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Yamareco

記録ID: 1219755
全員に公開
ハイキング
丹沢

支尾根だらけの道だった@山伏峠‐西丸・東丸-大棚沢

2017年08月09日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:15
距離
18.6km
登り
1,385m
下り
1,374m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:15
休憩
1:47
合計
11:02
7:30
32
8:02
8:05
2
8:07
8:07
8
8:15
8:27
32
8:59
9:04
81
10:25
10:51
98
12:29
12:54
180
15:54
15:57
47
16:44
17:04
11
18:02
18:06
1
18:07
18:08
21
18:29
18:30
2
18:32
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山伏トンネルの南側の枝道の広くなった路肩に駐車
コース状況/
危険箇所等
 山伏トンネルの北側からの登り口は、トンネルのすぐ先から入る道がありましたが、それはトンネル管理用のもので、山伏峠には先の広くなった歩道を少し進んだところにありました。甲相国境尾根まではいくつもの枝道があって混乱しそうになりますが、基本は山の尾根側を進むようにしていれば問題ないでしょう。
 水ノ木分岐は裏側に進めば世附方面への下りになり、踏み跡もはっきり見えます。しかし、のっけからかなり危険なトラバース区間になって、道の風化が進んでいるようです。危険なトラバース区間を抜けると今度は笹薮の中を抜けますが、左側から別の道と合流し、こちらの側には笹を束ねて柵みたいにして入らないように注意を促している感じでした。おそらく、その左側の道は水の木分岐より少し北側から安全に下ってこられるように通された道なのでしょう。しかし、知らない人には水ノ木分岐こそが入口と思うでしょうから、そちらにロープで入れないようにしておかないと本当に危険だと思いました。
 西丸までは笹薮がとにかく多いので、今の時期はマダニ対策できっちり虫除けスプレーを全身に掛けておくべきです。道は踏み跡もマーキングもしっかりしているので、支尾根はありますが問題ないでしょう。同じように東丸までは大体問題なく進めますが、そこからの下山ルートにはマーキングが乏しいのに、支尾根がわんさかと出てきます。地図読みしてもいつの間にか尾根が分かれて別の方に下ることもあるので、下り始めて左右を良く確認して位置を確かめておく必要があります。水ノ木林道に出る手前に祠が現われ、その先に廃屋になった林業関係か何かの建物がありました。そこから水ノ木林道に出られます。
 大棚沢林道は5月に歩いた時と同じ様子でしたが、先で新たに崩落した箇所がありました。鉄塔管理用の車両が通っていたと思いますが、せっかく復旧させてもすぐにまた崩れてしまうようです。ちなみに、歩行するには全く問題ありません。
 大棚沢から切通峠までの東海自然歩道区間は、もう信玄平ルートが不通になったので、こちらももう廃道になりそうで、沢の渡渉から始まる登山道は取り付きが不明瞭になっていました。また、途中で倒木が2箇所あって道を遮っていますが、これを復旧させる気はないようで、切通峠側には「通行不可」となっていました。ただし、倒木を避けること以外、下りで用いる分には問題はないでしょう。登りは渡渉後の取り付き点を誤らなければ、これまた問題ないです。
 甲相国境尾根は良く整備されていて起伏の少ない快適な道ですので、お勧めの道です。
出発はちょっと早目の4時45分。いつもの国道246号の厚木市内で大山を望むときれいに晴れているのが見えます。まだ月もくっきり見えますね。
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出発はちょっと早目の4時45分。いつもの国道246号の厚木市内で大山を望むときれいに晴れているのが見えます。まだ月もくっきり見えますね。
国道246号は車が多く、ともすると詰まり気味になるので、そのまま真っ直ぐ進まずに、清川・宮ヶ瀬経由で道志みちを使って山伏トンネルに向かいました。到着は7時10分頃で、準備を整えて歩き出したのは7時20分頃になります。
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国道246号は車が多く、ともすると詰まり気味になるので、そのまま真っ直ぐ進まずに、清川・宮ヶ瀬経由で道志みちを使って山伏トンネルに向かいました。到着は7時10分頃で、準備を整えて歩き出したのは7時20分頃になります。
まずは山伏トンネルを道志方面に戻ります。トンネルを抜けて少ししてから右に戻るような形で登山道に入ります。
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まずは山伏トンネルを道志方面に戻ります。トンネルを抜けて少ししてから右に戻るような形で登山道に入ります。
トンネルを出てすぐ先に右の尾根に乗るところがあり、しっかり道になっていたので、何も考えずそこに入ると、すぐにトンネルの脇で道が不明瞭になり、尾根筋もちょっと登れない勾配になってしまいました。
トンネルを出てすぐ先に右の尾根に乗るところがあり、しっかり道になっていたので、何も考えずそこに入ると、すぐにトンネルの脇で道が不明瞭になり、尾根筋もちょっと登れない勾配になってしまいました。
谷側に赤テープのマーキングが見えたので、そっちかなと思いましたが、はなからバリルートみたいなところになるのは変ですから、ここは間違いだと確信し、下に戻ります。
谷側に赤テープのマーキングが見えたので、そっちかなと思いましたが、はなからバリルートみたいなところになるのは変ですから、ここは間違いだと確信し、下に戻ります。
一旦戻って先に進むと、やはり鋭角に戻るように道ができていて、先の方で尾根への取り付きポイントがあり、しっかりと階段になっていました。
一旦戻って先に進むと、やはり鋭角に戻るように道ができていて、先の方で尾根への取り付きポイントがあり、しっかりと階段になっていました。
山伏峠への道は踏み跡が明瞭で、マーキングもしっかりしています。
山伏峠への道は踏み跡が明瞭で、マーキングもしっかりしています。
トンネルの反対側からの道と合流します。
トンネルの反対側からの道と合流します。
そして山伏峠に到着。ここから左に進めば甲相国境尾根になり、右はトンネルの上を越えて御正体山に向かう道です。先ほどの道標もですが、ここの道標も手製のようですが、味わい深い字体ですね。
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そして山伏峠に到着。ここから左に進めば甲相国境尾根になり、右はトンネルの上を越えて御正体山に向かう道です。先ほどの道標もですが、ここの道標も手製のようですが、味わい深い字体ですね。
