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Yamareco

記録ID: 114632
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無雪期ピークハント/縦走
丹沢

塔ノ岳・鍋割山(表丹沢周回) 

2011年06月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:08
距離
17.0km
登り
1,347m
下り
1,348m

コースタイム

07:42大倉バス停-08:50二俣8:59-09:47後沢乗越09:52-11:02鍋割山11:40-12:02小丸-12:22大丸-12:32金冷シの頭-12:50塔ノ岳13:40
-13:52金冷シの頭-14:03花立山荘-14:21天神平(天神尾根分岐)-14:35小草平(堀山の家)-15:16見晴茶屋-15:50大倉バス停
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
新宿→小田急線渋沢駅→(神奈川中央バス)→大倉
コース状況/
危険箇所等
 登山ポストは大倉バス停にあります。ヤマヒル用の塩もありました。付近は県立秦野戸川公園であり、各施設がそろっています。
 登山道は、泥濘らしい泥濘などはなく、過度に人工的でもなく必要な程度に手が加えられていて、良く整備されていると思いました。コースの7〜8割が林道または森林の中なので、直射日光に晒される部分は限定的です。その分展望という点では、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
 大倉から鍋割山へのコースでは、二俣までの林道歩きが長いのが欠点といえば欠点ですが、疲れるわけではないので、あまり気になりませんでした。ただし、下りの場合は、この林道が冗長に感じると思います。
 今回のコース中では鍋割山稜(鍋割”尾根”といわないのは何故?)の登りが、トラバースなしに稜線を忠実に辿っていくので、一番きつかったような気がします。一方、二俣から後沢乗越までは、地図上では急ですがジグザグの登りで距離も短いので、それほどの苦労はありませんでした。
 鍋割山〜塔ノ岳は、小丸・大丸を経て1時間少しの稜線歩きです。若いブナの緑が新鮮でした。小丸・大丸の前後で少し傾斜を増しますが、総じて緩やかな登りとなります。
 今回下りに使った大倉尾根は、階段状の急斜面と遊歩道のような平坦で広い道の繰り返しなので、上りだと苦労すると思います。20〜30分置きにある山小屋やお茶屋さんに救われている気がしないでもありません。

 お風呂は、渋沢駅からバス行ける湯花楽のほか、2〜3駅新宿寄りの東海大学前駅や鶴巻温泉駅のそばに、休日700〜800円程度で利用できるところがあります。
 また、大倉バス停の蕎麦屋さんは結構美味とのことです。

