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Yamareco

記録ID: 1148878
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

甲武信ヶ岳

2017年05月04日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:22
距離
18.5km
登り
1,519m
下り
1,506m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:21
休憩
2:27
合計
9:48
4:55
26
5:21
5:21
12
5:33
5:35
53
6:28
6:32
62
7:48
7:55
27
8:22
8:29
14
8:43
8:50
17
9:07
9:47
28
10:15
10:19
0
10:19
10:20
27
10:47
10:50
15
11:05
11:10
9
11:19
11:25
36
12:01
12:31
25
12:56
13:02
1
13:03
13:06
3
13:09
13:24
2
13:26
13:26
50
14:16
14:19
23
14:42
14:43
0
14:43
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口へのアプローチ道路は途中未舗装だがフラット。毛木平登山口には広い駐車場あり。トイレ完備。
コース状況/
危険箇所等
千曲川源流コースは残雪はあったものの危険個所は無し。
十文字峠へのコースはアップダウン激しく岩場・鎖場ありでなかなか手ごわい。残雪と岩と氷のミックス状況で非常に歩きづらかった。
その他周辺情報 登山後、清里方面へ抜けて温泉に入ったがどこも大混雑。できれば避けた方がいいかも…。
毛木平駐車場。ここに至る道は未舗装だが、駐車場内は舗装されている。トイレ完備。
毛木平駐車場。ここに至る道は未舗装だが、駐車場内は舗装されている。トイレ完備。
スタート直後に十文字峠方面との分岐点。無事にここまで戻ってくるぞ!
スタート直後に十文字峠方面との分岐点。無事にここまで戻ってくるぞ!
千曲川沿いに進みます。高巻きしている部分は土の道。
千曲川沿いに進みます。高巻きしている部分は土の道。
川が近くなると岩っぽくなります。これを交互に繰り返す感じ。
川が近くなると岩っぽくなります。これを交互に繰り返す感じ。
手作り感全開の木橋。
手作り感全開の木橋。
なんか雪が出てきた…。ここ数年、この時期に関東近郊の山に遊びに来ていますが雪を見たのは初めてかも。
なんか雪が出てきた…。ここ数年、この時期に関東近郊の山に遊びに来ていますが雪を見たのは初めてかも。
滑滝。さらさらと流れる水が涼しげ。つか、今の季節だと寒々しい…。
滑滝。さらさらと流れる水が涼しげ。つか、今の季節だと寒々しい…。
滑滝を過ぎるとだんだん残雪の量が増えてきました。あれ〜?
やばいな、アイゼンもなにも持ってきてないぞ。
滑滝を過ぎるとだんだん残雪の量が増えてきました。あれ〜?
やばいな、アイゼンもなにも持ってきてないぞ。
道は何度も渡渉を繰り返します。
ドボンしたらそこで試合終了ですよ。
道は何度も渡渉を繰り返します。
ドボンしたらそこで試合終了ですよ。
谷の幅も狭くなってきました。残雪の量は増え続けています。ここ、日陰だからだよね?
谷の幅も狭くなってきました。残雪の量は増え続けています。ここ、日陰だからだよね?
本流だけでなく流れ込んでくる支流も越えて行かなければなりません。丸木橋とか恐怖だわ。凍ってなくてよかった。
本流だけでなく流れ込んでくる支流も越えて行かなければなりません。丸木橋とか恐怖だわ。凍ってなくてよかった。
千曲川(信濃川)源流到着。ここから日本一の大河の最初の一滴が流れ落ちるわけですな。
千曲川(信濃川)源流到着。ここから日本一の大河の最初の一滴が流れ落ちるわけですな。
しかしご覧のように源流は雪の下(笑
しかしご覧のように源流は雪の下(笑
源流から一気に稜線まで突き上げます。
残雪はたっぷりですが腐れているのでアイゼンは不用でした。よかった。
源流から一気に稜線まで突き上げます。
残雪はたっぷりですが腐れているのでアイゼンは不用でした。よかった。
稜線に出ました。とはいえ周囲は樹林に囲まれ眺望はありません。右に行くと明後日登る予定の金峰山まで縦走できるようです。
稜線に出ました。とはいえ周囲は樹林に囲まれ眺望はありません。右に行くと明後日登る予定の金峰山まで縦走できるようです。
ざくざくと残雪を踏んで山頂を目指します。
こういう雪面の歩きは大得意♪
ざくざくと残雪を踏んで山頂を目指します。
