20日に丹沢湖の近くの世附権現山〜ミツバ岳を回りましたが、お目当てのミツマタはまだ平均5分咲き程度で、もう少しすると8分くらいになりそうな按配でした。そこで、同じ「権現山」の名が付きながら、世附権現より結構北側にある前権現をメインに、丹沢湖の北西の山々を一周することにしました。天気予報では日曜に雨マークが並んでいたのに対し、土曜日は終日晴れでしたので、中4日ですが決行しました。
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20日に丹沢湖の近くの世附権現山〜ミツバ岳を回りましたが、お目当てのミツマタはまだ平均5分咲き程度で、もう少しすると8分くらいになりそうな按配でした。そこで、同じ「権現山」の名が付きながら、世附権現より結構北側にある前権現をメインに、丹沢湖の北西の山々を一周することにしました。天気予報では日曜に雨マークが並んでいたのに対し、土曜日は終日晴れでしたので、中4日ですが決行しました。
朝6時10分に横浜を出ていつも通り保土ヶ谷BP+東名を使って丹沢湖に着いたのが7時40分頃。今回用いる登山道は、中川の集落と西丹沢自然教室の中間辺りにある大滝沢林道に入ってちょっと進んだところに入り口のある前権現南ルートで、車は県道から200mくらいのところにある新しい方のゲートの手前の駐車スペースに止めました。支度をして登山を開始したのは7時55分です。
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朝6時10分に横浜を出ていつも通り保土ヶ谷BP+東名を使って丹沢湖に着いたのが7時40分頃。今回用いる登山道は、中川の集落と西丹沢自然教室の中間辺りにある大滝沢林道に入ってちょっと進んだところに入り口のある前権現南ルートで、車は県道から200mくらいのところにある新しい方のゲートの手前の駐車スペースに止めました。支度をして登山を開始したのは7時55分です。
林道を沢沿いに歩いて行くと、少ししたら左に登山道らしきものが現れました。立ち入り禁止の札が吊り下がっていましたが、丸木の階段が埋め込まれています。『西丹沢登山詳細図』では、ここが帰路に使う屏風岩山東尾根ルートの下山口の一つになるようです。もう一つの下山口は車を止めた近くに出るようなので、帰りはそちらを使う予定ですが、実はどちらも「詳細図」のバリルートの中でも厳しい破線区間になっています。
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林道を沢沿いに歩いて行くと、少ししたら左に登山道らしきものが現れました。立ち入り禁止の札が吊り下がっていましたが、丸木の階段が埋め込まれています。『西丹沢登山詳細図』では、ここが帰路に使う屏風岩山東尾根ルートの下山口の一つになるようです。もう一つの下山口は車を止めた近くに出るようなので、帰りはそちらを使う予定ですが、実はどちらも「詳細図」のバリルートの中でも厳しい破線区間になっています。
途中、小規模な水力発電システムのあるところに出ますが、そこからしばらくコンクリ舗装になります。林道が右にカーブするところを直進する形で登山道が始まりますが、それはしっかり整備された東海自然歩道の大滝沢コースになります。しかし、目指す前権現にはかすりもしないルートなのでパス。そもそも、前権現にはバリルートを使わないとたどり着けません。
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途中、小規模な水力発電システムのあるところに出ますが、そこからしばらくコンクリ舗装になります。林道が右にカーブするところを直進する形で登山道が始まりますが、それはしっかり整備された東海自然歩道の大滝沢コースになります。しかし、目指す前権現にはかすりもしないルートなのでパス。そもそも、前権現にはバリルートを使わないとたどり着けません。
林道をカーブするとそこにもゲートがあって開かれていますが、その先に橋が架かっています。この橋の手前を左に折れるのが前権現南ルートで、ほぼ真っ直ぐに前権現まで北上する道です。入口にリボンのようなものはないですが、橋の手前に道らしきものができていますから見落とすことはありません。
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林道をカーブするとそこにもゲートがあって開かれていますが、その先に橋が架かっています。この橋の手前を左に折れるのが前権現南ルートで、ほぼ真っ直ぐに前権現まで北上する道です。入口にリボンのようなものはないですが、橋の手前に道らしきものができていますから見落とすことはありません。
沢の堰をいくつか横目に見ながらしっかりした勾配の尾根を登って行くと、土質がザレた感じのより強い勾配になってきて、簡単に滑るので慎重に歩きます。時折木の根を掴んで登りますが、木の密度は結構あるので助かります。そのうちザレよりも落ち葉が多くなってきて、こんな石柱が立ったところになります。
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沢の堰をいくつか横目に見ながらしっかりした勾配の尾根を登って行くと、土質がザレた感じのより強い勾配になってきて、簡単に滑るので慎重に歩きます。時折木の根を掴んで登りますが、木の密度は結構あるので助かります。そのうちザレよりも落ち葉が多くなってきて、こんな石柱が立ったところになります。
杉の落ち葉でフカフカしたところに入ると、少しつづら折れするように急斜面を登る形になりますが、ほどなく道の端に土止めに置かれた丸木も崩れてしまっていて、Z字に登る形が崩れて、自分で適当に上りやすいところを見付けて登るようになります。
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杉の落ち葉でフカフカしたところに入ると、少しつづら折れするように急斜面を登る形になりますが、ほどなく道の端に土止めに置かれた丸木も崩れてしまっていて、Z字に登る形が崩れて、自分で適当に上りやすいところを見付けて登るようになります。
そのうち尾根の幅が狭くなってきますが、杉の落ち葉は少なくなってザレた表面が再び多く見えるようになってきました。しかし、狭い尾根は勾配が平均的な登山道レベルなので、それまでのキツさに比べたら大分楽です。
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そのうち尾根の幅が狭くなってきますが、杉の落ち葉は少なくなってザレた表面が再び多く見えるようになってきました。しかし、狭い尾根は勾配が平均的な登山道レベルなので、それまでのキツさに比べたら大分楽です。
とは言え、急勾配がしばらく続いたことは間違いないので、ふくらはぎが痛くなってきます。そして、一旦勾配が緩んだと思ったらかすかなピークになっていて、その先は少し下りに転じます。せっかくキツい斜面を登ったのに、なんだかもったいない気分になってきます(笑。
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とは言え、急勾配がしばらく続いたことは間違いないので、ふくらはぎが痛くなってきます。そして、一旦勾配が緩んだと思ったらかすかなピークになっていて、その先は少し下りに転じます。せっかくキツい斜面を登ったのに、なんだかもったいない気分になってきます(笑。