 秦野市のHPやヤマレコなど情報は豊富です。
二俣へ至る西山林道は総じてこんな感じ。雨天時や雨上がり後は「ヤマビル注意!!」 です。
2011年06月06日 00:02撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/6 0:02
二俣へ至る西山林道は総じてこんな感じ。雨天時や雨上がり後は「ヤマビル注意!!」 です。
二俣です。写真の右から左に橋を渡ります。
2011年06月06日 00:08撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/6 0:08
二俣です。写真の右から左に橋を渡ります。
鍋割山稜や大倉尾根には写真のような標柱がいたるところにあります。
2011年06月07日 19:40撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 19:40
鍋割山稜や大倉尾根には写真のような標柱がいたるところにあります。
二つ目の渡渉です。写真左の橋でも、右の丸木橋でもお好きな方を渡りましょう。
2011年06月07日 19:44撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 19:44
二つ目の渡渉です。写真左の橋でも、右の丸木橋でもお好きな方を渡りましょう。
鍋割コース名物”水揚げ場”。「水場」ではありません。1本2000cc(=2キログラム)。余裕のある方は、鍋割山荘まで運んでほしいとのこと。
2011年06月07日 19:46撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 19:46
鍋割コース名物”水揚げ場”。「水場」ではありません。1本2000cc(=2キログラム)。余裕のある方は、鍋割山荘まで運んでほしいとのこと。
後沢乗越直下の急坂ですが、実際は直登せずにジグザグに登るので、それほどきつくありません。
2011年06月07日 19:48撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 19:48
後沢乗越直下の急坂ですが、実際は直登せずにジグザグに登るので、それほどきつくありません。
後沢乗越。標柱番号は5番です。2つ前の水揚げ場は2番ですが、そこから25分弱で着きます。
2011年06月07日 19:49撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 19:49
後沢乗越。標柱番号は5番です。2つ前の水揚げ場は2番ですが、そこから25分弱で着きます。
後沢乗越から小一時間、標識番号10付近から富士山が見えました。なお、鍋割山頂の標識番号は11です。
2011年06月05日 23:58撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
6/5 23:58
後沢乗越から小一時間、標識番号10付近から富士山が見えました。なお、鍋割山頂の標識番号は11です。
鍋割山頂着。
2011年06月07日 19:53撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 19:53
鍋割山頂着。
中は、こんな感じ。雑然としたところが、昔の駄菓子屋みたいで、結構好きです。
2011年06月07日 19:54撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 19:54
中は、こんな感じ。雑然としたところが、昔の駄菓子屋みたいで、結構好きです。
鍋割山荘名物鍋焼きうどん、980円也。具沢山で栄養バランスも結構良いと思います。エネルギー、水分、ミネラルすべての補給にどうぞ。女性一人では食べきれないかもしれません。
2011年06月07日 19:57撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 19:57
鍋割山荘名物鍋焼きうどん、980円也。具沢山で栄養バランスも結構良いと思います。エネルギー、水分、ミネラルすべての補給にどうぞ。女性一人では食べきれないかもしれません。
山荘にはカキ氷もあります。なお、大倉尾根の各小屋にもカキ氷はあります。
2011年06月07日 20:00撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 20:00
山荘にはカキ氷もあります。なお、大倉尾根の各小屋にもカキ氷はあります。
若いブナにかこまれた山頂です。
2011年06月07日 20:01撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 20:01
若いブナにかこまれた山頂です。
二俣への分岐と大丸との間。若いブナの緑が軽快でキレイです。
2011年06月07日 20:03撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 20:03
二俣への分岐と大丸との間。若いブナの緑が軽快でキレイです。
塔ノ岳山頂。かつては、ここに「御塔」と呼ばれた大岩があったとか。
2011年06月07日 20:06撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 20:06
塔ノ岳山頂。かつては、ここに「御塔」と呼ばれた大岩があったとか。
塔ノ岳山頂から。残念ながらガスが絶え間なく立ち上がって、展望はききませんでした。
2011年06月07日 20:08撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 20:08
塔ノ岳山頂から。残念ながらガスが絶え間なく立ち上がって、展望はききませんでした。
山頂では大勢の人が寛いでいました。
2011年06月07日 20:09撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 20:09
山頂では大勢の人が寛いでいました。
ミツバツツジがきれいでした。
2011年06月07日 20:12撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 20:12
ミツバツツジがきれいでした。
花立山荘。標高1300M。大倉尾根にある小屋の中で唯一展望が利く小屋です。
2011年06月07日 20:14撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 20:14
花立山荘。標高1300M。大倉尾根にある小屋の中で唯一展望が利く小屋です。
花立山荘の一つ下にある「堀山ノ家」。標高960M。ここは、大倉バス停と二俣への分岐点でもあります。
2011年06月07日 20:15撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 20:15
花立山荘の一つ下にある「堀山ノ家」。標高960M。ここは、大倉バス停と二俣への分岐点でもあります。
堀山ノ家から15分程度下ると駒止茶屋、標高900M。プライバシー保護のため、ぼかしを入れましたが、本当は入れたくなかった。
2011年06月06日 00:20撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
1
6/6 0:20
堀山ノ家から15分程度下ると駒止茶屋、標高900M。プライバシー保護のため、ぼかしを入れましたが、本当は入れたくなかった。
駒止茶屋から10分程度の場所。まるで公園内の遊歩道のようです。大倉尾根や鍋割山稜にはこうした長閑な道が所々にあります。
2011年06月07日 20:25撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 20:25
駒止茶屋から10分程度の場所。まるで公園内の遊歩道のようです。大倉尾根や鍋割山稜にはこうした長閑な道が所々にあります。
見晴茶屋、標高615M。駒止茶屋から25分、大倉バス停へは35分ほどです。
2011年06月07日 20:17撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 20:17
見晴茶屋、標高615M。駒止茶屋から25分、大倉バス停へは35分ほどです。
大倉バス停へ2分のところにある、居酒屋”黒門”。登山の反省会に利用してくださいとのこと。なぜか右下の看板に”秋田直送 稲庭うどん”の文字が。600円は安いと思いますが……
2011年06月07日 20:19撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
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大倉バス停へ2分のところにある、居酒屋”黒門”。登山の反省会に利用してくださいとのこと。なぜか右下の看板に”秋田直送 稲庭うどん”の文字が。600円は安いと思いますが……
大倉バス停(秦野戸川公園)からの三ノ塔(左)と二ノ塔。
2011年06月07日 20:23撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 20:23
大倉バス停(秦野戸川公園)からの三ノ塔(左)と二ノ塔。
バス停周辺は県立秦野戸川公園。これは公園のシンボル”風の吊り橋”。歩行者専用です。
2011年06月07日 20:20撮影 by  Canon PowerShot A1100 IS, Canon
6/7 20:20
バス停周辺は県立秦野戸川公園。これは公園のシンボル”風の吊り橋”。歩行者専用です。

感想

 今シーズン4度目の山行で、出張ついでとしては一昨年秋の高尾山、昨年夏の御岳山・大岳山に続いて3度目となりました。都心部からの交通の便がよく、登山口へのアプローチも楽とのことで、塔ノ岳を目指すことにしました。事前調査をする中で、鍋割山荘の鍋焼きうどんが名物とわかり、鍋割山を経由する周回コースとしました。
 表丹沢では一番人気の山ということで、大勢の人が登っていました。大倉尾根では花立山荘から登山口までの間に7〜8もの小屋が立ち並び、シーズン中の週末はすべての小屋が営業中とのこと。それだけ多くの人が登っているということなのでしょう。週末に大倉尾根を往復する場合、最重要の装備は”お金”といっても過言ではないかもしれません。高尾山は別としてこれほど多くの小屋やお茶屋に恵まれた山は今回が初めてでした。
 水平距離17.5キロ、単純標高差で1200mの日帰りは相当厳しいと覚悟していましたが、林道や登山道の状況が良いので、想像以上に楽な山行となり、歩行時間は6時間半ですませることができました。(因みに、鳥海山を象潟口から外輪山経由で周回する場合、水平距離14.5キロ、単純標高差1180mで8〜9時間のコースタイムとなります。)
 登山ガイドの殆どで、塔ノ岳から大倉尾根を下山するとき、バス停まで2時間と紹介されていますが、初級者の方などには少し厳しい設定のように思われます。危険なところが殆どないため、駆け下りるような下山も可能でしょうが、湿気が多く滑りやすい部分も結構あるので、コースタイムを気にし過ぎないようにしたいものです。
 今回は、渋沢の駅から富士山が見え、”さい先良し”と思っていましたが、富士山が見えたのは鍋割山稜から2度だけでした。鍋割山頂や塔ノ岳山頂ではともにガスがはれず、殆ど展望が利かなかったのは残念でした。
 都心からはアプローチしやすい山域なので、今度は表尾根縦走コースにトライしてみたいと思います。
 心配していたヤマビルに遭遇することもなく、僅かながらも富士山を目にすることもできて、良い山行とすることができました。

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