初夏の恵庭岳とイチャンコッペ山

2017年05月21日(日) [日帰り]

• GPS: 09:07
• 距離: 16.7km
• 登り: 1,760m
• 下り: 1,720m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:00
• 休憩: 1:04
• 合計: 9:04

距離 16.7km 登り 1,771m 下り 1,720m

5:29 ポロピナイコース登山口
7:19 見晴台（第１見晴台）
7:55 7:58 第２見晴台
8:20 8:52 恵庭岳
9:08 第２見晴台
9:24 9:27 見晴台（第１見晴台）
10:33 10:34 ポロピナイコース登山口
11:08 11:12 幌美内展望台
11:15 イチャンコッペ山登山口
12:36 八合目
12:51 13:10 イチャンコッペ山
13:25 八合目
14:28 14:30 イチャンコッペ山登山口
14:31 幌美内展望台
14:33 ゴール地点

恵庭岳登りは写真とりまくりで時間がかかっています。イチャンコッペ山はふらふらでかなりペースダウンしています。また恵庭岳ポロピナイ登山口駐車場から幌美内展望台（イチャンコッペ山駐車場）は車で移動しています。ご注意ください。

天候

晴れのち曇り　最後は土砂降り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

札幌市内から真駒内経由で1時間程度。日中はかなりの交通量です。自転車の人も多数いますので、気をつけてください。
駐車場は、恵庭岳登山口、イチャンコッペ山登山口ともに15台ほど駐車できます。

コース状況／危険箇所等

恵庭岳は火口壁から最後の岩塔にかけて急崖です。火口壁はオーバーハングしていますので覗く場合はとにかく気をつけて。岩塔は落石も多数です。またロープがありますが、3点支持を忘れずに。