再び登りに転じ尾根の幅が広まったところになりますが、勾配もそこそこな区間になります。土質は良好ですから、しっかりグリップしてくれます。
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再び登りに転じ尾根の幅が広まったところになりますが、勾配もそこそこな区間になります。土質は良好ですから、しっかりグリップしてくれます。
少し登るとまたこれが小ピークになっていて、再び下りに転じます。しかし、緩やかに下るとすぐにまた登りになります。
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少し登るとまたこれが小ピークになっていて、再び下りに転じます。しかし、緩やかに下るとすぐにまた登りになります。
左に目をやると地滑り地点があり、そこにミツマタが咲いていました。地滑り現場を見ると、ここがザレた砂質の上に浅く土が被さっていることが良く分かりますね。
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左に目をやると地滑り地点があり、そこにミツマタが咲いていました。地滑り現場を見ると、ここがザレた砂質の上に浅く土が被さっていることが良く分かりますね。
そのミツマタの咲き具合はこんな感じ。月曜に見たミツバ岳のミツマタよりは開いていますが、まだ7-8分ですね。満開状態ならもっと丸く膨らみます。
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そのミツマタの咲き具合はこんな感じ。月曜に見たミツバ岳のミツマタよりは開いていますが、まだ7-8分ですね。満開状態ならもっと丸く膨らみます。
しっかりした勾配の地点を登り切ると、幅広の尾根の肩に出ます。右の方に下る感じで尾根が見えましたが、ここは真っ直ぐ尾根筋を登ります。
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しっかりした勾配の地点を登り切ると、幅広の尾根の肩に出ます。右の方に下る感じで尾根が見えましたが、ここは真っ直ぐ尾根筋を登ります。
するとほどなく尾根は狭まります。今回持って行ったフィルムカメラは、1957年製のレオタックスFVと言うフォーカルプレーン式距離計連動カメラで、国産ライカコピー機としてはニッカと並んで評価が高かったメーカーです。レンズは標準のトプコールS 50mm F2と、同じくトプコールの35mmと90mmを持って行きました。
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するとほどなく尾根は狭まります。今回持って行ったフィルムカメラは、1957年製のレオタックスFVと言うフォーカルプレーン式距離計連動カメラで、国産ライカコピー機としてはニッカと並んで評価が高かったメーカーです。レンズは標準のトプコールS 50mm F2と、同じくトプコールの35mmと90mmを持って行きました。
ふと西側を見ると、春なのに紅葉が。今時赤くなる葉を付ける木は何でしょうね?
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ふと西側を見ると、春なのに紅葉が。今時赤くなる葉を付ける木は何でしょうね?
そして大岩がゴロゴロした区間になります。「詳細図」で確認すると、山頂まではまだ800m程度あるようです。この辺の勾配は平均的なレベルです。
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そして大岩がゴロゴロした区間になります。「詳細図」で確認すると、山頂まではまだ800m程度あるようです。この辺の勾配は平均的なレベルです。
岩場を抜けると木々の間から富士山の頂上がちょっと見えました。早朝は雲もなくくっきり見えていましたが、もう雲が左から覆い始めていますね。これですと畦ヶ丸の方に行っても富士山は見えなさそうです。
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岩場を抜けると木々の間から富士山の頂上がちょっと見えました。早朝は雲もなくくっきり見えていましたが、もう雲が左から覆い始めていますね。これですと畦ヶ丸の方に行っても富士山は見えなさそうです。
石柱が再び埋め込まれたところに出ますが、勾配はこの辺りもまだ平均的なもので、普通に歩けます。
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石柱が再び埋め込まれたところに出ますが、勾配はこの辺りもまだ平均的なもので、普通に歩けます。
そして先の方を見ると目指す前権現の姿が見えてきました。あとひと踏ん張りです。
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そして先の方を見ると目指す前権現の姿が見えてきました。あとひと踏ん張りです。
前権現への最後の登りはやはり勾配がキツくなってきて、こんな雑然とした尾根を登ります。木の根がむき出しになっていて、滑らなくて良いのですが、靴に引っ掛かりやすいので、ちょっと鬱陶しく感じることもあります。
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前権現への最後の登りはやはり勾配がキツくなってきて、こんな雑然とした尾根を登ります。木の根がむき出しになっていて、滑らなくて良いのですが、靴に引っ掛かりやすいので、ちょっと鬱陶しく感じることもあります。
もう山頂かと思いきや、目の前に鹿柵が張り巡らされたところに出ます。確かに「詳細図」にも鹿柵表記がありますが、真正面に通せんぼするようになっているとは思いませんでした。山頂は右側になるので、柵の右側の切れ目に進んでみますが、柵の脇はすぐ斜面になっていて歩きづらそうです。ここは左側から柵の裏に出てから右に折れることにしました。
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もう山頂かと思いきや、目の前に鹿柵が張り巡らされたところに出ます。確かに「詳細図」にも鹿柵表記がありますが、真正面に通せんぼするようになっているとは思いませんでした。山頂は右側になるので、柵の右側の切れ目に進んでみますが、柵の脇はすぐ斜面になっていて歩きづらそうです。ここは左側から柵の裏に出てから右に折れることにしました。
するとこんな具合に柵の裏を右に見ながら尾根伝いに進みます。踏み跡もうっすらとありますね。
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するとこんな具合に柵の裏を右に見ながら尾根伝いに進みます。踏み跡もうっすらとありますね。
平坦なところをしばらく進みますが、前権現は細長い山頂の形の山なんですね。
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平坦なところをしばらく進みますが、前権現は細長い山頂の形の山なんですね。
