河口湖〜足和田山〜竜ヶ岳〜天子山地縦走


- GPS
- 14:33
- 距離
- 52.1km
- 登り
- 3,313m
- 下り
- 3,646m
コースタイム
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 6:26
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 8:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高速バス: 新宿〜富士五湖線 新宿 6:05 発 河口湖駅10:30 着 (7:54着予定) 帰り 路線バス: 白糸の滝〜富士の宮駅 13:50 発 JR: 富士宮〜小田原 小田急: ロマンスカーはこね36号 小田原駅 17:05 発 新宿駅 18:18 着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1800m 越えると残雪少しだけあったがアイゼン不要 雨ヶ岳上り、天子山地の破線部分は、体力や注意が必要 |
写真
装備
個人装備 |
サングラス
タオル
ウィンドジャケット
T シャツ
ランパン
靴下
ランニングシューズ
30Lザック
ウェストポーチ
GPS 時計
コンパス
地図
カメラ
アルコールストーブ
チタンマグカップ
燃料用アルコール(120ml)
ストーブ用軍手
食事(棒ラーメンx1 アルファ米x2)
行動食(ジェルx4 おにぎりx1 アミノ酸x3 塩熱タブレット)
水パック
水(2L)
絆創膏
ロキソニン
jRO 会員証
ヘッドライト
ヘッドライト予備電池
予備LEDライト
軽アイゼン
スマホ
携帯バッテリ(スマホと時計用)
Kindle
着替え(Tシャツx2 パンツ 靴下 銭湯タオル)
手ぬぐい
ジャージ上下
雨具上下
シェルター
シェラフカバー(エスケープヴィヴィ)
銀マット(カット済)
|
---|---|
備考 | 食事は少し物足りない。行動食に余裕がない。夜は少し寒かった。 |
感想
「河口湖駅スタートで、富士五湖を本栖湖まで巡った後、天子山地を縦走して、白糸の滝からロードを西臼塚まで走り、宝永山の第三、第二火口あたりまで見たあと、御殿場口五合目からロードを御殿場駅まで走る」というコースを予定していた。都内からだと、河口湖駅まではバスが出ているし、御殿場駅からはバスや小田急線を使って帰れるので、足代は 4000 円程度で安そうだし。また、前半コースは、キャンプ場や観光名所がたくさんあり、エスケープルートがたくさんある点も良いので。
出発の朝、バスタ新宿 6:05 発のバスに乗るが、中央高速に入ってすぐに渋滞が始まる。河口湖到着 7:54 の予定が 10:30 と、2.5 時間以上の遅れとなってしまった。しかも、軽く車酔いとなったし、ウェストポーチ内のソフトフラスコに入れたゼリーがこぼれ出してギトギトとなり、テンションが下がる。駅のトイレの水道で洗おうにも、トイレが混雑しており、それができず、駅で着替えたかったのだが、やはり混雑していて上半身裸になれるような場所がない... 意気消沈して車道脇を歩き出すも、たくさんの車が走っていて、その排ガスを吸いながら、ゴールデンウィークを選んだことを後悔する。
しかし、勝山の羽根子山ハイキングコース入り口から登山道に入れば、一気に静かなハイキングとなる。足和田山あたりまで、外国人観光客のグループ 1 組を追い越しただけだった。標高も上がり、景色も別世界となる。車社会の裏をかくのが、このエリアで静かなハイキングを楽しむコツかもしれない。足和田山から三湖台あたりは、人気コースらしく、家族連れや年配夫婦など、軽装備で軽いハイキングを楽しむセレブな感じの方が多かった。
紅葉台から精進湖までは、青木ヶ原の樹海の中を進む。樹海の入り口は自殺防止の看板などがあり、意識が現実社会に引き戻される。樹海に入り、手つかずの自然の中を進む。東海自然歩道は、本当によく整備されている。精進湖湖畔の集落に出ると、そこが上九一色村とわかり、オウム真理教事件を思い出す。なんとなく、背筋がひんやりする感じの区間である。
本栖湖に到着した時、なぜか本栖の周回を逆方向に 1km 程度進んでしまった。エネルギー切れで判断力が鈍っていたのかもしれない。本栖湖湖畔でトイレ休憩し、缶コーヒーを飲む。湖畔のレストランで「ほうとう」を食べるか真剣に悩んだが、我慢。竜ヶ岳を目指す。湖畔のキャンプ場はファミリーキャンプで大賑わいだった。
