記録ID: 1093971
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積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
甲斐駒ヶ岳、名も知らぬ高山地帯の灌木に力を借りて(竹宇駒ヶ岳神社から往復)
2017年03月25日(土) 〜
2017年03月26日(日)


体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 34:40
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 2,409m
- 下り
- 2,498m
コースタイム
1日目
- 山行
- 13:35
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 14:53
距離 8.8km
登り 2,318m
下り 404m
2日目
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 5:30
距離 9.9km
登り 90m
下り 2,097m
1日目:尾白渓谷駐車場1:20→竹宇駒ヶ岳神社1:30→笹ノ平分岐3:40→刃渡り5:55→6:20刀利天狗6:30→7:20五合目7:35→9:00七丈小屋(休憩)9:40→八合目御来迎場11:15→13:05甲斐駒ヶ岳13:20→14:50八合目御来迎場(夕食?)15:30→16:15七丈小屋…[14時間55分]
2日目:七丈小屋6:30→7:25五合目7:40→刀利天狗8:40→刃渡り9:05→笹ノ平分岐10:00→11:10竹宇駒ヶ岳神社→尾白渓谷駐車場11:25→12:00尾白の湯…[5時間30分]
2日目:七丈小屋6:30→7:25五合目7:40→刀利天狗8:40→刃渡り9:05→笹ノ平分岐10:00→11:10竹宇駒ヶ岳神社→尾白渓谷駐車場11:25→12:00尾白の湯…[5時間30分]
天候 | 1日目:晴れ 2日目:雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
JR中央本線長坂駅→(セブンイレブン立ち寄り)→竹宇駒ヶ岳神社(北杜タクシー)¥4,490 (復路) 尾白の湯→JR中央本線長坂駅(北杜タクシー)¥3,230 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
おはようございます。早く着きすぎましたが、今夜の宿泊受付ができるか聞いてみました。
管理人さん「この時間は、受け付けてない(^_^;)」
hiyopa「じゃあ、荷物置いて行っていい?」
(管)「いいですよ〜」
(ひ)「山頂行ってからまた来ますね。」
(管)「はい〜」
…にこやかな対応でした。会話が難しいときがあるのですが、本当はいい人なのはわかっています。
管理人さん「この時間は、受け付けてない(^_^;)」
hiyopa「じゃあ、荷物置いて行っていい?」
(管)「いいですよ〜」
(ひ)「山頂行ってからまた来ますね。」
(管)「はい〜」
…にこやかな対応でした。会話が難しいときがあるのですが、本当はいい人なのはわかっています。
いい天気なのですが、カンカン照りで暑いくらい。テント泊していたと思われるカップルとソロ男性が山頂から降りてきました。カップルの男性の方に「楽しんできてください」と声をかけていただきました。うれしいね。
八合目に着きました。ここで、未明に追い越していったCさんが山頂から降りてきました。雪が腐り始めて、剣岩直下のルンゼは怖かったので時間がかかったとのこと。でも、そうは言いつつ、力のある人はこのタイミングでしっかり帰ってきますね。
いつものように鳳凰三山を見ながら考えます。去年は、同じようなコンディションの中、高い気温での雪解けを警戒して撤退した。今年も雪が同じ状態なら、撤退しなければ自分の行動に矛盾を来す。。。
問題の場所。雪質はやわらかめ。山の神は呼んでくれていない。
が、去年よりは雪にボリュームがあるようだ。まとまってゴロゴロ落ちてしまいそうな感じでもない。
それと、今回は試してみたい小道具がある。あそこに木も生えてるし、確か鎖をかけてある支点もあるはずだ。
体力、OK。時間、OK。よし、ちょっと怖いけど、行ってみる。
ここでソロ男性に先を譲ります(Eさん)。
が、去年よりは雪にボリュームがあるようだ。まとまってゴロゴロ落ちてしまいそうな感じでもない。
それと、今回は試してみたい小道具がある。あそこに木も生えてるし、確か鎖をかけてある支点もあるはずだ。
体力、OK。時間、OK。よし、ちょっと怖いけど、行ってみる。
ここでソロ男性に先を譲ります(Eさん)。
登りはそれほど怖くない。でも、見下ろすと…ダメだ、北沢峠に降りるか?(笑)デポした荷物はどうする?
