雁坂峠から笠取山、雲取山、酉谷山、天目山、県境尾根を縦走(2泊)

2017年06月17日(土) 〜 2017年06月19日(月)

• GPS: 52:53
• 距離: 58.2km
• 登り: 4,165m
• 下り: 4,626m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:35
• 休憩: 0:39
• 合計: 5:14

9:36 道の駅みとみ
9:43 9:43 雁坂峠登山道入口
9:55 9:57 雁坂トンネル有料道路料金所駐車場
10:26 10:26 沓切沢橋
10:50 10:51 沓切沢出合
11:27 11:33 井戸ノ沢出合
12:13 12:32 雁坂峠
12:59 13:01 水晶山
13:23 13:29 古礼山
14:02 14:02 燕山
14:28 14:31 雁峠
14:39 14:39 小さな分水嶺
14:50 笠取小屋

2日目

• 山行: 7:22
• 休憩: 1:20
• 合計: 8:42

5:38 笠取小屋
5:47 5:47 雁峠分岐
5:49 5:52 小さな分水嶺
5:56 5:56 笠取山西
6:07 6:23 笠取山展望地
6:28 6:31 笠取山
6:42 6:43 水干尾根
7:04 7:05 黒槐山(黒槐ノ頭)
7:59 8:06 唐松尾山
8:48 8:49 山ノ神土
8:54 8:54 牛王院平(牛王院北)
9:01 9:09 将監峠
10:26 10:26 大ダル
10:55 11:24 禿岩
11:27 11:30 飛龍権現神社(祠)
11:59 12:00 北天のタル
12:36 12:37 三ッ山
12:52 12:52 狼平
13:27 13:28 三条ダルミ
13:56 13:56 雲取山避難小屋
13:58 14:03 雲取山
14:20 雲取山荘

3日目

• 山行: 7:41
• 休憩: 1:19
• 合計: 9:00

5:28 宿泊地
5:45 5:47 大ダワ
6:21 6:32 芋ノ木ドッケ
6:45 6:46 ヤケトノ頭
6:52 6:52 コヤセドノ頭(犬落ノ頭)
7:17 7:17 桂谷ノ頭(石楠花ノ頭)
7:20 7:20 仏小屋ノ頭(杣小屋ノ頭)
7:46 7:46 長沢山(桶木沢ノ頭)
8:03 8:03 右谷ノクビレ(重松ヒラキ)
8:21 8:23 水松山
8:40 8:43 滝谷の峰ヘリポート
8:48 8:49 タワ尾根ノ頭(滝谷ノ峰)
9:15 9:16 行福ノタオ(コツ谷ノツメ)
9:37 9:51 酉谷山
9:58 9:58 酉谷峠
10:03 10:37 酉谷山避難小屋
10:55 10:55 坊主山(割谷ノ峰)
11:49 11:49 大栗山
11:55 11:57 ハナド岩
12:05 12:05 ハンギョウノ頭（板形ノ峰）
12:17 12:24 天目山(三ツドッケ)
12:42 12:42 一杯水避難小屋
13:10 13:10 横篶山
14:27 14:28 東日原バス停
14:28 ゴール地点

天候

1日目は晴れ、2日目は曇り、3日目は曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行きは、JR中央本線塩山駅から、山梨バス西沢渓谷行きに乗り、道の駅みとみで途中下車。
帰りは、西東京バス東日原バス停から、奥多摩駅へ。