前権現山頂に到着したのは10時10分頃。2時間ちょっと掛かりましたが、ここまで来るのに急勾配が多くて2回倒木に座ってゆっくり休みました。
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前権現山頂に到着したのは10時10分頃。2時間ちょっと掛かりましたが、ここまで来るのに急勾配が多くて2回倒木に座ってゆっくり休みました。
この権現山は、世附の権現山と混乱しないように「前」権現と呼ばれますが、実は世附の「本」権現よりも標高は100mばかり高いんです。しかし、整備された登山道はなく、あまり人も訪れることはないのか、同じ「権現山」でもこの前権現は「後」回しにされがちですね。地味な山ですが、山頂にはこんな腰掛が設けられていました。丹沢湖から箱根の山々まできれいに見渡せるポイントになっています。
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この権現山は、世附の権現山と混乱しないように「前」権現と呼ばれますが、実は世附の「本」権現よりも標高は100mばかり高いんです。しかし、整備された登山道はなく、あまり人も訪れることはないのか、同じ「権現山」でもこの前権現は「後」回しにされがちですね。地味な山ですが、山頂にはこんな腰掛が設けられていました。丹沢湖から箱根の山々まできれいに見渡せるポイントになっています。
さて、休憩はほどほどに、また鹿柵の方に戻ります。そしてそのまま直進して、今度は前権現北ルートを目指します。この北ルートは途中で右に折れて西沢ルートに出てから畦ヶ丸に出られるようですが、ここは西に直進して一軒屋-畦ヶ丸ルートに合流する方を進む予定です。
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さて、休憩はほどほどに、また鹿柵の方に戻ります。そしてそのまま直進して、今度は前権現北ルートを目指します。この北ルートは途中で右に折れて西沢ルートに出てから畦ヶ丸に出られるようですが、ここは西に直進して一軒屋-畦ヶ丸ルートに合流する方を進む予定です。
北ルートはこれまでとは打って変わってヤセ尾根の連続する区間になります。大山三峰のバリルートみたいな様相ですが、木々が多くてしっかり掴んで歩けるので、そう危険ではありません。
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北ルートはこれまでとは打って変わってヤセ尾根の連続する区間になります。大山三峰のバリルートみたいな様相ですが、木々が多くてしっかり掴んで歩けるので、そう危険ではありません。
少しするとこんな尾根分岐が。普通下りで二又に分かれるのですが、登り方面でこんな分岐があるのは面白いものですね。ここはぱっと見どちらにするか迷うところですが、畦ヶ丸の方向は右側ですのでそちらに進むと、先に目立たない黄色テープが巻かれた木の枝がありました。
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少しするとこんな尾根分岐が。普通下りで二又に分かれるのですが、登り方面でこんな分岐があるのは面白いものですね。ここはぱっと見どちらにするか迷うところですが、畦ヶ丸の方向は右側ですのでそちらに進むと、先に目立たない黄色テープが巻かれた木の枝がありました。
そしてこんな小ピークに出ます。この辺りは勾配が結構あって土質も軟らかい感じですから気を付けて歩かないといけません。
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そしてこんな小ピークに出ます。この辺りは勾配が結構あって土質も軟らかい感じですから気を付けて歩かないといけません。
木々の切れ間から目指す畦ヶ丸が見えてきました。まだ2km近くありますが、見た目はもっと離れていそうに感じます。
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木々の切れ間から目指す畦ヶ丸が見えてきました。まだ2km近くありますが、見た目はもっと離れていそうに感じます。
その先で尾根が右に下る分岐に出ます。ここを右に下れば北尾根の北側ルートですが、直進するのが本線みたいな感覚です。ここから450m先で一軒屋-畦ヶ丸ルートに合流することになります。
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その先で尾根が右に下る分岐に出ます。ここを右に下れば北尾根の北側ルートですが、直進するのが本線みたいな感覚です。ここから450m先で一軒屋-畦ヶ丸ルートに合流することになります。
ヤセ尾根は相変わらずちょくちょく現れますが、ザレた土質のために地滑りポイントもちょくちょく出てくるのもこのルートの特徴ですね。
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ヤセ尾根は相変わらずちょくちょく現れますが、ザレた土質のために地滑りポイントもちょくちょく出てくるのもこのルートの特徴ですね。
中央の大きな突起は今にも崩れ落ちそうですが、何とか木の根に支えられて残っていますね。道はこれを右に巻く形でトラバースしていますが、幅が狭くて角が斜めってるため、気を付けて歩かないと危険です。
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中央の大きな突起は今にも崩れ落ちそうですが、何とか木の根に支えられて残っていますね。道はこれを右に巻く形でトラバースしていますが、幅が狭くて角が斜めってるため、気を付けて歩かないと危険です。
一旦平坦になったところが少し続きます。後ろに畦ヶ丸が見えますが、まだ1.5kmくらいあります。
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一旦平坦になったところが少し続きます。後ろに畦ヶ丸が見えますが、まだ1.5kmくらいあります。
ここのヤセ尾根は左から進んで奥に見えるリボンのところから尾根上に登ります。白いザレが見えるように、結構滑ります。ただし、木々の根や岩を掴んで登れるので、そう困難なものではないです。
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ここのヤセ尾根は左から進んで奥に見えるリボンのところから尾根上に登ります。白いザレが見えるように、結構滑ります。ただし、木々の根や岩を掴んで登れるので、そう困難なものではないです。
歩きたくないヤセ尾根。幅40cmくらい残っていますが、脇は崩れ落ちていて、実際に支えているのは30cm未満でしょう。脇から巻いて進むこともできないので、そっと早足で抜けてしまいます。
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歩きたくないヤセ尾根。幅40cmくらい残っていますが、脇は崩れ落ちていて、実際に支えているのは30cm未満でしょう。脇から巻いて進むこともできないので、そっと早足で抜けてしまいます。
しばらくするとこんな分岐が現れます。右にも進めそうですが、左側の直進方向に赤テープが巻かれた木が見えます。ここは当然そちらに進みます。
