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Yamareco

記録ID: 1129561
全員に公開
ハイキング
東海

【根尾】高屋山〜大白木山 ヤブ尾根縦走

2017年05月03日(水) [日帰り]
 - 拍手
ヤドカリ その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:16
距離
9.9km
登り
1,048m
下り
708m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:12
休憩
2:05
合計
9:17
6:15
188
根尾越波駐車地
9:23
9:41
152
12:13
14:00
92
15:32
折越峠
標準的なペースかと思います。
天候 雲多めの晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
本巣方面から国道157号→国道418号→県道255号、または山県方面から国道418号→県道255号で上大須→折越林道。
一台を折越峠に置き、越波集落はずれの神社前に駐車。
コース状況/
危険箇所等
大白木山〜折越峠間は登山道(作業道?)ですが、それ以外はヤブ尾根です。出かけられる際は自己責任でお願いします。
今回の高屋山へのルートは記録の多い定番ルートとは違います。高屋山登頂のみが目的なら定番のルートが目印等もあり良いと思いますが、個人的には今回のルートは好みな尾根でした。ヤブも大したことはありません。自由こそがヤブ山の醍醐味(撤退リスクは覚悟)。
高屋山〜大白木山間は、いくつかあるアップダウンの各ピークの前後が背丈を超す笹と灌木のヤブがキツ目ですが、多くの区間で尾根芯のヤブを避けてよい獣道が北側(進路左手)についています。ただし、そのまま派生する支尾根についていかないように注意が必要です。
危険個所などは特になかったように思います。
その他周辺情報 道の駅と温泉がセットであります。
【道の駅・うすずみ桜の里・ねお】
http://www.usuzumi.or.jp/sakura-sato/
【うすずみ温泉四季彩館】
http://www.usuzumi.or.jp/index.php
1台を折越峠にデポ、根尾越波はずれの神社前に駐車。今日は墓地近くから登る定番ルートではありません。一か八かの尾根選択です。
2017年05月03日 06:17撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 6:17
1台を折越峠にデポ、根尾越波はずれの神社前に駐車。今日は墓地近くから登る定番ルートではありません。一か八かの尾根選択です。
地形図の通りに道があります。
2017年05月03日 06:25撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/3 6:25
地形図の通りに道があります。
このあたりから適当に取付きます。新緑がきれいです。
2017年05月03日 06:29撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/3 6:29
このあたりから適当に取付きます。新緑がきれいです。
始めはちょっとヤブっぽい。地形図の道終点まで行けばよかったのかも。
2017年05月03日 06:52撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 6:52
始めはちょっとヤブっぽい。地形図の道終点まで行けばよかったのかも。
尾根を目指します。
2017年05月03日 07:03撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 7:03
尾根を目指します。
この立派なブナが良い目印。
2017年05月03日 07:05撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 7:05
この立派なブナが良い目印。
尾根上はまずまずの歩きやすさ。
2017年05月03日 07:05撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 7:05
尾根上はまずまずの歩きやすさ。
向かいの山は…台金あたりか?
2017年05月03日 07:16撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 7:16
向かいの山は…台金あたりか?
尾根芯はヤブですが、左側だったり…
2017年05月03日 07:20撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 7:20
尾根芯はヤブですが、左側だったり…
右側にヤブの薄いところを見つけて進みます。
2017年05月03日 07:32撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 7:32
右側にヤブの薄いところを見つけて進みます。
おおむね快適な尾根。斜度もきつくなく、私的には定番ルートより好みです。結果オーライというやつですが。
2017年05月03日 07:35撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 7:35
おおむね快適な尾根。斜度もきつくなく、私的には定番ルートより好みです。結果オーライというやつですが。
いろいろな巨木もあり。
2017年05月03日 07:37撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 7:37
いろいろな巨木もあり。
こんなスッキリなところも。
2017年05月03日 07:42撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/3 7:42
こんなスッキリなところも。
爽やか〜。
2017年05月03日 07:47撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/3 7:47
爽やか〜。
新緑がまばゆい。
2017年05月03日 07:48撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 7:48
新緑がまばゆい。
登るにつれ季節は逆戻り。シロモジはまだ芽吹き状態。やはり花同様、木々の芽吹きも昨年より10日〜2週間くらい遅い感じ。
2017年05月03日 07:55撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 7:55
登るにつれ季節は逆戻り。シロモジはまだ芽吹き状態。やはり花同様、木々の芽吹きも昨年より10日〜2週間くらい遅い感じ。
ここはもう道でした。
2017年05月03日 08:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 8:18
ここはもう道でした。
良いブナも散見。
2017年05月03日 08:30撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 8:30
良いブナも散見。
イワウチワ登場。
2017年05月03日 08:41撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/3 8:41
イワウチワ登場。
標高1000mあたりで定番ルートとの合流。芽吹きは遅れているのに残雪はもうない。一昨年は残雪と新緑のブナが美しかったのに。
2017年05月03日 08:43撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/3 8:43
標高1000mあたりで定番ルートとの合流。芽吹きは遅れているのに残雪はもうない。一昨年は残雪と新緑のブナが美しかったのに。
ミヤマカタバミは白・ピンク混在。まだ寝てます。
2017年05月03日 09:01撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/3 9:01
ミヤマカタバミは白・ピンク混在。まだ寝てます。
ピントが合わない^^;
2017年05月03日 09:03撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/3 9:03
ピントが合わない^^;
ようやくお目覚め。
2017年05月03日 09:05撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/3 9:05
ようやくお目覚め。
エンレイソウもこれから。
2017年05月03日 09:09撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/3 9:09
エンレイソウもこれから。
まだ冬枯れの様相。
2017年05月03日 09:11撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 9:11
まだ冬枯れの様相。
カレンフェルトが出てきました。エンゴサクやミヤマカタバミくらいでした。白玉はまだ芽吹き始め。つぼみ1つがやっとでした。
2017年05月03日 09:16撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 9:16
カレンフェルトが出てきました。エンゴサクやミヤマカタバミくらいでした。白玉はまだ芽吹き始め。つぼみ1つがやっとでした。
何とも可愛らしいマイクロサイズのキクザキイチゲ。
2017年05月03日 09:17撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/3 9:17