苗木を植えて保護したところに出ます。この右側にもトンネルの反対側に出る道があります。
苗木を植えて保護したところに出ます。この右側にもトンネルの反対側に出る道があります。
その先には鉄塔があり、ここから御正体山が見えます。丹沢ではないですが、是非近いうちに歩いておきたい山です。
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その先には鉄塔があり、ここから御正体山が見えます。丹沢ではないですが、是非近いうちに歩いておきたい山です。
それにしても、たかが1.2kmの距離なのに山伏峠から国境尾根までやけに分岐が多いです。地図にはピークを巻く道以外ないのですが、ちょっと良く分かりませんね。とりあえず尾根上に進みます。
それにしても、たかが1.2kmの距離なのに山伏峠から国境尾根までやけに分岐が多いです。地図にはピークを巻く道以外ないのですが、ちょっと良く分かりませんね。とりあえず尾根上に進みます。
また分岐ですが、どちらにもリボンがあるのが混乱するところですね。ここも尾根の上を進みます。
また分岐ですが、どちらにもリボンがあるのが混乱するところですね。ここも尾根の上を進みます。
またこんな分岐が出てきます。ここも尾根側を進みます。
またこんな分岐が出てきます。ここも尾根側を進みます。
しつこいくらい分岐が出てきますが、ここも尾根側に「菰釣山→」となっているので、一旦そちらに向かいますが、確認したら左は大棚ノ頭のピークを抜けて国境尾根に出る道で、右が脇を抜けて山伏峠分岐に出る道でした。ここは右に進みます。
しつこいくらい分岐が出てきますが、ここも尾根側に「菰釣山→」となっているので、一旦そちらに向かいますが、確認したら左は大棚ノ頭のピークを抜けて国境尾根に出る道で、右が脇を抜けて山伏峠分岐に出る道でした。ここは右に進みます。
そしてこれが最後の分岐ですが、左は多分鉄塔管理用の作業径路のようですね。
そしてこれが最後の分岐ですが、左は多分鉄塔管理用の作業径路のようですね。
ようやく8時5分に甲相国境尾根に到着。入口でミスコースしたせいで、45分も掛かってしまいましたが、距離は峠から1.2kmですから、スタート地点からは2kmくらいはあるでしょう。
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ようやく8時5分に甲相国境尾根に到着。入口でミスコースしたせいで、45分も掛かってしまいましたが、距離は峠から1.2kmですから、スタート地点からは2kmくらいはあるでしょう。
分岐からはピーク直下の東側を進みます。風が遮られてしまいますが、平坦なところなので、体温は上昇しないで済みました。
分岐からはピーク直下の東側を進みます。風が遮られてしまいますが、平坦なところなので、体温は上昇しないで済みました。
突然片側が開けたところに出ましたが、すぐ脇に鉄塔があって送電線が頭上に延びていました。
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突然片側が開けたところに出ましたが、すぐ脇に鉄塔があって送電線が頭上に延びていました。
見えたのは南側の山々ですから、真ん中の尾根が湯船山の稜線で、奥は足柄方面の山々、頭が飛び出ているのが箱根山で、奥に霞んだのが伊豆の山々のようですね。
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見えたのは南側の山々ですから、真ん中の尾根が湯船山の稜線で、奥は足柄方面の山々、頭が飛び出ているのが箱根山で、奥に霞んだのが伊豆の山々のようですね。
先に進むと尾根筋に戻ります。すると地図にはない左側の分岐が現われましたが、これも東電の管理径路のようですね。この辺は鉄塔が多いので、東電の径路も無数にあります。
先に進むと尾根筋に戻ります。すると地図にはない左側の分岐が現われましたが、これも東電の管理径路のようですね。この辺は鉄塔が多いので、東電の径路も無数にあります。
水ノ木分岐に到着。分岐となってるのに裏に進む方向には道標がなく、どこに出るのか分からない状態ですね。ここを進むと西丸・東丸を経由して世附方面に出られますが、バリバリのバリエーションルートです。
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水ノ木分岐に到着。分岐となってるのに裏に進む方向には道標がなく、どこに出るのか分からない状態ですね。ここを進むと西丸・東丸を経由して世附方面に出られますが、バリバリのバリエーションルートです。
いきなりこんなトラバース区間から始まりますが、画像中央右の横向きに生えている木の辺りはかなりヤバイですね。いつ崩れてもおかしくない上、見辛いですが岩が50cmほどの段差になっていて、抜けるのに難儀しました。
いきなりこんなトラバース区間から始まりますが、画像中央右の横向きに生えている木の辺りはかなりヤバイですね。いつ崩れてもおかしくない上、見辛いですが岩が50cmほどの段差になっていて、抜けるのに難儀しました。
その木のところがこれ。細い方の木の生えているかすかなところに足を下ろしたいのですが、壁側に掴むものがなく、ストックを向こう側に突いて支えにして何とか抜けたものの、かなり危険です。第一、今立っているところも前の画像の通り、下がえぐれている状態ですから、とてもお勧めできる道ではないです。
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その木のところがこれ。細い方の木の生えているかすかなところに足を下ろしたいのですが、壁側に掴むものがなく、ストックを向こう側に突いて支えにして何とか抜けたものの、かなり危険です。第一、今立っているところも前の画像の通り、下がえぐれている状態ですから、とてもお勧めできる道ではないです。
危険箇所を抜け切って振り返って見たところ。岩の段差が分かりますね。
危険箇所を抜け切って振り返って見たところ。岩の段差が分かりますね。
その先もこんなザレて道が消えかけたトラバース区間が少し続きます。水ノ木分岐なんて道標を出さない方が良いのではないかなと言うレベルですね。
その先もこんなザレて道が消えかけたトラバース区間が少し続きます。水ノ木分岐なんて道標を出さない方が良いのではないかなと言うレベルですね。
そしてまたこんな道の消えたようなところも抜けますが、倒木の脇は安心して通れますね。
そしてまたこんな道の消えたようなところも抜けますが、倒木の脇は安心して通れますね。
トラバース区間が終わると、今度は笹ジャングルに。踏み跡はしっかりしていますが、とにかく葉がたっぷりなので、体に絶えず触れているために、マダニがいないことを祈りながら歩いていました。
トラバース区間が終わると、今度は笹ジャングルに。踏み跡はしっかりしていますが、とにかく葉がたっぷりなので、体に絶えず触れているために、マダニがいないことを祈りながら歩いていました。
しばらく笹薮だらけの区間を進むと、赤リポンが笹を束ねて止めてあるところに出ました。そこには左から別の道が合流していて、そちらの方が踏み跡はしっかりしていました。