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しばらくするとこんな分岐が現れます。右にも進めそうですが、左側の直進方向に赤テープが巻かれた木が見えます。ここは当然そちらに進みます。
その先で小ピークになりますが、そこに手製の道標がくくり付けてありました。それによると「この場所三差路」とありましたが、この狭い突起のところが三叉路なのではなくて、この手前の分岐がそれを示していたのでしょう。
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その先で小ピークになりますが、そこに手製の道標がくくり付けてありました。それによると「この場所三差路」とありましたが、この狭い突起のところが三叉路なのではなくて、この手前の分岐がそれを示していたのでしょう。
途中見かけた変なキノコ(?)。ハンバーガーみたいな形ですね。
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途中見かけた変なキノコ(?)。ハンバーガーみたいな形ですね。
このヤセ尾根もちょっとヤバいです。ザレたところを進みますが、わずかに左に逸れるようにして崩落しているところを避けています。しかし、ザレたところは普通に斜面になってますから、足を滑らせたら1発でお陀仏になります。慎重にストックを崖側に刺すようにして支えて渡ります。
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このヤセ尾根もちょっとヤバいです。ザレたところを進みますが、わずかに左に逸れるようにして崩落しているところを避けています。しかし、ザレたところは普通に斜面になってますから、足を滑らせたら1発でお陀仏になります。慎重にストックを崖側に刺すようにして支えて渡ります。
ヤセ尾根はしつこいくらい出てきます。こんな程度ではもう全然ビビルことはないですが、真ん中の白いザレは掴むものが何もないです。
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ヤセ尾根はしつこいくらい出てきます。こんな程度ではもう全然ビビルことはないですが、真ん中の白いザレは掴むものが何もないです。
ヤセ尾根区間が一旦終わると、今度は道がV字に枝分かれしたところに出ます。どちらも丸太を切って道の角に横たえて路肩にしていまして、整備された跡が見受けられますが、左は畦ヶ丸方面ではなく、かつ、下りになっていますので、それが一軒屋-畦ヶ丸ルートの南側区間なんでしょう。ここはもちろん右に進みます。
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ヤセ尾根区間が一旦終わると、今度は道がV字に枝分かれしたところに出ます。どちらも丸太を切って道の角に横たえて路肩にしていまして、整備された跡が見受けられますが、左は畦ヶ丸方面ではなく、かつ、下りになっていますので、それが一軒屋-畦ヶ丸ルートの南側区間なんでしょう。ここはもちろん右に進みます。
少し尾根の右側斜面をトラバースしてから尾根上に出てそのまましっかりした登りになります。鹿柵が左に現われましたが、長くは続いていませんでした。
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少し尾根の右側斜面をトラバースしてから尾根上に出てそのまましっかりした登りになります。鹿柵が左に現われましたが、長くは続いていませんでした。
尾根から逸れて左にトラバースする分岐もありました。土止めの木の板が側面に見えますが、最早道として使われていないのか、落ち葉がかなり積もっていますね。一体どこに出られるのでしょう?
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尾根から逸れて左にトラバースする分岐もありました。土止めの木の板が側面に見えますが、最早道として使われていないのか、落ち葉がかなり積もっていますね。一体どこに出られるのでしょう?
そしてすぐに「詳細図」に記載のある「大朽木」がありました。ここが1079mピークになります。残り930mです。
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そしてすぐに「詳細図」に記載のある「大朽木」がありました。ここが1079mピークになります。残り930mです。
そのピークの端から西北を望むと、確かに畦ヶ丸が大分近付いて見えますが、まだまだ間に鞍部を挟んで登らねばならないため、結構疲れそうです。
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そのピークの端から西北を望むと、確かに畦ヶ丸が大分近付いて見えますが、まだまだ間に鞍部を挟んで登らねばならないため、結構疲れそうです。
その下り区間がここ。勾配はきつくはないですが、それなりに下りますから、その分ラストの登りが大変になります。
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その下り区間がここ。勾配はきつくはないですが、それなりに下りますから、その分ラストの登りが大変になります。
いよいよ登りに転じますが、ちょっとすると勾配が緩んでしまいます。もちろん山頂はずっと先です。地形図ではピークとまではいかなくても、尾根の肩になるような感じの箇所がいくつか見られます。
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いよいよ登りに転じますが、ちょっとすると勾配が緩んでしまいます。もちろん山頂はずっと先です。地形図ではピークとまではいかなくても、尾根の肩になるような感じの箇所がいくつか見られます。
その先ではこんな支尾根も。登りなら目指す畦ヶ丸を見ながら登り方面に進めば問題ないものの、下りではちょっと間違えやすいでしょうね。ただし、正規ルートには踏み跡がうっすらあるので、問題ないとは思います。
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その先ではこんな支尾根も。登りなら目指す畦ヶ丸を見ながら登り方面に進めば問題ないものの、下りではちょっと間違えやすいでしょうね。ただし、正規ルートには踏み跡がうっすらあるので、問題ないとは思います。
ここから勾配がキツくなってきました。いよいよ畦ヶ丸山頂への最後の登り区間になります。
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ここから勾配がキツくなってきました。いよいよ畦ヶ丸山頂への最後の登り区間になります。
雪がちらほら残っているところになりました。この「大倒木」の北側斜面はかなり雪が残っていましたが、今のところルート上には雪はありません。
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雪がちらほら残っているところになりました。この「大倒木」の北側斜面はかなり雪が残っていましたが、今のところルート上には雪はありません。
しかし、標高が高まるにつれて徐々に雪がルート上にも現れ始めました。畦ヶ丸は標高がさほど高い訳ではないので、雪はなかろうとたかをくくって軽アイゼンを持って行きませんでしたが、ちょっと不安になりますね。
