乗鞍BC 「4度目の正直」でようやく今期初登頂
- GPS
- 05:31
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,072m
- 下り
- 1,563m
コースタイム
- 山行
- 4:08
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 5:16
天候 | 天気晴朗ニシテ風微カナリ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
のりくらスキー場・かもしかリフト最上部〜ツアーコース: 硬い雪面に穴・雪玉のオンパレード ツアーコース終点〜肩の小屋口: いわゆる「モナカ雪」にびっしり覆われ、下りは苦行 肩の小屋〜剣ヶ峰: フカフカの粉雪の下に硬い氷という構成 苦戦しながらスキーで登っている猛者もいましたが、無理せずシートラーゲン+アイゼン登高のほうが楽 大雪渓: 絶妙の斜度とまずまずの雪質でとても気持ち良い。 が、下部はモナカ雪地獄でかなりハード。 |
写真
感想
今シーズン4度目の乗鞍BCスキー。
過去3回はいずれも森林限界前後で強風&ガスにやられて途中敗退していただけに、全国的に好天予報の今回は過去3回のリベンジを果たす絶好のチャンス!と密かに期待していました。
乗鞍スキー場下部は雪がすっかりザラメ化しもはや完全に春の様相ながら、リフト3本乗り継ぎゲレンデ最上部まで来てみればそこはまだ冬山の世界。
ゲレンデスキーヤーよりも多いんじゃないの?というくらいの山スキーヤー&山ボーダーたちと一斉に登高準備をしていざ出発。
位ヶ原までのツアーコースは雲一つ無い快晴&ほぼ無風という最高のコンディション(雪質はグダグダだけど。。)でウールシャツ一枚でも汗ばむほど。
毎回強風の巷と化す位ヶ原から上の吹きさらしも今回は微風程度で平和そのもの。
ここで多くのスキーヤー&ボーダーは滑って楽しそうな斜面の広がる右手の摩利支天岳方面へ向かうけれど、私は断然左の剣ヶ峰方面。
今回は滑りよりも登頂!です。
前回の撤退ポイントである肩ノ小屋から上はかなりの急勾配に加え崩れやすいサラサラ雪の斜面ということで、潔くスキーを脱いで背負いスキー靴にアイゼンを装着しツボ足登高。
吹き溜まりチックに積もったサラサラ雪の斜面はアイゼンもあまり効かず気を抜くとズルズル滑り歩きにくいことこの上なく、目と鼻の先に見える蚕玉岳と旭岳の鞍部の稜線までたっぷり1時間ほどかけて到達したときにはゼーハー息が上がっていた。
この4ヶ月間、山スキーにウツツを抜かしてばかりですっかり体が鈍ってしまったみたい。そろそろ登山仕様の体に鍛えなおさねば。。。
そんなこんなでようやく今期4回目にして初の剣ヶ峰登頂。
ほぼ無風&ポカポカ春の陽気の山頂でしばし寛ぎ、再びデポ地点まで戻って滑走開始!
大雪渓上部は雪質も良く、非常に快適な滑走が楽しめたけれど、下部〜位ヶ原の区間は「外はパリっと、中はふんわり」という非常に厳しいモナカ雪地獄。
「曲がらない・止まらない・いきなり逆エッジ」という三重苦で3回ほど大転倒、最後の1回は横っ飛びにスッ転んで頭を強打、軽いムチウチになってしまい現在もまだ首が痛い。。
位ヶ原から下のツアーコースはモナカ雪こそ無くなったものの硬い雪面にボッコボコの穴だらけというこれまたキビシイ状況で、ひたすら安全無事に滑るのみでなんとかゲレンデトップまで復帰。
滑りを楽しむBCスキーとしては消化不良な状況でしたが、雪山登山の道具としての山スキーと捉えればこれ以上無い最高のシチュエーションに大満足の一日でした。
やっぱり乗鞍最高!
次は5月、極上ザラメの大雪渓を滑りに来たいな!
何事も続ければ成果が出ることが実証されましたね〜
というわけで4度目はこの上ないほどの青空ですね
ラストはスキーを背負ったようですし、かなり登りごたえがあったのでは!
山頂のレッド、達成感が伝わってきます!
おめでとうございます
そして末尾の「雪山登山の道具として山スキーを」という捉え方、
カッコいいですね
(私はいつも山スキーをしている人をみるたびに、
羨望の眼差しになりますが、現実はシリセードくらいしか自信なし… )
wildwindさん
コメントありがとうございます!
返信遅れスミマセン!
過去3回のウソツキを脱し、ようやく4度目で正直者になれました。
乗鞍は冬でも比較的手軽に辿り着ける3,000m峰ですが、やはり天候次第では他の3,000m峰と変わらない厳しさがあることが実感出来た4回でした。
山スキー、私も滑りの方は全然上達せず、華麗に滑る玄人さんたちにいつも羨望の眼差しですよ。
でも、どちらかというとシール貼って登ってる方が好きなので、いいんです!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する