その他周辺情報

一番の近場は丸駒温泉（1,000円）。今回は定山渓手前のいつもの小金湯温泉「まつの湯」（600円）。

写真

5/21 5:38

恵庭岳登山口駐車場到着。12℃とは暖かくなったなあ。

5/21 5:44

駐車場はこんな感じ。さて出発するか。

5/21 5:47

早速スミレさん。

5/21 5:48

ここで登山届けに記載。

5/21 5:50

2014年の災害で作られた砂防施設。

5/21 5:56

登山道もやられました。所々新ルート。目印が充実しているので、迷うことはないです。

5/21 5:59

巨大な岩。

5/21 6:02

キスミレさん。この辺たくさん咲いています。

5/21 6:12

フッキソウさん。

5/21 6:14

タチツボスミレさん。

5/21 6:19

オオカメノキさん。

5/21 6:21

コヨウラクツツジさん。

5/21 6:22

おっと、ロープ場。ロープなしで登ります。

5/21 6:23

ツツジ？自信なし。

5/21 6:28

エンレイソウさん。

5/21 6:28

ツバメオモトさん。いやあ進まない！

5/21 6:52

倒木が多すぎで大変です。

5/21 6:54

きたっ！シラネアオイ！

5/21 7:00

6合目を越えると残雪が出てきました。

5/21 7:19

支笏湖の水面が美しい。

5/21 7:24

さて、いつもの登り専用。左側を行きます。

5/21 7:29

かなりの急登です。ロープは手にした方がいいです。上に人がいる場合は待機しましょう。

5/21 7:30

途中振り返って支笏湖。曇り予報だったけど、見事に快晴。まだ緑が薄いので景色バッチリ。

5/21 7:36

第1見晴台に到着。とにかく暑い！

5/21 7:37

ここからの眺めがやはり迫力ありますな。岩塔の上が山頂です。

5/21 7:40

ツガザクラさん。いっぱい！

5/21 7:46

一部残雪が登山道を覆っています。アイゼンは必要ありません。

5/21 7:54

シマリスさんが道案内。しばらく先導してくれました。

5/21 8:05

漁岳山塊、オコタンペコが見えてました。立木が邪魔。

5/21 8:14

第2見晴台到着。以前はここまででした。今でも規制ロープは残っていて、引き返す人もいます。

5/21 8:12

山頂が目の前。カッコイイ！

5/21 8:12

噴火口。活火山らしく噴気が見られます。左上に午後から行く予定のイチャンコッペ山が見えている。

5/21 8:18

初めてヘルメット装着。来月の槍ヶ岳のために購入。今回はテストも兼ねてます。

5/21 8:17

ここから先は本当に危険です。自信のない方は引き返した方が良いです。

5/21 8:27

開けました。漁岳、空沼岳が見えています。

5/21 8:32

岩塔直下まできました。右側から裏側に回りこみます。

5/21 8:38

いつ落石があってもおかしくないです。

5/21 8:45

さて、ザックをデポして最後の岩登り。3点支持を忘れずに。

5/21 8:47

ロープ場です。かなりヤバヤバです。

5/21 8:49

ここが最もヤバいところ。右側はほぼ直の崖です。慎重に、慎重に行きましょう。

5/21 8:51

山頂直下の古い標識。なんとか恵庭岳と読めます。

5/21 8:53

祝！恵庭岳山頂！天気最高！
標識奥にイチャンコッペ山、右には支笏湖、その奥には紋別岳が見えている。

5/21 8:55

反対を振り向くとオコタンペコと漁岳、小漁山。奥に羊蹄山が見えている。

5/21 8:56

羊蹄山アップ！

5/21 8:56

この間行った中岳（中央）、左に並河山、喜茂別岳。

5/21 8:57

狭薄山。いつか行ってみたい。

5/21 8:57

札幌岳。

5/21 8:57

空沼岳（右）。

5/21 8:58

イチャンコッペ山。あれれ？雲が・・・。

5/21 8:58

雲の上に紋別岳。

5/21 8:58

風不死岳と奥に樽前山。

5/21 8:59

中央にホロホロ山、右は徳舜瞥山。左はなんて言うんだろう。

5/21 9:01

ちょっと下って噴火口。迫力あるね。

5/21 9:02

気持ちいい！でも虫がすげぇ・・・。撤収！

5/21 9:39

で、一気に下って第1見晴台。また来るよ。

5/21 9:43

さて下り専用を下ります。

5/21 9:47

ロープがまだ残雪に埋まっています。

5/21 10:47

で、あっという間に登山届けボックスまで戻りました。

5/21 10:49

駐車場、満車！自分のしかなかったのに。

5/21 11:04

ここでお昼。いつものショット。背景が寂しい。

5/21 11:18

イチャンコッペ登山口の駐車場に移動。展望台駐車場というのが正しいか。18℃だけど登山道は25℃。風がなくて日差しが強い。

5/21 11:27

駐車場はこんな感じ。さて行きますか。

5/21 11:29

ちょっと下ってすぐ登山口です。

5/21 11:33

こちらもタチツボスミレさんがお出迎え。

5/21 11:45

これは何？スミレ？花が小さいなあ。

5/21 11:58

タチツボスミレさん。紫色が強い。

5/21 12:03

右は614m峰、左は山頂手前の785m峰。

5/21 12:03

支笏湖を挟んで風不死岳。

5/21 12:24

登山道はずっとこんな感じ。岩場は全くありません。

5/21 12:46

シラネアオイさん。

5/21 12:48

785m峰の手前。奥にイチャンコッペ山が見えてきた。とにかく暑い！

5/21 12:52

支笏湖が一望できます。

5/21 12:52

先ほど登った恵庭岳。

5/21 12:52

785m峰を越えて、さあイチャンコッペへ向かうか。

5/21 12:57

ここを下って登り返すと山頂。

5/21 13:08

暑さでふらふらになりながら、イチャンコッペ山登頂。

5/21 13:10

恵庭岳アップ！

5/21 13:10

紋別岳もアップ！

5/21 13:28

さあ下山。785m峰の奥に恵庭岳。

5/21 13:41

中央の2つの小さなコブを通過してここまで来ました。

5/21 14:25

下山途中に一瞬ですが、ざっと降りました。気温が一気に5℃も下がり、すごく楽に。

5/21 14:46

無事下山。雲行きが非常に怪しいです。

5/21 14:47

駐車場までもどりました。お疲れ様でした。

5/21 15:03

【番外】片付けが終わって運転席に入った瞬間に土砂降りに。ラッキー！

5/21 15:48

【番外】いつもの小金湯温泉「まつの湯」さん。600円。

5/21 16:04

【番外】ほてった身体をとにかく冷やしたかった。夏らしい〜。

撮影機器：

Canon EOS M3 Canon

SO-04E Sony

装備

個人装備

長袖シャツ（極薄） Tシャツ ズボン 靴下 キネシオロジｰタープ グローブ 雨具（上下） 日よけ帽子 タオル 登山靴（夏） ゲイター（薄） ストック ザック 昼ご飯（カップ麺必須） ガス コンロ コッヘル 行動食（チョコ・塩キャラメル・柿ピー） ハイドレーションキット＋飲料（3リットル） 地形図 筆記用具 コンパス 笛 予備電池 GPS 保険証 JRO登録証 携帯 高度計付腕時計 サングラス カメラ 熊鈴 ビニール袋数枚 ティッシュ3つ ウェットティッシュ1つ 携帯トイレ 虫刺され薬 マスク ツェルト 細引き エマージェンシーシート ファーストエイドキット 痛み止め お風呂道具 着替え サンダル 日焼け止め 虫除けスプレー ヘルメット

感想

yo-sha

今回は恵庭岳→イチャンコッペ山の2つのピーク。
恵庭岳は支笏カルデラの縁にある活火山で、標高は1320mです。気象庁のHPでは、2万年前に活動開始、17世紀年以降は水蒸気爆発を繰り返しているようです。1981年に群発地震が発生して以降、目立った活動はなく、比較的安定期に入っているようです。ただ噴気はありますので、要注意であることには変わらないですね。
イチャンコッペ山の標高は829mです。産総研のHPでは170万〜700万年前の火山噴出物のようです。古い火山なので,地形は比較的緩やかですね。冬山ではかなり人気のあるお山です。

