大雪山旭岳〜トムラウシ山〜十勝岳〜富良野岳

2017年07月24日(月) 〜 2017年07月28日(金)

• GPS: 104:00
• 距離: 63.0km
• 登り: 3,846m
• 下り: 4,297m

コースタイム

1日目＞旭岳ロープウエイ姿見駅6:40ー旭岳9:15〜30ー北海岳11:50−白雲岳キャンプ場13:40
2日目＞キャンプ場4:35−忠別岳8:25−五色岳10:15−トムラウシ山15:10−南沼キャンプ場15:40
3日目＞キャンプ場4:40−三川台6:50ーコスマヌプリ10:30−双子池キャンプ場12:00
4日目＞キャンプ場4:40ーオプタテシケ山7:10−美瑛岳分岐10:55−十勝岳13:15〜30−上ホロ避難小屋14:30
5日目＞避難小屋4:20−富良野岳7:10−十勝岳温泉10:10

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

7月24日
旭岳ロープウエイ　山麓駅6:00発〜姿見駅6:10着　1800円

7月28日（車回収）
上富良野町営バス　十勝温泉凌雲閣13:37発〜上富良野駅14:20着　500円
ふらのバス ラベンダー号　上富良野（農協前）14:59〜旭川空港15:35着　680円
旭川電気軌道バス いで湯号　旭川空港16:45〜旭岳17:36着　1000円

その他周辺情報

十勝岳温泉凌雲閣：800円（野趣あふれる温泉）

写真

1日目。旭岳ロープウエイ駐車場。

4度目の旭岳。4泊5日分の食量を担いで登れるかな？

左からオプタテシケ山、美瑛岳、噴煙が懸かる十勝岳、一番右は最終目的地・富良野岳。

やっとのことで旭岳に到着。何人に抜かれたことか…。

旭岳からの下り。雪渓よりその前のザレ場の通過が難しく、早々にチェーンアイゼンを着けた。

北海岳まで稜線歩き。

何回来ても感動する景色。

今回の縦走路で一番多く見たイワブクロ。

エゾツツジ

キバナシオガマ

ミヤマリンドウ。群落で咲くと見栄えがいい。お目当てのリシリリンドウはどこ？

ひと際大きいチシマキンポウゲ

バテたので白雲岳ピストンをカット。分岐からすぐに白雲岳キャンプ場が見えた時は、白雲岳カットをちょっぴり後悔した。

水量豊富な白雲キャンプ場の水場

カンパーイ！　私のビールは1日目で終わりに…(涙）

2日目。長い一日が始まった。目指すトムラウシ山はどこ？

コマクサ。なだらかな稜線歩きがどこまでも続く。

やっと出会えたリシリリンドウ

次の目的地は忠別岳

忠別沼。木道脇でワタスゲがそよいでいた。

忠別岳

チングルマ咲く「神遊びの庭」　化雲岳はカット。

日本庭園

北沼分岐。トムラウシ山まであと少し…

トムラウシ山に到着。何も見えないのは感激の涙？　いいえ、ガスってました( ノД`)

南沼キャンプ場が見え、長い長い一日が終わった。

3日目。これは南沼？

朝はガスっていたが、三川台に着くころには晴れてきた。

朝露ですっかり濡れてしまった。

今日の目的地双子池はオプタテシケ山の麓だ。一番右の三角錐の山は下ホロカメットク山と教えられる。

コスマヌプリを過ぎて振り返るとトムラウシ山があんなに遠くに…。

背丈を越えるササと格闘しながら進むと、突然目の前にオプタテシケ山がドーンと登場した。

双子池キャンプ場は高山植物が咲き乱れる素晴らしいロケーションにあった。

カンパーイ！

テンバの周りは花を踏まないように歩くのが大変！

一週間でも居たいテンバだった。

4日目。快適だった双子池を後にオプタテシケ山を登る。振り返ると歩いてきた旭岳〜トムラウシ山が見えた。

途中でCLから指導が入ったオプタテシケ山の登り。キツカッタ〜( ノД`)

美瑛岳山頂はガスの中。

美瑛岳山頂はカットし、十勝岳へ向かう。この世のものとは思えない光景だ。

十勝岳はまだ遠い。

どこか別の星に来た感じ。

最後に岩を少し登って…

十勝岳に到着。

十勝岳を後に上ホロ避難小屋に向かう。

天気が崩れる予報だったので、テントは張らずに避難小屋に泊めさせていただいた。

テントサイト傍の水場に咲いていたエゾコザクラ。

エゾツガザクラ

5日目。午後から雨予報なので、早めに出発する。

富良野岳はまだまだ先だが、お天気は持ちそうだ。

富良野岳はもうすぐそこに…

ウサギギク

歩いてきた道のりが…

遂に最終目的地・富良野岳に到着。バンザーイ！

分岐で休憩し、下山開始。

いつの時代に噴火したのだろう？

山を眺めるのもこれで最後。

十勝岳温泉凌雲閣に無事下山した。

感想

midori28

大雪山旭岳からトムラウシ山の縦走は私と友人Nの長年の夢でした。
作年秋、療養中だったNが天国に旅立ち、このルートはいつか一人で歩こうと思っていましたが、山岳会の仲間が付き合ってくれることになり、更に強力な助っ人も加わって、気が付けば大雪山系から十勝連峰の4泊5日の大縦走に…。
事前に鈴鹿で3度のトレーニングを重ね、体調を整えて本番に臨みましたが、1日目の旭岳の登りでバテてしまい、この先どうなることか、不安になりました。
2日目は白雲岳キャンプ場からトムラウシ山を越えて南沼までの長丁場。この日もテンバに着いてからテントの中で伸びていたので、水場がどこにあったかも分からない始末。それでも天候に恵まれ、食料が減るにつれ日に日にリュックが軽くなったこともあり、その後はバテることなく無事4泊5日歩き通すことができました。
ただ、健脚の二人について行くのが精一杯で、景色を楽しんだり、珍しい高山植物の写真が撮れなかったことが残念です。
とは言え一人では絶対行けなかった大縦走を無事完踏でき、同行の仲間に感謝です。