将棊頭山〜桂木場から馬の背途中まで〜

2017年06月03日(土) 〜 2017年06月04日(日)

• GPS: 10:35
• 距離: 17.9km
• 登り: 1,794m
• 下り: 1,771m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:45
• 休憩: 0:44
• 合計: 7:29

8:41 桂小場
9:41 9:42 野田場
9:59 9:59 横山道分岐
10:15 10:17 白川分岐
10:38 10:44 大樽小屋
10:56 10:57 胸突八丁（信大コース分岐）
11:48 11:52 津嶋神社
12:23 12:48 胸突の頭
13:34 13:34 将棊頭山
14:09 14:11 西駒山荘
14:32 14:33 遭難記念碑（聖職の碑）
14:50 14:50 濃ヶ池分岐
15:31 15:32 濃ヶ池分岐
15:52 15:52 遭難記念碑（聖職の碑）
16:04 16:05 将棊頭山
16:09 16:09 水場
16:10 西駒山荘

2日目

• 山行: 3:07
• 休憩: 0:20
• 合計: 3:27

8:03 西駒山荘
8:07 8:18 将棊頭山
9:03 9:04 胸突の頭
9:21 9:26 津嶋神社
9:55 9:56 胸突八丁（信大コース分岐）
10:02 10:02 大樽小屋
10:20 10:20 白川分岐
10:29 10:29 横山道分岐
10:43 10:45 野田場
11:30 桂小場

天候

3日（土）晴れ時々曇り
4日（日）ガスで真っ白から快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◆駐車場
・桂木場駐車場、登山口すぐ傍
・50台以上は停めれます
・トイレ無し、ドコモ電波不安定
・他の方も記載されている通り駐車場は傾斜がきつく車中泊には向いていません

コース状況／危険箇所等

◆全体
・アイゼン、ピッケル使用せず
・ストック使用

◆登山口〜胸突き八丁
・残雪無し、ルート明瞭

◆胸突き八丁〜八丁ノ頭
・前半は残雪と夏道割合5：5くらい
・後半は残雪7〜8割くらい
・後半は少しルートが分かりづらく、踏み抜きも所々あり
（本日は先客が居たおかげで楽をさせていただきました）

