北アルプス大展望独り占め、残雪の燕岳
- GPS
- 09:35
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 2,827m
- 下り
- 2,823m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 9:35
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特にないと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
地図(地形図)
ヘッドランプ
筆記用具
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
ツェルト
ストック
|
---|
感想
梅雨の晴れ間にアルプス登山へ。
前夜、行先は3つ考えてました。
薬師岳、燕岳、又は白山。
思い切って薬師岳を目指したのですが、下調べ不足でした。
有峰林道、本来6時から通れるんですね。
そんな事も調べず、当たり前の様に4時半に到着。
しかし、まさかの有峰林道が落石で通行止め。
でも7時には開けてくれるそうです。
7時か・・・
でもこの時点では元々6時開通の事にすら気付いてませんでした。
こんなとこまで来てどうする???
今思えば薬師岳行けたと思うが、この時点で”待つ”という選択肢はなかった。
石川に戻り、また白山に行くか?
いや、松本へ向かい、燕岳に行く!
気持ち切り替えて長野へ。
約2時間半かけて中房温泉に到着。
立山近辺は晴れてたのに、この辺は残念な天気だ。
雲って真っ白・・・
ま、登るか!
あっ、必然的に今回も徹夜となってしまいました。
健康によくないですね、こういうの。
しかしこういうスケジュール組まないと来れない現実。
ちょっと辛い。
曇り空、霧で真っ白な登山道をグイグイ登ります。
樹林帯の登山道は整備されてきれいですね。
序盤からなかなかの急登が続きます。
徹夜の初老には堪えるな。
正直キツイわ(笑)
どこまで登っても霧で真っ白。
眺望良さげな場所も駄目です。
先月の八経ヶ岳と同じパターン。
でも必ず晴れ間は訪れる。
だってヤマテンがそう言うてるし。
そう信じて登り続けました。
合戦小屋に到着。
当然、誰もいません。
もちろん、スイカもまだです。
この先はたっぷりの残雪。
少し登ってから念の為、アイゼン装着。
さあ、もう少しで森林限界。
雪はすでに緩んできてるが、ガスまみれの残雪をグイグイ登ります。
相変わらず眺望はないが、上空は青空が見えてきました。
よっしゃ、必ず晴れるぞ!
森林限界に出たら雪の尾根道が見えた。
霧で真っ白だが、時々晴れ間が見え始めてきた。
いい感じになってきました。
しかし身体は既にへばってます。
中国人登山者の集団が下りて来られました。
皆さん、京都の観光地で見る中国人観光客と違って礼儀正しくマナーの良い方ばかりでした。
中国人の方が声をかけて下さり、写真も撮って下さいました(笑)
ありがとう!
霧の急峻な雪道をグイグイ登りました。
時折霧が飛んで眺望が出てきた。
登っている尾根の上に・・・燕山荘が見えました!
そしてどんどん青空に染まってきてます!
そしてさっきまで眺望のなかった登山道に眺望が。
冠雪した山々が姿を現しました。
テンションは一気に上がります。
そして・・・槍ヶ岳まで見え始めました♪
もうしんどいとか言ってられない。
さっきまでフラフラだったのに、一気に目覚めたぜ!
燕山荘直下、アイゼンを外し、一気に登りました。
そして稜線に出ると、反対側には雲はなく、大展望が待ってました!
凄い景色です!
槍ヶ岳も目の前、近くに見えます。
しかもガラガラですよ♪
燕山荘のテラスまで進み、この大展望を楽しみました。
目の前には残雪の北アルプス大展望が拡がってます。
気分はグレートトラバースですね♪
そして北アルプスの女王、燕岳。
美し過ぎる!
疲れが出る前に一気に燕岳に登ってしまおう。
誰も燕岳にいない模様。
よっしゃ、独り占めやな、急げ〜!
大展望の稜線を歩き、あっという間に燕岳に到着。
この大展望!
独り占め!
贅沢です!
幸せ者です!
来て良かった・・・
風も強くなく、快適な登山日和。
こんな日に燕岳にたった一人で立てるなんて、何と幸せ者なんだ♪
贅沢な時間を楽しみましたが、時間も推してきてるし、燕山荘まで戻ります。
燕山荘へ向かう途中、2組の方が登って来られました。
続きは燕山荘前のテラスで♪
燕山荘前に戻り、燕山荘でまずはバッジをゲット。
燕山荘で少しお話して貸し切り状態のテラスへ。
せっかくの絶好のシチュエーション、
短い時間ですが、ランチ&コーヒータイムです。
槍と女王に挟まれ、しばし大展望の中で楽しませて頂きました♪
最高、贅沢、それしか言葉が見当たりませんが、本当に贅沢な時間を過ごせました。
2時なのでもう下山します。
槍ヶ岳に別れを告げ、登りにはなかった眺望の中、下山です。
下りは早い。
グイグイと残雪の登山道を下ります。
燕山荘のスタッフの皆さんが凄い勢いで降りて行かれ、雪道を整備されています。
凄いですね、こうやって登山道の安全を確保されてるんですね。
ありがとうございます。
合戦小屋でアイゼンを外し、またここから一気に下ります。
下りは雪山を見ながら、春山を堪能できました。
合戦小屋からは水を飲む以外は休憩なしで一気に登山口まで歩きました。
朝は色々あって疲れ、登りはとにかく霧で眺望がなかったですが、結果、逆転の好天、梅雨の晴れ間の北アルプス大展望でした♪
今日も無事安全、そして快適な山行を楽しめ、感謝です。
お付き合い頂き、ありがとうございました。
燕岳は評判通り、いや、それ以上、期待以上に美しい所でした。
行って良かったです!
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