コース状況／危険箇所等

特に危険なところはありませんでした。

写真

6/17 7:56

塩山駅南口から西沢渓谷行きに乗っていきます。

6/17 9:30

道の駅みとみで途中下車、ここで準備を整えます。

6/17 9:38

道路の反対側の登山道入口からスタート。標高差約1000mの雁坂峠を目指します。

6/17 9:59

しばらく林道を歩いていきます。下に見えるのは雁坂トンネルの入口です。

6/17 10:51

林道の先、しばらくは渓谷沿いを登っていきます。

6/17 12:01

最後は笹の急登。

6/17 12:15

雁坂峠(2072m)に到着しました。

6/17 12:22

なかなかの絶景です。

6/17 12:30

ここから雲取山まで、埼玉県と山梨県の県境尾根「奥秩父主脈縦走路」を歩いていきます。

6/17 12:33

気持ち良い稜線です。

6/17 12:39

見返り雁坂。

6/17 12:39

こんな感じです。

6/17 12:53

苔むしたところも。

6/17 12:59

水晶山(2158m)に到着、展望はありません。

6/17 13:23

古札山(2112m)に到着。

6/17 13:24

ここは南西側が開けていてなかなかの景色でした。

6/17 13:51

この辺りの稜線は歩きやすく、景色もなかなかでした。

6/17 14:07

燕山(つばくらやま:2004m)に到着、展望はありませんでした。

6/17 14:28

明日登る笠取山が見えました。形の良い山です。

6/17 14:28

開けたところに出てきました。雁峠です。

6/17 14:31

雁峠(がんとうげ:1780m)に到着しました。広くて気持ちの良い草原です。

6/17 14:46

木道を歩いていきます。

6/17 14:48

今日の宿、笠取小屋が見えてきました。

6/17 14:49

笠取小屋に到着、すぐにチェックインします。(1泊2食付きで7000円)
今日は小屋泊りは5人、テントは1張りだけとのこと。

6/17 14:57

右側の小屋が宿泊小屋、入口の薪ストーブはすでに暖かくなっていました。

6/17 15:17

歩いて2分の水場にいきます。新しい木道がありよく整備されていました。

6/17 15:19

水は豊富でキンキンに冷えていました。

6/17 15:27

鹿がたくさん集まってきました。

6/17 15:38

早速美味しい湧き水でウイスキーの水割りをいただきます。

6/17 15:46

真南から見る大菩薩嶺は美しい山容でした。

6/17 17:00

夕食は5時から。

6/18 4:44

翌日、朝食は5時からです。

6/18 5:08

荷物を整理して出発します。

6/18 5:35

小屋前で記念写真を撮ってもらいました。

6/18 5:41

笠取山を目指し出発します。

6/18 5:42

小屋の周りはよく整備されていました。

6/18 5:55

すでに笠取山が見えてきました。

6/18 6:12

笠取山(1953m)に到着、曇りでしたが遠くの山々が見渡せました。

6/18 6:18

富士山の山頂が見えてきました。

6/18 6:28

少し歩くとまた笠取山の標識が、どうやらこちらが本当の山頂のようです。

6/18 6:28

ここからの景色もなかなか、富士山と大菩薩嶺が見えます。

6/18 7:02

途中の稜線から、南アルプスの白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)がはっきり見えました。

6/18 7:11

気持ちの良い稜線歩きが続きます。

6/18 7:12

絵画のような富士山。

6/18 7:43

富士山と大菩薩嶺もみごとです。

6/18 7:59

唐松尾山(2109m)に到着、なぜか山頂に展望なし。

6/18 8:16

この先も稜線からの景色はなかなかでした。

6/18 8:18

南アルプスも。

6/18 9:02

山ノ神土。

6/18 9:05

将監峠(1883m)に到着、少し休憩します。

6/18 9:25

ここからはずっとこんな感じの樹林帯が続きます。展望はありません。

6/18 10:53

途中、禿岩によってお昼にします。

6/18 11:06

今日は棒ラーメンです。

6/18 11:20

禿岩からの絶景、富士山が頭を出していました。

6/18 11:24

再び登山道に戻ります。

6/18 11:53

飛龍山は昨年登ったのでスルー、雲取山に向かいます。

6/18 12:00

北天のタル、三条の湯への分岐です。

6/18 12:58

狼平、草原が広がっています。

6/18 13:30

三条ダルミ(1775m)。

6/18 13:30

ここから雲取山山頂まで約240mの急登を一気に登ります。

6/18 13:58

山頂が見えてきました。

6/18 13:59

雲取山(2017m)に到着、残念ながらガスのためまったく展望がありませんでした。

6/18 13:59

記念写真を撮ってもらいました。

6/18 14:08

ここから下って雲取山荘に向かいます。

6/18 14:20

雲取山荘に到着。すぐにチェックイン(1泊2食付き7800円)します。

6/18 15:11

今日は8畳間に4名の相部屋とのこと。

6/18 14:57

早速ウイスキーの水割りでマッタリします。

6/18 18:01

夕食は6時から。

6/19 5:03

翌日、朝食は5時から。

6/19 5:28

夜半の雨は上がり、天気予報は曇りのち晴れ、霧の中出発します。

6/19 5:34

女坂を下ります。

6/19 5:47

大ダワに到着。ここから登りになります。

6/19 6:07

三峰方面との分岐、長沢背稜方面へ向かいます。

