草津白根山〜芳ヶ平〜渋峠周回 コマクサとワタスゲ
- GPS
- 08:04
- 距離
- 31.3km
- 登り
- 1,457m
- 下り
- 1,450m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:04
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車、渋峠の看板脇に路駐デポ |
コース状況/ 危険箇所等 |
気象庁指定の噴火警戒レベル1、活火山であることに留意。 白根火山火口(湯釜)から500mと硫化水素発生地域は立入禁止。 芳ヶ平方面に入山する際はレストハウスorパークサービスセンターに登山届提出。 芳ヶ平木道工事中。 空気は涼しいが日差しが強く暑かった。特に殺生河原〜展望所は、開けた樹林帯が多く早朝でも暑かった。4.5ℓ持参3.5ℓ消費。 コマクサ、例年より遅いor開花が少ない。 ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、周回した登山道にほぼ咲いていた。 ワタスゲ、芳ヶ平湿地に群生見頃。 アカモノ、芳ヶ平に群生見頃。イワカガミ、渋峠〜芳ヶ平見頃。 |
その他周辺情報 | 上毛かるた「く」草津よいとこ薬のいでゆ。「よ」世のちり洗う四万温泉。 |
写真
感想
以前から予定していた草津白根山のコマクサ観賞へ。
今年は立入規制が解除され湯釜が見られるので、草津白根駐車場に停めようかと思ったが、500円かかるので昨年同様RW山麓駅から行く。折角なのでワタスゲが見頃の芳ヶ平湿地経由で渋峠まで行って得意の自転車で帰る周回ルートにした。
愚か者らしく金を使わず体力を使う楽しい山行。
前橋市を3時半に出発。5時にはRW山頂駅に、自転車をデポするために渋峠まで行く。山麓駅に戻ると5時45分になっていた。誰もいない広い駐車場を出立。気温は15℃、Tシャツ、ショーパン、ゲーターの無国籍スタイルでちょうどいい。
殺生河原は相変わらず硫黄臭く、足早に進む。ハクサンシャクナゲに見送られ樹林帯内へ。空気は涼しいのだが日差しがやはり夏。やや開けた樹林帯なので暑い。
汗をかなりかき、水を最初からかなり飲んだ。
登山道脇にはゴゼンタチバナ、ツマトリソウが多々咲いている。
イワカガミ、アカモノ、ミツバオウレンは下の方ではもう散っていた
ギンリョウソウの群生が日陰にあった。まるできのこの様だった。
イワオトギリも咲いていた。
富貴原ノ池、鏡池を素通りし、急木階段を上がりハイマツを抜けると展望所。
コマクサの群生地。県内では一番の群生地だろう。昨年は6月下旬に来てほどほど咲いていた。今年は1週間から2週間遅い。私個人の感想なのだが、遅いだけでなく開花の数が少ないのではないのだろうか?
コマクサを観賞しながら遊歩道最高地点まで行き踵を返す。
白根ゲレンデ方面へ下り、逢ノ峰へ登り返す。展望台からは湯釜、弓池が見える。
木階段を下りこんで昔来た時を思い出す。
15年ぶりくらいだろうか?湯釜に来るのは。
エメラルドグリーンの湯釜は強酸性の湖水。生命は存在しない。
平日なのでそれほど混んでいなかった。記念撮影してレストハウスへ。
コンパスで登山届を出しているが、芳ヶ平方面へ行くときは登山届提出と書いてあったので新たに紙に書き提出した。湯釜の周りを見ながら歩んでいく。
5〜7名すれ違った。すべて2、3名のパーティー。
芳ヶ平への登山道脇には途中からアカモノ、ツマトリソウの群生が始まる。
これが渋峠まで多々あるので楽しませてくれる。
ヒュッテに着くと少し早いが昼食に。自宅で湯掻いてきたうどんを水で晒して水切してざるうどんにした。天ぷらもつけて、汁にはネギとミョウガをたっぷりと。
ラムサール条約登録の芳ヶ平湿地群はチャツボミゴケ公園がやはり有名。
今日は芳ヶ平湿地のワタスゲが目的。紅葉時期は何度も来ていたのだが、夏季には行きそびれていた。尾瀬の様に大きい群生ではないが充分楽しめる。
周回コースの最初からシャクナゲ、ワタスゲ、ヒオウギアヤメが出迎えてくれる。
歩んでいくと池塘の周りにワタスゲの群生。白い綿毛が美しく可愛らしい。
歩みを進めると池塘にはカモの親子、エサを探して首を水に入れていた。