こういう雪面の歩きは大得意♪
脇にそれる小道があったのでちょっと入ってみるとテラス状の展望地になっていました。おお、富士山だ!
脇にそれる小道があったのでちょっと入ってみるとテラス状の展望地になっていました。おお、富士山だ!
山頂も目の前でした。良かった、岩場に雪はなさそうです。
山頂も目の前でした。良かった、岩場に雪はなさそうです。
山頂直下のガレ場を登れば…
山頂直下のガレ場を登れば…
ばばーんと大展望が広がり…
ばばーんと大展望が広がり…
甲武信ヶ岳山頂!
また一つ、百名山の山頂に立つことができました。
甲武信ヶ岳山頂!
また一つ、百名山の山頂に立つことができました。
山頂からの眺めは抜群。
八ヶ岳が長ーく連なっているのが見えます。
山頂からの眺めは抜群。
八ヶ岳が長ーく連なっているのが見えます。
南アルプスもばばーん。
手前に鳳凰三山、奥に間ノ岳・農鳥岳・北岳が!
南アルプスもばばーん。
手前に鳳凰三山、奥に間ノ岳・農鳥岳・北岳が!
もちろん富士山も。
うーん、やっぱり絵になるなぁ。
相変わらず登りたいとはあまり思わないけれど(笑
もちろん富士山も。
うーん、やっぱり絵になるなぁ。
相変わらず登りたいとはあまり思わないけれど(笑
甲州・武州・信州の3圏境だったことから甲武信ヶ岳という山名だそうですね。登山道も三方に延びています。三宝山経由で十文字峠に抜ける予定ですが、まずは甲武信小屋に行って山バッヂを買ってこようかと。
甲州・武州・信州の3圏境だったことから甲武信ヶ岳という山名だそうですね。登山道も三方に延びています。三宝山経由で十文字峠に抜ける予定ですが、まずは甲武信小屋に行って山バッヂを買ってこようかと。
甲武信小屋へ通じる道は通行する人数が多いのか踏み固められて凍結しています。天然のボブスレーコース状態。これには参りました。あえてコース外に外れてずぶずぶぬかりながら下ります。ここにきてアイゼンを持ってこなかったことを悔やみました。
甲武信小屋へ通じる道は通行する人数が多いのか踏み固められて凍結しています。天然のボブスレーコース状態。これには参りました。あえてコース外に外れてずぶずぶぬかりながら下ります。ここにきてアイゼンを持ってこなかったことを悔やみました。
甲武信小屋到着。山バッヂを買いましたが代金は自分で籠の中に置いていくスタイル。これぞ、本当の信用商売ってやつ?
甲武信小屋到着。山バッヂを買いましたが代金は自分で籠の中に置いていくスタイル。これぞ、本当の信用商売ってやつ?
ボブスレーコースを登り返します。まぁ、下るよりは怖くない…。
ボブスレーコースを登り返します。まぁ、下るよりは怖くない…。
山頂から三宝山へ向けて。
こっちはざっくざくの腐れ雪なので快調に飛ばしていきます。こういうところ東北人は強いですよ(笑
慣れない雪に苦戦している登山者をバンバン追い抜きます。
山頂から三宝山へ向けて。
こっちはざっくざくの腐れ雪なので快調に飛ばしていきます。こういうところ東北人は強いですよ(笑
慣れない雪に苦戦している登山者をバンバン追い抜きます。
一旦下ってまた登り。
ここも飛ばしていきます!
自由にステップが切れるので好きな歩幅であるけます。
一旦下ってまた登り。
ここも飛ばしていきます!
自由にステップが切れるので好きな歩幅であるけます。
三宝山到着。とくに眺望は無し。
南側にわずかに甲武信ヶ岳が見える場所があるのみ。
小休止して先を急ぎます。
三宝山到着。とくに眺望は無し。
南側にわずかに甲武信ヶ岳が見える場所があるのみ。
小休止して先を急ぎます。
三宝山と武信白岩岳の間の鞍部にある「尻岩」。
うん、これは尻だ(笑
なんというストレートなネーミング(笑
三宝山と武信白岩岳の間の鞍部にある「尻岩」。
うん、これは尻だ(笑
なんというストレートなネーミング(笑
雪は無くなってきましたが今度は急峻な岩場がいたるところに出てくるようになりました。このとがった岩の上が武信白岩岳なんでしょうか?
雪は無くなってきましたが今度は急峻な岩場がいたるところに出てくるようになりました。このとがった岩の上が武信白岩岳なんでしょうか?
岩の上に出ました。今まで見えなかった東側の展望が広がります。秩父の山々なんでしょうが、山名はわかりませんでした。
岩の上に出ました。今まで見えなかった東側の展望が広がります。秩父の山々なんでしょうが、山名はわかりませんでした。
北側にもう一つ天に屹立する岩場が…。どうやら白岩岳はあちらの模様。
北側にもう一つ天に屹立する岩場が…。どうやら白岩岳はあちらの模様。
鎖を伝って岩を降ります。岩と木の根と残雪(氷)のコラボレーション。地味に嫌な感じ…。
鎖を伝って岩を降ります。岩と木の根と残雪(氷)のコラボレーション。地味に嫌な感じ…。