何とも可愛らしいマイクロサイズのキクザキイチゲ。
高屋山に到着です。
2017年05月03日 09:26撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/3 9:26
高屋山に到着です。
さてここから大白木山へ向けてヤブ尾根の縦走開始です。
2017年05月03日 09:40撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 9:40
さてここから大白木山へ向けてヤブ尾根の縦走開始です。
岩岳は緑に覆われています。
2017年05月03日 09:48撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 9:48
岩岳は緑に覆われています。
最初はこのやろー!なヤブでしたが。
2017年05月03日 09:51撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 9:51
最初はこのやろー!なヤブでしたが。
すぐに尾根北側(進行方向左手)が空いており快適に。
2017年05月03日 09:58撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 9:58
すぐに尾根北側(進行方向左手)が空いており快適に。
尾根が支尾根が派生するところではいったん尾根芯に戻ります。
2017年05月03日 10:02撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 10:02
尾根が支尾根が派生するところではいったん尾根芯に戻ります。
実際は快適な部分も多し。
2017年05月03日 10:08撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 10:08
実際は快適な部分も多し。
常に笹はありますが激ヤブでもなし。慣れてる人なら不快じゃないかと。
2017年05月03日 10:13撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 10:13
常に笹はありますが激ヤブでもなし。慣れてる人なら不快じゃないかと。
たまにこれくらいは(^^ゞ
2017年05月03日 10:15撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 10:15
たまにこれくらいは(^^ゞ
今日は白山見えてますね。樹間からですけど。
2017年05月03日 10:19撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 10:19
今日は白山見えてますね。樹間からですけど。
これでブナが芽吹いてたらなあ。今年はまだしばらく奥美濃のヤブ尾根いけそうですね。
2017年05月03日 10:35撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 10:35
これでブナが芽吹いてたらなあ。今年はまだしばらく奥美濃のヤブ尾根いけそうですね。
登山道レベルの獣道も。
2017年05月03日 10:41撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 10:41
登山道レベルの獣道も。
くどいようですが、これが新緑だったら…。
2017年05月03日 10:47撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 10:47
くどいようですが、これが新緑だったら…。
・1139には残雪がありました。北側の尾根に入らないように。
2017年05月03日 10:53撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 10:53
・1139には残雪がありました。北側の尾根に入らないように。
こうした大きなピークの前後だけはかなりのヤブコギ^^;
2017年05月03日 11:24撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 11:24
こうした大きなピークの前後だけはかなりのヤブコギ^^;
そんな感じをくりかえして反射板跡地?に出ました。あと一息です。
2017年05月03日 12:01撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 12:01
そんな感じをくりかえして反射板跡地?に出ました。あと一息です。
大白木山のツイン反射板が見えました。そこまでがかなりうるさいヤブでした。
2017年05月03日 12:10撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 12:10
大白木山のツイン反射板が見えました。そこまでがかなりうるさいヤブでした。
霞ながらも白山が遮るものなく見えます。反射板には男性2人組が憩っていました。ヤブ山やる人なら知っているネット有名人の方でした。
2017年05月03日 12:13撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 12:13
霞ながらも白山が遮るものなく見えます。反射板には男性2人組が憩っていました。ヤブ山やる人なら知っているネット有名人の方でした。
三角点には新しい道標が。
2017年05月03日 12:16撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/3 12:16
三角点には新しい道標が。
ここでお昼の大休止。屏風山とその左奥の白いのが荒島岳。
2017年05月03日 13:38撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/3 13:38
ここでお昼の大休止。屏風山とその左奥の白いのが荒島岳。
ここからは一般登山道(作業道)で下山します。尾根の笹ヤブの中にカタクリ。
2017年05月03日 14:02撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/3 14:02
ここからは一般登山道(作業道)で下山します。尾根の笹ヤブの中にカタクリ。
舟伏山と岩岳。
2017年05月03日 14:05撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 14:05
舟伏山と岩岳。
尾根上部の芽吹きはGW開けからでしょうか。
2017年05月03日 14:08撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 14:08
尾根上部の芽吹きはGW開けからでしょうか。
トラバース区間では花探し。
2017年05月03日 14:21撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 14:21
トラバース区間では花探し。
キクザキイチゲは白ばかり。ちょうど見ごろ。
2017年05月03日 14:27撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 14:27
キクザキイチゲは白ばかり。ちょうど見ごろ。
大きく登りかえして反射板分岐。
2017年05月03日 14:47撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 14:47
大きく登りかえして反射板分岐。
ここからの痩せ尾根ではベニマンサクが相当な数。ハートフルな若葉が可愛らしい。
2017年05月03日 14:52撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 14:52
ここからの痩せ尾根ではベニマンサクが相当な数。ハートフルな若葉が可愛らしい。
これがずーっと続きます。
2017年05月03日 14:58撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 14:58
これがずーっと続きます。
ショッキングピンクのイワウチワ。花が遅れているせいで今が見ごろ。
2017年05月03日 15:02撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/3 15:02
ショッキングピンクのイワウチワ。花が遅れているせいで今が見ごろ。
新緑のほとんどがこのベニマンサクと言っていいほど。
2017年05月03日 15:04撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 15:04
新緑のほとんどがこのベニマンサクと言っていいほど。
折越峠近く。向かいの尾根の新緑がきれいです。植林が非常に惜しい。
2017年05月03日 15:24撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 15:24
折越峠近く。向かいの尾根の新緑がきれいです。植林が非常に惜しい。
すっかり公式な登山道になったのでしょうか?登山口の道標が。
2017年05月03日 15:30撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/3 15:30
すっかり公式な登山道になったのでしょうか?登山口の道標が。
越波への車回収の途中で林道脇にお花畑。キクザキイチゲとニリンソウの混成。素晴らしき根尾の自然。
2017年05月03日 15:46撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
5/3 15:46
越波への車回収の途中で林道脇にお花畑。キクザキイチゲとニリンソウの混成。素晴らしき根尾の自然。
撮影機器:

感想

先に言っておきますと、私は決してヤブこぎ好きではありません。私の定義するヤブ山とは、「正式な登山道のない山」であって、別にヤブに覆われた山というわけではないのです。むしろまんまとヤブも漕がずに歩けるところはないかと思っているくらいです。ただし、今回に限っては珍しく戦闘モードでした。
昨年秋、徳山湖の梨ヶ平へブナの黄葉を楽しみに登った際、登山口で見かけた方(この世界では有名な方)がヤブの若丸山に登られました。そして翌日、レコは上げてませんが根尾の大白木山にシロモジの黄葉を見に登った際に登山口で見かけた方が、折越峠に自転車をデポして高屋山〜大白木山を縦走されました。強烈なワンツーパンチを食らった気分。
私も十分オッサンですが、そのお二方はさらに年輩の方です。「いいんだもんね、自分は自然派ハイカーでそんな山スタイルは興味ないんだもんね、人に影響されないのが大人なんだもんね」と強がってはみたものの、心のモヤモヤが晴れません(^^ゞ
悔しいというより、そんなことをやろうとして、そしてやり遂げてしまうおじさんたちの情熱がうらやましかったんだと思います。それで、こんなことはしょっちゅうはやらないぞと自分に言い聞かせ、この2つの山行をこのGWの宿題にしていたのです。
ヤブの若丸山をまずは登頂して、残るは高屋山〜大白木山の縦走だ、というわけなんです。
どうでもいい前置きが長くなってしまいましてスミマセン。