今回は槍ヶ岳用に購入したヘルメットを使ってみたくて恵庭岳を選択。私が道内で登る範囲では、ヘルメットを使うようなお山は少ないです。色々探しましたが、恵庭岳ならヘルメットしてても恥ずかしくないかな・・・と。恵庭岳だけだと物足りなく、トレーニングも兼ねたかったので、隣のイチャンコッペ山も計画しました。

山行ですが、恵庭岳は標高600m以上で残雪がありましたが、アイゼンを使うほどではありません。もう凍ることもないと思います。お花もあちこちで咲き始めています。お陰でなかなか進まない・・・。まあ嬉しいのですがね。
2014年の豪雨災害の影響で登山道が一部変更されています。目印はあるので間違えることはないと思いますが、ご注意ください。
登り専用下り専用のルートでは転石に注意してください。雪解け後なので緩んだ岩石が落ちやすくなっています。また山頂の岩塔は滑落に注意が必要です。距離はないですが、落ちたら確実に大けが以上でしょう。岩登りに慣れていない方は、慣れている方のサポートがあった方がいいですね。
イチャンコッペ山はほんのちょっとだけ残雪がありましたが、全く問題なく、ほぼ前線夏道です。全体に緩いため危険箇所は全くありません。危険があるとすればヒグマくらいでしょうか。

今日はとにかく暑かった！恵庭岳登りで20℃を越え、下山時には25℃を示したため、こりゃマズイと思い、水分、塩分の補給を考えながら山行しました。それでもイチャンコッペ山の614m峰から先はなかなか苦戦。一気にペースダウンしました。帰りがけに雨が降ったのがかなり助けになりましたね。3リットルの水分を持って行って1kg体重減でしたので、4リットルの汗をかいたようです。とてもいい勉強になりました。

次は槍ヶ岳の予定。もう一回どこかに行っておきたいなあ。でも時間がないんだよなあ。槍のイメージトレでもしておくか。帰ってきたら何処に行こうかな。それも考えよう。さてさて、帰札後のお山は何処へ〜。

コメント

いけのや

槍ヶ岳用ヘルメット！
yo-shaさん、こんばんは。
私も今年槍ヶ岳に登る予定でヘルメットを購入しました。
肩の小屋でのレンタルも考えましたが結局買いました。
が、まだおうちの中でしか被っていません(^_^;)
自分のヘルメット姿に違和感を感じ、
被りたくないのが本音ですが槍ヶ岳のためなら被ります（笑

私は８月のお盆休みで行く予定です。
天気に恵まれますよう、気を付けて行って来て下さい！

yo-sha

Re: 槍ヶ岳用ヘルメット！
ikenoyaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
おお〜っ！槍ヶ岳、行くんですね〜！いきなり槍仲間ですね
ちなみに私は6月8〜11日の予定です。そのため急遽購入したのですが、自分の頭に入ったのがこれだけでした
私も家の中でしか被ってなかったんですよ。北海道のお山はほとんど被る必要がないので、恥ずかくて恥ずかしくて
でも行く前にどうしてもお山で被ってみたくて、本日恵庭岳に行きました。結局被ったのは山頂の岩場だけでしたけど
お互い晴れるといいですね〜。楽しい山行にしてきましょう！

750RS

ヘルメット
yo-sha さん、こんばんは。
恵庭岳＆イチャンコッペ山の2つのピークに行かれましたか。
恵庭岳・・・なかなか厳しい感じですね。
山容も険しそうですし・・・
でもロケーションが良いですね。

イチャンコッペ山・・・はなだらかな山容で・・・
人気のあるのも頷けますね。

次はいよいよ槍ヶ岳ですか・・・
ヘルメットもバッチリですね。
秋田でもヘルメットを使うような山は少ないですが・・・
昨日薬師であった方はヘルメット着用でした。
確かにいつ何があるか・・・
予防保全的発想だと思いますが・・・備えあればですね。

槍ヶ岳・・・無事登頂・・・
ご祈念いたします。

yo-sha

Re: ヘルメット
750RSさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
恵庭岳はそそり立った山で山行はかなり厳しいですが、最高点が岩塔の上なので360°全く遮るものがありません。ロケーションはそれはもうお見事の一言。単独峰のイメージですね

一方のイチャンコッペ山ですが、周辺に比べて「ぽこん」とした印象です。丸みを帯びた山容なので、高度感はイマイチです。ただそのような山容なので冬山としては人気がありますね

槍ヶ岳のお陰でヘルメットを購入しました。嫁さんには「会社のを使ったら？」言われましたが 　
悲しいかな軽量タイプは私の石頭には全くマッチせず、しかもサイズが62cmもあるため、写真のものしか入らなかったです

ヘルメット、確かに最近、常時被っている方が出てきましたね。予防するに越したことはないですが。。。もしかしたらファッション感覚の人もいるかもしれませんね

槍ヶ岳、祈願ありがとうございます。晴れることを祈るばかりです。とにかく登頂目指してガンバってきます