朝日岳・雪倉岳 痛恨の鉱山道 反省点の多い山行となりました
- GPS
- --:--
- 距離
- 30.6km
- 登り
- 2,947m
- 下り
- 2,940m
コースタイム
- 山行
- 17:05
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 17:05
天候 | 晴れ、但し、ガス多い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
到着時(土曜午前3時前)9割くらい。 ドコモ圏外。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
吹上のコル東側に1箇所、雪倉岳避難小屋南方に3か所の雪渓が残っています。早朝の凍結時はわかりませんが、日中は夏靴でも歩けます(但し、1回すべって転びましたが)。 鉱山道は雪渓のため通過は危険と思われます。 入口に「通行注意」標示など設置してもらえるとありがたいなー。 |
写真
感想
正午までに三国境に着けば、白馬岳まで周ってみる計画でした。
が、徹夜のためか、夏風邪が抜け切っていなかったためか、体が動かず、汗だくだく。
おまけに五輪尾根で、まず左足太もも、続いて右足太ももが攣ってしまい、その後はだましだましの歩行。おまけに手の指まで攣ってしまいました(帰りの運転や箸を持つ時にいちいち攣るので苦労しました)。
途中で会った山パトロールの方に「鉱山道」の状況について伺ったところ、「自分はまだ歩いていないが、もう通行できる状況になっているかもしれない。が、三国境経由が無難」とのお話。更に鉱山道分岐点に「通行止め」の標示がなかったことから、ショートカットのため鉱山道で下山することにしました(分岐点から三国境までの標高差250mが助かる)。が、今年は矢張り雪が多いようで、塩谷精練所跡を過ぎると雪渓が出てきました。最初の2つは小ぶりなものでしたが、3つ目は雪渓の下に空洞ができているような雰囲気で危険と判断し、550mの標高差を引き返すことにしました。
どうにか明るいうちに蓮華温泉に戻りたいと思っていましたが、天狗ノ庭をすぎてしばらく行った時点でヘッドライトのお世話に。
下山時にヘッドライトを使う展開は極力避けたいと思っていましたが、案の定、苦労しました(標準時間1時間のところを1時間15分)。
本日の反省点(教訓)。
1.疲れた時に、その日の気分で安易な道に計画を変更するとたいてい失敗する。
2.知らない道を歩く際には予習が肝心(今回の鉱山道のケースではあまりに事前情報が少なかった)。
3.雪解け期の雪渓を安易に歩かない。今回のケースで自然に近いままの1つ目の雪渓を見た時点で引き返すべきであった。あまりに無謀であったことを深く反省しています。
コメント
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pokepikaさん
おはようございます!
なんと!!pokepikaさんが朝日・雪倉とは!!
羨ましい〜、なんだ〜お声かけくださいよ〜なんて思ってレコ拝見いたしましたが、なんだかエライことになってる! (通勤途中食い入るように見てしもた)
まずは、無事ご帰還なによりでございます。(30キロオーバー、17時間の山行は・・うん・・凄い・・。加えて帰路の運転も相当キツかったのでは??)
鉱山道はまだ雪渓(スノーブリッジ)が残っているんですね〜。
踏み抜いて落っこちたら、ホントに洒落にならんかと・・。ホントにご無事でなによりです。(真面目な所、自分だったら引き返す勇気があったか?と自問自答してもうた・・。500m以上登り返すとなると精神的ダメージが・・ )
そもそも、登りの五輪尾根で脚が攣ってるのに、周回を歩ききる体力・脚力(精神力も??)が凄いな〜と。
今年は、本当に雪が多いですね。(特に北ア)
スノーボードシーズンの際に感じてはいたのですが、松本辺りから南側は少なくて北側は極端に多かったんですが(日本海に近づけば近づく程本当に多かったです)、例年であればとっくに融けてなくなっているような所も、今年はまだまだやっかいな形で残っているんですね。
このコース(下りは鉱山道利用)私も何度も検討しました。
日帰りだと相当キツそうなのと、鉱山道は道迷いの報告も過去にあったので「もう少し情報収集してから改めて検討しようっと!」なんて考えてたのですが、pokepikaさんのレコを拝見して、自分にゃ無理だな〜と・・改めて痛感してしもた。苦笑
さて、お盆休みですね〜。
何処に行かれる予定でっか??
台風が変な爪痕を残してくれなけりゃ良いんですが・・。
chaoさん、
おはようございます。
早速のコメントをありがとうございます。
今回は本当に苦労しました。
足がやばそうなので、予定を変更して人気の朝日小屋まで立ち寄った後、そのまま引き返そうかと自問自答していたところで、すれ違いでお話をさせてもらった女性に「頑張って」の声をかけられて、「よーっしゃ」と強気に進んでしまいました
足が動かなくならないように、そーとそっと無理をさせないように丁寧にゆっくり歩いたおかげで、最後まで無事歩けましたが、いつもの倍以上目に入る汗を何度も軍手でぬぐったため、瞼の上にできてしまった擦り傷が今でもひりひりしています。
山のベテランの方に同行していただいているのであればともかく、雪解け期の雪渓横断は何があってもおかしくないので、単独行は全くお勧めできないですよね。
ただでさえ通る人の少ない鉱山道で遭難しても、しばらくは誰も助けに来てくれないだろうなー(登山届けのエスケープルートにはとりあえず入れておきましたが)、と下山途中で何度も引き返すことを考えましたが、あの道を戻るのは嫌だなーとついつい進んでしまいました。3つ目の雪渓で、「この先にも雪渓があるかもしれないし、引き返すのであれば、今の時間しかない」、と判断しましたが、1つ目の雪渓で引き返す勇気を持てなかったのが反省点です
今シーズンに行こうかと思っていた三山(燕岳、餓鬼岳、雪渓を通らない白馬岳)のうち、白馬岳が残ってしまいましたが、来シーズン以降かな。
今のところ、今週末は白紙状態です。
楽しそうな山があれば、是非、お声かけ下さいね
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