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しかし、標高が高まるにつれて徐々に雪がルート上にも現れ始めました。畦ヶ丸は標高がさほど高い訳ではないので、雪はなかろうとたかをくくって軽アイゼンを持って行きませんでしたが、ちょっと不安になりますね。
するともう完全にルート上も雪に覆われてしまいました。降雪後、一人だけ歩いた足跡がありましたが、アイゼンを着けなくても何とかなりそうな感じです。
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するともう完全にルート上も雪に覆われてしまいました。降雪後、一人だけ歩いた足跡がありましたが、アイゼンを着けなくても何とかなりそうな感じです。
比較的平坦なところや鞍部には雪が残っていますが、斜面にはあまり残っておらずに助かりました。また、下の方にあったようなヤセ尾根がこちらにはあまりなかったのも助かりました。狭くなってもこの程度です。
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比較的平坦なところや鞍部には雪が残っていますが、斜面にはあまり残っておらずに助かりました。また、下の方にあったようなヤセ尾根がこちらにはあまりなかったのも助かりました。狭くなってもこの程度です。
山頂手前の勾配も思ったほど厳しいものではなく、ところどころ雪の上を歩かねばならないものの、なるべく土の上を踏むようにして登る限り、アイゼンなしでも問題ありませんでした。
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山頂手前の勾配も思ったほど厳しいものではなく、ところどころ雪の上を歩かねばならないものの、なるべく土の上を踏むようにして登る限り、アイゼンなしでも問題ありませんでした。
そして正午ちょっと過ぎに畦ヶ丸山頂に到着。ここで食事にしようと思っていましたが、山頂にはたくさんのハイカーさんらがいて、ベンチは皆ふさがっていました。雪解け水でベンチが濡れていて座れないものもありましたが、狭い山頂で10人以上の人がシートを敷いて座って休んでいました。避難小屋に進んでそっちで昼食にしようと思って、記念写真だけ撮ってさっさと下ります。
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そして正午ちょっと過ぎに畦ヶ丸山頂に到着。ここで食事にしようと思っていましたが、山頂にはたくさんのハイカーさんらがいて、ベンチは皆ふさがっていました。雪解け水でベンチが濡れていて座れないものもありましたが、狭い山頂で10人以上の人がシートを敷いて座って休んでいました。避難小屋に進んでそっちで昼食にしようと思って、記念写真だけ撮ってさっさと下ります。
階段を下って隣のコブに登り直しますが、畦ヶ丸は人気がある山なんですね。去年来た時も人は多かったですが、この日も雪の残る中、たくさんの人が訪れるので、ルート上の雪は踏みしだかれてシャーベット状になっていました。
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階段を下って隣のコブに登り直しますが、畦ヶ丸は人気がある山なんですね。去年来た時も人は多かったですが、この日も雪の残る中、たくさんの人が訪れるので、ルート上の雪は踏みしだかれてシャーベット状になっていました。
避難小屋側のベンチにも人がびっしり。避難小屋の中を覗くと、そこにもたくさんの人が中で休んでいまして、とても火を焚いてラーメンを作るような情況ではないので、腹は減っていましたが、諦めて南下します。途中、大滝峠上分岐にあるベンチで休むことにします。
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避難小屋側のベンチにも人がびっしり。避難小屋の中を覗くと、そこにもたくさんの人が中で休んでいまして、とても火を焚いてラーメンを作るような情況ではないので、腹は減っていましたが、諦めて南下します。途中、大滝峠上分岐にあるベンチで休むことにします。
畦ヶ丸からはしばらく下りが続きます。しかし、大滝峠上までは東海自然歩道ルートで整備されているので、雪は残っていますが安全に下れます。
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畦ヶ丸からはしばらく下りが続きます。しかし、大滝峠上までは東海自然歩道ルートで整備されているので、雪は残っていますが安全に下れます。
途中から東海自然歩道は大滝沢林道方面に折れますが、直進して屏風岩山〜本権現方面ももちろんしっかりした登山道として整備されていますので、無理なく歩けます。ただし、下り一辺倒ではなくて、ちょっとした起伏が連続するので、これまでの疲れから回復する感じではないです。
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途中から東海自然歩道は大滝沢林道方面に折れますが、直進して屏風岩山〜本権現方面ももちろんしっかりした登山道として整備されていますので、無理なく歩けます。ただし、下り一辺倒ではなくて、ちょっとした起伏が連続するので、これまでの疲れから回復する感じではないです。
しばらくすると、前を歩いていた大勢のグループに追い付いてしまったので、時折写真を撮りつつ間隔を適宜空けて後ろに付いて進みます。画像は途中で見かけた徹底的にとぐろを巻いた木。蔦かと思いましたら。下の方から分かれた枝が幹に絡まり何重にも巻いて延びていました。自分で自分の首を絞めているみたい(笑。
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しばらくすると、前を歩いていた大勢のグループに追い付いてしまったので、時折写真を撮りつつ間隔を適宜空けて後ろに付いて進みます。画像は途中で見かけた徹底的にとぐろを巻いた木。蔦かと思いましたら。下の方から分かれた枝が幹に絡まり何重にも巻いて延びていました。自分で自分の首を絞めているみたい(笑。
このように平坦なところも多いので、基本的にかなり楽なコースです。尾根の広がったところも多々ありますが、踏み跡もしっかりしているので、道迷いもほとんどないでしょう。
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このように平坦なところも多いので、基本的にかなり楽なコースです。尾根の広がったところも多々ありますが、踏み跡もしっかりしているので、道迷いもほとんどないでしょう。
この下りを過ぎると東海自然歩道が東に折れて、直進すると屏風岩山に至る大滝峠上分岐になり、そこにベンチがあるんですが、ちょっと嫌な予感が…。前を行く14名の皆さんがそこで休憩される可能性があり、そうなると当然ベンチは使えないことになります。ちょっと無理かなぁ…。
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この下りを過ぎると東海自然歩道が東に折れて、直進すると屏風岩山に至る大滝峠上分岐になり、そこにベンチがあるんですが、ちょっと嫌な予感が…。前を行く14名の皆さんがそこで休憩される可能性があり、そうなると当然ベンチは使えないことになります。ちょっと無理かなぁ…。