しばらく笹薮だらけの区間を進むと、赤リポンが笹を束ねて止めてあるところに出ました。そこには左から別の道が合流していて、そちらの方が踏み跡はしっかりしていました。
この画像は笹を束ねた側から出てきて振り返って撮っていますが、どうやら新たな「水ノ木分岐」が少し北側にできているようですね。確かにあの道は危険過ぎますからね。
この画像は笹を束ねた側から出てきて振り返って撮っていますが、どうやら新たな「水ノ木分岐」が少し北側にできているようですね。確かにあの道は危険過ぎますからね。
やはりマイナールートゆえのことなんでしょうか、こんな大きな倒木またぎが2度ありましたが、どちらもノコギリでカットされずに長らく放置されていて腐食が進んでいます。
やはりマイナールートゆえのことなんでしょうか、こんな大きな倒木またぎが2度ありましたが、どちらもノコギリでカットされずに長らく放置されていて腐食が進んでいます。
少しするとこんな分岐が現われました。これも地図にはありませんが、左はどうも金山沢に抜けられるルートのようです。沢師御用達ですね。
少しするとこんな分岐が現われました。これも地図にはありませんが、左はどうも金山沢に抜けられるルートのようです。沢師御用達ですね。
基本は尾根の上を抜けるのですが、一時こうして左側を巻く区間もあります。ちょっと荒れ気味ですが、最初の区間のような危険性は全くありません。
基本は尾根の上を抜けるのですが、一時こうして左側を巻く区間もあります。ちょっと荒れ気味ですが、最初の区間のような危険性は全くありません。
そしてまた笹薮攻撃に。マダニは論外ですが、こうした区間には蜘蛛の巣が大変多くて、顔や腕に触れて絡み付くので、実に鬱陶しいです。
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そしてまた笹薮攻撃に。マダニは論外ですが、こうした区間には蜘蛛の巣が大変多くて、顔や腕に触れて絡み付くので、実に鬱陶しいです。
再び分岐が現われました。こちらも金山沢方面に向かう道が左側にできていましたが、右の尾根線側にはしっかりピンクリボンがありますね。
再び分岐が現われました。こちらも金山沢方面に向かう道が左側にできていましたが、右の尾根線側にはしっかりピンクリボンがありますね。
笹薮の登りが終わると最初の西丸山頂が見えてきました。危険なトラバース区間以外は、思いの他あっさりと到着しました。
笹薮の登りが終わると最初の西丸山頂が見えてきました。危険なトラバース区間以外は、思いの他あっさりと到着しました。
西丸は山頂表示も何もないピークです。しかも四方を木々が覆っているので、見晴らしもサッパリですから、そりゃ人も訪れませんよね。
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西丸は山頂表示も何もないピークです。しかも四方を木々が覆っているので、見晴らしもサッパリですから、そりゃ人も訪れませんよね。
山頂からの尾根は二又に分かれています。厳密には四角い形になってますから、四方向に尾根があるのですが、北西から南東に向かって四角形の対角線を直進する感じです。画像では右側に向かいます。
山頂からの尾根は二又に分かれています。厳密には四角い形になってますから、四方向に尾根があるのですが、北西から南東に向かって四角形の対角線を直進する感じです。画像では右側に向かいます。
何だか笹がまた出てきましたが、踏み跡はまだしっかり見えますね。尾根が細くなっています。
何だか笹がまた出てきましたが、踏み跡はまだしっかり見えますね。尾根が細くなっています。
この尾根は意外と平坦な区間が多く、登りでもあまり疲れずに歩けそうですが、ザレたところが多くなってきました。
この尾根は意外と平坦な区間が多く、登りでもあまり疲れずに歩けそうですが、ザレたところが多くなってきました。
西丸から東丸までは結構距離がありますが、支尾根もそこそこ出てきます。ただし、マーキングが大体しっかりしていますんで、東丸までは問題なく歩けます。 今度は尾根の左側に色褪せた手製道標がありましたが、全く文字が読めませんでしたので、持って行ったマジックで書き込んでおきました。
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西丸から東丸までは結構距離がありますが、支尾根もそこそこ出てきます。ただし、マーキングが大体しっかりしていますんで、東丸までは問題なく歩けます。 今度は尾根の左側に色褪せた手製道標がありましたが、全く文字が読めませんでしたので、持って行ったマジックで書き込んでおきました。
上の画像でも見えるはっきりした左の尾根を下りたくなりますが、道は直進と言うか斜め右を進みます。マーキングがあるので問題ありません。
上の画像でも見えるはっきりした左の尾根を下りたくなりますが、道は直進と言うか斜め右を進みます。マーキングがあるので問題ありません。
尾根は痩せてきまして、ザレ場になって鞍部に下ります。ここからは東丸まで登りだけになります。
尾根は痩せてきまして、ザレ場になって鞍部に下ります。ここからは東丸まで登りだけになります。
途中、一時見晴らしの良いところに出まして、先にある東丸が目前にそびえていました。こうして見ると尖った形の山頂ですね。
途中、一時見晴らしの良いところに出まして、先にある東丸が目前にそびえていました。こうして見ると尖った形の山頂ですね。
この展望が利く区間からは南側だけが見えます。湯船山の稜線の向こうに箱根の山が頭を見せていますね。
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この展望が利く区間からは南側だけが見えます。湯船山の稜線の向こうに箱根の山が頭を見せていますね。
そしていよいよ登りに転じます。こんな木の根っこだらけのところを通り抜けると勾配がもっと強くなって疲れます。ただ、西丸まであまり風を感じることはなかったのですが、ここではそよ風が吹いていたので、登りがキツくても助かりました。
そしていよいよ登りに転じます。こんな木の根っこだらけのところを通り抜けると勾配がもっと強くなって疲れます。ただ、西丸まであまり風を感じることはなかったのですが、ここではそよ風が吹いていたので、登りがキツくても助かりました。
先ほど見た山の形通りに急勾配の登りになりましたが、偽ピークがあって、上に出ると先がまだ見えて疲労度が増しますね。そしてやっと本当の山頂が見えてきました。
先ほど見た山の形通りに急勾配の登りになりましたが、偽ピークがあって、上に出ると先がまだ見えて疲労度が増しますね。そしてやっと本当の山頂が見えてきました。
はぁはぁ息を切らせて登り切ると、何やら三角点みたいなものがありましたので、カメラを乗せてパチリ。今回持って行ったフィルムカメラは1980年製のマミヤZE-2クォーツと言う絞り優先式TTL-AE一眼レフで、レンズは35-70mmをほぼ付けっ放しにしていました。
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はぁはぁ息を切らせて登り切ると、何やら三角点みたいなものがありましたので、カメラを乗せてパチリ。今回持って行ったフィルムカメラは1980年製のマミヤZE-2クォーツと言う絞り優先式TTL-AE一眼レフで、レンズは35-70mmをほぼ付けっ放しにしていました。