【越波駐車地〜高屋山】
前回、高屋山に登ったのは偶然にも一昨年の同日。ブナを始めとして木々の芽吹きが早く、残雪も多かった年です。おかげで新緑と残雪の美しい景色を奥美濃の山々でも楽しめましたが、今年はそれは期待薄なようです。
前回と同じルートで登るのも芸がないので、前回も検討した越波集落のはずれの尾根末端に近いところから取付くことにします。事前情報なしの賭けで撤退のリスクもありますがそこは里山、なんとなく踏み跡くらいあるだろうとの見込みです。
地形図に記載されている尾根末端へ続く破線の道はちゃんとあり、上がれそうなところから適当に取付きます。まばゆいシロモジの新緑を見ながらちょっとヤブっぽい斜面を這い上がっていきます。
右手の顕著な尾根を目指して登っていくと、どっしりとした太い幹から株立ち状に何本もの幹をのばしたブナに出合いました。これはちょうど良い目印になります。ここから尾根芯を行くようになります。
右側なり左側なりにヤブの薄い歩きやすいところを見つけ登っていきます。時には登山道並みに歩きやすいところもあり、ブナや巨木も見られる自然林の尾根で、自分としては当たりの尾根でしてやったりです。
登るにつれ季節は逆戻りして、シロモジが芽吹いいたばかりの見通しのいい道になり、イワウチワの花も見られるようになります。そこからしばらくで標高1000mあたり、定番ルートと合流します。やはり周りに残雪は見られず、それでいて木々は芽吹き前という状態です。
カレンフェルトで見られたいくつかの花もまだこれからといった感じで、白玉は一株だけつぼみを付けたものがありましたが、芽吹き自体がまだまだでした。
そうなれば道草も少なくすんなりと高屋山に到着です。それでもやはり少し距離が長い分、取付きから3時間以上かかりました。ここでしばしの小休止とします。

【高屋山〜大白木山】
ここからいよいよヤブ尾根とされる縦走路の始まりです。のっけからいきなりのヤブでしたが、少し進むと尾根北側(進行方向左手)に尾根芯のヤブを避けてトラバースする獣道があり、これをたどっていきます。
アップダウンのピークごとに北側に支尾根が出ているので、いったん尾根芯に戻らざるをえず、その際にはそのピーク前後でちょっと手厳しいヤブこぎとなります。ですが傾斜も緩々な尾根なので、漕ぐという一点に集中できるし、シャクナゲや常緑の灌木もあるわけではないので若丸山の激ヤブ壁登りに比べたら楽なものでした。
・1139でコース中唯一の残雪を踏み、トラバースの獣道歩きとピークごとの尾根芯ヤブこぎを繰り返し、日当たりよくすっかりヤブの蔓延した反射板跡のような広場に出て、これを抜けるといよいよ大白木山のツイン反射板が見えてきました。
最後にここのヤブに意外に手こずって、ついに反射板広場に飛び出します。結局、高屋山からの縦走路は覚悟していたほどの激ヤブではなく、かなりスンナリだったという印象でした。
反射板広場には男性2人組が憩っており、おひとりはかつてヤブ山系HPをやられていたネット有名人の方でした。

【大白木山〜折越峠】
お昼の大休止ののち下山開始です。ここからは反射板巡視路利用の登山道をたどって下るだけなので緊張感もなく歩けます。
安心してお花探しをしながらのんびり。今はちょうどカタクリとキクザキイチゲの最盛期のようで、あちこちで足止めされます。
それにしても今年は雪が多かったはずなのに、GW前の大雨で消えてしまったのか?いつもなら残雪のあるところにも全く雪がありません。
反射板分岐まで大きく登り返して、痩せ尾根を下ります。高木の芽吹きが遅いせいで、道脇に群生するベニマンサクのハート型の若葉だけが目立つなかをどんどん下って折越峠に到着。峠の新緑は真っ盛りでした。
そして越波にある車を回収に向かう林道脇では、あちこちでいろんな花が目を楽しませてくれました。

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コメント

自由
こんばんは、
熱いですね(笑)、自分の中ではhermit-crabさんはクールなイメージが勝手にあったので意外です、自分と似ている感じなのでうれしいです。
高屋山は登ったことはないですけど、登るとしたらこの登りのルートが自然ですね。
「自由こそが藪山の醍醐味」いい言葉です。
2017/5/10 23:27
Re: 自由
hanamaruteさん こんばんは。

なんとクールなイメージをもたれていましたか ちょっとほど遠い男です
私の持つhanamaruteさんのイメージは「渋い・タフガイ」です。
熱いかどうかはともかく、この連休はいつになくやる気になっていて、奥美濃ぶつかり稽古ー がテーマだったんですが、前半に風邪を発症してしまって何番かを残してしまいました。

高屋山の定番ルートは放置植林が気持ち悪くて…今回のコースは正解でした。
私なんかはまだまだですが、hanamaruteさんはまさに「自由」を楽しんで見えますよね。
2017/5/11 21:25
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