案の定、大滝峠上分岐のベンチは完全に占領されちゃいまして、仕方なく写真も撮らずに先を急ぎ、どこか適当に座れてストーブが置くことのできる岩場か切り株を探して休むことにしました。
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案の定、大滝峠上分岐のベンチは完全に占領されちゃいまして、仕方なく写真も撮らずに先を急ぎ、どこか適当に座れてストーブが置くことのできる岩場か切り株を探して休むことにしました。
少しすると鞍部になり、何も表示はないですが、かつてベンチか何かあったのか、低い柱のような木が四角形の角に埋まっていました。ちなみにそこから左右に進む道は確認できませんでした。そのまま進むと鹿柵が左に出てきますが、ここの脚立はご覧のように珍しく木製でした。この木製脚立が次に現れるところに丁度大きな切り株があって、そこで荷物を降ろして休むことにしました。
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少しすると鞍部になり、何も表示はないですが、かつてベンチか何かあったのか、低い柱のような木が四角形の角に埋まっていました。ちなみにそこから左右に進む道は確認できませんでした。そのまま進むと鹿柵が左に出てきますが、ここの脚立はご覧のように珍しく木製でした。この木製脚立が次に現れるところに丁度大きな切り株があって、そこで荷物を降ろして休むことにしました。
午後1時40分にやっと昼食タイム。11時頃から曇ってきたので、じっとしていると結構寒いです。気温は確実に月曜の世附権現に登った時よりも寒く、ベストを着ようかどうかちょっと考えました。
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午後1時40分にやっと昼食タイム。11時頃から曇ってきたので、じっとしていると結構寒いです。気温は確実に月曜の世附権現に登った時よりも寒く、ベストを着ようかどうかちょっと考えました。
ゆっくり食事を取って荷物をまとめていると、先程の皆さんが丁度目の前を通過して行きました。東海自然歩道を進むのかと思ったら、屏風岩山までまたご一緒することになりました。
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ゆっくり食事を取って荷物をまとめていると、先程の皆さんが丁度目の前を通過して行きました。東海自然歩道を進むのかと思ったら、屏風岩山までまたご一緒することになりました。
畦ヶ丸から屏風岩山までのルートは名無しの小ピークが結構あります。皆1000m弱のもので、どれも突出してはいないので、緩やかな登り下りが続きます。屏風岩山手前にある989mピークに至る手前で、左側に木々が途切れるところがあって、ずっと枝に邪魔されていた檜洞丸方面がくっきり見えました。ここで外人さんが登ってきて話をしましたら、檜洞丸に登ってから畦ヶ丸経由で来たそうですが、かなりの健脚ですね。しかも半袖半ズボンでしたので、寒くないかと聞くと、歩いていると丁度いいけど、10分止まると寒いと言ってました。「いや、それ、歩いていても寒いでしょ」と心の中でつぶやいて別れました(^∇^)b
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畦ヶ丸から屏風岩山までのルートは名無しの小ピークが結構あります。皆1000m弱のもので、どれも突出してはいないので、緩やかな登り下りが続きます。屏風岩山手前にある989mピークに至る手前で、左側に木々が途切れるところがあって、ずっと枝に邪魔されていた檜洞丸方面がくっきり見えました。ここで外人さんが登ってきて話をしましたら、檜洞丸に登ってから畦ヶ丸経由で来たそうですが、かなりの健脚ですね。しかも半袖半ズボンでしたので、寒くないかと聞くと、歩いていると丁度いいけど、10分止まると寒いと言ってました。「いや、それ、歩いていても寒いでしょ」と心の中でつぶやいて別れました(^∇^)b
見晴らしポイントでフィルムカメラのレンズを交換してしばらく撮影した後、いよいよ最後の登り区間を進みます。午前中の厳しい登りからすると全然苦しくないですね。
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見晴らしポイントでフィルムカメラのレンズを交換してしばらく撮影した後、いよいよ最後の登り区間を進みます。午前中の厳しい登りからすると全然苦しくないですね。
そして屏風岩山山頂に到着。午後2時40分頃になります。ここでも先行するグループが休んでいらして、山頂の木札を記念に撮ろうとしても、その周辺に大勢人がいて撮れずに、休憩が終わるのを待とうかと思っていたら、リーダーらしき方が声を掛けて下さり、札の周辺を空けてくれました。まぁ大人数だから仕方ないですが、できれば他の人もいるのですから、こうした写真を撮るポイントの近くでは荷物を降ろして欲しくないのが本音ですね。畦ヶ丸でも名物の石積みのところにたくさんのリュックやストックが立て掛けてあって、写真を撮れませんでした。
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そして屏風岩山山頂に到着。午後2時40分頃になります。ここでも先行するグループが休んでいらして、山頂の木札を記念に撮ろうとしても、その周辺に大勢人がいて撮れずに、休憩が終わるのを待とうかと思っていたら、リーダーらしき方が声を掛けて下さり、札の周辺を空けてくれました。まぁ大人数だから仕方ないですが、できれば他の人もいるのですから、こうした写真を撮るポイントの近くでは荷物を降ろして欲しくないのが本音ですね。畦ヶ丸でも名物の石積みのところにたくさんのリュックやストックが立て掛けてあって、写真を撮れませんでした。
さて、屏風岩山からは左に折れて東尾根ルートで下山します。ここには真っ直ぐ南に下って世附権現に進むルートと、東に折れてから直進する形で北東に進む地獄棚ルート、直進せずに鹿柵のところを右に折れる東尾根ルート、さらに東尾根からすぐに南東に折れる屏風岩山南東尾根ルートがあります。世附権現に縦走するルート以外は皆道標なしのバリルートです。下山に使う予定の東尾根はこの鹿柵の角を右に折れる方で、リボンがあるのではっきり分かります。しかし、直進する地獄棚方面のルートの様子がちょっと気になって、ちょっと確認しに進んでみることにしました。
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さて、屏風岩山からは左に折れて東尾根ルートで下山します。ここには真っ直ぐ南に下って世附権現に進むルートと、東に折れてから直進する形で北東に進む地獄棚ルート、直進せずに鹿柵のところを右に折れる東尾根ルート、さらに東尾根からすぐに南東に折れる屏風岩山南東尾根ルートがあります。世附権現に縦走するルート以外は皆道標なしのバリルートです。下山に使う予定の東尾根はこの鹿柵の角を右に折れる方で、リボンがあるのではっきり分かります。しかし、直進する地獄棚方面のルートの様子がちょっと気になって、ちょっと確認しに進んでみることにしました。