◆八丁ノ頭〜茶臼山
・トレース無し
・途中まで行き登り返し手前で引き返す

◆八丁ノ頭〜将棊頭山
・ほぼ夏道
・笹漕ぎならぬ、ハイマツ漕ぎあり
・分水嶺から西駒山荘への巻き道は危険な香りがしたため使用せず

◆将棊頭山〜西駒山荘
・トレース無かったので雪渓を直滑降しました

◆西駒山荘〜将棊乃頭
・残雪無し、景色が素晴らしい

◆西駒山荘〜木曽駒方面（馬の背途中まで）
・トレース無し、踏み抜きあり
・残雪と夏道の割合5：5くらい
・プチナイフブリッジは真っ白なので慎重に

その他周辺情報

◆温泉
・大芝の湯
http://oshiba.jp/oshibanoyu/

写真

6/3 8:07

登山口に向かう途中から見た将棊頭山
2月に来た時は八丁ノ頭でタイムアウト
リベンジマッチ

6/3 8:28

桂木場駐車場
冬季ゲートが開いているから
これだけで30分短縮
この広い駐車場に先客は1台のみ

6/3 8:44

6/3 8:50

ぶどうの泉
確かに美味しい気がする

6/3 9:37

野田場
こちらも水出ています

6/3 9:55

横山方面への分岐

6/3 10:02

馬返し

6/3 10:08

イワカガミ？コイワカガミ？

6/3 10:11

白川分岐

6/3 10:14

昭和50年の落雷事故現場

6/3 10:21

茶臼山がかすかに見える程度

6/3 10:34

大樽小屋
トイレは便袋形式
水場はちょっと歩きそう

6/3 10:51

胸突八丁
ここからが本番

6/3 11:17

六合目
2月はツボ足地獄でここまで来るのに一苦労させられた

6/3 11:43

何の看板だろうか？

6/3 11:49

この辺は残雪多い

6/3 12:14

やっと見えてきた

6/3 12:17

胸突・・・
この下に八丁ノ頭が続くと思う
ここから一気に展望が開ける

6/3 12:26

東斜面は残雪たっぷり

6/3 12:32

茶臼山と御嶽山
茶臼山方面へ寄り道するも
途中で引き返す

6/3 12:32

木曽駒ヶ岳〜木曽前岳〜牙岩〜麦草岳

6/3 12:32

将棊頭山

6/3 12:52

伊那の街並み

6/3 12:53

分水嶺
ここから西駒山荘への巻き道もあるけど
危険そうなので回避

6/4 8:41

（翌朝撮影）
巻き道はこんな感じ
距離も長く見た目以上に危険な香りがした

6/3 12:59

真ん中に宝剣岳発見

6/3 13:04

最後の登り
ほぼ夏道

6/3 13:24

将棊頭山到着
リベンジ達成
山標の字が薄すぎ

6/3 13:25

木曽駒ケ岳

6/3 13:25

宝剣岳
隣に天狗荘

6/3 13:25

御嶽山

6/3 13:26

南ア方面と西駒山荘
2日間で唯一の出会った方

6/3 13:34

一晩お世話になる西駒山荘
扉も開くので窓から入る必要無し

6/3 13:35

中は綺麗で明るく快適
今日は貸し切り

6/3 14:22

木曽駒方面に行けるところまで行ってみよう

6/3 14:24

今回の目的のひとつ「遭難記念碑」
聖職の碑を読みどうしてもここに来たかった
実際は2m四方のとても大きな碑です

6/3 14:29

もうちょい進みます
この辺は残雪たっぷり

6/3 14:44

トレース無し、時間無し、踏み抜きあり
心が折れそう

6/3 15:00

登りがきつい

6/3 14:55

御嶽山入れて傾斜測定

6/3 15:11

まだ1時間以上かかりそう
自分に理由を付けて撤退を決意

6/3 15:11

無念
木曽駒ケ岳

6/3 15:11

無念
宝剣岳

6/3 15:12

さて戻ろう

6/3 16:04

冷え冷え

6/3 16:33

とりあえずお疲れ様

6/3 16:44

ビール片手に将棊乃頭までお散歩
空木岳〜伊那前岳〜宝剣岳〜木曽駒ケ岳
贅沢すぎるお散歩コース

6/3 16:41

西駒山荘と将棊頭山

6/3 17:42

将棊乃頭
謎の人工物あり

6/3 17:27

南ア方面
このまま行くと権現山経由の伊那リゾートへ

6/3 17:38

伊那の街並みと奥には地元岡谷がうっすら
中央横断してるのが登ってきた尾根
←奥は経ヶ岳

6/3 17:41

八ヶ岳
先週登った赤岳は雲の中

6/3 17:46

空木岳

6/3 17:46

伊那前岳〜宝剣岳〜中岳

6/3 17:55

将棊乃頭から見た中央アルプス

6/3 17:47

歩いてきたお散歩コース
西駒山荘から片道10分程

