記録ID: 1136141
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沢登り
奥多摩・高尾
南沢を遡り巨樹に出会う
2017年05月11日(木) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 03:24
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 619m
- 下り
- 621m
コースタイム
天候 | はれ。暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南沢(南谷沢): ・入渓点はヤブが濃く歩きにくい。道路下が堰堤状になっており、沢床に飛び降りた ・しばらくはちょっとしたゴルジュで1−2mの小滝がいくつかある。ナメが多く意外に美渓であったが、間伐によると思われる丸太が散在し歩きにくいのが残念 ・ゴルジュを出るとワサビ田がありゴーロ歩きとなる。 ・奥の二股を左へ入ると、水流がほとんどなくなる。小さな涸棚を越えると、落ち葉の詰まった傾斜の緩い沢床歩きとなる。まるで人工的に作られた堀のようで不思議だ。 ・右岸に大きなトチノキが現れる。日原の有名なトチにも劣らない素晴らしい巨樹だ。ここから沢筋を離れるとよい。そのまま詰めると赤土の急斜面となり登れない。 ・トチノキ上からは自然林の素晴らしい緩斜面だ。落ち葉がフカフカに積もりヤブはなく、どこを歩いても笹尾根縦走路に出るだろう。 ・仕事道の入口は取付き点の右にあった。左岸を大きく巻くようについているのではないかと推測する。ワサビ田には仕事道が降りていたので、うまく辿れれば登山靴でも登れるかもしれない。 南沢は悪場の全くない小沢で、沢登りの対象とならない、いわゆる「遡行価値のない沢」です。しかし、トチの巨樹をはじめ源頭に広がる自然林の美しさは一見の価値があり、沢ハイク・沢ウオーク志向の方にはおすすめかもしれません。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
GPS
ロープ
ハーネス
ヘルメット
カラビナ
スリング
渓流シューズ
エイト環
チェーンスパイク
|
---|---|
備考 | 悪場はないので、渓流靴とヘルメットがあれば他の沢装備は不要だろう |
感想
先月末は森沢を探索しましたが、今度も引き続き、笹尾根北面の記録がない沢の探索です。
森沢同様、南沢も記録が全く見当たらず、先がどうなっているのかわからないので、期待と不安が交錯します。恐らく沢登りの対象とならないヤブ沢なのでしょうが…。ただ、地形図をみると、源頭部は等高線の間隔が広くなっていて、もしこれが自然林だったら詰めの歩きが楽しめそうです。
さて、実際に遡行してみると、確かに滝場もなくヤブや倒木が少々うるさい沢ではありましたが、後半は自然林に囲まれた快適な登行でした。源頭部も狙い通り美林の緩斜面で、落ち葉を踏みながら気分の良いバリエーションハイクが楽しめました。手軽に、これだけ変化のある山登りができるとは、笹尾根も侮れません。期待以上でした。
最大の収穫はトチの巨樹です。バリエーションルートを歩いていると、知られざる巨樹・巨木に出会うことはありますが、これだけ立派なのは珍しく、感動ものでした。季節を変え、秋にでも再訪したいと思っています。
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