鹿柵が切れて尾根が急勾配になる手前まで下ってみると、東尾根の勾配よりもキツいところを一気に下る感じになっています。どちらかと言うと沢登りを絡めて使われることが多いようで、普通の登山の下りで使うには難儀しそうな感じですね。
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鹿柵が切れて尾根が急勾配になる手前まで下ってみると、東尾根の勾配よりもキツいところを一気に下る感じになっています。どちらかと言うと沢登りを絡めて使われることが多いようで、普通の登山の下りで使うには難儀しそうな感じですね。
鹿柵の切れ目から少し戻ったところにある柵と柵の間の尾根。ここも読図しながら下れば抜けられそうではありますが、結局東尾根に合流しそうなところです。
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鹿柵の切れ目から少し戻ったところにある柵と柵の間の尾根。ここも読図しながら下れば抜けられそうではありますが、結局東尾根に合流しそうなところです。
確認を終えて予定通り上の鹿柵を折れて東に進むと、ほどなく右側に別の鹿柵の尻が現われます。この間をそのまま下ります。
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確認を終えて予定通り上の鹿柵を折れて東に進むと、ほどなく右側に別の鹿柵の尻が現われます。この間をそのまま下ります。
そのほんの少し先でわずかにピークになったところがあり、ここに支尾根があり、右側にテープの巻かれた木が見えます。そちらが南東尾根ルートになります。ここはマーキングこそありませんが、踏み跡が見える直進方面に進みます。
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そのほんの少し先でわずかにピークになったところがあり、ここに支尾根があり、右側にテープの巻かれた木が見えます。そちらが南東尾根ルートになります。ここはマーキングこそありませんが、踏み跡が見える直進方面に進みます。
するとまた左に鹿柵が現れました。「詳細図」によるとここが963mの小ピークのようです。
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するとまた左に鹿柵が現れました。「詳細図」によるとここが963mの小ピークのようです。
「詳細図」では「南側展望良」とあったので、ちょっと立ち止まって撮影タイム。曇ってしまったのが残念ですが、月曜に登った世附権現が目の前にどっしり構えていて、左には丹沢湖も見えました。
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「詳細図」では「南側展望良」とあったので、ちょっと立ち止まって撮影タイム。曇ってしまったのが残念ですが、月曜に登った世附権現が目の前にどっしり構えていて、左には丹沢湖も見えました。
そのまま下っているとミツマタの群生地帯が現れました。ただ、まだ標高が高いところのものだけに、開花具合は3〜5分程度でした。
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そのまま下っているとミツマタの群生地帯が現れました。ただ、まだ標高が高いところのものだけに、開花具合は3〜5分程度でした。
ここまでは勾配がそんなに厳しくはなかったのですが、この支尾根のあるところからは勾配が厳しくなってきて、地面も滑りやすい砂っぽいものになってきて、小股に歩を進めないといけなくなりました。進む方向はストックの指す直進方向です。
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ここまでは勾配がそんなに厳しくはなかったのですが、この支尾根のあるところからは勾配が厳しくなってきて、地面も滑りやすい砂っぽいものになってきて、小股に歩を進めないといけなくなりました。進む方向はストックの指す直進方向です。
尾根が狭まりますが、勾配もキツいので、とにかく慎重に進みます。登りなら全然問題ないですが、下りでは根を掴みたくてもしゃがまないと掴めませんから、とにかく木の幹や枝を掴みながら、間隔が開いているところではゆっくり滑らないように下ります。
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尾根が狭まりますが、勾配もキツいので、とにかく慎重に進みます。登りなら全然問題ないですが、下りでは根を掴みたくてもしゃがまないと掴めませんから、とにかく木の幹や枝を掴みながら、間隔が開いているところではゆっくり滑らないように下ります。
少しするとまた支尾根が出てきました。ここはマーキングがありませんが道なりに直進する側の尾根を進みます。
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少しするとまた支尾根が出てきました。ここはマーキングがありませんが道なりに直進する側の尾根を進みます。
すると、またもや支尾根が現れます。やたらに分岐が多いので、下りではちょっと面倒ですが、こちらには頼りになる紫リボンが巻かれていました。ここを左側に進みます。
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すると、またもや支尾根が現れます。やたらに分岐が多いので、下りではちょっと面倒ですが、こちらには頼りになる紫リボンが巻かれていました。ここを左側に進みます。
急な勾配は相変わらずですが、ザレた砂に落ち葉が乗っていてとにかく滑りやすいので危険です。軽アイゼンかチェーンスパイクが欲しくなる道です。そのうち古い鹿柵が現れ、しばらくその左側を進みます。
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急な勾配は相変わらずですが、ザレた砂に落ち葉が乗っていてとにかく滑りやすいので危険です。軽アイゼンかチェーンスパイクが欲しくなる道です。そのうち古い鹿柵が現れ、しばらくその左側を進みます。
鹿柵の横にはミツマタが結構咲いていて、標高が下がっていることもあって7分くらいの開花になっていました。中心部が完全に開くと、外側の花との間のスペースがなくなり、とても密度が高くなります。来週〜再来週がピークかな。
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鹿柵の横にはミツマタが結構咲いていて、標高が下がっていることもあって7分くらいの開花になっていました。中心部が完全に開くと、外側の花との間のスペースがなくなり、とても密度が高くなります。来週〜再来週がピークかな。
一旦柵が切れますが、杉の植林区間の先にまた鹿柵が見えてきます。そこには水源保護の表示板が立っているのが見えます。「詳細図」によると、そこから大滝沢林道に下るルートが分かれていることになっています。
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一旦柵が切れますが、杉の植林区間の先にまた鹿柵が見えてきます。そこには水源保護の表示板が立っているのが見えます。「詳細図」によると、そこから大滝沢林道に下るルートが分かれていることになっています。