6/3 17:57

飛行機雲

6/3 19:25

19：25
陽が長くなったなー

6/3 19:26

街にも灯りがちらほら
そろそろ就寝

6/4 4:24

翌朝4：30前
ご来光を見ようと思って外出たら真っ白…
悔しいけど、それよりもこのガスのなか
下山するの嫌だなと不安に…そのまま再び就寝

6/4 7:04

7：00
再び起きて外に出ると快晴
あのガスは何処に行ったんだ

6/4 7:01

八ヶ岳もよく見える
今日は開山祭だから賑やかだろうな

6/4 7:01

南アもよく見える
甲斐駒ケ岳〜仙丈ヶ岳

6/4 7:02

塩見岳

6/4 7:02

東岳（悪沢岳）〜赤石岳
今年の目標のひとつ

6/4 7:02

兎岳？〜聖岳〜上河内岳〜茶臼岳？〜光岳かな？
自信無し

6/4 7:02

空木岳

6/4 7:03

宝剣岳

6/4 7:03

木曽駒ケ岳

6/4 7:03

乗鞍岳

6/4 7:03

北ア
槍ヶ岳も見えます

6/4 7:58

さて帰るかな
いきなり雪渓の登り返しからスタート

6/4 8:08

相変わらず薄い

6/4 8:08

一晩お世話になった西駒山荘と南ア

6/4 8:08

中央ア

6/4 8:09

北ア

6/4 8:09

西駒山荘からは見えない御嶽山

6/4 8:35

これから降る尾根
先長いな〜

6/4 8:36

さらば将棊頭山

6/4 10:35

野田場付近から西駒山荘が見える
3時間前まであそこに居たのか〜

6/4 11:25

やっぱり冬のテン泊装備は重い
お疲れ様でした

撮影機器：

Xperia Z3 SO-01G SONY

FinePix XP80 富士フイルム

感想

3rotally

聖職の碑を読んで一度訪れたいと思っていた将棊頭山。

2月に来たときにはツボ足地獄に時間を取られ八丁の頭でタイムアップ。
今回はリベンジということで折角だから西駒山荘で1泊して余裕あれば
木曽駒まで行こうと企む。とはいえ情報が少なすぎるから念のため
一通りの装備とテントも持参。
心配点は気温と風、天気予報を見るとこの時期には珍しいほどの寒気が
入ってきている模様。GW前の蝶ヶ岳テン泊で寒さに懲りてるから
今回は冬装備＋シェラフ2枚重ね。これに絶対必須の缶ビール4本…重い。

1日目
8：30頃駐車場へ着くと先客の車は1台のみ。
静かな山行が期待できる。2月の時とは景色も変わりすっかり夏山となっていた。
大樽小屋までは大して雪もなく歩きやすく冬の日帰り装備よりいいペース。
胸突き八丁からは残雪もでてきて踏み抜きも発生。しかし先客のお蔭で
踏み抜き箇所をだいぶ避けられた。
八丁の頭に出ると一気に景色が変わる。前回はここでタイムアップ。
ここからは気持ちいい稜線歩き。やがて山頂に到着。
西駒山荘への下りはトレースが見当たらないため雪渓を下る。
山荘へ着くと早速避難小屋を確認、扉も問題なく開き、中は明るくとても綺麗。
荷物を一通り入れ替えると時間もあるし聖職の碑を確認がてら、行けるところまで
行ってみることに。
ここから先はトレース無し、数日前のものがうっすら見えるがアテにはならそう。
踏み抜きにハマりながらも尾根伝いに歩いているとハイマツに道を遮られ、
よく見ると脇に夏道が、ということを何度か繰り返しながら進むと大きい岩が
正面に回ると碑を発見。
思ってたより遥かに大きく迫力がある。一礼をして色々感じるものがあった。
遭難碑なのになぜ遭難記念碑なのか…
時間も無いので先を急ぐ、とりあえず濃ヶ池分岐までは行こうと思い進むと
いつの間にか通り過ぎてた。馬の背途中まで行くと登り返しが目の前に、
さすがに心が折れ、時間も無いからしょうがないと自分に言い訳をし
ここで撤退開始。
山荘に戻ったが人は居ない、今日は貸し切りだ。
嬉しい反面、ちょっと怖い。

2日目
朝4：30ご来光目当てで起床し外へ出るとまさかの真っ白。
これにはあっけにとられ、ふて寝することに。
というかこのガスの中下山大丈夫かな…と不安になる。
7：00頃再び起床すると窓から明かりが入り込んでいる。
外に出ると見事な快晴となっていた。よかったー。
しばらくまったりしたら名残惜しいが下山を開始。
八丁の頭までは景色を堪能し、そこからひたすら樹林帯を歩く。
最高の天気だし誰かしらすれ違うと思ったがまさかの誰とも会わず。
なぜこんないい山なのに誰も登らないのだろうか。

そんな訳で二日間ですれ違ったのは1組2名のみ。
静かで最高の景色を見たい方には大変おすすめの山です。
今度は木曽駒まで目指すぞ！