東丸も山頂には何ら表示はありません。鳥獣保護看板があるだけですが、せっかくだからその支柱のところに「東丸1025m」と書き込んでおきました。
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東丸も山頂には何ら表示はありません。鳥獣保護看板があるだけですが、せっかくだからその支柱のところに「東丸1025m」と書き込んでおきました。
木陰なので涼しいのですが、少しでも日が当たると突然モーレツに暑くなります。右の日向のところに立っているとじわじわ汗が流れ落ちてきます。
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木陰なので涼しいのですが、少しでも日が当たると突然モーレツに暑くなります。右の日向のところに立っているとじわじわ汗が流れ落ちてきます。
山頂から下る尾根は二又になっていて、どちらも抜けられそうですが、基本的には左の水ノ木方面が正規ルートだからこそ、国境尾根の入口に「水ノ木分岐」と表記されていた訳です。ここを右に進むと、大棚沢林道に直接出られるようですが、地形図では林道の手前で崖のようになっているので、下降地点探しで難儀しそうです。
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山頂から下る尾根は二又になっていて、どちらも抜けられそうですが、基本的には左の水ノ木方面が正規ルートだからこそ、国境尾根の入口に「水ノ木分岐」と表記されていた訳です。ここを右に進むと、大棚沢林道に直接出られるようですが、地形図では林道の手前で崖のようになっているので、下降地点探しで難儀しそうです。
少しすると、前が開けたところになります。しかし、そちら側から入り込むそよ風の熱いこと。「うわー、出たくないなー」と思いましたが、そっちに出て下らないといけません。
少しすると、前が開けたところになります。しかし、そちら側から入り込むそよ風の熱いこと。「うわー、出たくないなー」と思いましたが、そっちに出て下らないといけません。
ここでは南側だけでなく、東から西まで見渡せました。それまでの林間の空気と日向の空気がこんなにまで異なるとはと、改めて実感しました。画像に見える蝶々もさぞ暑いことでしょう。
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ここでは南側だけでなく、東から西まで見渡せました。それまでの林間の空気と日向の空気がこんなにまで異なるとはと、改めて実感しました。画像に見える蝶々もさぞ暑いことでしょう。
こちらは西側の山々。奥は三国山で、右は鉄砲木ノ頭でしょう。
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こちらは西側の山々。奥は三国山で、右は鉄砲木ノ頭でしょう。
この展望の利くところの日影になった切り株に腰掛けて早めの昼食タイム。まだ11時ですが、朝が早かったせいかちょっとお腹が減っていました。このところセブンイレブンのぶっかけ冷したぬきそばが山でのお気に入りですが、実は刻み海苔・わけぎ・カップ麺用の天ぷらを買っておいたので、それらをトッピングしています(^∇^)v おにぎりはここでは食べませんでした。
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この展望の利くところの日影になった切り株に腰掛けて早めの昼食タイム。まだ11時ですが、朝が早かったせいかちょっとお腹が減っていました。このところセブンイレブンのぶっかけ冷したぬきそばが山でのお気に入りですが、実は刻み海苔・わけぎ・カップ麺用の天ぷらを買っておいたので、それらをトッピングしています(^∇^)v おにぎりはここでは食べませんでした。
日向の区間が終わり、そのまま直進せずに左の林間に進みます。ここは踏み跡もマーキングもはっきりしていましたが、うっかり見過ごさないようにしないといけませんね。
日向の区間が終わり、そのまま直進せずに左の林間に進みます。ここは踏み跡もマーキングもはっきりしていましたが、うっかり見過ごさないようにしないといけませんね。
下りの途中でにょっきり生えたタマゴ茸。小さいサイズでしたが、可愛らしかったです。
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下りの途中でにょっきり生えたタマゴ茸。小さいサイズでしたが、可愛らしかったです。
先の方で丸い尾根の肩に至ります。ルートはここを直進して進むべきなのですが、勾配が急で左右どちらかから下るしかありません。地形図では右が良かろうと思ったので、そちらからしっかりした勾配の区間を下ります。
先の方で丸い尾根の肩に至ります。ルートはここを直進して進むべきなのですが、勾配が急で左右どちらかから下るしかありません。地形図では右が良かろうと思ったので、そちらからしっかりした勾配の区間を下ります。
少しして振り返ったもの。勾配は普通にキツいのですが、踏み跡ははっきりしていて、登りでも下りでも問題はないです。ただし、マーキングはもうないです。
少しして振り返ったもの。勾配は普通にキツいのですが、踏み跡ははっきりしていて、登りでも下りでも問題はないです。ただし、マーキングはもうないです。
そして横を見ると、本来下るべき直進する側の尾根が向こうに見えます。間にトラバースする踏み跡が見えますので、ここで軌道修正します。
そして横を見ると、本来下るべき直進する側の尾根が向こうに見えます。間にトラバースする踏み跡が見えますので、ここで軌道修正します。
本来の尾根はこんな感じで下って行きます。結構キツい下り勾配ですが、厳しいほどではないです。
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本来の尾根はこんな感じで下って行きます。結構キツい下り勾配ですが、厳しいほどではないです。
そこで振り返って尾根の肩の方を見上げるとマーキングがありますが、普通ならとてもロープなしでは登り下りできるような勾配ではないですね。角度は50度くらいですから、登れないことはないですが、下りは危険です。やはり右側から下って正解でした。
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そこで振り返って尾根の肩の方を見上げるとマーキングがありますが、普通ならとてもロープなしでは登り下りできるような勾配ではないですね。角度は50度くらいですから、登れないことはないですが、下りは危険です。やはり右側から下って正解でした。
再び支尾根が現われます。ここも何らマーキングはありませんでしたが、右の勾配の緩い方を進みます。
再び支尾根が現われます。ここも何らマーキングはありませんでしたが、右の勾配の緩い方を進みます。
