水窪〜寸又峡


- GPS
- 48:24
- 距離
- 52.9km
- 登り
- 3,884m
- 下り
- 3,858m
コースタイム
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 9:48
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 10:33
- 山行
- 10:02
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 11:08
- 山行
- 10:42
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 11:52
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 4:37
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
写真
感想
水窪から気になっている尾根を繋げて寸又峡まで、さらに足の調子が良ければその先に行こうと計画したが、、、
1日目
いつものように水窪駅からタクシーで水窪ダムに向かう、運転手さんは
以前2回ほど行も予定外に帰りものせてもらった方で、さすがに顔を覚えられてしまったようだった。赤線つなぎのためダムの電話ボックスのところで降ろしてもらい少し戻ってトンネルを抜けたところに山王岩峰の登山口標識があるところから尾根に取りつく、すぐに分岐らしきところに到着して空身で山王岩峰に向かう、山頂標識のある場所には何かを祭っている小屋が立っていた。さらに先に道が続いていたが標識があったしまあいいやと思いザックの場所に戻る。途中水窪ダムが良く見える箇所が有りいつもと違うダムの姿を見る事が出来た。ザックを置いた手前で尾根への印がついていたが、ザックの箇所から適当にゼンモン山方面に登って行き、尾根に乗る。途中昨年の中の尾根への登りで見かけた火の用心のプレートをところどころで見かけながらゼンモン山に向かう。ゼンモン山まではさすが水窪100山?赤テープなどの印がうるさいほどについていた。ゼンモン山を越えるとそれまでとは違い、印は少なくなるが丁度良い具合だった。途中何か所かの急登を越えようやくスーパー林道に出た時には4時を回っていた。門桁山から五丁坂頭山まで歩こうと思っていたが、足が痛くなり始め、今回も林道を歩き野鳥観察舎まで行く。
2日目
予定では高塚山まで行き、3日目に竜馬ヶ岳〜入手山でアカヤシオの尾根を楽しむつもりだったが、昨日の足の調子から予定を変更して、途中鋸山への尾根の途中で1泊してから直接山犬段に向かうことにした。
今まで何度も野鳥の森に来ていたが、一度も登ったことのなかった五丁板頭山を目指して出発する。野鳥の森らしく野鳥の説明などがところどころに有り、楽しみながら登る。山頂は登山道から少し離れた箇所に有り、初め判らなく門桁山方面に少し進んでから戻って、登山道から離れた奥まった一番高そうな箇所に行くと小さな標識が有ったが、水窪100山の標識はなかった。ここから門桁への下降がうまく出来るか心配だったが、おり始めのポイントをGPSで確認しながら慎重に降り始めるとすぐに林道に降り立つ、おそらく観察舎付近に有る林道から伸びてきているのだろう、ここからしばらくは林道沿いにというか、登山道が林道によりなくなっているのでしょうがなく林道を歩いて高度を下げていく、どこまで林道が続くのかと思ったが、途中で林道は終わっていた。林道終了点からは普通に登山道が続いていてホットする。最後の吊り橋に降りる手前で左手に降りすぎて道を失うが、作業道を見つけ右手にトラバースするが、今度は右に行き過ぎてしまったが、おかげで沢に出ることが出来て水を汲むことが出来た。川の見えるところまで下りてから左手を見ると吊り橋が見えホットする。吊り橋はだいぶ年季が入っていて苔むしていたが、歩いてみると割としっかりしていて助かった。吊り橋を渡ると以前、京丸山から下りてきた場所に出ることが出来た。ここで一息入れてから林道を進むとすぐに厳重なゲートが有り、どう越えようかと思ったが下の人が通り抜けるための?枠が有り、大きなザックを無理やり押し込み辛うじて通過する事が出来た。さらに林道を進み始めの橋を渡った林道の分岐部分から尾根に取りつく、取り付きはどこでも急登から始まるがここも急登から始まり苦労する。今日は午後から天気が荒れる予報だったので雨が降る前にテントが張れる箇所が有ったら早めに張ろうと思っていたが、お昼前に雲行きが怪しくなり雷が鳴り始めたので、狭い場所で無理やりテントを張り逃げ込むと少しだけ雨が落ちてきて、昼食をとりながら様子を見るが、本降りとはならずに雷も止んだので、まだ時間も有ったので気を取り直してテントをたたんで、もう少し先に進むことにした。画栃山の手間のピークに平坦地が有り、まだ明るかったが今日はここまでとした。
