ニコルス山の会、行者還岳から大普賢岳へ行く。
- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,502m
- 下り
- 1,504m
コースタイム
- 山行
- 1:44
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 2:02
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 9:08
天候 | ●1日目 ほとんどはれ ●2日目 ずっとはれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰り:R309を天川川合を経て下市口へ。みたらい渓谷から川合の間で30分ほど渋滞に。細い国道なので行き違いが大変です。下市口はいつもどおり渋滞します。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
七曜岳〜弥勒岳の間は、ロープ、鎖、ハシゴ、デッキ、片側切れ落ちたトラバースなど盛り沢山です。 |
その他周辺情報 | ●天の川温泉 おすすめのいい温泉です。今回は駐車場が満杯で入口の橋の上まで駐車待ちの車が行列していたので諦めて帰りました。 ●他には 近くに洞川温泉や少し離れていますが県道53号を大塔の方へ行くとみずはの湯があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
食器
調理器具
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ヘルメット
ランタン
ビール
日本酒
焼酎
氷
おつまみ
|
---|---|
備考 | 洗濯バサミがあればシャツ、パンツ、タオルなど干し物が風を気にせずにできましたね。 |
感想
ニコルス山の会、7月会は待ちに待った大普賢岳です。
ずうーっと周りの山々からあの凛々しい姿を眺め続けて、いつか登ってみたいと憧れていた山です。もしかしたら恋焦がれていたのかもしれません。
【1日目】
大阪出発時の行き違いと途中で予想外の渋滞に合い、昼食を車内食にし、ルートも距離の短い下市口→天川川合→90番のR309南下コースに切替えたが、90番到着が1時間ほど遅れてしまったので、予定を変更して行者還避難小屋止まりとしました。下見のときは奥駈道で虫たちに苛まれましたが、今回はあれーっと思うほど少なくて1ヶ所もやられずに済みました。天気はそこそこ晴れていたのですが、弥山方面や大台ケ原方面はガスに包まれていて景色はすっきりしませんでした。
●行者還避難小屋
先に2人組の方が小さい部屋に入られており、我々は大きい部屋を使わせてもらいました。我々の後に単独の方が来られてご一緒する事になりました。夜になると外はさすがに寒くなってきましたが、避難小屋の中では寒さを感じません。備え付けの毛布とマットをお借りして朝までぐっすりと休めました。
●宴会
メニューは以下のとおりですが、宴会に集中してしまい写真を撮っていませんでした。
(前菜)柿の葉寿司、自家製キュウリの浅漬け
(主菜)うどんすき鍋
(お酒)ビール500ml x6、日本酒900ml、焼酎720ml、ロックアイス
(おつまみ)チーズや乾き物、満天の星空、ほたる?(光るものが飛んでいた)
●星空
今回は月も雲も無く久しぶりに満天のきれいな星空を観ることができました。星座なんか何がなんだか分からないほど沢山輝いていました。特に南の方角の星々がとても大きく美しく感じました。周りには町や村の灯りが全く届いておらず山深さをあらためて思い知りました。
●ご一緒する事になった単独の方
この方は横浜出身で三重に単身赴任されているそうで、今回、和佐又(テント泊)〜大普賢岳〜行者還避難小屋(泊)〜弥山(テント泊)・八経ヶ岳〜天川川合へ下られるとおっしゃられていました。きれいなオオヤマレンゲを楽しんでいただけたらいいなと思いました。お酒もお好きなようで寝る前まで我々にお付き合いくださり、楽しいお話を聞かせていただいたり、満天の星空観賞をご一緒してくださり、本当にありがとうございました。またきっとどこかでお会いできると思います。そのときはまたよろしくお願いいたします。
【2日目】
ご意見番に5時前に起こされるまでぐっすりと寝ていました。おかげで日の出を見ることができ予定より早く出発することができました。今日は空も晴れわたり稜線上の奥駈道は天川村側の谷から吹き上げてくる風が涼しく快適に歩けました。そのなかでも七曜岳周辺や稚児泊周辺は要注意です。特に下りは慎重さを求められます。雨でぬれている日はとても厳しいと思いました。大普賢岳に近づくにつれすれ違う人が多くなり山頂はどんだけ混んでるのかちょっと心配しましたが、山頂には女性4人組と単独の男性が2人きりでした。アクセスの難易度が高くてもそれを克服した誇りと、とてもいい展望のご褒美があるために人気があるのでしょう。帰りはより慎重に下って行者還避難小屋を目指します。同じ道を戻るのですが行きとはまた違う景色が見えたり気づかなかったものに会えたりするのがうれしいです。行者還岳との分岐辺りでアサギマダラやクロアゲハが出迎えてくれました。これもご褒美ですね。今日は相当バテていたのか水場の水がめちゃめちゃ旨かったです。これもご褒美です。
●七曜岳周辺
山頂を挟んで、ハシゴや鎖場、デッキなどを上り下りします。わたしは四駆で慎重に上り下りしました。山頂は狭いですが、バリゴヤの頭や稲村ヶ岳が目の前に現れます。
●稚児泊周辺〜国見岳〜弥勒岳
所々にハシゴや片側が切れ落ちた鎖場やトラバースが現れます。短い区間でも慎重さが求められます。奥駈道は国見岳、弥勒岳の山頂を巻いてますが、山頂へもお立ち寄りください。国見岳は展望がありませんが、弥勒岳はそこそこ望めます。
●水太覗
端へは近づけません。カメラを差し出して下の様子を撮ることもできませんでした。水太谷から大台ケ原方面の眺望は抜群でした。ここから大普賢岳へ最後の登りになります。
●大普賢岳
とうとうやって来ました。胸の高鳴りを押さえつつ最後の岩場を四駆で一気に上がりました。1人きりだったら喜び叫んで小躍りしていたと思います。先に登頂されてた方々がいらっしゃったので少しはしゃぎたい気持ちを抑えることができました。予想より広めの山頂からは、山上ヶ岳、稲村ヶ岳、バリゴヤの頭、弥山、八経ヶ岳、仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳、熊野の峰々、大台ケ原、台高の峰々など、周囲の峰々がぐるりと見渡せます。コーヒーを飲みながらこの景色をゆっくり眺めることができるなんて・・・、とても贅沢な時間でした。
【下山後】
予定より早くR309の90番に下山できたので、ゆっくり温泉に入ってから帰れるなぁと目論んでいたのですが、みたらい渓谷から天川川合に抜けるところで行き違いの渋滞に巻き込まれ時間をロスし、しかも天の川温泉では駐車場の空き待ちをしている車の縦列が橋の上まで伸びており、温泉を諦めて帰ることになりました。なんか下山後はぜんぜんついてませんでしたが、山中では天候にも恵まれとても幸せな時間を過ごすことができました。ニコルス隊の皆様、ありがとうございました。そしておつかれさまでした。あっ、三重から来られてた単独の方に天の川温泉をおすすめすることを忘れてた。
●ニョロくん、カナちゃん情報
カナちゃんは今季第11号と遭遇しました。
ニョロくんは今季第4号です。
【次回の8月会】
お楽しみの北アルプス「餓鬼岳」です。ニコルス隊はいっぱい呑んで食べて太って帰ってくることでしょう。今からワクワク、ドキドキ、ソワソワです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する