甲斐駒 厳しかった山行
- GPS
- 08:16
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,228m
コースタイム
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 8:16
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
頂上直下の直登ルートは注意が必要ですが、落ち着いて登れば問題はありません |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
昨年の9月以来のアップです。この間テン泊もしたり冬山の講習会に行ったり何度か山行しているのですが、書き込みが面倒でしませんでした(反省)
6月の梅雨の晴れ間に甲斐駒ケ岳(我々伊那の人間は東駒と言います)に登りました。 仕事の忙しさにかまけてトレーニング不足でパワー不足を痛感しており長場の山行は少々行く先から不安がありました。それでも昨年もこの時期に仙丈ケ岳に登り夏の人混みを避けて登るにはいい時期だと思っていたので登りました。
行きは仙水小屋 仙水峠経由 帰りは双児山経由のルートで行きました。
仙水峠までは岩場のところもありますが基本的には歩きやすい樹林帯の道です。 仙水峠から駒津峰までは急登が続きますが、まだまだエネルギーが十分あるせいか問題なく歩けました。問題は駒津峰からの登り返しです。駒津峰から下って少し下あたりから左足太ももにピンと痛みが出ました。ヤバイ! と思ったのですがすぐ痛みはひいたので注意しながら歩きました、そして有名な直登とまき道の分岐まで来たときには、それまで鈍い痛みが何度も来ていたのでまき道を行くと言いましたが、同行者がまき道も砂地で歩きにくいし距離も少し長くなるので直登ルートで行きましょうとアドバイスをしてくれ、それではと歩きが始めました。3点確保で這うように登るところもありましたがそれ自体は難易度も高くなく問題ありませんでしたが、いくつか岩を上った頃今度は両足のふくろはぎに激痛が走りました。岩を上って後ろ足すっと延ばしたときに来たようです。
何度かきつい痛みが来て5分ほど休むと収まりますのでストレッチと同行者にマッサージをしてもらい歩き出すのですが10mも歩くとまた痙攣が始まります。同行者は先行してもらい、もし11時30分までに頂上につけなければ一人で下りだすからと言い、それからは10m歩いては3分ほど休み、最後は両足けいれんで足を棒のように伸ばしたまま歩きました。
このまま頂上を目前にして帰ることには後悔はないけど、果たして帰りつけるのだろうか? バスには乗れないだろうな? ツエルトは持ってるがビバークする場所はあるだろうか? ここ数日平地でも寒いのに夜は防寒具はダウンとレインウエアーで大丈夫だろうか? 等々不安が洪水のように押し寄せてきます。ただ不思議と登山者も多いし天気もいいしそれに頼りになる同行者もいるので生死の境というような切迫感のある危険は感じませんでした。それでも正直この時初めて「遭難かも」 と頭をよぎりました。
ここでもこういった状況の方のレコをここで読んでいたので、とにかく落ち着いて行動することが大事だと言い聞かせて、決めた時間までは頑張ってみよう、だめならだめで一年で一番陽が長い時期だから日没までには7時間以上あるから大丈夫 そう言い聞かせて歩き始めました。
そのうち最初に痛みが出た時に飲んだ痙攣止め漢方薬とジェル状のマグネシュウムが効いたのか痛みの感覚と間隔が少しずつ収まってきました。そうして気が付いた時には頂上についていました。
だめだと思った登頂ができ本当に感激でした。いつも登頂したときはそれなりに感激しますが今回は別でした。本当に嬉しかったです。誰もいなければ大きな声で万歳を叫びたいくらいでした。
しばらく休んで昼食をとる頃には痛みも消えて普通に歩けるようになりました。
帰りは少しずつマイペースで降りられるようになり、結局午後3時前には北沢峠のバス停に戻れました。
今回の反省ははやり自分の体力に不安を感じた時はとにかく無理をしない、そして普段の体力づくりを怠ってはいけない、そう感じました。
とにかく同行者に感謝と反省の山行でした。
GPSを止めるのを忘れてバスの中で気が付いたため峠より少し下った所がゴールになっています。
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