3日目
今日は山犬段までの予定で出発する。画栃山まではすぐに到着する事が出来た。ここまでも赤テープが沢山あったが、この先さらに印が多くなり、またお菓子の袋やティーバックを枝に差して目印にしている方がいるらしくせっかくのマイナー尾根が台無しだった。さらにわざわざ綺麗に穴を開けたコンビニ弁当入れなどが枝に差されていてびっくりしてしまった。それでもイロウ山付近は雰囲気の良い笹原で別天地の趣だった。三本栃山手前の平坦地も気持ちの良い場所で、つくづく多すぎる赤テープと、エコな?目印が残念だと思った。最後の急登を我慢してようやく稜線に出たところで丁度、房子山方面から縦走してきた御夫婦と出会い少しお話をする。昨日は丸盆の東尾根から登ってこられたそうで、深南部好きな方だなと思った。鋸山までの細尾根は、何度か歩いたが今まで緊張した覚えはなかったが、今回は足の痛みもあり緊張してしまった。鋸山まで来てようやく一安心した。千石沢のコルに到着すると先ほどの御夫婦の旦那さんが水汲みから戻ってくるところだった。水の残りが少なくまた、今日中に山犬段に着けるか微妙で、ここで水汲みに行くか迷ったが、明るいうちには山犬段に着けるだろうと水汲みが面倒になりそのまま先に進むことにした。ひと山越えて急坂を慎重に降りたところで、三ッ合にすでに張られご夫婦のテント?を確認できた。三ッ合にようやく到着すると、すでに先ほどの御夫婦ともうひと方で宴会が始まっていた。さらに少し離れとところに単独行の方のテントが有り、自分も疲れていたので、皆さんに習って今日はここまでとして、水の余裕がなかったので小カップ麺だけ食べてすぐに寝てしまった。
4日目
頑張れば、今日中に寸又峡まで届くかもしれないが、水の残りが少ないし、今の足の状態では沢口山からの下りでどんだけ時間がかかるかわからないので、予定を大幅に短縮して日程に余裕もあるので、途中でもう一泊することにしたが、とりあえず朝は早く出発する。五樽沢のコルで一息していると、昨日のご夫婦ともう一方が下りてこられて先に行ってもらう。蕎麦粒山の登りをようやく登りきると、先行していたお三人がちょうど出発されるところだった。自分の持っている山と高原地図では、蕎麦粒山から山犬段へは15分となっていたが、とんでもなく時間をかけて山犬段までたどり着く。山犬段は、マイカー登山の方々で賑わっていた。以前、南赤石林道を千石沢まで歩いたときに、途中で水が出ている記憶を頼りに、少なくなった水を補給しに行く。記憶よりは離れていたが、無事水を補給出来てホットする。山犬段の小屋に戻り、昨日の夕食が少なかったので、小カップ麺を食べて腹を満たす。山犬段は電波が届くのでこのままタクシーを呼んでしまおうかと一瞬考えてしまったが、やはり毎年GWに行っている寸又峡に行かないのは残念なので、思いとどまり今日のうちに少しでも寸又峡に近づこうと出発する。ホーキ薙の工事が始まってからはまだ来たことがなかったので、登山道が消えて舗装路が出来ていてびっくりしたが、八丁段への分岐では迷わずそのまま舗装路を利用させてもらいホーキ薙まで楽をさせてもらった。板取山は北側が切り開かれていて、黒法師方面や大根沢方面、まだ雪の残る聖岳などがきれいに見ることが出来た。景色の良いここでテントを張ってゆっくりするのもいいかなと思ったが、蕎麦粒山から下りのペースを考えると、少しでも寸又峡に近づいていた方が良いと思い先に進む。この後、いやらしいガレ場が続き足の置き場に気を付けながら慎重に進む。天水でも北側の展望が良く、何度も歩いた前黒法師から黒法師、バラ谷、上西平の縦走路を懐かしく眺めた。長い下りもなく、あとひと頑張りなので沢口山まで行くことにした。横沢のコルから最後の登りを登り切り、寸又峡への分岐を越えて懐かしい沢口山にようやく到着した。休憩舎の軒にテントを張り景色を眺めながら贅沢な夕食を楽しんだ。
5日目
昨日までの足の調子からすると、寸又峡までどのくらいかかるか心配だったが、いくら何でも温泉の入れる11時までには下山できるだろうと、少し遅めに出発する。日向山コースと猿並平コースの分岐までは、まあまあのペースで下ってこれた。どちらのコースで下ろうか迷ったが、少し距離が長くなるが最後の下りが楽な猿並平コースで下りる。ここからが長かった、足首は歩けないほど痛むわけではなかったが、足を踏み外すと踏ん張れないので、ビビりながら下るので余計に時間がかかってしまい、
まさか11時まで掛かるとは思わなかったが、ようやく寸又峡に着くと、多くの観光客で賑わっていて場違いな所に来てしまった感じがした。温泉にゆっくり入ってから、いつもの「手造りの店さとう」に行ってみると、空席待ちの人がいるほど混みあっていた。ようやく席についていつものわさびそばを頂いて、お土産に一味唐辛子を買って帰ろうとしたが、今年はずいぶん早くに売り切れで取り置きもなくなっていて残念だった。代わりにお蕎麦と煎餅をお土産に買ったが、今回もこんにゃくをおまけに頂いてしまった。いつも有難うございます。