竜ヶ岳の登山道入り口を見落とし、少しコースミス。登山口に戻り、少し標高をあげて麓を見下ろすと、青少年スポーツセンターの 400m トラックが見える。記憶の底から、陸上部時代の合宿で訪れた記憶が蘇ってきた。もし、市民ランナーも利用できるなら、キャンプ場に宿泊して、合宿するのも良いかもしれないなどと妄想しながら山頂を目指す。
竜ヶ岳の山頂は、樹木はなくササで被われた平台となり、強い風が吹いていた。この時点で 16 時を過ぎていたので、この後の行動を決めなければならない。地蔵峠までは実線なので、日没後そこまで進んで、麓に下りてビバーグというアグレッシブな作戦も考えた。しかし、それは少しリスクが高すぎると思ったので、端足峠から本栖湖湖畔のキャンプ場に下りることにした。端足峠からの下りでは足に疲労が溜まっていて、思うように動けず、現在の体力の限界を感じた。
「浩庵テント村」というキャンプ場に着いて、使用料 1600 円を支払い、水 2L と、ビールをゲットした。水道の水が十分おいしかったので、水は買わなくても良かった。テントを張り、着替えたのち、キャンプ用の炊事場で、着替えを洗濯。隣で野菜を洗っていたキャンプの人にジロジロ見られた。アルコールストーブとチタンのマグカップで、アルファ米と棒ラーメンを作る。箸を忘れてしまったため、ペグ 2 本で代用するが、それでは麺をきちんと混ぜられず、せっかくのラーメンが底で焦げてしまうなど、ちょっと失敗。それでも空腹だからとてもおいしかった。食後は少しスマホして 19:00 には就寝。
まわりの方々はキャンプを楽しんでいるので、子供は叫び、大人は宴会である。結局 23:00 ごろまで、うるさかったり、ライト当てられたりして、時々目を覚ます。それ以後は、今度は寒くて目を覚ます。その度に、窓を閉めたり、レインウェアを着込んだりして調整していった。最終的にも外気温 7 度ぐらいまでしか冷えなかったが、今回装備ではこれでギリギリなのがわかった。標高や気象によっては、0 度ぐらいを想定すべきと、少し反省。また、4 時起床としたが、4:00 には行動できるぐらい明るかったので 3 時起床で良かった。お湯を沸かしてアルファ米のチキンピラフを食べた。食料も燃料もこれでぴったり終了。撤収して出発。
朝の本栖湖は、限りなく透明に近いブルーな感じで、きれいで幻想的だった。昨日下りてきた端足峠を登る。峠を登り切ると富士山が出迎えてくれる。峠を右に、雨ヶ岳に進む。雨ヶ岳山頂までの標高差約 500m は、自分の足で 53 分かかり、結構な難所だった。山と高原の 2013 版だと、コースタイムは 75 分だが、少し短いのではないか。
毛無山までの単調な登りを頑張って登る。本栖湖からここまではだれとも会わなかったが、毛無山山頂を越えたあたりから、ちらほら他の登山者とすれ違うようになる。地蔵峠で、朝霧の反対側に下りれば、身延方面に降りられることを改めて認識して、いつかは、そっちに下りたいと思った。地蔵峠からは破線ルート。途中崩れていて迂回ルートになっている箇所があったりするが、とくにここが危険ということはないように思う。しかし、全体的に斜面がすごく急で、あまり踏まれてないので、コース外れたりして足元が悪くなって滑落したり、体力が尽きて次の峠までたどり着けない、などの危険はありそうだと思った。夜間に通過するのは、とても無理だと思った。
長者ヶ岳、天子ヶ岳は、たくさんの登山者で賑わっている。登山道は整備されているけど、どちらの山も険しい。天子ヶ岳からの下りは、急すぎてビックリした。下りの途中、芝川に下りるルートがあり、いつかは芝川に下りたいと思った。
天子ヶ岳から白糸の滝までは、下りだし、楽勝区間だと思っていたが、意外と長く、心が折れた。白糸の滝に午前中につけば、計画どおり御殿場駅まで走ろうと思っていたが、13:00 すぎたし、心も折れてしまったので、白糸の滝で途中棄権することにした。ゴール地点の白糸の滝もスタート地点の河口湖駅と同じように、ゴールデンウィークで混雑していてトイレで着替えることもはばかられる。そんな状況だったので、富士宮やきそばはスキップして、富士駅の身延線ホームの立ち食いそばを食べることにした。
コース設定としては、自分の体力では、天子山地の山を取捨選択しないと無理な計画だとわかった。普通に進めば、天子山地の危険なエリアを日没後に越えることになり、それは自分には危険すぎるので。それと、時期を少しズラせば、宝永山の雪も確実に解け、御殿場口五合目からのバスが開通して、ロード区間を減らすことができるし、気温もあがるのでテント泊の装備も減らせる。リトライするなら 5 月下旬以降が良いと思われる。
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