巻機山
- GPS
- 06:43
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,378m
- 下り
- 1,374m
コースタイム
天候 | 曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
最後のコンビニを過ぎると、清水集落までは一本道です。 清水集落から桜坂駐車場へ向かう入口がよく分からず、一度通過してしまいました。民家がなくなってから3kmほど山道を走ると小さな集落がある。そこが清水集落で、この集落の中を山に向かって登って行く道が桜坂への道でした。 桜坂駐車場までの道は、車1台分の道幅しかないので、すれ違いは厳しいです。 途中にも駐車場がありますが、これを通過し行けるところまで走って行くと、登山口の駐車場となります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全般ほぼ雪道ですが、かなり緩んできており、所々で踏み抜きます。 1〜3合目 序盤の緩斜面。踏み跡が多すぎてどこがコースかよく分かりません。ピンクテープが少ないので途中で立ち止まり探しながら進みました。 コース上に水たまり(池?)が見えたら、そこが3合目。正規のルートは、ここを左折します。 自分は、まっすぐに進む踏み跡を追ってしまいましたが、こちらのルートにもピンクテープがあるのです。どこからでも斜面を登れば5合目に着けそうですが、かなりの藪漕ぎを強いられるでしょう。 自分は沢筋を詰めていきましたが、上部は雪が切れてて、水の流れる沢の中を歩きました。 稜線手前に雪の壁があり、これを登ることができず四苦八苦しました。 4〜5合目 熊笹の上に雪が被っているので、薄くなってきている所ではスリップに注意です。 コースには道標どころか赤テープも少なく、どこへ進んで行けばいいのか四苦八苦しました。正規のルートを歩いている感じはなく、GPSでルートを確認しながら補正していきました。 往路で迷った時もGPSで確認したかったのですが、携帯の圏外で地図情報をダウンロードできてませんでした。 5〜7合目 比較的緩やかな斜面を登ります。特に危険箇所はありませんが、ガスなどの時は方向感を失いそうです。 6合目では割引沢側の展望が広がります。 7〜9合目 樹林帯を抜け展望が開けます。眼前に山頂が見えますが、それはニセ巻機山の山頂。 残雪期はここから自由にルートを取れそうですが、ここまでの登山道より傾斜がワンランク急になります。この辺りでアイゼンとピッケルを装備した方が良さそうだと思いました。 9合目〜山頂 ニセ巻機山から一旦鞍部に降り、再度登り返して右折すると山頂です。これまでの急登が嘘みたいに緩やかな山頂部です。 |
その他周辺情報 | コンビニは清水集落の10km手前にあるセブンイレブンが最後です。 バッジは清水集落の民宿で入手しました。 |
写真
感想
距離的には近いのだけど、時間距離が遠い奥深い山です。北アルプスに行くようには動けず、今頃になってのチャレンジとなりました。
この山に行くなら残雪期と決めていたので、チャレンジできる期間が短く、天気と身体の都合が合わなかったというのも理由の一つ。
さて、群馬に引っ越したので、時間距離も短くなり、車も使えるようになったので、チャンスが急に拡大しました。そしたらすぐにチャレンジしたくなるのが山バカです。GW中に行こうと心を決め、パッキングも済ませた状態で天気を待ちました。
が、今年のGWは天候が安定せず、カラッと晴れそうな日がありません。
結局、雨さえ降らなければいいやと諦めて登山口に向かいました。
天気のせいか駐車場に車も無く、携帯が圏外でGPS用の地図もダウンロードできなかったので、若干不安を感じながらスタート。
序盤の緩斜面は踏み跡が多数あって、どこに進めばいいのか迷います。踏み跡を辿るのをメインに、ピンクテープで確認しながら登っていたのですが、それでも見事に道迷い!後で確認してみると登山道のある斜面とは全く逆側の米子沢を登っていったようです。
間違っていると確信した時には、斜面をかなり登っており、降りる方が危険と思われたため、何とか稜線まで登って降り方を考える事にしました。
結果的にはこの判断が正解で、稜線に出てみるとそこに5合目の標柱があって一安心。
雪が多ければ幾分か簡単だったのかもしれませんが、上部は雪が切れ始めていたので、沢筋で踏み抜いたり、雪が滑り落ちてきたりと緊張の連続。最後は雪の壁をトラバースするための藪漕ぎ。ここまでの登りで、かなり体力を使った感じがあります。諦めの気持ちも出てきましたが、とりあえずもう少し進んでみることにしました。
6合目から見える割引沢は圧巻です。
7合目まで登ると山頂方向の視界が開けるました。ここから見えるのは、ゲンナリするような雪の壁。あちこちにクラックが見えるので、登るのをやめようかと思いながらも、トレースを追って右側から巻いていきます。が、こちらは雪が薄くなっており、熊笹の葉が表に出始めています。滑る条件が全て揃った斜面を登るのは怖い。この斜面に入ってしまうと、荷物を降ろせるような場所はなく、ピッケルを取り出すこともアイゼンを装着することもできない。諦めてキックステップで斜面を登り、斜面の上部を再度トラバース。
次回は秋に割引沢から登ってみたいですね。
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