さらにこの先も水分多いナイフリッジを登ります。ここを帰らなきゃならないと思うと、胃袋がひっくり返るような恐怖。
さらにこの先も水分多いナイフリッジを登ります。ここを帰らなきゃならないと思うと、胃袋がひっくり返るような恐怖。
ここはまず、足を深く突っ込むようにして長〜いクライムダウン。あんまり深く突っ込むと下にシャクナゲがいますが。Cさんは「シェルンドに片足突っ込んだ(笑)」とおっしゃってたな。こわ〜
そして…皆さん、恐怖で吐き気がするってわかりますか?もし滑ったら、「下まで」です。命はまずないでしょう。「もし」って言うけど、私の場合、足を滑らせる確率はそんなに低いとは思えないんですよね。
う、次の木まで1m足りない…20mロープでは両端を引いて9mほどしか届かない計算になります。
スリングもぶら下げていたのでそれも使って、岩の支点にビレイしたりしながら、なんとか全区間確保した状態で通過。
上の方の比較的安全なところでの予行演習を含め、全部で4回これをやりました。下からロープを間違いなく回収できるかどうかが心配だったのですが、ちゃんとつるんと抜けてくれた。
スリングもぶら下げていたのでそれも使って、岩の支点にビレイしたりしながら、なんとか全区間確保した状態で通過。
上の方の比較的安全なところでの予行演習を含め、全部で4回これをやりました。下からロープを間違いなく回収できるかどうかが心配だったのですが、ちゃんとつるんと抜けてくれた。
2日目は下山するだけなのでゆっくり寝坊したい気分でしたが、積雪が多くなるとしんどいので早目に出発します。同宿のソロ男性に撮っていただきました。
→ prism-kd さんでした。ありがとうございます(^_^)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1100918.html
→ prism-kd さんでした。ありがとうございます(^_^)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1100918.html
昨夜、管理人のタナベさんと(いつもより長く)お話しすることができました。「何度もお世話になりました」と言ったら、いや、山を降りてしまうわけじゃないんだよ、とのこと。小屋の民営化にともなって契約形態が変わるので、駐在はアルバイト的に週末のみ、と希望されたそうです。著名な登山家・花谷泰広さんの会社が運営とか。
小屋自体は原則予約制としながらも通年営業を続けるそうですし、管理人さんはまだまだコース整備を続ける意思満々。本当にありがたいことです。これからもよろしくお願いします。(以上、hiyopaほか数名で聞き取り。利用時にはしっかり確認してください。)
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
手袋2
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
バラクラバ
ゴーグル
ヘルメット
着替え
靴
ザック
アイゼン2
ピッケル
カラビナ3
スリング3
ロープ20m
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ2
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
タブレットPC
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---|
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実は25〜26と小屋泊で行こうと思ってたんです。
3/19に日帰りしてしまい、小屋に泊まれなかったものですから。
26日の予報が降雪だったので25日に鳳凰にしました。
管理人さんの件、安心しました。
私が最初の二回登頂できたのも七丈小屋のおかげだったので3月中に小屋泊しなければもう会えないと思ってましたので…。
初日に山頂踏んで大正解でしたね。
またいろんな出会いがあったようで
それにしても下山時の雪化粧した風景もオツなものです。
こんなことなら黒戸行けばよかったかなとちょっと後悔です。
tomhig さん、こんばんは♪
ありがとうございます。
実は先週、ほとんどレコをチェックする暇もなくて、土曜出勤の後の tom さん登ってくるかな、などと考えながら降りてきました。この日も道はしっかりしていましたので、tom さんなら日帰り可能だったと思いますが、先週のうちにやってしまえ、というのは正解でしたね。
出会いといえば
降雪直後の刃渡り、いいでしょう
来シーズンも雪山、厳冬期に甲斐駒、女峰でトレーニングして残雪期に聖や塩見行けたらと思ってます。
降雪している時はキツいんですが、幽玄な雰囲気がいいですよね。
私も甲斐駒は本当に地元の人に愛されてるなと感じます。
tomhig さん、
私は久しぶりに無雪期に歩いてみたいと思っています。できれば、娘を連れて
きっと新発見がたくさんあるはず。
またぜひお会いしましょうね
4/30に破風山でお会いした者です。凄い山経歴の持ち主だったのですね。大変失礼致しました。
今は甲武信ヶ岳でしょうか?
私は甲府駅で大阪への夜行バス待ちの時間を使って昨日今日のレコをアップ中でーす。
tomytomy さん、
ご連絡ありがとうございます。
お会いしたのは、今朝のことなんですねえ…
なんとか大弛峠まで抜けて明日につなげたいと思っていましたが、甲武信への登りの雪の具合を見てとても無理と判断し、梓山へエスケープしてさっさと帰ってきました。
ただいま横浜の自宅です
山経歴なんて大してないのですよ…f(^^;)この山だけは、自分なりに研究して楽しんでいます。
夜行バスでの移動、お疲れさまです。連休中にでもまたゆっくり拝見しますね。
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