記録ID: 1167087
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積雪期ピークハント/縦走
飯豊山
大雪渓で登る飯豊連峰(石転び沢⇒北股岳⇒門内岳⇒梶川尾根)[天狗平から周回]
2017年06月11日(日) [日帰り]
体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 08:28
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,825m
- 下り
- 1,826m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:06
天狗平4:39⇒石転びの出合6:21-6:30⇒梅花皮小屋8:12
[標準CT 7:30(47%)]
梅花皮小屋8:36⇒北股岳8:54⇒門内小屋9:36
[標準CT 2:00(50%)]
門内小屋9:55⇒扇ノ地神10:17⇒天狗平12:45
[標準CT 5:30(52%)]
※標準CTは、他の山に比べ10〜15%程度ゆったりな印象有り。
[標準CT 7:30(47%)]
梅花皮小屋8:36⇒北股岳8:54⇒門内小屋9:36
[標準CT 2:00(50%)]
門内小屋9:55⇒扇ノ地神10:17⇒天狗平12:45
[標準CT 5:30(52%)]
※標準CTは、他の山に比べ10〜15%程度ゆったりな印象有り。
天候 | 曇り時々晴れ(標高1700m以上はガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車両通行止めゲート前(登山届所の周辺)にも駐車可能。 駐車スペースは、全体で50〜100台可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山道整備度:2〜3(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度 ★体力難易度 :4(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 :4(難5・4・3・2・1易)鎖場、アイゼン等の頻度や時間等 ★登山道の眺望:3〜5(良5・4・3・2・1悪) ★山頂の眺望 :4?(良5・4・3・2・1悪) 【すれ違った登山者の数:20人程度】 ◆温身平〜雪渓取付き ・梅花皮沢の左岸側に沿って夏道がついている。 ・特に危険性は無いが、左岸斜面はヘツリっぽくなっている箇所もあるので注意。 ・「下つぶて石」を過ぎると、水場「おいしい水」がある。(水量は豊富) ◆雪渓取付き〜石転びの出合 ・夏道から雪渓に取り付く箇所は、時期によって異なるが、早めに入渓すると、残雪が薄くて不安定なスノーブリッジ等があるので注意。 ・残雪が多い場合は、石転びの出合まで特に危険性もなく、雪上をアイゼン不要で歩ける。 ◆石転びの出合〜梅花皮小屋 ・大半の人は、石転びの出合でアイゼン等を装着する。 ・標高900m弱の石転びの出合から標高1500mの核心部直下までは、斜度も比較的緩く雪面は安定して登りやすい。雪渓の両岸斜面は、落石やデブリが多いので注意しながら登る。 ・標高1500mから標高1850mの梅花皮小屋直下までの核心部は、斜面傾斜35度ほどの急斜面となる。踏み跡が有る場合やキックステップが効く雪質の登りであれば、難易度は高くない。(上りのピッケルは杖代わりだが、下りは、慎重に歩こう!)。 ・核心部の急斜面の中間に、雪が無い草付きの「中ノ島」があり、この中ノ島に付いている夏道を利用すると、雪面の急登が少なくて楽だと思う。 ◆梅花皮小屋〜北股岳〜門内岳(門内小屋) ・梅花皮小屋から北股岳までのルートの半分は雪道。斜面勾配は20〜25度ほどあるので、雪面が固い場合は、簡易アイゼン推奨。 ・北股岳から門内岳(門内小屋)までのルートは、ほぼ残雪が無く、ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、ショウジョウバカマ等が沢山咲いていた。 ・下山は門内小屋から門内沢で下山しようと考えていたが、視界不良で踏み跡も確認できないので、梶川尾根に変更した。 ◆門内小屋〜梶川尾根〜天狗平 ・門内小屋からの稜線は、残雪が多く、東側の夏道は、ほぼ雪の下であった。西に夏道は雪は少ない。 ・主稜線と梶川尾根の分岐である扇ノ地紙周辺は、残雪が多く、視界が悪くトレースが無い場合は、梶川尾根ルートの取付きが分かり難いので注意が必要。 ・扇ノ地紙から梶川峰まで、ルートの7割は雪道。 ・梶川峰から湯沢峰まで、ルートの1〜2割は雪道。全線、危険性は少ないが、下りはスリップに注意して進もう。 ・梶川峰から天狗平までの登山道は、フラワーロードになっている。 |
写真
撮影機器:
感想
先週、悪天候のために中止した飯豊縦走。
過去の飯豊登山では、北股岳だけが雲に包まれ、眺望を見ることができなかったこともあり、晴れ予報を信じて、石転び沢⇒北股岳⇒門内沢で、北股岳の眺望&雪渓歩きを堪能しようと改めて試みることにしました。
しかし、雪渓を登っていると、終始、標高1600m以上の核心部よりも上部は、ガスに覆われ、残念ながら北股岳の眺望リベンジには至りませんでした。
更に、下りで利用しようと思っていた門内沢の雪渓も濃いガスで視界不良。
下方斜面の状況が全く把握できず、かつ、先行者のトレースを探すも見つかりません。
これでは、「む〜り〜」と、
今回は止む無く断念し、梶川尾根に逃げて下山しました。
でも、飯豊は花真っ盛りを迎えています。
梶川尾根では、里で4〜6月に見ることのできる花が咲き、これはこれで、何種類あるかな〜と数えながら歩きました。
主稜線は、強風、低温、視界不良と、理想とは程遠い中途半端な山行になってしまいましたが、残雪と新緑が映える久しぶりの飯豊は、やっぱりイイデ〜
また、機会があれば、リターンマッチしたいですね!
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コメント
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今回どうやら門内小屋辺りですれ違っていたようです。
Jokerさんのレコはかねがね良く拝見しておりました。たくさんの興味深いお山について、勉強させていただいております。気づいていたら握手をお願いしたいところでした(>_<)
これからもレコを楽しみにしております♪予想以上の寒さでしたよね。お疲れ様でした(^_^)
chee2005さん、はじめまして。
門内小屋北側の東側ルートでアイゼンを外している際に、西側ルートで鈴の音がして、門内小屋方面に向かう女性らが一瞬見えました。
その方が、cheeさんだったのですね〜
私もcheeさんの様々な山を駆け巡るレコを見て、いつも羨ましく感じていました。
お会いしてお話してみたかったです
夜中の1時から、ロングお疲れさまでした。
確かに、6月にしては寒かったですね!
はじめまして。Jokerさんのレコはいつも大変参考にさせていただいております。
今回我々は少し出発が遅かったみたいです。それにしてもさすがの健脚。
どこかでお会いしたら、ヨロシクです。
ricefieldspkさん、はじめまして。
拙いレコを見て頂きましてありがとうございます。
時間的には、標高1300m付近から石転びの出合を振り返って撮影した31番目の写真に写っているのではないでしょうか?
オウインの尾根の下見、大変お疲れさまでした
確かに、主稜線は濃いガスでGPS必須でしたね〜
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