今度はこんな巨木のある支尾根分岐になります。今度は左側に進みますが、やはりマーキングはありません。下りだからと言っても、風がない中で歩いていると汗がダラダラ出てきます。ふと顔を触ったら、何か砂が付いているような感触でしたが、汗で噴出した塩分の結晶でした。
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今度はこんな巨木のある支尾根分岐になります。今度は左側に進みますが、やはりマーキングはありません。下りだからと言っても、風がない中で歩いていると汗がダラダラ出てきます。ふと顔を触ったら、何か砂が付いているような感触でしたが、汗で噴出した塩分の結晶でした。
今度の支尾根は大変分かりづらく、明確な左ではなく、鬱蒼として勾配のある右が正解です。ここは踏み跡も怪しいので、リボンを巻いておきました。
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今度の支尾根は大変分かりづらく、明確な左ではなく、鬱蒼として勾配のある右が正解です。ここは踏み跡も怪しいので、リボンを巻いておきました。
しつこくまた支尾根が現われますが、ここは上の急勾配にもあった黄色テープのマーキングがありました。ここを左に下ります。沢の音が聞こえて久しいので、もう林道に合流するのは間近でしょう。
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しつこくまた支尾根が現われますが、ここは上の急勾配にもあった黄色テープのマーキングがありました。ここを左に下ります。沢の音が聞こえて久しいので、もう林道に合流するのは間近でしょう。
勾配が緩やかになってきて大変歩きやすいのですが、もう上の方で感じたそよ風はしばらく手前から全くなくなってきて、標高も下がっているせいか確実に気温も高まっている感じです。
勾配が緩やかになってきて大変歩きやすいのですが、もう上の方で感じたそよ風はしばらく手前から全くなくなってきて、標高も下がっているせいか確実に気温も高まっている感じです。
途中から踏み跡が不明瞭になりますが、幅広くなった緩い斜面をそのまま斜め左向きに下って行くと、こんな祠の裏側に出てきました。かつては水ノ木集落の人達の信仰の場だったんでしょうね。
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途中から踏み跡が不明瞭になりますが、幅広くなった緩い斜面をそのまま斜め左向きに下って行くと、こんな祠の裏側に出てきました。かつては水ノ木集落の人達の信仰の場だったんでしょうね。
祠の下側にはこんな廃屋が。何やら林業関連の建物のようでしたが、ここに下りてから広場を抜けて林道に出られるようになっていました。
祠の下側にはこんな廃屋が。何やら林業関連の建物のようでしたが、ここに下りてから広場を抜けて林道に出られるようになっていました。
これからぱっと咲きますよ〜!と主張しているような花。葉が見えませんで、土中からの茎に直接花のつぼみが出ていますね。狐の剃刀と言う花でしょうか。
これからぱっと咲きますよ〜!と主張しているような花。葉が見えませんで、土中からの茎に直接花のつぼみが出ていますね。狐の剃刀と言う花でしょうか。
ここが林道への出口。この林道は水ノ木林道で、北側(左)に進むといくつかの支線に分かれつつ、どこも途中で行き止まりになります。ここを右に進んで大棚方面に向かいます。
ここが林道への出口。この林道は水ノ木林道で、北側(左)に進むといくつかの支線に分かれつつ、どこも途中で行き止まりになります。ここを右に進んで大棚方面に向かいます。
ここで県道扱いになった大棚沢方面の道と合流し、右に進みます。実はこの右の道も水ノ木林道扱いになり、明神峠まで延々と続いています。
ここで県道扱いになった大棚沢方面の道と合流し、右に進みます。実はこの右の道も水ノ木林道扱いになり、明神峠まで延々と続いています。
分岐から切通し峠までは5.8kmですから、廃屋からは6km以上歩くことになります。結構長いですね。
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分岐から切通し峠までは5.8kmですから、廃屋からは6km以上歩くことになります。結構長いですね。
既に結構歩いているので、足が何か熱くなってきたので、林道脇に流れ込む沢でしばらく休憩し、冷たい水で足を冷してくつろぎます。林道といえどもずっと登りで、風もほとんどないので、暑くて仕方なかったですが、こうして沢があると涼しくなりますね。
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既に結構歩いているので、足が何か熱くなってきたので、林道脇に流れ込む沢でしばらく休憩し、冷たい水で足を冷してくつろぎます。林道といえどもずっと登りで、風もほとんどないので、暑くて仕方なかったですが、こうして沢があると涼しくなりますね。
足を拭いてから、念のためこのところ毎回悩まされていた靴擦れ対策に、両かかとにテーピングしておきました。これまでは何ら問題は起きていません。ここでせっかくだから大棚の滝に寄ってきましたが、台風が呼び込んだ月曜までの雨のおかげで、もの凄い勢いでした。
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足を拭いてから、念のためこのところ毎回悩まされていた靴擦れ対策に、両かかとにテーピングしておきました。これまでは何ら問題は起きていません。ここでせっかくだから大棚の滝に寄ってきましたが、台風が呼び込んだ月曜までの雨のおかげで、もの凄い勢いでした。
滝から林道に戻るための登りは空気が冷えていたのでまだマシでしたが、林道の登り区間は緩いけれども長いので、春や秋に歩くのとは違って疲れやすいですね。途中こんな湧き水を汲んで飲み干すと、生き返るようです。
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滝から林道に戻るための登りは空気が冷えていたのでまだマシでしたが、林道の登り区間は緩いけれども長いので、春や秋に歩くのとは違って疲れやすいですね。途中こんな湧き水を汲んで飲み干すと、生き返るようです。
やはり雨水の影響か、普段はちょろちょろレベルの沢の水が、勢い良く大棚沢に流れ込んで行きます。
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やはり雨水の影響か、普段はちょろちょろレベルの沢の水が、勢い良く大棚沢に流れ込んで行きます。
これも同じようなものですが、ちょっとした滝のようですね。
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これも同じようなものですが、ちょっとした滝のようですね。
ダラダラとした登り道は日向の区間も多くて、とにかく暑いです。沢がすぐ近くにあるところでは、その冷気で気温が異なるのが分かりますが、沢から離れたところが大半で、山の中とは異なって木々に覆われていないところも多いので、軽い熱中症になったようで、かすかにこめかみが痛くなってきました。また沢で休んで水を汲んでフィルターでこして補給しておきました。