6/19 6:28

芋ノ木ドッケ、ここから長沢背稜(都県境尾根)がはじまります。

6/19 6:39

歩きやすい尾根道。

6/19 7:14

要所要所に新しい標識があり、迷うことはありませんでした。

6/19 7:29

木の根が多い急な下り。

6/19 7:33

稜線からは南側の尾根、鷹ノ巣山が見えます。

6/19 7:33

こんな感じ。

6/19 7:46

長沢山(1738m)に到着、展望はありません。

6/19 8:02

やたらと標識があります。

6/19 8:45

滝谷ノ峰辺り。朝出発した、雲取山が遠くに見えました。

6/19 8:45

こんな感じ。

6/19 9:36

酉谷山(1718m)に到着、天気が良くなってきました。

6/19 9:42

なかなかの景色、富士山が見えます。

6/19 9:43

木の間からは雲取山が。

6/19 9:51

ここから酉谷避難小屋に下ります。

6/19 10:03

酉谷避難小屋に到着、斜面に建っているので南側が見渡せました。

6/19 10:13

とてもキレイな小屋です。ここでコーヒータイムにしました。

6/19 10:15

窓を開けると正面に富士山が見えます。

6/19 10:41

休憩後、最後のピーク天目山に向かいます。

6/19 11:55

途中に開けたところがあります。

6/19 11:55

富士山の山頂が少しだけのぞいていました。

6/19 11:56

雲取山は遥か彼方です。

6/19 12:17

天目山(三ツドッケ:1576m)に到着、天気も良く360度の大展望です。

6/19 12:19

遠くの富士山。

6/19 12:21

西側には雲取山。

6/19 12:31

ここから長沢背稜を離れ、一杯水避難小屋に下っていきます。

6/19 12:40

一杯水避難小屋に到着。

6/19 12:41

中はこんな感じです。

6/19 12:41

ここからヨコズス尾根沿いにゴールの東日原バス停まで下っていきます。

6/19 13:25

こんな感じの樹林帯をずっと下っていきます。

6/19 14:19

東日原が見えてきました。

6/19 14:28

ゴールの東日原バス停に到着しました。

6/19 14:32

缶ビールを飲みで生き返りました。
お疲れ様でした。

撮影機器：

iPhone 6s Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック

感想

ucchan1

以前から行きたかった、雁坂峠から雲取山までの奥秩父主脈縦走路(埼玉・山梨県境尾根)、雲取山から天目山までの長沢背稜(都県境尾根)を、3日かけて縦走してきました。
泊まりは笠取小屋と雲取山荘の小屋泊です。
天気は初日は晴れ、2日目は曇り、3日目は曇りのち晴れで、梅雨時にしては上出来の天気、3日間ともに絶景を堪能することができました。

初日は、JR中央本線の塩山駅から西沢渓谷行きのバスに乗り、終点手前の「道の駅みとみ」で途中下車、ここで準備をして向かいの登山道入口から出発しました。
バスは8:30の始発で、人気のコースなのか1台増発されましたが満員で出発、途中の乾徳山登山口で大勢降りていきました。

登山道入口から雁坂峠まで標高差は約1000m。
最初は林道、その後は渓流沿いの山道、最後は急な笹薮の道と、ひたすら登っていきます。
雁坂峠からは奥秩父主脈縦走路の稜線歩き、景色もなかなかで気持ちの良い道でした。
ずっと稜線を歩き雁峠まで下ってから、一旦稜線を外れて1日目の宿泊地の笠取小屋に着きました。
笠取小屋は土曜日のみ、予約があれは宿泊(2食付きは7000円)が可能です。
この日は全部で5名、私とおじさま2名、トレランの姉さん2名でした。

2日目は奥秩父主脈縦走路を笠取山から雲取山まで縦走します。
天気は終日曇りでしたが、雲の上に浮かぶ遠くの山々を見渡すことができました。
前半の笠取山からや、ここから将監峠への稜線上からは絶景を楽しむことができました。この辺りオススメです。
富士山、大菩薩嶺、南アルプス白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)を何度も堪能することができました。

将監峠から先、飛竜権現まで、さらにその先の雲取山までは、ずっと樹林帯の尾根歩きなので展望はほとんどありませんでした。
唯一、お昼を食べた禿岩(飛竜権現の手前)は絶景ポイントでした。
雲取山山頂に着く頃は、周りはすっかり雲に覆われて残念な景色でした。

2日目は雲取山荘に泊まりました。(2食付きで7800円)
日曜日ということもあり、宿泊者は30名ほどとのこと。
1階の8畳間に相部屋(4名)泊まりました。

3日目は東京都と埼玉県の都県境尾根、長沢背稜を酉谷山、天目山と縦走しました。
天気は夜半からの雨が止み、曇りのち晴れ、薄く霧に包まれてスタートします。
一旦大ダワまで下り、その後芋ノ木ドッケまで登り返します。
ここからずっと長沢背稜を歩いていきました。

長沢背稜はよく踏まれており、新しい標識が要所要所に立てられているので、まず道迷いに会うことはないと思います。
ですが、登山者は少なく初心者は要注意、と山と高原地図に書かれているとおり、この日出会った登山者は(約20kmの間)たったの1人でした。
静かな山行が好きな方には、おススメです。

酉谷山に着く頃にはすっかり晴れ、富士山や雲取山を望むことが出来ました。
途中、酉谷避難小屋に立寄りコーヒーブレイク。
この避難小屋はもちろんはじめてですが、とてもキレイに管理されており、景色もなかなかでした。機会があれば泊まってみたいと思いました。

最後の天目山の山頂は狭いですが、360度の大パノラマです。
周りの山々を一望することができ、すっかり景色を堪能することができました。

この後は一杯水避難小屋まで下り、さらにヨコズス尾根沿いにゴールの東日原バス停まで下りていきました。