白山 〜開山1300年〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,488m
- 下り
- 1,506m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 5:45
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 8:52
・水は自分2.3L、相方1.5Lを持った。但し、中飯場・甚之助避難小屋で水場があるので、もう少し減らせることは出来たと思う。
天候 | 8/2 晴れ 8/3 朝晴れ以後霧及び小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
途中でトイレ休憩あり:2200円/人 HP↓ http://www.hokutetsu.co.jp/tourism-bus/hakusan |
コース状況/ 危険箇所等 |
踏み跡明瞭、道標多く道迷いの心配は少ない。 |
写真
感想
白山にいて「ハクサン」の名前の付く植物を見つけるとうれしくなる。
また、ゴゼンタチバナの「ゴゼン」は白山の最高峰「御前ヶ峰」の「ゴゼン」であることを初めて知った。
今年2017年は、717 年(養老元年)、奈良時代の高僧・泰澄大師が、それまで神の住む神聖な霊山として人が足を踏み入れることのなかった「白山」に初めて登頂した「白山の開山」より、1300年を経過した節目の年である。
それを特別に意識した訳ではないが、天気も良さそうなので訪れた。
深田久弥氏「日本百名山」白山の項にはこうある:−
【仰いで美しいばかりでなく、登っても美しい山である。匍松と高山植物に覆われた頂上には幾つかの旧火口があって、そこには紺青の水が湛えられ、それに配する雪渓や岩の付置が、天然のような趣である。しかも夏期登山者で賑わう頂上附近を少し外れると、原始のままの静かな気持のいい場所が、ほとんど汚されずに残っている。
白山について語りだせばきりがない。それほど多くのものをこの山は私に与えている。】
高山植物の名前に「ハクサン」と名の付く花が多いのは、そもそもこの地に高山植物の調査隊が入っていたことにもよるが、それは白山に多くの花々が咲き乱れる証拠でもあるのであろう。
それはエコーラインを上がること、室堂平を歩くこと、お池めぐりをすることで実感できる。
まさにお花畑の連続である。
室堂平では15:00と16:00に高山植物観察会が行われるが、室堂ビジターセンターで宿泊される方はこれに参加することをお勧めする。
白山奥宮祈祷所の裏から南側一帯を中心に高山植物のお花畑をめぐるが、観察員の方が色々な種類の高山植物を丁寧に説明してくれて、とても有意義であった。
特に印象に残ったのは、
クロユリの花には2種類、両性花と雄花があり、2つ花をつける個体では、雄花と雄花、雄花と両性花、両性花と両性花の多様な組み合わせになっている。どのような花をつけるかは、地下の根の大きさによって決まり、根がある程度の大きさまでは葉1枚のみしかつけることができない。次の段階で、茎は伸ばすものの花をつけない段階になり、さらに大きくなってはじめて雄花をつけることができるようになる。そして最後に両性花をつける段階となる。そして、さらに大きくなると花を2つ以上つけることができるようになる。このようにクロユリは花をつける段階になるまで、何年もかけ、少しずつ大きくなっていく。これは、個体があまり小さいうちに、養分を多く使わなければならない種子生産をしてしまうと、自分が弱って死んでしまうためと考えられ、ある程度の大きさまでは種子をつけない仕組みになっている。
という話であった。
こういう知識を持っているのと持っていないのでは、同じクロユリを見るのでも深みが違うということを改めて感じた。
今回のルートは白山登山の中でもメインともいえる別当出合を起点に、砂防新道から、エコーライン、弥陀ヶ原を経て室堂ビジターセンターに一泊、翌朝のご来光をを見た後にお池めぐりをして、下山というものであった。
次回チャンスがあれば花の時期に訪れ、大汝峰にも登頂し参拝したいものである。
平日でも夏休みであるからでもあろうか、年配の方、小さな子供たちが多く見られたのは、やはりこの山の人気の高さを物語っていると思う。
今回登頂したことで、他の山から白山を見た時に、あの時「白山はああだった」「白山ではこんなことがあった」と具体的に思い出せることがなぜかうれしい。
白山行かれたのですね!
白山は危険な所もないしお水は豊富だしお花の宝庫だし大好きです♪
お天気も良かったみたいで、逆さ白山とかお花とか綺麗な写真がたくさんですね〜(*ˊᵕˋ*)
毎年数回行っていたので懐かしいです。
日帰りも小屋泊もテント泊も、全てはここから始まりました。
ああ、また行きたくなってしまいました。
前から行ってみたいと思っていた白山にやっといけました。
期待に違わず、とても素晴らしい山行となりました。
時期をずらし、コースを変えて何度でも行きたいと思います。
ただ、水場があれほどあるとは知らずに、結構持って行ってしまいました。笑
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