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ダラダラとした登り道は日向の区間も多くて、とにかく暑いです。沢がすぐ近くにあるところでは、その冷気で気温が異なるのが分かりますが、沢から離れたところが大半で、山の中とは異なって木々に覆われていないところも多いので、軽い熱中症になったようで、かすかにこめかみが痛くなってきました。また沢で休んで水を汲んでフィルターでこして補給しておきました。
5月に歩いたバラシマ林道の分岐。大棚沢林道はまだまだ続きますが、左かかとがテーピングしてからかえってその上の方でピリピリしてきたので、また岩の上に座ってテーピングを追加しておきました。以降、靴擦れの心配はなくなりました。
5月に歩いたバラシマ林道の分岐。大棚沢林道はまだまだ続きますが、左かかとがテーピングしてからかえってその上の方でピリピリしてきたので、また岩の上に座ってテーピングを追加しておきました。以降、靴擦れの心配はなくなりました。
こんな土砂崩れ現場に至りますが、5月にはこんなになっていませんで、先のコンクリ舗装区間等の補修をするためにちゃんと車で通れるようにしてありました。やはり世附は地盤が緩いところが多いのですね。
こんな土砂崩れ現場に至りますが、5月にはこんなになっていませんで、先のコンクリ舗装区間等の補修をするためにちゃんと車で通れるようにしてありました。やはり世附は地盤が緩いところが多いのですね。
大棚沢林道は右にカーブしてしばらく先で行き止まりになりますが、切通峠まではこの新大棚沢林道を抜けて登山道に入ります。まぁ、この支線林道は立派な標柱が立っていますが、たった200mで終点になるんですけどね。
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大棚沢林道は右にカーブしてしばらく先で行き止まりになりますが、切通峠まではこの新大棚沢林道を抜けて登山道に入ります。まぁ、この支線林道は立派な標柱が立っていますが、たった200mで終点になるんですけどね。
ここからが登山道の始まりです。少し沢沿いを歩きます。
ここからが登山道の始まりです。少し沢沿いを歩きます。
すぐに渡渉区間になって斜面を登ることになりますが、対岸にあるリボン(画面左側の細い木に巻かれています)はちょと変で、5月に切通峠から下ってきた時はもっと上流側に出てきたはず。しかし、リボンを信じてここから登ることにします。
すぐに渡渉区間になって斜面を登ることになりますが、対岸にあるリボン(画面左側の細い木に巻かれています)はちょと変で、5月に切通峠から下ってきた時はもっと上流側に出てきたはず。しかし、リボンを信じてここから登ることにします。
するとこんなマーキングのあるところに出ましたが、先を見ても道らしきものは見えず、とても道ではない斜面をよじ登る羽目になりました。自分の記憶を信じるべきでした。
するとこんなマーキングのあるところに出ましたが、先を見ても道らしきものは見えず、とても道ではない斜面をよじ登る羽目になりました。自分の記憶を信じるべきでした。
難儀して急な斜面を登り切ると、正規のルートが右から登ってきていました。やはり5月には渡渉ポイントのしばらく上流側に下っていたのは間違いなかったですね。妙なところでショートカットしてかえって疲れる羽目になりました。
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難儀して急な斜面を登り切ると、正規のルートが右から登ってきていました。やはり5月には渡渉ポイントのしばらく上流側に下っていたのは間違いなかったですね。妙なところでショートカットしてかえって疲れる羽目になりました。
正規のルートは何度か折り返しながら緩やかに斜面を登る感じで、とても歩きやすいのですが、こんな倒木くぐりがあります。ここは低くしゃがみ込めば問題なく抜けられます。
正規のルートは何度か折り返しながら緩やかに斜面を登る感じで、とても歩きやすいのですが、こんな倒木くぐりがあります。ここは低くしゃがみ込めば問題なく抜けられます。
すぐにまた倒木地点がありますが、今度は幹の数が多くて低いところも遮られています。上の方もたっぷりあってまたぐこともできないので、左上の根の方のさらに上を巻いて越えるしかないですが、結構面倒でした。
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すぐにまた倒木地点がありますが、今度は幹の数が多くて低いところも遮られています。上の方もたっぷりあってまたぐこともできないので、左上の根の方のさらに上を巻いて越えるしかないですが、結構面倒でした。
抜けてから振り返って見たもの。根の裏はもちろん根っこだらけで通れませんから、もっと上までよじ登ってから抜けました。これも5月にはなかったですね。葉が付いたまま倒れているところからして、最近崩れたんでしょうね。
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抜けてから振り返って見たもの。根の裏はもちろん根っこだらけで通れませんから、もっと上までよじ登ってから抜けました。これも5月にはなかったですね。葉が付いたまま倒れているところからして、最近崩れたんでしょうね。
切通峠に出たのは午後3時55分頃。大棚沢林道でたっぷり休んでいたので、時間がかなり遅くなっています。山伏峠分岐まではまだ結構あります。
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切通峠に出たのは午後3時55分頃。大棚沢林道でたっぷり休んでいたので、時間がかなり遅くなっています。山伏峠分岐まではまだ結構あります。
少し勾配の緩い登り区間を進むと、平野方面への分岐になります。大棚沢からの登りでは無風で暑くて仕方なく、軽い頭痛も起こっていたので、ここで下ってしまいたくなりましたが、ここは気を奮い立たせて稜線を進みます。
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少し勾配の緩い登り区間を進むと、平野方面への分岐になります。大棚沢からの登りでは無風で暑くて仕方なく、軽い頭痛も起こっていたので、ここで下ってしまいたくなりましたが、ここは気を奮い立たせて稜線を進みます。
高指山までの道は西からそよ風が吹き抜けていて快適でした。勾配も緩いので、疲労度はさほどでもないのですが、水ノ木からの林道からはずっと登りですから、やはり疲労が蓄積していますね。
高指山までの道は西からそよ風が吹き抜けていて快適でした。勾配も緩いので、疲労度はさほどでもないのですが、水ノ木からの林道からはずっと登りですから、やはり疲労が蓄積していますね。
8月はあまり花を見かけることは少ないですが、こんな小さな黄色い花がちらほらと見られました。なんと言う花なんでしょう?
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8月はあまり花を見かけることは少ないですが、こんな小さな黄色い花がちらほらと見られました。なんと言う花なんでしょう?