寸又峡からのバスは、大渋滞に巻き込まれて40分のところ2時間もかかっって千頭駅に到着した。乗ろうと思っていた14:10分のSLには乗れなかったが、14:53分のSLにはぎりぎり乗り込むことが出来た。おかげでいつもの車掌さんにお会いすることが出来た。忙しいGWが終わったら行者にんにくをとりに山に入りたいとおっしゃっていた。また今回も車内販売のお土産を頂いてしまった。年に1,2回しか乗らないのみなんだか申し訳ない。
今回、水窪ダムから野鳥の森、門桁の赤線が繋がったが、寸又峡までも最短コースに変更し、予定していたその先にはとてもでないが行けなかった。今の足の状態では登りは時間をかければまだ何とかなるが、長い下りはどうにもならない事が判った。夏の計画も見直しが必要となってきた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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kumahikoさん、初めてコメント致します。鋸岳手前でお会いして話しかけた夫婦です
実はあの時、もしかしたらkumahikoさんでは?!と、主人と話していたんですょ(^.^)記録を拝見して、やはりkumahikoさんだと分かり、なんだかとてもうれしくなりました (*''▽'')
いつも素晴らしい記録、楽しませて頂いております。
こちらの山域はまだまだ未踏の山ばかりです。これからもkumahikoさんの記録を参考にして、深南部の山々を楽しみたいと思います。
お疲れ様でした!(^^)!
続きのレコ、楽しみにしております
haizi さん こんにちわ
旦那様とお話しした時に、丸盆の東尾根を登られた来たと聞いて、深南部好きな方だと思いましたが、まさかhaizi さんご夫婦とは思っていませんでした。
haizi さんご夫婦のいかれる箇所はどこも興味をそそられる場所ばかりで毎回レコを楽しみにしています。
千石沢のコルで水を汲まず、三ッ合では余裕がなかったのですぐに寝てしまいました。今度、深南部で出会ったときはゆっくりお話ししましょう!
kumahikoさま、こんにちは!
以前、私がこの辺りのレコUPしたときに興味を持たれていて、いつかは歩くんだろうな?、kumahikoさんは水窪と寸又をよくつなげて歩くのでどんなコースかなって当時興味を持っていました。
このたび歩かれて想像の範囲だったのでちょいとうれしいです。
五丁坂頭山の水窪100山標識なかったのは残念ですね。・・・どこに行っちゃったんでしょ??
レコ友のhaiziさんご夫婦とも遭遇したようですね。
今回は時間が早かったので南アルプスファンクラブ図書館行かれました?
レコの続き・・・じっくり待ってます(笑)
fujiyoshiさん、こんにちは
やっぱり、fujiyoshiさんにはコースを読まれていましたね!
水窪100山標識は、昔登ったころにはまだなかった所もあるので、また行かなければいけない箇所もあり、なくなってしまうのは困ります。
寸又峡で泊まってからゆっくりして帰りたかったのですが、大混雑で辛うじていつものさとうさんのところでわさびそばを食べて、早めのバス(渋滞で倍以上時間がかかった)で帰ったので、今回は図書館には寄らずに帰りました。
fujiyoshiさんとも深南部のマニアックなところでお会いできる日を楽しみにしています。
kumahikoさん、こんにちは!
5日間にわたる深南部縦走お疲れ様でした。
いつもレコを楽しみにしています
鋸山への尾根でお菓子の袋やら弁当の空箱やらがテープ替わりに枝に刺してあったようですが、私が昨年行ったときにはなかったものです。
最近の登山者のマナーの悪さには呆れることがしばしばです
いつも気分よく登りたいものです。
daishohさん コメント有難うございます。
今回のコースはdaishohさん、fujiyoshiさんのレコを参考にさせていただきました。(コースタイムは参考になりませんが。。。)
私は県外から来ているので、日帰りでもったいなく欲張ってしまい何泊もしてしまいます。静岡県民の方々が羨ましいです。
やっぱり、お菓子の袋やら弁当の空箱はまだ新しそうだったので最近のものなのですね、、、テープ類も昨年に比べると多くなっているのでしょうね、、、水窪100山の影響でしょうか、静かな山が賑やかになるのは複雑な気持ちです。
daishohさんともそのうちどこかでお会い出来る日を楽しみにしています。
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