湿地帯を大きく見渡せるところでは、ワタスゲの群生が遥か先まで続いて見える。
白い絨毯のようだ。木道のすぐ脇にもヒオウギアヤメとワタスゲが咲く。
間近で見られて観賞には素晴らしい。
ラムサール条約に相応しく素晴らしい湿地を後にし、渋峠方面へ登って行く。
途中木道の工事を施行中だが迂回木道があるので、湿地で足を滑らせることもない。
ここもやや開けた樹林帯で日差しを浴びて暑い。
木階段が多いが、その下が沢上になっており、降雨時は雨が大量に流れてくるだろう。山と高原地図にも書いてある。充分注意。
中間地点のダマシ平を過ぎると岩場や大きな石が増えてくる。ただ歩きやすいので滑らないように行けば問題ない。またレストハウスからは、ほとんど急坂はないので脚に不安を抱いている方でも十分楽しめる。
いきなり樹林帯の前が開けると上信越国立公園の看板が見える。渋峠到着。
西からの雲が多く霞んでいるので横手山はパスすることにした。デポした自転車へ向かう。看板の後から引っ張り出してきて山麓駅に向かう。
渋峠から山田峠までと、湯釜から山麓駅まではダウンヒル、山田峠分水嶺から湯釜まではヒルクライム。国道最高地点で記念撮影し、歩んだ芳ヶ平湿地を上から眺める。池塘がいくつもあって美しい。晴れ渡る空と美しい山々を見ながら気持ちよく自転車で下っていく。
山田峠からはヒルクライム。たった3kmだが、重いザックとカメラを背負いながらのヒルクライムはいつも8km/h程度。またクラクション鳴らされ邪魔にされた。下りで煽ってやる。レストハウスで小休止して再出発。殺伐とした白根火山を見ながらワインディングを下りこんでいく。美しい景色と同化するような錯覚を感じる。
かったるい軽自動車を煽りながら無事に山麓駅に到着。幾分早い下山だが積乱雲が見えたので夕立が来る前に退散。午後2時過ぎには前橋に向かって帰路についていた。
コメント
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growmonoさん
こんばんは
楽しみました30km以上を登ったり下ったり
さすが持ってる力が違いますね。
恐れ入りました。
以前雨の中を赤城山を縦横に歩き回っていた姿を思い出しました。
谷川岳のラッセル姿がダブります。
いいですねgrowmonoさんはパワーがあって
うらやましいです。
こんばんは、iiyuさん。
コメントお寄せ頂き、また毎回閲覧頂きありがとうございます。
30kmでも自転車走行が12km、実質18kmしか歩いてませんよ。ましてや殺生河原から登る草津白根山、湯釜から芳ヶ平、渋峠は急坂がないです。一番身体に堪えたのは登山より自転車でのヒルクライムでした。練習不足、情けない・・・身体や脚は全く疲れませんでしたが、ショートパンツでしたので、脚が日焼けしてヒリヒリします。
昨年の赤城山雨中行軍、天神平と西黒尾根ラッセルよく覚えてらっしゃいますね。
傘差しながら赤城山を縦走するアホ野郎です。足より右手が傘で疲れましたね。
谷川岳のラッセルは平標や武尊山と三週連続でラッセルだったのです。
五十路に近くなりつつも、そこそこ体力はあるのですが、昔と比較して速く歩くことが出来なくなってきましたね。体重や装備が重い影響もあるのですが、工夫して自分なりに楽しく山歩きして行きたいですね。
青空とワタスゲやお花たち…素敵ですね!
暑いと冷たいうどんで山ご飯なら食べやすそう!
水通しした水はポットか何かに入れて持ち帰るんですか?
こんにちは、rinappuさん。
コメントお寄せ頂きありがとうございます。
ハイカーや観光客でごった返す本白根山や湯釜を抜け、芳ヶ平方面へ入ると全くひと気が無くなります。ヒュッテから渋峠までは工事作業者以外、誰もおりませんでした。湿原貸切り。
うどんの水ですが、ジップロックにごみ取りネットを入れて水通し水切りしました。
水は多少こぼしてしまいましたが、ヒュッテのトイレを借用時に一緒に流しました。
水を飲んだ後のペットボトルも利用できますよね。この時は2リットルX2本、500ccを1本、合計4.5リットル持って行き3.5リットル消費しました。暑いです。
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