高指山の手前にある木製の案内板が朽ちて倒れていました。5月に見た時はしっかりしていただけに、残念です。2mくらいの高さで、山梨県側の東海自然歩道のコース図が描かれていましたが、是非ともポールを新しくして立て直して欲しいですね。
高指山の手前にある木製の案内板が朽ちて倒れていました。5月に見た時はしっかりしていただけに、残念です。2mくらいの高さで、山梨県側の東海自然歩道のコース図が描かれていましたが、是非ともポールを新しくして立て直して欲しいですね。
こんな淡い紫色の花も出てきていました。これまた知識がなくて全く名前が分かりません。
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こんな淡い紫色の花も出てきていました。これまた知識がなくて全く名前が分かりません。
高指山に到着したら少し撮影タイムを取りました。せっかく135mmレンズも持って行ったのだから、ここで使わにゃ損と言うことで、遠景を何枚かフィルムに収めておきました。
高指山に到着したら少し撮影タイムを取りました。せっかく135mmレンズも持って行ったのだから、ここで使わにゃ損と言うことで、遠景を何枚かフィルムに収めておきました。
でも富士山は最後までこんな感じ。まぁ、夏場は仕方ないですね。
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でも富士山は最後までこんな感じ。まぁ、夏場は仕方ないですね。
高指山からバラシマ沢ノ頭までは緩い勾配の区間が続きます。日も大分斜めになっていますが、まだ雲が日を遮ってはいません。気温はまだまだ高いですが、時折そよ風が吹いてくれます。
高指山からバラシマ沢ノ頭までは緩い勾配の区間が続きます。日も大分斜めになっていますが、まだ雲が日を遮ってはいません。気温はまだまだ高いですが、時折そよ風が吹いてくれます。
そしてバラシマ沢ノ頭でもちょっと休憩。山梨側では富士岬平と呼んでいますが、しっかりしたピークです。ちなみにヤマレコでは「パラジマ」と書かれていますが、「茨島=バラシマないしバラジマ」が正しい名前です。
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そしてバラシマ沢ノ頭でもちょっと休憩。山梨側では富士岬平と呼んでいますが、しっかりしたピークです。ちなみにヤマレコでは「パラジマ」と書かれていますが、「茨島=バラシマないしバラジマ」が正しい名前です。
これまでピークからの下りは緩いところばかりでしたが、ここからはしっかりした高低差を土嚢階段で下ります。後でその分を登り返さないといけないので、なるべく下って欲しくはないんですけどね(^∇^)
これまでピークからの下りは緩いところばかりでしたが、ここからはしっかりした高低差を土嚢階段で下ります。後でその分を登り返さないといけないので、なるべく下って欲しくはないんですけどね(^∇^)
鞍部が終わってしっかりした登り区間になります。ここでは不安定梯子が設置されていますが、この梯子は足を置くとフラフラするのであまり好きではないです。
鞍部が終わってしっかりした登り区間になります。ここでは不安定梯子が設置されていますが、この梯子は足を置くとフラフラするのであまり好きではないです。
そして1182mピークを越えますが、右側を巻くようにして下ります。
そして1182mピークを越えますが、右側を巻くようにして下ります。
そしてまたしっかりした勾配のところになり、組み立ての無慈悲階段が設置されていました。これがあるところはもう少しでピークになる場合が多いですが、最後のひと登りでこの階段が続くとホント疲れるんですよねぇ…。
そしてまたしっかりした勾配のところになり、組み立ての無慈悲階段が設置されていました。これがあるところはもう少しでピークになる場合が多いですが、最後のひと登りでこの階段が続くとホント疲れるんですよねぇ…。
組み立て階段のところにはこんな可愛らしい足置きが。大室山や檜洞丸の方にもありますが、こうしたちょっとしたものが疲れを癒してくれますね。
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組み立て階段のところにはこんな可愛らしい足置きが。大室山や檜洞丸の方にもありますが、こうしたちょっとしたものが疲れを癒してくれますね。
思いの他時間が掛かりましたが、6時にやっと山伏峠分岐に戻ってきました。雲が空に掛かってきて、結構急に暗くなりました。
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思いの他時間が掛かりましたが、6時にやっと山伏峠分岐に戻ってきました。雲が空に掛かってきて、結構急に暗くなりました。
帰路は山伏トンネルの南側に出ることにして、この分岐を左に進みます。
帰路は山伏トンネルの南側に出ることにして、この分岐を左に進みます。
こちらのルートも分岐がいくつかありましたが、リボンのある側を進めば問題ありませんでした。
こちらのルートも分岐がいくつかありましたが、リボンのある側を進めば問題ありませんでした。
しばらくすると、こんな廃屋のある広場に出ました。元はここが宿泊施設だったようですが、現在は放置されているようです。
しばらくすると、こんな廃屋のある広場に出ました。元はここが宿泊施設だったようですが、現在は放置されているようです。
これが出てきたところを振り返って写したもの。ちゃんとマーキングがありますので、ここから入る場合は奥の広場の一番先の方から取り付く形になります。
これが出てきたところを振り返って写したもの。ちゃんとマーキングがありますので、ここから入る場合は奥の広場の一番先の方から取り付く形になります。
建物の脇を抜けると、横にこんな鳥居と小さな社みたいなものが建っていました。かつてここに神社があったんでしょうかね?
建物の脇を抜けると、横にこんな鳥居と小さな社みたいなものが建っていました。かつてここに神社があったんでしょうかね?