白岩岳の山頂直前、ロープが張られ岩には大きく×印がペイントされていました。どうやら登頂禁止となっているようですね。残念。
白岩岳の山頂直前、ロープが張られ岩には大きく×印がペイントされていました。どうやら登頂禁止となっているようですね。残念。
というわけで、この看板の前を山頂とする!
というわけで、この看板の前を山頂とする!
ぬぬ、まだアップダウンがあるのか?
ぬぬ、まだアップダウンがあるのか?
この角度!
木の根が複雑に入り組んだところに手足をかけてよじ登っていくスタイル。登山「道」というのには抵抗があります(笑
この角度!
木の根が複雑に入り組んだところに手足をかけてよじ登っていくスタイル。登山「道」というのには抵抗があります(笑
このピークはどうやら「大山」というらしいですが、現地には特に表記無し。見逃しただけか?
振り返って歩いてきた稜線を眺めます。アップダウンだらけ。よくぞ歩いてきたもんだ。
このピークはどうやら「大山」というらしいですが、現地には特に表記無し。見逃しただけか?
振り返って歩いてきた稜線を眺めます。アップダウンだらけ。よくぞ歩いてきたもんだ。
ようやくゴールが見えてきました。
麓にある茶色い平地、あのあたりが毛木平。見えてても遠い…ような、近いような。
ようやくゴールが見えてきました。
麓にある茶色い平地、あのあたりが毛木平。見えてても遠い…ような、近いような。
大山からの下り、ここが本日の核心部でした。どうしても氷の上に全体重をかけなければ通過できない場所が何か所かあり、アイゼンが無い我々は戦々恐々。アイゼンが有ったとしても岩と氷のミックスはそれなりに難易度が高いかと。
大山からの下り、ここが本日の核心部でした。どうしても氷の上に全体重をかけなければ通過できない場所が何か所かあり、アイゼンが無い我々は戦々恐々。アイゼンが有ったとしても岩と氷のミックスはそれなりに難易度が高いかと。
ここは写真ではわかりづらいですが登山道のほぼ全幅が氷で覆われ、手がかりらしい手がかりも無く…という最悪の場面。ここでツートンが滑落しかけました。
ここは写真ではわかりづらいですが登山道のほぼ全幅が氷で覆われ、手がかりらしい手がかりも無く…という最悪の場面。ここでツートンが滑落しかけました。
手足に加えて尻とザックを氷にこすり付け、得られる限りの摩擦力でこの氷のブロックを下りました。おかげで尻がべっちょべちょに…。
手足に加えて尻とザックを氷にこすり付け、得られる限りの摩擦力でこの氷のブロックを下りました。おかげで尻がべっちょべちょに…。
ようやく雪と氷から解放されました。あいつらがいなければこれくらの急斜面でも怖くもなんともないぞ!
(次からはアイゼン持とう…)
ようやく雪と氷から解放されました。あいつらがいなければこれくらの急斜面でも怖くもなんともないぞ!
(次からはアイゼン持とう…)
十文字小屋に到着。
ベンチにへたり込みました。体力的にも精神的にへとへとになりました。手ごわいな、このコース。
十文字小屋に到着。
ベンチにへたり込みました。体力的にも精神的にへとへとになりました。手ごわいな、このコース。
十文字小屋から先は穏やかな山道。
十文字小屋から先は穏やかな山道。
毛木平までのんびり下っていきます。
毛木平までのんびり下っていきます。
ふいに現れる立派な橋。
ここだけどこかのリゾート地みたいです。
ふいに現れる立派な橋。
ここだけどこかのリゾート地みたいです。
色々ありましたが無事下山!
いやぁ、怪我が無くて本当に良かった。
色々ありましたが無事下山!
いやぁ、怪我が無くて本当に良かった。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ
備考 関東の山だから雪などなかろうと思ってアイゼンを持っていかなかったのが大失敗。この時期、年によって状況が大きく変わるので装備は過剰なくらいが安全だった。

感想

今回は長いコースを少しでも軽快に歩くため、軽量化を重視した装備で入山しました。計画段階でここ数年の同じ季節の登山記録をあたりましたが、ほとんど雪がないような感じでしたのでアイゼンも省略したのですが、これが失敗でした。今年は残雪が多く(ここ数年が極端に少なかった?)部分的に凍結した個所もあり難儀することに…。
登山道の様子がわからない初めてのコースは軽量化よりも多少幅のある装備にしておいたほうが無難だなと思わせられた今回の山行でした。

こちらでもう少しくどく書いております↓
https://blogs.yahoo.co.jp/gtz_leviso/55964521.html

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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