その下りのポイントは画像の通りで、黄色いテープこそ見られるものの、踏み跡は杉の落ち葉で全く見えず、勾配も厳しいのでかなり難儀しそうな道ですね。
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その下りのポイントは画像の通りで、黄色いテープこそ見られるものの、踏み跡は杉の落ち葉で全く見えず、勾配も厳しいのでかなり難儀しそうな道ですね。
予定通り直進してミツマタの間をくぐるようにして下ると、先の方でわずかなピークが見えます。そこに松の木が1本立っていますが、これが目印の「草原の赤松」ですね。正面に見える山は大杉山北山稜の穴ノ平沢ノ頭で、左奥が石棚山でしょうか。
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予定通り直進してミツマタの間をくぐるようにして下ると、先の方でわずかなピークが見えます。そこに松の木が1本立っていますが、これが目印の「草原の赤松」ですね。正面に見える山は大杉山北山稜の穴ノ平沢ノ頭で、左奥が石棚山でしょうか。
振り返ると午前中に登った前権現がはっきり見えます。左奥には畦ヶ丸の山頂も見えますね。
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振り返ると午前中に登った前権現がはっきり見えます。左奥には畦ヶ丸の山頂も見えますね。
さて、「草原の赤松」からの下りは特に大変でした。紫リボンのあるところからは向こうが見えないような急勾配で、下りでは相当難儀します。ザレ+落ち葉+浮いた石が多くなり、しかも尾根が広くないので、とにかく慎重×慎重と言う按配でゆっくり一歩一歩下ります。
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さて、「草原の赤松」からの下りは特に大変でした。紫リボンのあるところからは向こうが見えないような急勾配で、下りでは相当難儀します。ザレ+落ち葉+浮いた石が多くなり、しかも尾根が広くないので、とにかく慎重×慎重と言う按配でゆっくり一歩一歩下ります。
ここも画像では良く分かりませんが、かなりの勾配です。落ち葉の具合と石が見え隠れしていますね。
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ここも画像では良く分かりませんが、かなりの勾配です。落ち葉の具合と石が見え隠れしていますね。
このザレが顔を出している区間もヤバいですが、画像右上に県道脇の中川川が見えてきました。どのような感じの勾配か、中川川の位置から想像できますでしょうか。
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このザレが顔を出している区間もヤバいですが、画像右上に県道脇の中川川が見えてきました。どのような感じの勾配か、中川川の位置から想像できますでしょうか。
この尾根は下った先で鞍部になっていてもう一度登りに転じてしまいます。そこから右には前述した通り中川川と県道が見えるのですが、左にも道が見えまして、そちらが大滝沢林道になり、道はそちらに下ることになります。
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この尾根は下った先で鞍部になっていてもう一度登りに転じてしまいます。そこから右には前述した通り中川川と県道が見えるのですが、左にも道が見えまして、そちらが大滝沢林道になり、道はそちらに下ることになります。
別段何もマーキングはないですが、木々の間に道が見えます。勾配は右側より緩いので、滑ったとしても下まで滑落するようなものではないです。ここを適当につづら折れしながら下ることにします。
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別段何もマーキングはないですが、木々の間に道が見えます。勾配は右側より緩いので、滑ったとしても下まで滑落するようなものではないです。ここを適当につづら折れしながら下ることにします。
そのうちかすかな踏み跡のようなものが見えて、そのまま真っ直ぐ下ります。先には車が止まっているのが見えます。
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そのうちかすかな踏み跡のようなものが見えて、そのまま真っ直ぐ下ります。先には車が止まっているのが見えます。
これが出口のところ。大きな岩の向こうに2台の車が止まっていますが、このすぐ右側に林道のゲートがある地点でした。
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これが出口のところ。大きな岩の向こうに2台の車が止まっていますが、このすぐ右側に林道のゲートがある地点でした。
下り切って車で帰宅準備をしているお二人とちょっと挨拶して、ゲートの下側に止めた軽トラに戻ったのが午後4時45分頃。畦ヶ丸から屏風岩山までは予想外に人が多かったですが、バリルート区間は誰とも出会いませんで、最後の「草原の赤松」のちょっと下で二頭のカモシカが尾根を横切って走っていったのに出合っただけでした(^∇^)b 何はともあれ、これで丹沢湖北西側の山々は大体踏破できましたが、なかなか面白いルートでした。
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下り切って車で帰宅準備をしているお二人とちょっと挨拶して、ゲートの下側に止めた軽トラに戻ったのが午後4時45分頃。畦ヶ丸から屏風岩山までは予想外に人が多かったですが、バリルート区間は誰とも出会いませんで、最後の「草原の赤松」のちょっと下で二頭のカモシカが尾根を横切って走っていったのに出合っただけでした(^∇^)b 何はともあれ、これで丹沢湖北西側の山々は大体踏破できましたが、なかなか面白いルートでした。
Topgabachoさん、はじめまして!
25日はけっこうニアミスだったようです。
ワタシは9:43-9:59に権現山の山頂にいました。また畦ヶ丸山頂には11時半頃に着いています。あの日、あの辺を歩いたのは私だけかなと思いましたが、少し後ろにTopgabachoさんがおられたんですね。
畦ヶ丸の山頂から降りるところで、団体の方々の長蛇の列に会いましたが、やっぱり混雑になったんですね。ワタシは少し早くて助かりました。
f15eagleさん、初めまして。
そうでしたか!
となると、あの雪に残っていた新しい感じの踏み跡は f15eagleさんのものだった訳ですね。
前権現までは新しい踏み跡らしきものがなかったですが、雪道になって見付かったので、てっきり北ルートないし一軒屋-畦ヶ丸ルートの南側から合流した方のものかなと思いましたが、権現山の東北側の尾根を登っていらしたんですね!
あの辺も色々なVRがあって、もっともっと色々なコースで楽しめそうですよね!
それにしても畦ヶ丸は人気が妙に高いですね。
やはり4方向に進めるターミナル的な性格のピークだからなのかな。
見晴らしは決して良くない割りに、前に平日に来た時も賑わっていました。
前権現の静けさとは真逆でしたね(^∇^)v
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