建物の入口には簡単な柵がありますが、がっちり施錠されてはいません。紐で結ばれていますから、出入りしたら必ず結び直しておかないといけません。そこを出ると旧山伏トンネルの入口がありました。トンネル内は数メートル先で埋められていました。
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建物の入口には簡単な柵がありますが、がっちり施錠されてはいません。紐で結ばれていますから、出入りしたら必ず結び直しておかないといけません。そこを出ると旧山伏トンネルの入口がありました。トンネル内は数メートル先で埋められていました。
そのままもう一つある簡単な柵を脇から抜けると、駐車しておいたところになります。無事明るいうちに戻れましたが、帰路の道志みちでは、大渡の辺りで道が濡れていて、神奈川県内に入ると小雨になって、宮ヶ瀬では本降りでした。東の方が雨雲が活発だったようですね。
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そのままもう一つある簡単な柵を脇から抜けると、駐車しておいたところになります。無事明るいうちに戻れましたが、帰路の道志みちでは、大渡の辺りで道が濡れていて、神奈川県内に入ると小雨になって、宮ヶ瀬では本降りでした。東の方が雨雲が活発だったようですね。
これが東丸の休憩中に顔を触った時に指先に付いてきた体内から湧き出た塩分。これが全身でにじみ出るのだから、水分とともに塩分をきちんと取りながら歩かないといけないのは良く分かりますね。
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これが東丸の休憩中に顔を触った時に指先に付いてきた体内から湧き出た塩分。これが全身でにじみ出るのだから、水分とともに塩分をきちんと取りながら歩かないといけないのは良く分かりますね。

感想

 8月9日は横浜で最高気温が37℃にまで上がったように、今年一番の暑さになりましたが、晴れ予報でしたので西丹沢の西端の方を歩いてきました。車は道志みちの山伏トンネルに近いところに止めて、そこからトンネルの上の山伏峠に出て甲相国境尾根に進み、少し北の水ノ木分岐から東の世附方面に下るバリエーションルートを歩きました。このルートには未踏の西丸・東丸と言う1000mちょっとの二つのピークがあり、ここを抜けるのがこの日の一番の目的でした。
 暑くなるのは分かっていたので、いつもよりちょっと早目に4時45分に横浜を出ましたが、国道246号はもう混み始めている有様で、そのまま直進せずに厚木からいつもの清川・宮ヶ瀬経由で国道413号を使って山伏トンネルまで行ったら、スタートできたのは7時20頃になってしまい、気温も日差しを浴びるともうキツいレベルでした。山の中は日差しが当たらないところが多いので、じっとしていれば涼しいですが、何せ重い荷物を背負って急な登山道を登るのだから、汗が噴出します。悪いことに甲相国境尾根までは全く風がなく、上昇した体温が冷やされずに息切れしやすくなります。国境尾根では多少風が流れていて、勾配も緩やかになってかなり楽でしたが、水ノ木分岐から西丸方面に進むと、また風が遮られて暑かったです。
 それにしても水ノ木分岐からすぐに大変危険なトラバース区間が続き、この先どうなるのかなと思いましたら、笹薮の中で別の道と合流しました。どうも、元の水ノ木分岐からの道は痛みが激しくなったので、別に少し北側からの道が使えるようになっているようです。しかし、このルートは『山と高原地図』に記載されておらず、『西丹沢登山詳細図』でも西端のここは端折られてしまって確認できませんでしたが、正規の入口にある道標は移動させておかないと危険ですね。
 ところで、西丸・東丸ともに山頂での展望はありません。また東丸まではマーキングが多くて踏み跡もしっかりしていますので問題ないのですが、東丸から下はマーキングが少なくなって、途中からはほとんどなくなった上に、支尾根が大変多くて難しいルートになり、こんな点からも人気がイマイチな山たるゆえんでしょう。ただ、途中南と西側に開けた伐採跡の区間があり、なかなかの展望が利きますが、残念ながらこの日は富士山は雲隠れしてました。
 林道に出てせっかくだから大棚の滝に寄ってみますと、月曜日までの台風に伴う雨のせいか、水の勢いがもの凄いと言うレベルでした。大棚沢林道を延々と歩いていると、沢のすぐ近くなら涼しいのですが、風がなくて日が当たる区間も多く、勾配の緩い林道の登り道でも相当暑かったです。途中2回沢の方で休みましたが、このところ悩まされていた靴擦れは対策を施して行ったせいか、今回は起こりませんでした。ただ、沢に足を浸した後で念のためにかかとにテーピングしておいたら、すぐ後で左かかとのテーピングしたところより上がちょっと痛み始めたので、また石に腰掛けてテーピングを上部に追加しておいたら、最後まで大丈夫でした。かかととは別に、ちょっと熱中症の兆候が出てきたか、軽い頭痛が起こったのは想定外でした。やはり高度が低くなって気温も上がったのが影響していたかも知れませんが、水も塩熱サプリもしっかり取っていました。
 切通峠に出て再び甲相国境尾根を北に戻りますが、ここは平坦な区間が多くてピークは多いものの、全体的に結構楽でした。疲れた体には一部キツい階段区間もありますが、途中から雲が出てきて気温が下がったせいか、暑さは感じませんでした。山伏峠分岐からは往路とは別のルートでトンネルまで下りましたが、支線が多くて混乱しやすいですね。
 全体として、当初計画した際に考えていたよりも意外と距離が嵩んで、iPhoneのヘルスケアアプリでは20kmを超えていていました。少し短めに出るCANMOREのGPSロガーでのデータでは19km弱ですが、朝には時間があれば菰釣山まで歩いてみようかとも思っていたものの、往復+10kmはとても無理ですね。暑い中でしたが、何とか歩き切れて良かったです。

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コメント

奇遇ですね
Topgabachoさん、こんばんは!
 
 トプさんが行った4日前に山伏からスタートしました。
 水ノ木分岐の手前の旧道でショートカットするなんて、やはりバリ好きは本格的ですね(^^)
 以前は逆方向から来てビビりましたが、今回は無事に通過。
 そのあとは、トプさんの写真32の分岐を沢へ降りて、山伏沢の美形なナメ棚を金山沢まで下りました(^^)
2017/8/21 23:32
Re: 奇遇ですね
そうなんですよ、この夏はヒルを避けて西丹沢専門になってますが、残る名のあるピークは西丸・東丸くらいでしたんで、次はここに行こうと決めていました。
oobantouさんのレポートも拝見しましたが、沢のコースも大変良い雰囲気で行ってみたいですが、何しろ沢はやりませんし、そもそも靴もないのでいつも通り尾根筋を歩きました。
水ノ木分岐は「山と高原地図」に新道の記載がなく、単純に道標を確認して進みましたが、信玄平みたいなヤバいトラバース区間が、短いながらはなから始まったのはビックリしましたね。
今度は道志の鳥ノ胸山周辺の細かいピークを回っておこうかなと思います。
それに、結局今年の8月は天気が悪くて遠出はしていませんが、9月には田代山方面を歩いておきたいです。
2017/8/22 7:50
Re[2]: 奇遇ですね
田代山は、行きそびれてしまいました(^^;
でも、あれだけの湿原ですから、秋の草紅葉も期待できますね!!
私も、行きたいリストに残ってます(^O^)
2017/8/26 17:34
プロフィール画像
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