました。

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